ARTICLE お役立ちコラム

【コレステロール値の基準】コレステロール値が高くなる原因と予防方法

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【コレステロール値の基準】コレステロール値が高くなる原因と予防方法
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

健康診断の結果で気になるのがコレステロール値ではありませんか?

コレステロール値の基準や、コレステロール値が高くなる原因を知っていますか?

コレステロールとは、何が原因でコレステロール値が上がってしまうのか知ることが大切です。

また、コレステロール値の基準値と高くなる原因や、なりやすい病気について知ればコレステロール値を正常にしようと意識するはずです。

コレステロール値が異常になると脂質異常症や、メタボリックシンドローム、高血圧症などの病気になる恐れがあります。

それだけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症になる恐れもあるため、コレステロール値の異常は見逃せません。

コレステロール値を正常にするための正しい食事法と運動法を知れば健康で過ごせます。

正しい食事法と適切な運動法を取り入れて、コレステロール値を正常に保ちましょう。

今回は、コレステロールの基準値や、コレステロール値が高くなる原因や、コレステロール値を正常に保つ方法について紹介します。

【コレステロール値とは?】基準値はどのくらい?

【コレステロール値とは?】基準値はどのくらい?
「コレステロール」とは脂質の一種で、血液中、内臓、筋肉、脳など身体全体に広く分布しています。

性ホルモンや、副腎皮質ホルモン、ビタミンD、細胞膜、脂肪の消化吸収を助ける胆汁の材料にもなっています。

コレステロールと聞くとよくないイメージを持たれる方も多いですが、人の体内にある約60兆個の細胞を形成する細胞膜に欠かせない物質です。

善玉コレステロールは「HDL」、悪玉コレステロールは「LDL」と呼ばれています。

HDLは血管の壁に張り付いたコレステロールをはがして肝臓に運ぶ働きがあり、LDLは肝臓に溜まったコレステロールを身体中に運んでいます。

体内でコレステロールが増えて善玉コレステロールが少なくなると、動脈硬化になる可能性があります。

善玉コレステロールと悪玉コレステロールの基準値について紹介します。

善玉コレステロールの「HDL」の基準値

  • 基準値…40~119
  • 要注意…30~39
  • 異常値…29以下、120以上

悪玉コレステロールの「LDL」の基準値

  • 男性…72~178
  • 女性30~44歳…61~152
  • 女性45~64歳…73~183
  • 女性65~80歳…84~190

女性の場合は年齢によって、LDLの基準値が異なるので確認が必要です。

【コレステロール値の原因】コレステロール値が高くなる原因

【コレステロール値の原因】コレステロール値が高くなる原因
コレステロール値が高くなる原因は、遺伝、加齢、運動不足、喫煙、脂肪の多い食事、アルコール過多、ストレスが考えられます。

単にお酒を飲みすぎでは、中性脂肪の値が上がるだけですが、肉の脂身などの食べすぎが一番の原因です。

男性は40~50歳から、女性は閉経後からコレステロール値が高くなる傾向にあります。

食べすぎや飲みすぎで血中に中性脂肪が増えると、HDLが減少してLDLを増加させます。

血中の脂質の値が基準値から下がっても、上がっても脂質異常症となります。

コレステロール値に異常があるまま放っておくと、動脈硬化が進化して脳や心臓に負担が出て「脳梗塞」や「心筋梗塞」になる恐れがあります。

【コレステロール値が原因】コレステロール値が原因でなる病気

【コレステロール値が原因】コレステロール値が原因でなる病気
コレステロールが原因でなる5つの病気について紹介します。

【コレステロールが原因】メタボリックシンドロームになる!

内蔵脂肪型肥満で高血圧、高血糖、脂質異常となる状態です。
運送不足や食べすぎが原因です。

診断基準は胸囲が男性は85㎝以上、女性は90㎝以上で高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上あてはまると診断されます。

【コレステロールが原因】脂質異常症になる!

脂質異常症は、中性脂肪や、悪玉コレステロールが多すぎるまたは、善玉コレステロールが少なすぎる状態の病気です。

脂質異常症は以下の3つに分けられます。

  • 高LDLコレステロール血症:悪玉コレステロールが多い
  • 低HDLコレステロール血症:善玉コレステロールが低い
  • 高トリグリセライド血症(TG血症):中性脂肪(TG)が多い

【コレステロールが原因】糖尿病になる!

糖尿病はインスリンが十分に働かないので血液中のブドウ糖が増える病気です。

高血糖の状態が続くと合併症を引き起こし、失明や四肢切断、人工透析になる可能性があります。

また、糖尿病には「糖尿病神経障害」「糖尿病腎症」「糖尿病網膜症」といった重大な合併症もあります。

【コレステロールが原因】高血圧症になる!

高血圧症は何度測定しても正常より高い場合の病態です。
最高血圧が140以上、最低血圧が90以上であれば高血圧症と診断されます。

高血圧症から動脈硬化になると、心筋梗塞や大動脈瘤、脳梗塞、脳出血などの合併症を発症するリスクが高まります。

【コレステロールが原因】ネフローゼ症候群になる!

ネフローゼ症候群は、尿にたんぱくがたくさん出るので、血液中のたんぱくが減りむくみが起こる病気です。

血栓症や感染症、腎不全、血栓症などを合併する場合があります。

【コレステロール値】コレステロール値を正常にする食事方法

【コレステロール値】コレステロール値を正常にする食事方法
コレステロール値を正常にするには、適切な食事法を続けることが大切です。
オススメの食事法についてご紹介します。

  • 腹八分目を心がけてバランスよく食べる
  • 食物繊維の多い食品(玄米、納豆、きのこ、海藻、野菜、)を取り入れる
  • 大豆や青魚を食べる
  • アルコールの量は適量にする
  • お菓子、ジュースなど間食を控える
  • 油を使った料理(揚げ物)を控える
  • 卵やレバーなど内臓系や脂身などのコレステロールを多く含む食べものに気を付ける
  • 乳製品(ラード、バター)を控える
  • 塩辛い食品を控えめにする
  • 朝食、昼食、夕食を規則正しく摂る
  • 就寝2時間前の食事を避ける
  • よく噛んでゆっくり食べる
  • まとめ食いやながら食いを避ける
  • 外食をできるだけ控える

【コレステロール値】コレステロール値を正常にする運動方法

【コレステロール値】コレステロール値を正常にする運動方法
コレステロール値を正常にするには運動が大切です。
運動すると肥満の解消になり、内臓の周りについた脂肪を減らして筋肉を増やせます。

そうすると糖や脂肪の代謝がよくなり、高コレステロール血症や生活習慣病に効果があります。

オススメは毎日30分を目安に歩くことです。

買い物や通勤で車や自転車を使わない、階段を使う、1駅分歩くなど運動を取り入れることが大切です。

歩くスピードは普段歩いているスピードよりも少し速めで汗ばむくらいの速さにしましょう。

多少息が切れるけれど、人と話せるぐらいのスピードがベストです。
息が苦しくなったりきついと感じたりしないようなスピードを心がけましょう。

運動前はストレッチして、運動後も身体を冷やすために5分ぐらい軽いストレッチをすることをオススメします。
歩く以外にも、ラジオ体操やサイクリング、水中歩行、水泳などもオススメです。

運動の強さは自分の体力の半分くらいの強さがオススメです。

コレステロール値を標準にして健康に過ごそう!

コレステロール値を標準にして健康に過ごそう!
今回は、コレステロールの基準値や、コレステロール値が高くなる原因や、コレステロール値を正常に保つ方法について紹介しました。

コレステロールは低すぎても、高すぎても身体に異常が表れるため、基準値を確認しておきましょう。

数値が異常になる原因は喫煙やアルコール、運動不足、脂肪の多い食事が原因です。

コレステロール値が異常になるとメタボリックシンドローム、脂質異常症、高血圧症などになるリスクが高まります。

特にコレステロール値を正常に保つためには、食事と運動に気をつけることが大切です。

食事は3食規則正しく摂り、腹8分目を心がけてバランスよく食べましょう。

アルコール、お菓子、ジュースなどの間食は、なるべく控えることをオススメします。

また、毎日歩くことを続けると糖や脂肪の燃焼にいいといわれています。

少し汗ばむくらいの速さで30分ほど歩くのがいいでしょう。

今回の内容を参考にして、コレステロール値を正常に保って、健康年齢を上げる努力しましょう。

薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

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