ARTICLE テイコク健康推進課

”風邪”のこと、どこまで知っていますか?【風邪の原因】

”風邪”のこと、どこまで知っていますか?【風邪の原因】
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

私たちは、太古の昔から今日まで、目に見えない様々なウイルスと共存しています。風邪は、そのウイルスたちが引き起こしている私たちに一番身近な病状です。風邪の原因を知り、対処法を学んでいきましょう。

風邪とは?

気づけば一年に何度も風邪を引いている・・・と言う人はいませんか?人々の生活と常に隣り合わせにある風邪ですが、では風邪とは何?と聞かれると、それはどこから来たものなのか、どの様にして起こるものなのか?なかなか答えるのは難しいと思います。風邪は、自然界に存在する様々なウイルスたちが引き起こしている、私たちに一番身近な病状です。正式には「かぜ症候群(Common Cold Syndrome)」といい、その8~9割がウイルス感染によって起ります。すぐに治ってしまうものがほとんどですが、「風邪は万病のもと」とも言う様に、時には死に至るほどこじれることもあるので注意が必要です。

症状と潜伏期間~治癒まで

風邪の症状はおもに上気道(鼻、喉)の粘膜に現れ、発熱、咳、のどの痛み、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの不快な症状を引き起こします。また、消化器系にウイルス感染したものは、胃腸風邪と呼ばれます。
感染から二日程でその症状は現れ始め、大体のものは1週間~10日程で治っていきます。

風邪の症状

風邪のおもな症状である咳、くしゃみ、鼻づまりなどの症状は、一体なぜ起こるのでしょうか?風邪の各諸症状は、いったん体内に進入したウイルスを追い出すために、身体が示している「防御反応」なのです。

  • 咳・・・ウイルスの進入を気道から外に出そうとするため。
  • くしゃみ・・・ウイルスを外に吹き飛ばすため。
  • 鼻水・・・ウイルスを外に流し出すため。
  • 鼻づまり・・・ウイルスの進入を阻止するのに通路を塞ぐため。
  • 発熱・・・高熱によりウイルスを殺すため。(免疫細胞がウイルスと闘っている)

この様に、風邪を引くと人体は様々な防御反応を起こし、私たちの体を守ろうとしてくれています。
ですので、風邪薬や解熱剤などでむやみに症状を抑えてしまうと、この防御反応の効果が薄れ、逆にウイルスが長く体内にとどまり、風邪が長引いたりぶり返したりする事もあります。よほど苦しい症状でない限りは、出来るだけ自然の治癒力で回復させるのが理想です。

風邪を引く原因

風邪の原因ウイルスは200種類以上あると言われており、これらのウイルスは、私たちの身の回りにウヨウヨと漂っています。ウイルスの感染経路は、風邪を引いた人との直の接触、咳やくしゃみ、感染者の触れたドアノブなどに手で触れ、その手で口や鼻などに触れた場合などです。また、ウイルスによっては、空気中の飛沫感染なども起こると言われています。この様に様々な経路をたどり体内に侵入し、感染してから二日くらいで症状が出始めます。

どんな時に引きやすい?

体調が良い時には免疫力が働き、それらのウイルスを跳ねのける事が出来ますが、睡眠不足やストレスなどで免疫力が低下すると、いつもより風邪を引きやすくなります。仕事や学業で多忙が重なったりした場合は、くれぐれも注意しましょう。また、多くの人が集う公衆の場では、保菌者との接触の機会が増えますから、風邪を引いてしまう確率も上がると言うことになります。

対処法

早めの対処が大切

ほとんどの人が、風邪を引くとまず病院へ行き、薬を処方してもらっているのではないでしょうか?自分の体に合う薬を見つけるのが手っ取り早いかも知れませんが、自然な自己治癒力で治せれば、それに越したことはありませんし、理想でしょう。ウイルス感染を起こしてから、最初の24時間の対処で後の症状の出かたや、長引くか否かが大きく変わると言いますから、いったん風邪を引いたら出来るだけ早めの対処をしましょう。

  • 良質な睡眠を取る

疲労やストレスなどで疲弊した体を回復させるためには、睡眠がとても重要です。体と共に、気持ちも十分リラックスさせましょう。

  • まめな水分補給を行う

風邪を引くと、発熱などで水分が奪われやすくなります。脱水を防ぐのはもちろん、細胞も回復に向けより水分を必要としているため、水分摂取はとても重要です。

  • 体を温める

風邪に打ち勝つ免疫力を高めるためには、体を温めることが大切です。特に血管の集まっている首・手首・足首を温めることで効果は上がります。

  • ビタミンCを取る

ビタミンCには、風邪により低下した免疫力を戻し、抵抗力を高めるホルモン生成を助ける働きがあります。ビタミンCを多く含んだ消化の良い果物などを摂取するようにしましょう。

風邪の時の過ごし方

風邪を引いている期間はくれぐれも無理をせず、水分や栄養、睡眠をいつもより多く取る事が大切です。また、身体を温めるために生姜湯やホットレモンなどを飲むのも良さそうですね。中には、荒治療が効く、と、症状が出ている時に無理に運動したりする人もいますが、悪化してしまうので気を付けましょう。

風邪の予防対策

日頃から風邪を引きにくい身体を作るため、適度な運動をし、栄養バランスの良い物を食べ、ストレスや睡眠不足にも注意しましょう。アルコールやタバコなども危険因子となりますから、特に体調の悪い時は出来るだけ控えることも大切です。風邪の流行する時期はマスクを着用し、外から帰ったら、うがいや手洗いを忘れずに行いましょう。

風邪と上手に付き合おう

風邪は、私たちにとって一番身近な病です。原因を知り、正しい対処が出来れば風邪を引いてしまっても長引くことはありません。もし、なかなか風邪の症状が引かない場合は、他の病気を併発している恐れがあるので、早めに病院で受診することをオススメします。

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薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

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35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

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