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【ジェネリック医薬品とは?】他の医薬品とジェネリック医薬品との違いを徹底解説!

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【ジェネリック医薬品とは?】他の医薬品とジェネリック医薬品との違いを徹底解説!
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

「ジェネリック医薬品」という言葉はみなさんご存知でしょうか。
定期的に病院に行かれる方や、薬局に行かれる方はお馴染みの言葉だと思います。最近ではテレビCMでも放映されてますので一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

だいぶ認知もされてきているとは思いますが、今一度「ジェネリック医薬品」とはそもそも何なのか、普通の医薬品とは何が違うのか、効果はどうなのか、などなどの疑問に対して出来るだけわかりやすく解説します。

この記事がみなさんの疑問解消につながって、健康な生活を送っていただける足ががりになれば幸いです。

「ジェネリック医薬品=後発医薬品」をわかりやすく解説

「ジェネリック医薬品=後発医薬品」をわかりやすく解説

まずはジェネリック医薬品という言葉そのものについてみていきましょう。
ジェネリック(generic)とは直訳すると「一般的な」という意味になります。

薬の名前には販売にあたっての名前(商品名)、とその薬の成分自体の名前の2種類があります。

商品名は薬が世に売り出されるためにつけられた、いわばニックネームや愛称です。
一方で成分の名前(一般名)はその薬に1つだけ与えられた名称、すなわち本名にあたります。

ではここで、よくCMで放映されている「ロキソニン」という医薬品を例にとって当てはめてみましょう。
ロキソニンというみなさんがよく耳にする薬の名前は実は販売のためにつけられた商品名なのです。
ロキソニンには「ロキソプロフェンナトリウム」という成分名すなわち本名が存在します。

新しく薬が開発されると、開発に成功した会社が特許を得てある一定期間独占的に販売を行うことができます。
先に開発され発売された医薬品なので、「先発医薬品」と呼ばれます。
特許期間が切れると、他社も同じ薬を製造することが許され、いろいろなメーカーが開発を進めます。

後で開発され発売された医薬品なので、「後発医薬品」と呼ばれます。
この後発医薬品がジェネリック医薬品にあたります。
すなわちジェネリック医薬品とは、特許が切れた医薬品を他社が製造・販売した医薬品のことになります。

【ポイント】
ジェネリック医薬品とは、ある会社が開発して特許が切れた後に他の会社が製造・販売した後発医薬品のことである

先発品とジェネリック医薬品との違い・治療効果の安全性や同等性

先発品とジェネリック医薬品との違い・治療効果の安全性や同等性

では先発品とジェネリック医薬品の違いについて説明します。

ジェネリック医薬品は先発品と有効成分の種類、含量が一緒であるという条件で製造・発売が許可されるので、薬の効能・治療の効果は同じです。

違う場合があるのは、薬の形状や添加物、薬の色などで、薬の有効性には違いはありません。

実際に患者さんにジェネリック医薬品を勧めるときに、一番多く聞かれる質問が「効果が落ちるんじゃないか?」という点です。
有効成分が先発品と一緒です、と答えてもなかなか信じがたいようで、腑に落ちない様子の方が多いです。
有効成分が一緒でもやはりオリジナルの方が効果がしっかりしているというイメージは拭い切れません。

ここでジェネリック医薬品がいかに厳しい審査・検査を通して世に出てきているかを説明します。
医薬品が販売に至るまでには言うまでもなく、様々な試験が行われます。
例えば治験や安定性試験(様々な条件下において薬自体の効果がどのくらい担保できているか)、生物学的同等性試験(医薬品として先発品と同等の効果が得られているのか)です。

これらの試験で薬として十分な役割を果たせるのかどうかを調べます。
さらに厚生労働省に製造・販売の許可をとったり、安定して薬を製造できる技術と環境が整っていることも示さなければなりません。
数多くの審査に無事合格した後に、薬としての価格が設定され発売に至ります。

【ポイント】

①先発品とジェネリック医薬品は有効成分の種類・量は一緒ゆえ治療効果も同等
②安全性や同等性は数多くの試験で確認されパスされたものが販売されている”

ジェネリック医薬品を選ぶメリットは大きく2つ

ジェネリック医薬品は厳しい審査を受け、先発品と治療効果が同等であることを証明して発売に至ることは述べました。
では先発品とジェネリック医薬品のどちらも選択できる場合、ジェネリック医薬品を選択することのメリットについて説明します。

メリットは大きく分けて2つあります。

ジェネリック医薬品のメリット①薬にかかる「値段」

ジェネリック医薬品のメリット①薬にかかる「値段」

1種類の薬を開発するのには10年~20年もの期間と500億円という膨大な時間と費用がかかると言われています。
それだけ時間とお金がかかっていれば、新しく開発された薬はお値段が高くなってしまうのも頷けます。

一方でジェネリック医薬品は期間にして3~5年、費用にして1億円と言われています。すでに開発されている薬を製造するため、製造方法がわかっているので時間とコストを大幅に削減することができます。

それだけコストを制限して製造することができた医薬品なので、薬の値段も安く抑えることができる仕組みになっています。
病院に定期的にかかる方や、疾患をお持ちの方で薬を継続して服用しなければならない方にとっては、お薬代が低く抑えられるのは重要なことであると言えます。

超高齢化社会を迎えている中で、莫大な医療費も我が国の大きな問題の一つとして挙げられておりますが、ジェネリック医薬品を普及させることで医療費の削減にもつながるため、国としてもジェネリック医薬品を推奨しています。

最近ではオーソライズドジェネリック(AG)と言って、先発品を開発したメーカーがそのままジェネリック医薬品を作っているケースもあります。
これは有効成分だけではなく、形状や添加物・製造方法に至るまですべて先発品と同じで、なおかつ値段が安いという医薬品のことです。

ジェネリック医薬品に抵抗感を持っていらっしゃる方の中でも、オーソライズドジェネリックだったら大丈夫と仰る方は多いです。

ジェネリック医薬品のメリット②先発医薬品には無かった製剤工夫

ジェネリック医薬品のメリット②先発医薬品には無かった製剤工夫

ジェネリック医薬品は後発医薬品と言われるくらいですから、後に開発されたものです。しかし、後に開発されたからこそ、先発品にはなかった工夫が施されている医薬品も多数あります。

例えば小児用の粉薬です。

ジェネリック医薬品の方が味が小児好みに作ってあったり、苦味をカバーできていたり、口の中で溶けやすく設計されているものが多いです。

他にも飲み込むのが苦手な方向けに唾液で溶けるように設計されていたり、薬のサイズが小さくなって飲み込みやすくなったりと、様々な工夫が見られるのもジェネリック医薬品のメリットです。

【ポイント】
ジェネリック医薬品は値段が安く・工夫がされているのがメリット!

ジェネリック医薬品の種類は?どんな症状にあったものがあるの?

ジェネリック医薬品の種類は?どんな症状にあったものがあるの?

ジェネリック医薬品が、効果が同様に得られ値段が安い医薬品であることは説明しました。

しかし世の中には様々な症状・疾患があり、それぞれに対して効果を発揮する薬があることを考えると、存在している薬の数も非常に膨大です。
ここでは存在しているジェネリック医薬品の種類について説明します。

結論から言うと、ほとんどの疾患に対しての薬にジェネリック医薬品が存在します。
高血圧症や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病はもちろん、風邪薬や抗生物質、怪我をした時の痛み止め、皮膚に使う塗り薬、目薬から抗がん剤まで多岐にわたります。

序盤に、先発医薬品が発売されてからある一定期間は独占的に販売されると説明しました。

中には発売されてからまだ十分な時間が経過しておらず、後発医薬品を製造・販売する許可が出ていない医薬品も多数存在します。

ご自身が普段使われている薬や、医師から処方された薬にジェネリック医薬品が存在しているか知りたい方は、薬局で薬剤師に聞いてみてください。

もしくは最近はインターネットでも便利なツールが利用可能になっているので簡単に情報を手に入れることが可能なので調べてみるとすぐにわかります。

【ポイント】
ジェネリック医薬品は様々な症状に対しての薬で発売されている。まずは調べてみましょう。

ジェネリック医薬品を処方してもらうには?【簡単】方法は2つ

ここまでジェネリック医薬品の概要や治療効果・安全性やメリットについて説明しました。
ではどのようにすれば処方してもらえるのかを説明します。
基本的には方法は2つあります。

ジェネリック医薬品を処方してもらう方法①お医者さんに伝える

ジェネリック医薬品を処方してもらう方法①お医者さんに伝える

1つ目は受診した際にお医者さんにジェネリック医薬品を希望する旨を伝えることです。

薬を処方するのは医師ですので、処方する薬を処方箋に記載する際にジェネリック医薬品で記載してもらえば、薬局にてジェネリック医薬品で調剤してもらえることになります。

ジェネリック医薬品を処方してもらう方法②薬局で薬剤師さんに伝える

ジェネリック医薬品を処方してもらう方法②薬局で薬剤師さんに伝える

2つ目は薬局にてジェネリック医薬品を希望する旨を伝えることです。

医師によっては先発品で処方する方もいますし、一般名での処方をされる方もいます。(最近は国でジェネリック医薬品を推進している影響もあり、一般名処方が主流になってきています。)

薬局の窓口でジェネリック医薬品を希望する旨を伝えることで、薬剤師はジェネリック医薬品に変更して調剤します。

処方してもらうには特に難しいことはありません。ご自身がジェネリック医薬品を希望する旨を医師または薬剤師に伝えていただくだけでOKです。

また、「ジェネリック医薬品お願いカード」「ジェネリック医薬品希望シール」といったツールを使って意思を伝えるのも有効です。

これらは各自治体の年金窓口にて受け取ることができます。
「希望したいけど医師に言うのも気が引ける」「薬剤師に伝えるのが恥ずかしい」という方は自身の健康保険証やお薬手帳にシールを貼ることも方法の1つです。

ジェネリック医薬品が推奨されてはおりますが、治療のために実際に薬を服用するのはご自身ですので、最終的にはご自身でお好きな方を選択してください。
この記事が選択する際に少しでもお役に立てれば幸いです。

【ポイント】
処方してもらうには診察時医師に伝えるか、薬局で薬剤師にジェネリック医薬品で調剤してもらう!

ジェネリック医薬品を服用した後の副作用について

ジェネリック医薬品を服用した後の副作用について

薬は症状に合わせて決まった量を決まったタイミングで正しく服用すれば症状が改善するとても便利なものですが、どんな薬にも必要とされた効果以外の体への影響(副作用)はつきものです。

説明された通りに正しく服用していても副作用が出てしまうことはあります。
入院しなければならない状態など健康被害が生じてしまった場合には「医薬品副作用被害救済制度」という公的な機関による救済制度が存在します。

「医薬品医療機器総合機構」という機関によって医療費や入院費などの負担を受けることが出来ます。
薬を服用する上で万が一のことも考慮し、こういった情報を仕入れておくことも重要です。

【ポイント】
万が一副作用が出てしまった場合の対応も把握しておくべき

【まとめ】今後さらに広まるジェネリック医薬品について

【まとめ】今後さらに広まるジェネリック医薬品について

いかがでしたか。初めて耳にした方も、聞いたことだけはあった方も、ジェネリック医薬品について少し馴染めたでしょうか。
最近はテレビでも医療の現場でも耳にする機会が増えた言葉ですが、今後はますます多くのシチュエーションで使われることと思います。

あくまでもジェネリック医薬品について理解しやすいよう解説させていただいただけであり、使用を強制しているわけではありません。

ご自身の健康に関わる内容ですので、自分の意思で決めましょう。
最後にジェネリック医薬品についてまとめます。

・ジェネリック医薬品はある会社が開発した医薬品の特許が切れてから他の会社が製造販売した医薬品のこと。

・有効成分が同じため治療効果は同等に保たれており、差はない。

・ジェネリック医薬品を希望することで医療費が安く抑えることができる。

・ジェネリック医薬品の方が工夫されて、飲みやすい場合もある。

・ほとんどの症状・疾患に対しての薬でジェネリック医薬品が存在している。

・副作用が出た場合の対応も把握しておくべき。

・医者か薬剤師に伝えればジェネリック医薬品にできる。

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