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【PM2.5の対策】アレルギー症状から身を守るためPM2.5の対策しよう!

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【PM2.5の対策】アレルギー症状から身を守るためPM2.5の対策しよう!
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

2月~5月の時期に「花粉症のような症状」や、「のどの痛みを伴う咳」といった症状が出てきているのは、中国大陸から偏西風に乗って日本にやってくるPM2.5が原因かもしれません。

そして、花粉症や黄砂アレルギーの人がPM2.5によって、症状が悪化している可能性もあります。

PM2.5は非常に細かい粒子なので呼吸によって肺の奥まで入り込み、呼吸器疾患や循環器疾患、肺がんなど健康被害をもたらす有害物質です。

現在のPM2.5が引き起こす症状は、まさに日本が過去に悲劇をもたらした公害病の1つである「四日市ぜんそく」と同じです。

そこで今回は、PM2.5の症状や、PM2.5の対策についてご紹介します。

大気汚染の原因になっているPM2.5の発生メカニズムを知って対策しよう!

PM2.5の発生源は次のようなものがあります。

大気汚染の原因になっているPM2.5の発生メカニズムを知って対策しよう!

物を燃やした時などに直接発生するもの(一次生成粒子)

  • ‘すす’や細かい‘ちり’などが混じった煙を出すボイラーや焼却炉
  • 鉱物などを堆積しておく施設
  • コークス炉
  • 自動車や船、飛行機などの排ガス
  • 火山や土や海洋など自然から発生される噴煙

排出されたガス状の物質が光やオゾンなどと化学反応を起こして発生するもの(二次生成粒子)

  • 工場や事業所・火力発電所・自動車や飛行機などの排気ガスに含まれる硫黄酸化物や窒素酸化物
  • 塗料や石油が蒸発する時に出てきたり、森林などから排出されるトルエンやキシレンなどの揮発性有機化合物

これらの発生源となる施設や工場などは世界中にありますが、中でも近年経済的な急成長がみられる中国に特に多くあります。

中国国内でもPM2.5などの有害物質による大気汚染が深刻化していて常に煙のようなモヤがかかった状態です。
この汚れた空気が偏西風に乗って日本にまでやって来るので、春先にPM2.5の注意報が出るというわけです。

また、PM2.5発生の問題は国外だけではなく、日本国内にもあります。

特に、東日本大震災以降原子力発電所の休止や閉鎖が続く中、代わりに再稼働したのは火力発電所でした。

この火力発電所から排出されるPM2.5などの有害物質もまた問題視されているのも現状です。

PM2.5で喘息や気管支炎の症状が出る原因はサイズです!

PM2.5はとても細かい粒子だと言われていますが、実際にはどのくらいの大きさなのでしょうか?

分かりやすいように髪の毛の太さと花粉・黄砂と比較してみましょう。

※単位:マイクロメートル(㎛)=1㎜の1/1000

髪の毛 花粉 黄砂 PM2.5
80㎛ 20㎛~40㎛
(髪の毛の1/4~1/2)
4㎛
(髪の毛の1/20)
2.5㎛
(髪の毛の1/30以下)

PM2.5で喘息や気管支炎の症状が出る原因はサイズです!
このように花粉や黄砂に比べてもかなり小さく、2.5㎛以下の粒子状物質をPM2.5と呼び、炭素や硝酸塩・硫酸塩・金属など複数の化学物質が混ざり合ってできた混合物です。

この小さな混合化学物質が肺や気管支の奥の方まで入りみ喘息や気管支炎などの症状を引き起こしています。
ですから、PM2.5の対策は健康被害を招かないためにも非常に大切です。

【PM2.5の発生時期】大気汚染物質広域監視サイトで濃度を確認して対策

【PM2.5の発生時期】大気汚染物質広域監視サイトで濃度を確認して対策
PM2.5は、直径2.5μm(1μm=1mmの1/1000)以下の粒子状物質になります。
これほど小さな物質の為、中々自力で予防するには難しく韓国や中国でも大問題となっています。

中国大陸では多くのPM2.5が発生しており、季節風に乗って、日本には春先(3月~5月)に多く飛来してきます。

PM2.5と言えば、工場から排出される有害な物質というイメージを抱く方は多いかもしれませんが、実はタバコの受動喫煙にもPM2.5が含まれています。

日本では『大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん)』がありPM2.5を含めた多くの大気汚染物質濃度を地図で見る事ができます。

濃度や飛来時期が分かれば、対策をいち早く取ることが出来るので、シーズン近くでは確認することをおすすめします。

タイトル大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん)

【PM2.5の危険数値】注意喚起が出た時の対策

【PM2.5の危険数値】注意喚起が出た時の対策

日本では、PM2.5の数値が1日平均70μg/m3(1立方メートルあたり)を超えると注意喚起を行っています。

環境省の発表によれば、1日平均70μg/m3を超えるようであれば、対策方法として不要不急の外出は控えて、なるべく運動を控えたほうがいいと言われています。

屋内にいる場合でも、窓をあまり開けないようにしてPM2.5の侵入する量を抑えて下さい。

1日平均70μg/m3以下の場合には、行動を制約する必要はありませんが、外部刺激に弱い方の場合には、特に体調の変化に注意するようにしましょう。

花粉症や黄砂アレルギーに似ているPM2.5の症状を知って対策

花粉症や黄砂アレルギーに似ているPM2.5の症状を知って対策
PM2.5が体内に入ると色々な症状を引き起こします。

この症状は同じ春先に発症する、花粉症や黄砂アレルギーと似ている所があるので比較してみましょう。

原因 PM2.5原因 花粉 黄砂
主な症状 ★長引く咳や明け方にひどくなる咳(喘息)
★咳・のどの痛み(気管支炎)
★胸の痛み(心筋梗塞)
★くしゃみ
★鼻水
★鼻づまり
★目のかゆみ
★くしゃみ
★鼻水
★目のかゆみ
★咳
その他の症状 ★くしゃみ
★鼻水
★目のかゆみ
★じんましん
★肌荒れ
★長引く乾いた咳
★のどの痛み
★頭が重い
★体がだるい
★肌荒れ
★胸の痛み(心筋梗塞)
★頭痛(脳梗塞)
★じんましん
★肌荒れ
肺がん発症のリスク 上がる 上がる

上の表のようにPM2.5・花粉・黄砂には共通する症状があります。

判断基準として、咳が長引いていたり、胸の痛みがある場合はPM2.5が原因である可能性が高いと考えられます。

これは、PM2.5に含まれるディーゼル物質が喘息や気管支喘息などの呼吸器疾患や、くしゃみや目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こしています。

また、血液凝固を促す作用のある有害物質は<、心筋梗塞などの循環器疾患を引き起こしています。

さらに、PM2.5に含まれる硫酸塩などが化学反応を起こし発がん性物質に変化するため、肺がんになるリスクも高まります。

PM2.5による健康被害の影響を受けやすい人は?対策しよう!

PM2.5による健康被害の影響を受けやすい人は?対策しよう!

PM2.5は粒子が非常に細かいため、肺の奥(肺胞)にまでに入り込みやすい有害物質です。

免疫力の弱いお年寄りや体が小さく影響を受けやすい子供、もともと呼吸器疾患や循環器疾患を持っている人は特に注意が必要となります。

また、花粉や黄砂とPM2.5を同時に吸い込むことによって症状が悪化する可能性が高くなるので、花粉症や黄砂アレルギーの人も注意が必要になります。

PM2.5専用マスクでしっかりガード!おすすめの対策マスク

PM2.5専用マスクでしっかりガード!おすすめの対策マスク
PM2.5の数値が低い場合でも、外出する時には「PM2.5対策のマスク」を使用しましょう。
PM2.5の非常に小さい物質でも通り抜けをしないマスクを選んでください。

その目安となるのが、粒子補修効率<です。
粒子補修効率とは、どれほどの量の細かい粒子を捕集する事が出来るかを表しています。

つまり、粒子補修効率の数値が高いマスクのほうが、PM2.5を通しにくいマスクということです。

PM2.5を通さない!おすすめの本格対策マスク

DS1(国家試験粒子0.06~0.10μm)

粒子捕集効率:80%以上
DS1は、日本の厚生労働省が定めた規格で「防じんマスク」と呼ばれている物です。

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TRUSCO 二つ折り使い捨て式防じんマスク DS1 10枚入 TD02-S1-3 ( TD02S13 )
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DS2

粒子捕集効率:95%以上
DS2は、原発事故の屋内待機でも着用されていたので、信頼性の高いマスクです。

 

N95

粒子補修効率:95%以上
米国労働安全衛生研究所が定めた規格で、DS2とほぼ同じ効果があります。

 

外出の時に手軽に着けれるおすすめのマスクです。

PM2.5対策をする際には、細かな粒子をキャッチできるマスクを選ぶだけではなく、正しい方法で付ける事も重要です。

高性能のマスクには「ノーズフィッター」があり、鼻筋の形に合わせてフィットさせる事ができます。

マスクのハジに少し硬めになっている所がノーズフィッターなので、この部分を上側にしてフィットさせましょう。

洗濯する時にもPM2.5に注意して対策しましょう!

洗濯する時にもPM2.5に注意して対策しましょう!

PM2.5の数値が高くなっている時に外で洗濯物を干していると、衣類に付いたPM2.5を家に持ち込んでしまいます。

服やタオルであれば、部屋の中で干す事も可能ですが、布団の場合には、PM2.5の数値が低い時にベランダで干すようにしましょう。

そういった判断基準にもそらまめくんを活用できます。

PM2.5の数値が高い状態が長く続いている場合には、その対策方法として<布団干し袋を利用して、PM2.5があまり布団に付かないようにしましょう。

洗濯物ガードを利用すれば、服やタオルなどをガードできますが、可能であれば部屋で干したほうがいいです。

実は、PM2.5は静電気に引き寄せられるので、服やタオルを洗濯する際には柔軟剤を利用するようにして下さい。
柔軟剤は、服やタオルを柔らかくするだけではなく、静電気を抑える効果があります。

柔軟剤で洗濯した物を干した場合には、あまりPM2.5が付かないので、今まで柔軟剤を利用した事がない方でもPM2.5の飛来しやすい時期はおすすめです。

PM2.5から洗濯物を守る!便利な対策グッズ

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喘息や気管支炎などを引き起こすPM2.5から身を守る対策方法

喘息や気管支炎などを引き起こすPM2.5から身を守る対策方法
PM2.5は花粉症を悪化させたり、喘息や気管支炎などの呼吸器疾患や心筋梗塞などの循環器疾患を引き起こす有害物質です。

先ほども述べましたが、環境省は、PM2.5が1日平均70㎛/㎥を超える濃度になると健康に影響を与える可能性が高くなるとして、各自治体に注意喚起を呼びかけるよう定めています。

注意喚起の方法は自治体によって違ってきますが、テレビやラジオでPM2.5の濃度予報を放送したり、ホームページで発表したりしています。環境省が出しているそらまめ君というサイトでも簡単にPM2.5の濃度を確認することができます。

注意喚起が行われた時の対策ポイント

  • PM2.5対応のマスクを着ける
  • 長時間の激しい運動をしない
  • 洗濯物は部屋干しする
  • できるだけ外出しないようにする
  • 換気は必要最低限にする

などしっかりと対策を取り、PM2.5から身を守るようにしましょう。
参考文献:環境省ホームページ

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