ARTICLE テイコク健康推進課

頭が痛い…その頭痛の原因は?各種類の痛みの特徴と対処法もご紹介

頭が痛い…その頭痛の原因は?各種類の痛みの特徴と対処法もご紹介
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

日本人の3人に1人は慢性頭痛に悩む、いわゆる頭痛持ちと言われる人がいると考えられています。頭痛の原因はさまざまですが、何か病気なのではないかと、心配してしまうことでしょう。ここで紹介する、それぞれの特徴を理解し、適切な対処法で上手に頭痛と向き合ってみましょう。

頭痛の種類

頭痛には大きく分けて3つあります。

  • 日常的に起こる頭痛(二日酔いや風邪など)
  • 脳の病気が原因の頭痛(くも膜下出血、脳出血など)
  • 慢性頭痛(脳の一過性の異常によって起こる頭痛)

ここでは慢性頭痛について脳にどのようなことが起こっているのか、詳しく分類してご紹介していきます。

慢性頭痛の種類

緊張型頭痛 ストレスや姿勢が影響し、頭部の筋肉を酷使したことによって、頭部の筋肉が凝った状態となり、筋肉が放出する炎症物質が原因で、頭痛が起こります。
片頭痛 三叉神経(顔の感覚の痛い、熱い、冷たいなどを脳に伝える神経)周辺の血管が拡張し、神経を刺激することが原因で、頭痛が起こります。
群発頭痛 アルコールなどの血管を拡張させてしまう成分を摂取したことにより、頭部の血管が拡張することが原因で起こる頭痛とされていますが、明確な発症メカニズムは解明されておらず、激しい痛みに悩まされることが特徴です。

自分の痛みはどの頭痛?

頭痛の原因や特徴を理解し、自分がどの頭痛のタイプなのかを見極めます。
実際にどのように痛むのか、しっかり把握しましょう。

緊張型頭痛
頭全体に痛みを感じる
歩いたりする行動では、痛みの大きさは変わらない
頭が重い感じや、締め付け感がある
吐き気を伴うことはあまりない
肩こり、目の疲れ、耳鳴り、めまいを伴うことがある

片頭痛
頭の片側、時には両側でズキンズキンという痛みを感じる
歩いたり、行動することで痛みが増すことが多い
吐き気がすることがある
光をまぶしく感じることがある
音に敏感になる
シャンデリアのように周囲が輝くように見えたり、視野が狭くなったりという前兆が起こることがある。

群発頭痛
1年に1~2ヶ月ぐらいの間や、決まった時間に激しい痛みがある
目がえぐられるような強烈な痛み
痛みのある方の眼に充血、涙が出る
45分~1時間くらい続く

自分の頭痛のタイプは発見出来ましたか?

痛みの原因

頭痛には色々なタイプがあることがわかりましたが、果たして何が原因で痛みが起こるのでしょうか?

緊張型頭痛 ・長時間のデスクワークをする
長時間のデスクワークは同じ姿勢を保つことが多いので、頭の筋肉も緊張し、頭痛の原因となります。
・精神的ストレスを感じている
精神的ストレスでさまざまなことを考え込んでしまうために、知らぬうちに頭を使い、緊張状態が続きます。
片頭痛 ・気圧の変化
自律神経が乱れ頭痛の原因となります。・人混みや騒音などの環境に長時間身を置く
目や耳から入る情報も脳が処理しているので、環境的ストレスにより頭痛の原因となります。
・女性ホルモンの変動
女性ホルモンの増減により、血管の収縮をコントロールする働きにも影響が出ます。生理前や整理後、更年期障害にも頭痛が伴うのも、これが原因だと考えられます。
群発頭痛 ・飲酒、喫煙
飲酒や喫煙は群発頭痛を誘発するとも言われています。
さらに、群発頭痛の期間中は、飲酒により頭痛がひどくなり、また、喫煙も控えた方がよいとされています。

タイプ別対処法・予防法

タイプ別に、適切に対応、予防し、上手く頭痛と向き合いましょう。

緊張型頭痛 ・長時間同じ姿勢を取らない
デスクワークが多い場合には定期的にストレッチをするなどして体をほぐしましょう。
・肩や首の筋肉をほぐす
肩や首周りの筋肉をほぐすことによって、血行が良くなるので、頭痛の軽減が期待できます。
・枕の高さを見直し、首に負担をかけない
高い枕や、柔らかい枕は首への負担になります。
自分に合った高さで、柔らかすぎない枕を選びましょう。
・温めてこりをほぐす
マッサージや、蒸しタオル、半身浴などで体を温めて血行を良くし、筋肉のこりをほぐします。
・気分転換をする
心身にストレスを溜めないようにすることが大切です。
ストレスは脳への負担が大きいため、適度に気分転換を行いましょう。
片頭痛 ・頭痛が起きる日にちや場所を記録する
人混みの中にいると痛む、睡眠不足だと痛むなど、どのような場面で頭痛が起こりやすいかを記録しておきましょう。
頭痛の傾向がわかれば事前に防ぐ対策が出来るようになります。
・寝不足、寝過ぎ、空腹、疲労に注意する
寝不足はもちろん、普段の疲れを、休日に取ろうと寝すぎてしまったり、二度寝をしてしまうと、寝過ぎと空腹が重なり、頭痛の原因となりますので注意が必要です。
・誘発食品の取り過ぎに注意する
チョコレートやチーズ、ハム、ヨーグルトなど頭痛を誘発する食品があるので、取り過ぎに注意しましょう。
・冷たいタオルなどで、痛む部分を冷やす
片頭痛は血管が拡張して起こるものなので、冷たいタオルなどで冷やすことにより、血管を収縮する効果があります。
・入浴を避ける
湯船に浸かるなど、身体の疲れを取るのに効果的であるかと思われますが、体が温まり、血行が良くなると、血管が拡張してしまうのえ片頭痛の原因となります。
・静かで暗い場所で休む
目や耳から余計な情報を入れないように、脳を休ませることを優先すると良いでしょう。
・カフェインを適量摂る
カフェインにも血管を収縮する作用があるので適量の摂取は片頭痛に効果的です。
群発頭痛 ・タバコ、アルコールを控える
飲酒喫煙は群発頭痛の期間は控えることを徹底しましょう。
・気圧の低くなるところを避ける
飛行機などの気圧の変化も群発頭痛の期間中には大変辛い痛みが起こります。
群発頭痛は期間的なものなので、日程を調節するなどの対策を取りましょう。
・入浴を避ける
血管の拡張により痛みが増すのでシャワーで済ませるようにしましょう。
・生活リズムを整える
就寝後や、明け方など、決まった時間に起こることが多いので、生活リズムを整えることが対競るです。
・受診する
医療機関ではトリプタン系の薬を処方される傾向にあるので、しっかり服用することと、酸素吸入法があるので医師の指示に従いましょう。

受診をすることも大切

痛みが強い、収まらない、などと感じたときには無理せずに医療機関を受診しましょう。

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薬剤師「伊東」
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