ARTICLE テイコク健康推進課

花粉症は花粉が飛び始める前に対策することが大切です。【早期予防法】

 / 
花粉症は花粉が飛び始める前に対策することが大切です。【早期予防法】
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

寒い冬が過ぎ、暖かくなるにつれて花粉が飛び始めることで、目のかゆみや、鼻水、鼻づまりなどに、毎年悩まされている方も多いのではないでしょうか?花粉症の対策としては、早期から行うのが良いとされています。
花粉症の症状予防として早期から行う方法や、花粉が飛び始め、症状に気がついてからでも出来る治療やセルフケアについてご紹介しましょう。

 

花粉症の正式名称は「季節性アレルギー鼻炎」といいます

花粉症の正式名称は「季節性アレルギー鼻炎」といいます

花粉症とは「季節性アレルギー鼻炎」とも呼ばれ、体内に侵入した花粉を、身体が異物と判断し、引き起こされるアレルギー反応の事です。毎年1月から2月頃から、スギをはじめとする、花粉が飛び始め、テレビなどでも天気予報と同様に、花粉情報というものを良く目にします。

花粉症の主な症状として、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどがあります。風邪の初期症状ともにている為、花粉症であることに気がつくのが遅れる可能性もあるのです。花粉症によって起こる症状は、くしゃみはであれば、何回も立て続けに出たり、鼻水は透明でさらさらし、息苦しくなるほどに鼻づまりも起こります。目のかゆみも伴い、涙が出ることもあります。

一方風邪の症状は、くしゃみも立て続けに出るわけでなく、鼻水も最初は透明でさらさらですが、数日で黄色くネバネバしたものに変わっていきます。鼻づまりの症状も比較的軽く、目のかゆみはほとんどありません。

 

花粉症の早期予防法って何があるの?

花粉症の早期予防法って何があるの?

花粉症の予防策として初期療法というものが話題になっています。花粉症の辛い症状が出る前に予防しておきたいですよね。でも、「初期」「早めに」と言ってもいつから予防していけば良いのでしょうか?

病院での治療、自分で出来る予防法などもご紹介。

病院での早期予防法

花粉症の病院での早期予防法

  • 予防的治療法(初期療法)

花粉症の代表的な治療法として予防的療法があります。花粉が飛び始める少し前(2週間程度前)から、アレルギー症状を抑える薬を使って予防するというもの。症状が出る前から予防することで効果が高まるとされています。

  • 減感作療法

スギ花粉が原因となる花粉症は減感作療法といい、スギ花粉を薄めたものを皮下注射し、免疫を作りアレルギー症状を抑えるというもの。インフルエンザの予防接種というような認識で構いません。。

  • 舌下免疫療法

保険適応対象の舌下免疫療法

2014年10月から保険適応対象にもなった、舌下免疫療法。毎日舌下に投与し、体内に花粉を慣らし、アレルギー反応を弱めていく治療法で、通年治療を続ける必要がありますが、完治の可能性もある効果的な治療法でもあります。

上記のような治療法がありますが、花粉症予防として注目を集めているのが、予防治療法である、初期療法です。花粉が飛び始める2週間ほど前から、抗アレルギー薬を服用するという予防治療法です。

初期療法では、花粉症の症状を軽くする、症状が出る期間を短くするなどの効果が認められており、初期治療を行った約半数は、症状の軽減を感じ、約7割は、花粉症症状の短期化などのプラス効果があるようです。

一般的に治療というのは、症状が出てから行うのが基本ですが、花粉症の場合には、症状が出る前から治療を行えるのです。初期療法で使用される抗アレルギー薬には、眠くならない、効き目が早いなどの薬もあり、将来的には薬の使用量を減らせるとも言われています。

花粉症の症状の多く(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ)はヒスタミンという体内物質によって引き起こされます。そのヒスタミンが活発に働き出す前にヒスタミンの働きを抑えてしまおうと言うのが初期治療の目的です。

さらに初期療法で大切なのは、自身の症状を的確に医師に伝えることです。花粉症の症状である、くしゃみや鼻水などの中でどの症状が強くでるのかは一人一人違います。その症状に合った薬を処方してもらうのが効果的でしょう。

では薬を飲む以外で出来ることはないのでしょうか?
花粉症の症状が出る前の対策として日常生活で心がけたいことをご紹介します。

普段の生活での早期予防法

普段の生活での花粉症の早期予防法

  • 睡眠時間を確保する

花粉症の症状がひどい方は、その症状により眠れないなど、睡眠不足に陥ることがあります。睡眠不足により、身体の免疫機能が弱まり、花粉症の症状を悪化させてしまうという悪循環が起きてしまいます。症状がでる前から、しっかり睡眠時間を確保し、身体を休め、強く健康な身体作りに励みましょう。

  • お酒、タバコを控える

お酒のアルコールにより血管を拡張させ、鼻づまりの原因になってしまいます。タバコも鼻の粘膜を直接刺激してしまうので、花粉症の症状を悪化させてしまいます。

  • ストレスを溜めない

ストレスを感じているときは、自律神経を狂わせ、免疫のバランスを崩します。免疫のバランスが崩れると、少量の花粉に過敏に反応してしまいますので、しっかり心と身体を休め、免疫力を高めておきましょう。

  • 食べ物や飲み物に気を付ける

花粉症に限らず、アレルギー全般の予防としても効果が期待できる、食べ物などで出来る予防法です。シソや緑茶、緑黄色野菜などは、アレルギー症状を抑えたり、くしゃみなどの原因となる、ヒスタミンを分解する成分が含まれています。日頃からアレルギーに強い体質を作り、花粉症予防をしましょう。

早めの花粉症対策が出来なかったときはどうすればいいの?

花粉症の早めの対策が出来なかった場合はまずは病院へ

花粉症には早期の予防が大切なことはわかりましたが、花粉症の症状が出てしまい、さらには花粉も飛び始めてしまってから気がついたときには、医療機関ではステロイド薬や抗ヒスタミン薬などを使い、症状を和らげるという治療を行います。さらに症状がひどければ、タバコやアルコールを控えるなど、症状悪化を防ぐ予防を行います。タバコは喉や鼻の粘膜を荒し、アルコールは鼻粘膜を充血させ、鼻づまりをひどくしてしまうので、花粉症の症状が辛いときには控えるなどしましょう。

ツライ花粉の季節を乗り切ろう!

ツライ花粉の季節を早期予防して乗り切ろう

毎年花粉症の時期に悩まされている方も、早期の予防でしっかり対策していきましょう。そうすることで、随分花粉症の症状が緩和されます。

ぜひ、早期の予防をしてツライ花粉の季節を乗り切ってください!

この記事がお役にたてば、星ボタンをクリックして評価いただけると嬉しいです♪
星1つ星2つ星3つ星4つ星5つ (1 投票, 平均点: 5.00)
読み込み中...
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

よく読まれている記事

  1. 【便秘だから下剤成分の入っていない、からだにやさしいお茶を】便秘に効果的なお茶の選び方
    【便秘だから下剤成分の入っていない、からだにやさしいお茶を】便秘に効果的なお茶の選び方
  2. 鼻水・鼻づまりを解消する方法!【鼻水・鼻づまりに効くツボもご紹介】
    鼻水・鼻づまりを解消する方法!【鼻水・鼻づまりに効くツボもご紹介】
  3. 原因は寒暖差による疲労から?季節の変わり目に起きる体調不良の対策法
    原因は寒暖差による疲労から?季節の変わり目に起きる体調不良の対策法
  4. ゲップが何回も出る人の原因行動と考えられる病気|1日の平均は13回~15回
    ゲップが何回も出る人の原因行動と考えられる病気|1日の平均は13回~15回
  5. いつもの食事に+αでしっかり花粉症対策を!【管理栄養士監修】【花粉症対策の食べ物・飲み物】
    いつもの食事に+αでしっかり花粉症対策を!【管理栄養士監修】【花粉症対策の食べ物・飲み物】