ARTICLE お役立ちコラム

菌との上手な付き合い方

薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

“菌”って聞くと、「悪者」「病気になりそう」「汚い!」なんて言葉が思い浮かびますよね。
最近じゃ、「腸内細菌を整える!」とかってよく言います。

・・・ん?
「菌って悪い生き物じゃなかったけ?」
ということで、今回は人間が自分勝手に「良いヤツ」「悪いヤツ」って呼んでる“菌”についてお話します。

<そこら中、菌だらけ>
目には全く見えませんが、皆さんが生活する家やオフィス、学校、公園、スーパー・・・と至る所に“菌”は存在しています。
もっと言えば、皆さんの手のひらや顔など、皮膚には10種類以上の「皮膚常在菌」と呼ばれる菌がくっついてるんです。

<菌も自分を守るので精一杯>
菌の中には「人を病気にしたり、肌を荒れさせるような悪い菌」もいれば、逆に「悪い菌から人を守る菌」もいます。
・・・「人を守る菌」と言いましたが、実はこの菌たちも自分たちが生きていくために、「人のからだ」という住みやすい環境を守っているにすぎません。(どんな動物も、みんな生きるために必死です!)
このように、人に良いといわれる菌は、「人と一緒に生きていこう!(共存とも言いますね)」と決めた菌たちなんです。
何だかかわいいですね。

<手洗いしすぎると風邪を引きやすくなる>
皆さん、知らず知らずのうちに菌に守られてますが、実は私たち人間も菌を守ることができます!
それは、「きれいにしすぎないこと」。
例えば、先ほど出てきた皮膚常在菌。
この菌は、皮膚から出た皮脂を食べて、脂肪酸を作り、皮膚の状態を弱酸性にすることで、ウイルスなどから身体を守ってくれてます。
と言うことは、石鹸なんかでゴシゴシゴシゴシ洗ってると、皮膚常在菌も殺しちゃうんで、からだは無防備になってしまう。ってことですね。

<赤ちゃんには落ちた物を食べさせよう>
タイトルに驚かれる方もいるかもしれませんが、赤ちゃんにはどんどん菌を食べさせてあげてください。
これは、腸の菌を増やすために大切なことなのです。
最近、アレルギーの子供が増えた。って言われてますよね。原因の一つは、腸内環境が悪くなったから。
さっきの話に戻るけど、きれいにしすぎると人を守る菌まで寄せ付けなくなっちゃいます。
赤ちゃんが、おもちゃとか人の手とか、何でもかんでも口に入れてるのは、腸の細菌を増やしてるからだとか。
うさぎなんか、腸内細菌が大事すぎて、自分のうんちも食べちゃいます。

<菌と上手に付き合いましょう>
昔と比べると、病原菌やウイルスがものすごく強くなりました。
人混みに行った後や、いろんなところを触った後は手を洗うことも必要です。
でも、自分のからだにも「いなくちゃダメな菌」がいることを忘れないでください。

「手洗いはほどほどに!」
「抗生物質とかアルコールスプレーは、本当に必要な時だけ!」

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薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

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