ARTICLE テイコク健康推進課

【しゃっくりを止める方法を教えて!】頻繁に出る原因は身体の不調のサイン?

 / 
【しゃっくりを止める方法を教えて!】頻繁に出る原因は身体の不調のサイン?
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

「しゃっくりを止める方法が知りたい!」
「何をやってもしゃっくりが止まらない…」
「しゃっくりが何日も続いて不安…」

という時にこの記事を参考にしてみてください。

しゃっくりは肺の近くにある横隔膜という器官が痙攣している時に出ます。
つまり、この痙攣を止めることが出来ればしゃっくりは止まります。

しかし、「どうして横隔膜が痙攣するのか?」その理由が判明していないため、痙攣を止める方法がはっきりとはわかっていません。
ここでは、よく言われているしゃっくりの止め方の真相何日も止まらない時について解説します。

【確実に止まる方法は?】しゃっくりの止め方事例5選

しゃっくりをしていると「○○をすると止まるよ」と言われた経験はありませんか?
実は、しゃっくりの止め方は世代や地域によって言われていることが違います。
その中でも、全国的に共通して言われている止め方が本当におすすめなのか?について紹介します。

①ご飯を勢いよく飲み込む

しゃっくりの止め方①ごはんを飲み込む

地方では知っている人が多い、ご飯を噛まずに一気に飲み込んでしゃっくりを止めるという方法です。
これは、横隔膜に刺激を与えて、その反動で痙攣を止めようという意味からきています。

この止め方はあまり効果がなく、まるのみした食べ物が食道に詰まる可能性もありおすすめとは言えません。

②冷水を一気に飲む

しゃっくりの止め方②冷水を飲む

息を止めて冷水を一気に飲むという方法です。
横隔膜が冷水で冷やされ、さらに水圧による負荷がかかることでしゃっくりが止まると考えられています。

しかし、冷やしたり、水圧で負荷をかけても止まるという根拠はありません。
そのため効果が有る人もいれば、無い人もいます。

③息を止めてから深呼吸を何度か繰り返す

しゃっくりの止め方③深呼吸をする

呼吸を意識的に止めたり、深呼吸をしたりと呼吸のリズムをゆっくりに変えます。
そして、出る間隔を徐々に長くし回数を減らしていく止め方です。

横隔膜は肺の近くにあり、痙攣も呼吸の感覚と連動しているので、呼吸回数を意識して減らすというのは一定の効果があり、すぐに止まるわけではありませんが、続けることで軽減させることは可能だと考えられます。

④両耳に指を1分間入れる

しゃっくりの止め方④両耳に指を入れる

この止め方は一見するとしゃっくりとは無関係のように見えますが、意外と高い効果があります。

「延髄(えんずい)」という後頭部と首の境目あたりにある脳の一部が、お酒やよく笑うといった行動で刺激を受け興奮状態になると、横隔膜が痙攣し、しゃっくりが出ると言われています。この延髄の興奮状態を鎮めるのが、耳に指を入れて延髄に刺激を与える方法だと考えられています。

やり方としては、耳に指を1分程度突っ込むという簡単な方法です。
一度で効果がなければ何度か行ってみて下さい。

⑤舌を30秒間引っ張る

しゃっくりの止め方⑤舌を引っ張る

実はこの止め方が最も効果的であり、医療機関でもしゃっくりの止め方としてはこの方法を推奨しています。
これは舌咽神経を刺激し、横隔膜の痙攣を正常化し、止めるというものです。
舌を30秒程度引っ張るので少し痛いですが、とても有効です。

驚かすとしゃっくりは止まるの?

驚かしてしゃっくりを止めるという方法は、子供から大人まで一度は経験したことがあるであろう方法ですが、本当に効果があるのでしょうか?

答えから言うと、「しゃっくりを止めることはこの方法ではできません。」

どうしてこのような止め方が広がったのか定かではありませんが、理屈としては驚かすことでしゃっくりをしていたことを忘れさせるというものです。
しかし、しゃっくりが出るのは意識で変えられるものではないことから難しいと言えます。

しゃっくりが出やすい人の性格と生活習慣

暴飲暴食をよくする人

しゃっくりが出やすい人の特徴①暴飲暴食

食べ物をよく噛まずに飲み込んだり、飲み物を大量に摂取する人は、同時に空気も入って来るのでしゃっくりが出やすくなります。
また、炭酸飲料を沢山飲むと、胃の中で気化した炭酸が横隔膜を刺激するので頻繁に出やすくなります。

大食い・早食いを避け、飲み物も飲みすぎに注意すると、出にくくなります。

ストレスをため込みやすい人

しゃっくりが出やすい人の特徴②ストレスをため込む

ストレスとしゃっくりの関係性は意外に強く、心因性のしゃっくりは、ストレスが大きく関与しています。

横隔膜の痙攣には中枢神経の働きが影響していると言われています。
ストレスが溜まると中枢神経に悪影響を与えるので、横隔膜にもその影響があります。

心因性の場合、先程紹介した止め方では止めにくい為、まずは、ストレスの原因を取り除くことが大切です。

アルコールをよく飲む人

しゃっくりが出やすい人の特徴③アルコールをよく飲む

お酒に含まれるアルコールは脳の機能を著しく低下させるため、横隔膜がうまく働かずしゃっくりが出やすくなります。

横隔膜は単独で動いている器官ではなく、脳からの信号を受けて活動を行っています。
そんな脳からの信号がアルコールによって阻害されるので、正常な働きができずに痙攣してしゃっくりが出てしまいます。

しゃっくりが頻繁に出る時に疑われる病気

しゃっくりは通常であれば数分程度で止まります。長い場合でも10分程度で止まります。しかし、長時間出続け色んな止め方を試してみても止まらない場合は、何かしらの病気の可能性を疑いましょう。

病気が原因のしゃっくりは、大きく分けて3つの刺激によって出ます。

しゃっくりの種類 疑われる病気
横隔膜への刺激によるもの 横隔膜性しゃっくり 腎不全・胃潰瘍・胃腸炎・胃がん
中枢神経への刺激によるもの 中枢性しゃっくり 脳腫瘍・脳卒中・アルコール中毒
末端神経への刺激によるもの 末梢性しゃっくり 頸部やリンパ球の腫瘤(しゅりゅう)・呼吸器系の病気

胃などの消化器官の病気⇒横隔膜性しゃっくり

胃潰瘍や胃腸炎、胃癌といった消化器系の病気が、胃の方から絶えず横隔膜を刺激することになり、しゃっくりが出ます。

脳梗塞・脳腫瘍⇒中枢性しゃっくり

しゃっくりが中枢神経への刺激によって出ている場合は、脳の異変が考えられます。
横隔膜は脳からの電気信号を受取って機能していますが、脳梗塞のように脳の血管に血栓が詰まると、その信号が正確に伝わらずしゃっくりの原因になります。

頸部やリンパ球の腫瘤、呼吸器系の病気⇒末梢性しゃっくり

これは気管支の異変によって横隔膜が痙攣を起こしている状態です。
気管支に強い負荷がかかれば横隔膜を刺激するため、それが継続的に続くと、どんな方法を試してもしゃっくりは止まりません。

しゃっくりは基本的に、時間の経過と共に静まるものです。
それが一日経っても止まらないのであれば、病院にしゃっくりが止まらないことを告げ、適切な診察を受けるようにして下さい。

しゃっくりの対策法

ここまで、しゃっくりの止め方を紹介しましたが、何らかの生活習慣が原因で出ていることも大いにあります。
頻繁にでるという人は以下の対策をこころがけて下さい。

ポイント
①炭酸飲料やアルコールの過剰摂取を控えましょう。
②ゆっくりとよく噛んで食べましょう。
③ストレスをなるべく溜めず心に余裕のある生活を送りましょう。

しゃっくりだからと言って、何日も続く場合は甘くみてはいけません。
このことがきっかけで病気の早期発見ができる可能性もありますので、‟おかしいと”感じた場合は、病院に相談しましょう。

この記事がお役にたてば、星ボタンをクリックして評価いただけると嬉しいです♪
星1つ星2つ星3つ星4つ星5つ (2 投票, 平均点: 4.50)
読み込み中...
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

よく読まれている記事

  1. 【便秘の時こそ下剤成分ゼロの体にやさしいお茶を】便秘に良いお茶の選び方
    【便秘の時こそ下剤成分ゼロの体にやさしいお茶を】便秘に良いお茶の選び方
  2. 鼻水・鼻づまりを解消する方法!【鼻水・鼻づまりに効くツボもご紹介】
    鼻水・鼻づまりを解消する方法!【鼻水・鼻づまりに効くツボもご紹介】
  3. 季節の変わり目は寒暖差疲労(ストレス・疲労)に注意!自律神経の乱れを整えて寒暖差疲労を改善する方法
    季節の変わり目は寒暖差疲労(ストレス・疲労)に注意!自律神経の乱れを整えて寒暖差疲労を改善する方法
  4. ゲップが何回も出る人の原因行動と考えられる病気|1日の平均は13回~15回
    ゲップが何回も出る人の原因行動と考えられる病気|1日の平均は13回~15回
  5. いつもの食事に+αでしっかり花粉症対策を!【管理栄養士監修】【花粉症対策の食べ物・飲み物】
    いつもの食事に+αでしっかり花粉症対策を!【管理栄養士監修】【花粉症対策の食べ物・飲み物】