IFMC.(イフミック)の2本目となる論文が世界へ出版されました

2022年3月16日(水)福島大学との共同研究で、IFMC.(イフミック)の2本目となる論文が世界へ出版されました。

【タイトル】
天然ミネラルベースの新規ナノ材料IFMC.は生体への外部からの接触によって有酸素運動下の心肺機能を向上させる

これまで関わっていただいた皆様に心から感謝申し上げます。

IFMC.が身体能力を向上させる可能性を示唆する本研究は,スポーツ分野におけるナノテクノロジーの発展に寄与するものであると考えています。
今後も、スポーツ分野をはじめ様々な分野で皆様のお役に立てるよう研究及び技術開発を進めて参ります。

詳しくはこちら

IFMC.(イフミック)の論文が世界へ出版されました

2020年8月29日(土)IFMC.(イフミック)の論文が世界へ出版されました。

東京都市大学との共同研究でコロナウイルスの重症化防止にも効果が期待できるという内容です。
これまで関わっていただいた皆様に心から感謝申し上げます。

今後もIFMC.がより多くの方の健康を支える技術となるよう、さらなる研究を進めて参ります。

詳しくはこちら

株式会社リグアとの業務提携契約の締結に関するお知らせ

2021年3月1日、当社は、株式会社リグアと業務提携契約を締結致しました。

当社が開発した集積機能性ミネラル結晶体「IFMC.(イフミック)」は人々の健康増進を目指して東京都市大学(旧武蔵工業大学)の総合研究所内に「ミネラル結晶体研究センター」を設立し、様々な研究に取り組んで参りました。
研究を重ねた結果、2019 年7月「血中一酸化窒素(NO)量の増加」「血管拡張」「バランス能力向上」の効果が認められ特許を取得致しました。そして、高齢者の転倒事故を予防する「バランスガード」や各種サポーター、寝具等の一般医療機器の製造販売を行い、より多くの方の健康寿命の延伸に寄与できるよう取り組んでおります。

株式会社リグアは、「健康寿命を延ばし、生きることを楽しむ社会へ」というグループビジョンを掲げ、接骨院などのヘルスケア産業の経営支援をおこなう問題解決型コンサルティングカンパニーとして、人々の健康意識を高め、健康で豊かな暮らしができる社会の実現を目指しております。
2020年3月に東京証券取引所マザーズ市場への新規上場を果たし、ヘルスケア産業においてさらなる事業展開が期待されています。

この度、両社の取り組みの親和性が高いことから、株式会社リグアと業務提携を行い、IFMC.技術を用いたヘルスケア商品(一般医療機器)の開発および同商品の販売拡大に取り組むことといたしました。

・株式会社リグアの業務提携報告についてはこちら
・IFMC.公式サイトはこちら

IFMC.技術を用いたヘルスケア商品(一般医療機器)のお知らせ

近日、株式会社リグアと取引実績のある全国の接骨院で販売が開始されます。

【IFMC.技術を用いたヘルスケア商品(一般医療機器)】

<バランス姿勢インナーウエア>
届出番号 27B3X00313000501
血行促進、疲労回復、筋肉の疲れ・こりの緩和、神経痛・関節痛・筋肉痛の緩和、体幹の安定

<バランス骨盤ベルト>
届出番号 27B3X00313000502
血行促進、疲労回復、筋肉の疲れ・こりの緩和、神経痛・腰痛・筋肉痛の緩和、体幹の安定

<リカバリーサポーター>
届出番号 27B3X00313000503
血行促進、疲労回復、筋肉の疲れ・こりの緩和、神経痛・関節痛・筋肉痛の緩和、体幹の安定

自社商品「ちょう明茶」が雑誌ananに掲載されました

ちょう明茶が雑誌ananの<anan カラダにいいものカタログ>特集で紹介されました。
紹介内容はこちら⇒https://magazineworld.jp/anan/anan-karada/catalog-2238/

編集部が実際に試して選んでくださったそうです。

是非、ご覧ください。

今回紹介いただいたのはanan No.2238です。

ちょう明茶(オンラインストア)→https://www.teikoku-drugstore.co.jp/products/choumeicha/
ちょう明茶(楽天)→https://item.rakuten.co.jp/choumeicha/choumeicha_28h/

 

IFMC.商品が一般医療機器として届出・受理されました

2020年11月20日
IFMC.商品が一般医療機器として届出・受理されました。

商品はこちら

<バランスガード>

届出番号 27B3X00313000001

血行促進、疲労回復、筋肉の疲れ・こりの緩和、神経痛・腰痛・筋肉痛の緩和、体幹の安定


<IFMC. サポーター>
(カラー:ホワイト・ブラック)ひざ用・ひじ用・足首用・手首用

届出番号 27B3X00313000002

血行促進、疲労回復、筋肉の疲れ・こりの緩和、神経痛・関節痛・筋肉痛の緩和、体幹の安定


<IFMC. 敷きパッド>

届出番号 27B3X00313000004

血行促進、疲労回復、筋肉の疲れ・こりの緩和、神経痛・腰痛・筋肉痛の緩和、睡眠の向上


<IFMC. 枕カバー>

届出番号 27B3X00313000005

血行促進、疲労回復、筋肉の疲れ・こりの緩和、神経痛・筋肉痛の緩和、睡眠の向上


<IFMC. 温泉靴下>

届出番号 27B3X00313000003

血行促進、疲労回復、筋肉の疲れ・こりの緩和、体幹の安定

何が違うの?ベジタリアンとビーガンの違いを徹底分析

健康食ブームが広まっていて「ビーガン」や「ベジタリアン」という言葉をよくききますが、両者の明確な違いは分かりますか。

ビーガンとベジタリアンは非常に似ているので良く理解できていない方も多くいらっしゃいます。
そこで、この記事ではビーガンとベジタリアンの違いを詳しく説明しながら、両者の特徴もご紹介します。

ビーガンはベジタリアンを超える完全菜食主義!

ビーガンはベジタリアンを超える完全菜食主義!

ベジタリアンという言葉は知っていてもビーガンという言葉を知っている人は少ないかもしれません。
どちらも英国が発症の造語ですが、ビーガンはベジタリアンとい言葉を語源につくられた言葉で、ベジタリアンの方が古いことからもビーガンの認知度が低いのは頷けます。

しかし現在では健康食ブームから、ベジタリアンとともにビーガンも注目を集めています。
ただし双方の明確な違いや本来の意味を説明できる人は少ないでしょう。

そこで2つの違いを明確にご説明いたします。

まず2つの名前についてご紹介します。
「ベジタリアン(vegetarian)」とは「菜食主義者」と訳されることも多く、菜食の主になる野菜の「ベジタブル(vegetable)」に読みも綴りも似ていることから、ベジタブルが語源と思っている人が多いようです。

しかし本当はラテン語の「vegetus(ベジェトゥス)」が語源で、「健全な」「新鮮な」「活力のある」という意味を持っています。

つまり健康志向の食事を採って活力のある生活を目指すことが「菜食主義」であり、それを主張し実践する人達という意味を持ってつくられました。
現在では単に「菜食主義者」であり、動物性食品を採らず植物性食品のみで生活する人達と理解されています。

もう1つの「ビーガン(vegan)」は「ベジタリアン(vegetarian)」を語源として最初の「veg」と最後の「an」をくっつけた造語です。

このことからもビーガンの方が新しい言葉だということが分かります。
「ビーガン(vegan)」という言葉は1944年に英国においてビーガン協会が発足したときに創設者が命名したといわれています。

ビーガンは菜食主義でありながら卵や乳製品・ハチミツなども採らないのが特徴で、「純粋ベジタリアン」「完全菜食主義者」などといわれることもあります。

簡単にいえばビーガンは「菜食主義者・ベジタリアン」に含まれるもので、ベジタリアンというカテゴリーよりも小さなカテゴリーであり、より純粋で厳しい規制のある菜食主義者といえます。

ビーガンは食事だけでなく生活にも規制をともなう新しいライフスタイル

ビーガンは食事だけでなく生活にも規制をともなう新しいライフスタイル

しかし「ビーガン(vegan)」という言葉は食事だけにとどまりません。
動物食品を避けることに加え、動物由来の製品を使わないことも主張する新しいライフスタイルです。

動物を加工してつくった毛皮や革製品の使用も拒みます。
この考え方および主義主張を「ビーガニズム」と呼び、単にビーガンと呼ぶ場合にはこのビーガニズムを根本に持つ人達のことをいいます。

ただし最近ではベジタリアンとビーガンが良く比較されるように、食事の方に注目が多く集まっています。

そこでライフスタイルまでは求めない、完全菜食主義の「ビーガン」のことを「ダイエタリービーガン」という言葉を使って区別しています。

「ダイエタリ―」とは「食の」とか「食事の」という意味があり、食事に限定したビーガンという意味です。

ビーガンという言葉が生まれた理由には「動物の商品化を否定すること」で、この考え方を「エシカル・ビーガニズム」といいます。

前述のように動物由来の食事を避けるとともに、動物製品を身につけたり更には動物実験や鶏卵を用いた薬やワクチン接種も拒むという徹底ぶりです。
「エシカル」とは「道徳」とか「倫理」という意味で、動物愛護の考え方に通じる主義主張といえるでしょう。

更には「エンバイロメンタル・ビーガニズム」という言葉もあり、これは畜産業が持続可能な生活領域を破壊しているという考えを持ち畜産業全体を否定する考え方です。

ビーガン協会では以下のように「ビーガン」を定義しています。
「Veganisimとは、可能な限り食べ物・衣服・その他の目的のために、あらゆる形態への残虐行為、動物の搾取を取り入れないようにする生き方」

このように「ベジタリアン」とは単に食事に関する用語であるのに対し、「ビーガン」には食事のみの用語と動物愛護の考え方およびエンバイロメンタルという環境維持の考え方までを含む3つの意味を持つ言葉です。

ビーガンとベジタリアンは似て非なるもの!!!

食事に重点をおいて2つを比べれば非常に似ていることはご説明した通りです。
似てはいるものの、ビーガンはベジタリアンに含まれるものでベジタリアンの種類の1つだといえます。

しかし根本の考え方が大きく異なります。
ベジタリアンが「健康」に重点をおいているのに対し、ビーガンは「動物との関わり」に重点をおいています。
ビーガンは「動物愛護」の観点から菜食主義にいたる2次的なベジタリアンともいえるでしょう。

注目されている健康食としては「菜食主義」と「完全菜食主義」の差であり、似かよっていると考えることもできますが、個々が健康になろうとするベジタリアンの考え方と、動物の命を守り環境維持をはかろうというビーガンの主張は全く別のものです。

部分的には似ていますが、全く別ものといえるでしょう。

最近日本でも注目されはじめたビーガンやベジタリアン

最近日本でも注目されはじめたビーガンやベジタリアン

ベジタリアンには肉類でも鶏肉は大丈夫とか魚だけは食べてもよいというライトなベジタリアンから、ビーガンのように完全菜食主義のベジタリアンまで様々です。
この禁食の文化は宗教が関わっているのは事実です。

日本においても仏教が盛んになり「精進料理」などが僧侶の食事とされたこともあります。
現在では宗派の違いで禁食の内容も違います。

日本と海外での食事に関わる宗教の影響が大きく異なるのは、日本の仏教では出家した僧侶のみが禁食の対象になるのに対し、海外の宗教では信者たち(仏教では在家と理解)も禁食の対象となることです。

それだけに日本では菜食主義や完全菜食主義に注目が集まったのは海外に比べると遅れており、これも日本に多く広まっている仏教の影響だといえるでしょう。

英国ではビーガンの人口が全人口に対する1%を越えており、70万人以上も存在するとビーガン協会が発表しています。

また米国においてもビーガン人口が2,000万人近くに達しており、5年も経たないうちに6倍に増加しています。

それに比べると日本ではビーガンもベジタリアンも注目されはじめたばかりだといえますが、ビーガン専門の食事を供給するレストランなども増加傾向にあります。

日本人発祥のマクロビオテック(Macrobiotic)とは?

近年では「日本食」にも注目が集まっています。
通称「マクロビ(正式名称はマクロビオテック)」と呼ばれ、「macro」とは「長い」、「bio」は「生命」という意味で、直訳すると「長生きする方法」を意味する食事です。

考え出したのは日本人ですが、アメリカから始まりました。

「マクロビ」は東洋の考え方を集約した食事で、「身土不二」「一物全体」「陰陽調和」の3つを原則としています。

「身土不二」とは、人間は土地と切り離せないものという意味で、「地産地消と土地の旬のものを食べる」という意味です。

「一物全体」は、1つのものは切り離すことのできない個体であり、「食材は全て残らず使い食べる」ということです。

「陰陽調和」は、ものには必ず両局面(表と裏・光と影・プラスとマイナス)があり、「季節などに合わせて温かい食事や冷たい食事などの対極にある食事をバランスよく採る」という意味があり、この3つにこだわってつくる料理です。

全体像としては「自然環境を大切にしたバランスの良い健康食」と理解してください。
ベジタリアンやビーガンと大きく異なるのは、禁止された食材がないということです。

食べてはいけない食材はないけれども、ビーガンと同じような発想で食材を大事にすることや、人間と土地の結びつきを大切にして長く環境を維持するためにも無駄に食材を使わないで健康な食事を採るということで、重なる部分が多くあります。

日本発祥の健康になれる美味しい食事にも注目してみてください。

昔の日本食はベジタリアンやビーガンに似たものだった!!

日本では家畜などの歴史は浅く、150年以上前の日本食はベジタリアンやビーガンに近いものでした。

鶏卵や牛乳などは高価なもので庶民が味わえることは少なく、「一十一菜」などのつつましい食事が普通でした。

何かお目出度いことがあったときくらいは、魚を食べたりすることはありましたが、肉を食べる文化が本格的に始まったのは文明開化で海外から伝わってきてからです。

しかし日本でも縄文時代などでは狩猟民族として肉を中心に食べていました。
肉を食べなくなったのは、日本人が米をつくるようになってからです。

農耕民族となった日本人にとって、牛は田畑を耕すのに欠かせず、馬は人を運び、鶏は時間を知らせ、犬は番犬になるということで動物を食べることをためらうようになったのです。

文明開化まで日本人が一切の肉を食べなかったわけではありませんが、ビーガニズムに似た考えを持っていた時期もあり、昔の日本の食事は現在で言うベジタリアンやビーガンに非常に近いものでした。

ベジタリアンやビーガンの人は栄養不足にならないの?

ベジタリアンやビーガンの人は栄養不足にならないの?

ベジタリアンやビーガンが健康食だといいますが、肉や魚、牛乳や卵は栄養が豊富です。
日本で卵は貴重な食品でした。
風邪をひいたり病気にならないと食べられない高価な食材だった時代もあります。

ベジタリアンやビーガンの人たちはどのように栄養を補給しているのでしょうか。
菜食主義というだけに同じような栄養分を含む野菜や果物を肉や魚のように加工して食べています。

ところがベジタリアンとビーガン発祥の地である英国において大きな事件がおきました。
ベジタリアンやビーガンの方向けに加工食品をつくっていた「ホールフーズ」という会社のトップが、ベジミートと呼ばれる大豆などを加工した食品は身体に良くないという内容の発言をしたのです。

ベジタリアンやビーガンの味方であったはずの加工会社が、自社の食品をはじめとする加工食品は環境には良いけれども人の手をかけすぎた食品は身体に害を与えると驚くことを発表しました。

「加工しないままの食品の方が自然で身体にも良く、加工された食品を食べるよりなら肉を食べた方が良い」という内容です。

これにビックリしたビーガン協会は、すぐさま反論しましたが、その後も「ビーガン食では栄養分が不足する」とか「脳が十分に働かない」などの意見が相次いで発表されています。

内容は「コリン」という栄養が欠乏すると腎臓や肝臓などの重要な臓器の支障をきたしたり、神経系の病気になる可能性が高くなるというものです。
また妊婦の人に「コリン」が不足すると胎児に影響を与えてしまうと、英国の栄養と健康を専門に研究するコンサルタントの博士が英国政府に意見したのです。

「コリン」は植物性食品にも含まれるが動物性食品の方が圧倒的に含有量は多く、特に牛肉や卵・魚などにはコリンが豊富でビーガン食はコリンの摂取を阻害しているということです。

ここでは「コリン」という栄養素に注目しましたが、他にも動物性食品に多く含まれる栄養素があります。

健康を目指してベジタリアンやビーガン食を採ったとしても、バランスの良い栄養を考えないと危険な状態になることが考えられます。

ベジタリアン食もビーガン食も、栄養のバランスなどを十分に注意したうえで採るようにしましょう。

ベジタリアンは健康志向・ビーガンは動物愛護を目的とした菜食主義!!

ここまでベジタリアンとビーガンという健康食の違いを中心にご紹介いたしました。
この記事を読んでいただき以下のようなことを解説しご理解が得られたはずです。

  • ベジタリアンの語源は野菜のベジタブルではなくラテン語のvegetus(ベジェトゥス・「健全な」「新鮮な」「活力のある」という意味)からきた言葉
  • ベジタリアンは菜食主義全体を指す用語で、ビーガンはもっと限定された「完全菜食主義」をあらわし、ベジタリアンに含まれるカテゴリー
  • ベジタリアンは食事制限だけだがビーガンは日用品にも制限がされるライフスタイルをあらわす用語である
  • 150年以上前の日本でもベジタリアンやビーガンに近い食生活をしていた
  • ビーガン発祥の地であるイギリスではビーガン食に難色を示す意見が相次いでおり、議論が交わされている
  • ビーガンは栄養バランス考えて食事を採らないと危険を伴うことがあるので注意が必要

ベジタリアンもビーガンも内容に違いはありますが最終的には同じ健康を求めた菜食主義です。

大きな違いはベジタリアンが自分の身体を第一に考える菜食主義であるのに対し、ビーガンは動物の命を擁護するために完全菜食主義をとるというところにあります。

双方とも栄養不足が心配され、過度に偏った食事をしていると自分だけでなく子供までに被害を与えてしまいます。

バランスよく皆が幸せになれるのが本当の健康食であることを心に刻んで食事を楽しんでください!

高血圧は自覚症状がないゆえに恐ろしい!高血圧の症状から予防までを徹底解説!!

高血圧は大病のもととして恐れられていますが、自覚症状がほとんど無いということはご存知でしたか。

高血圧は特別な症状がないまま着実に進行して、重い合併症を引き起こす恐ろしい病気です。

この記事では自覚症状のない高血圧を早期に発見する方法や治療と予防の方法を詳しくご説明いたします。

高血圧は自覚症状のない「サイレントキラー」

高血圧は自覚症状のない「サイレントキラー」

血圧とは血管の内壁(血液と血管が触れる内側)を押す力で、血圧は心臓の拡大や縮小に伴って変化します。
心臓が最も縮小する収縮期には血液が最も多く身体に送り出されるので血圧は高くなり測定した数値を「最高血圧」または「収縮期血圧」といいます。

反対に心臓が最大に拡大する拡張期には血圧が低くなり測定した数値は「最低血圧」または「拡張期血圧」と呼び、最高血圧を単に「上の数値」と呼び、最低血圧を「下の数値」とも呼んでいます。(単位は圧力を示す ㎜/Hg)
このように血圧は最高血圧と最低血圧の2つの数値を見て正常であるかを見極めるのはご承知の通りです。

また血圧は身体の状態によっても変化します。
激しい運動したり、急に起き上がった時に血圧は上がり、眠っていたり横たわってリラックスした状態のときに血圧は低く安定しています。

高血圧とは身体の状態などに関わらず常に血圧が高い状態のことをいいます。
目安としては上が130、下が100を越えたら要注意といわれ、一般には最高血圧が140㎜/Hg以上または最低血圧が100㎜/Hg以上であれば「高血圧」と診断されます。

血圧が高い状態が続くということは常に血管の内壁に強い力がかかることになり、血管を傷つけてしまいます。
血管が傷んでくれば血流は悪くなり、必要な酸素や栄養分が身体の各所に十分に行き渡らなくなり随所で不具合が発生します。

ただし、この過程はゆっくりと進行し、気付いた時には重い脳の障害や心臓などの疾患に到っていることが多く、高血圧が「サイレントキラー」と恐れられる理由です。
知らないうちに静かに進行して生命をおびやかす病気をおこしてしまう病気です。
何か特別な症状が早めにあらわれてくれれば、なんらかの対症療法も施せますが自覚症状がなく進行してしまうのが「高血圧」の最もお揃いい病気といわれる由縁でもあります。

高血圧の85%以上が原因不明!

高血圧の85%以上が原因不明!

病気には感染や遺伝もしくは食生活によるものなどと原因が分かるものが殆どですが、高血圧の85%以上が原因不明とされています。
これらの原因不明の高血圧を「本能性高血圧」と呼び、他の病気や心臓などの臓器の異常および血管の異常などからおきる高血圧を「二次性高血圧」と呼び分類されます。

二次性高血圧は原因が特定されているので治療方法も決定しやすいのですが、原因不明の場合には多数の原因が混在していることが考えられるため治療方法は難しくなります。

原因が分かる高血圧がたったの15%以下であり重度の病気に移行する可能性が高いため、早期に高血圧であることを発見し重症に至らないようにするのが最善の方法とされています。

高血圧で最も恐ろしいのが「合併症」!病気ごとの症状を解説!!

高血圧で最も恐ろしいのが「合併症」!病気ごとの症状を解説!!

高血圧は恐ろしい病気だといわれますが、高血圧自体は血圧が高い状態が続くことであり恐い病気ではありません。
最も恐れられるのが高血圧を原因としておきる「合併症」です。
血管が傷付いたり強い力がかった状態が続くと血管の収縮作用が上手くいかなくなります。
いわゆる動脈硬化という状態で血流に合わせて血管を広げたり縮めたりという柔軟な血管の働きができなくなってしまいます。
この状態になると血液の流れ(血流)が悪くなり、身体の末端にまで必要な血液が届かず身体の各部位に負担がかかります。
最も恐ろしいのが脳や心臓などに必要な血液が送り込まれなくなることで、脳障害や心臓病に到ってしまえば生命の危険さえ考えられるのです。

主な合併症と症状を解説いたします。

<③-1 脳梗塞・脳出血>

血液にはコレステロールなどの脂分も含まれており、高血圧により傷付いた血管に脂分が付着していき、進行していけば血管は細く硬くなってしまいます。
脳の血管は細い血管がたくさん通っており、その一部が詰まってしまうのが脳梗塞です。
脳の血管は細いものの重要な役割を持つものが多く、詰まった場所によっては脳が完全に働きを失ってしまうこともあります。

脳出血は血管を突き破って血液が流れ出る状態です。
傷つけられた血管に強い圧力がかかることで血管が破れやすくなります。
血管を破って流れ出た血液は脳内を圧迫し脳全体の機能を破壊します。

これらの病気は死に直結します。
そして脳梗塞や脳出血の半分以上は高血圧を原因とするものだと分かっています。

<③-2 心筋梗塞・狭心症>

血流が悪くなれば全身を巡って心臓に戻ってくる血液の量も減ってしまいます。
心臓は血液を全身に送るポンプの役目を果たしていますが、心筋という心臓を動かす筋肉によって常に心臓が働いています。

心筋は3本の冠動脈という血管から必要な栄養分を取り込んで動いていますが、高血圧によって冠動脈が詰まってしまうと栄養分が行き渡らない心筋は壊死(二度と機能しなくなる)してしまいます。

1本だけが詰まっても大変なことですが、3本全てが詰まれば心臓は全く動かなくなり死に至ります。

狭心症も心筋梗塞と理屈は同じで、分かりやすく簡単にいえば完全に血液が滞ってしまうのが心筋梗塞であるのに対し、多少なりとも血液は流れているものの非常に血流が少なくなった状態を狭心症と考えると理解がしやすいでしょう。

ですから病状も心筋梗塞の方が重篤であり、症状も重くなります。
ただし、どちらも生死にかかわる重い病気であることは覚えておきましょう。

そして、これらの心臓疾患の5割以上が高血圧を原因とすることが解明されています。

<③-3 慢性腎臓病>

「肝腎かなめ」とは肝臓と腎臓が重要だということから来た言葉で、昔から重要な臓器であることは良く知られています。
腎臓は血圧を調節する重要な役割を持つ臓器でもあり、腎臓に障害が起きることから高血圧になることも多く、慢性腎臓病になると心臓や脳への負担も心配されます。

慢性腎臓病は「CKD」といって恐れられ、通常の他人の6割以下しか正常に機能しなくなります。
必用のなくなった老廃物や毒素が十分に排泄されなくなり、身体を徐々にむしばんでいく危険な病気です。
心筋梗塞や脳卒中になる確率も高くなるので要注意です。

しかし腎臓も「静かなる臓器」といわれるように異変の兆候などがないため見つけにくく、分かったときには重度の腎臓病になっていることも多いのが特徴です。
健康診断などの定期的な尿検査により早期に発見するしか方法がありません。

これらの他にも高血圧による合併症はありますが、主だったところは上記の病気です。
症状は脳に関わる病気であれば、「頭痛」や「めまい」「手足のしびれ」、重くなれば「言語障害(ろれつが回らない)」「視野の欠損(見えない場所があらわれる)」などもあり、特に激しい頭痛などが起きたときにはすぐに病院にいくか救急車を呼んでください。

心臓の病気であれば、「動悸・息切れ」「胸のいたみ」「息苦しい」などの症状があらわれます。
少しでも異変を感じたときには躊躇せず病院に行くようにしましょう。

頭痛や吐き気は「高血圧脳症」の疑いあり!

普通の高血圧では頭痛や吐き気をもよおすことはありません。
急激に異常なほど血圧が上がってしまうときには頭痛や吐き気をともなうことがあり、「高血圧脳症」という病気であることが考えられます。
高血圧脳症では、頭痛や吐き気の他に意識障害やけいれんを起こすこともあります。
脳に影響を及ぼすことは必須ですが、心臓など他の臓器にも負担をかける場合が多いので、早く血圧を下げる必要があります。

吐き気をともなう頭痛などを感じたら病状が重くなる前に病院に駆け込むようにしてください。
同じ症状に「くも膜下出血」や「脳出血」もあります。
全てが命にかかわる危険な病気ですので絶対に見過ごすことのないようにしましょう。

肩こりは血流が悪いサイン!高血圧の症状かも!!

肩こりは血流が悪いことで起きるものが多く、高血圧の小さなサインともいえます。
特に肩こりと頭痛はセットになる場合が多く、単なる疲れだと油断しないようにしましょう。

確かにパソコン業務などで目が疲れると、肩こりや目の裏側から頭にかけて軽い痛みを感じることもありますが、念のために血圧を測ったり、医師に相談することをおすすめいたします。

痛みは身体からのSOSだと思い、病気を疑ってみましょう。
あまり神経質になる必要はありませんが、軽視することは危険です。

何でもなければ、それにこしたことはありません。
異常を感じたら病院で受診するなどして安心を得るようにしましょう。

高血圧の症状を緩和する治療と予防方法!

高血圧の原因は遺伝が関係しているともいわれますが、ハッキリとした答えは出ていません。
ただし近親の人に高血圧の人がいる場合に高血圧になりやすいとか、喫煙やアルコールを摂取している人に高血圧の人が多いという結果は出ています。
身近に高血圧で悩んでいる人がいるならば十分に注意された方が良いでしょう。

また、高血圧と診断された人は「タバコやアルコールの摂取は厳禁」だといわれます。
タバコは血管を傷め動脈硬化を進めてしまうことが分かっています。
過度な飲酒も血圧を上げてしまうので重症にならないためにも十分に注意してください。

加えて高血圧は生活習慣病であるといわれます。
空腹時と満腹時では血圧にも変化があらわれます。
規則正しい生活を送り、決まった時間に食事をとり就寝することが重要です。

食事では塩分の取り過ぎは高血圧につながることは皆さんもご存知の通りで、薄味の食事で食材そのものの味を堪能してください。

高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれる自覚症状のないまま進行してしまう病気なので、定期的な検査により早期に高血圧であることを自覚することが大事です。

会社員でない主婦の方々も定期的な健康診断を受けるようにしてください。
前述のように喫煙やアルコールの摂取は高血圧の原因であることが分かっていますので、禁煙および禁酒は高血圧の予防策といえるでしょう。

最後に最も高血圧に効果があらわれるものをご紹介いたします。
それは「軽い運動」を継続して行うことです。
簡単で楽な運動でも続けることで健康な血管を維持できます。
健康な血管は血流を良くして血管の収縮を良くしてくれます。(やわらかく伸び縮みしてくれる柔軟な血管)
これにより動脈硬化が防げて安定した血圧を保てるのです。

簡単な運動とは「ふくらはぎ」をつかった運動です。
激しい運動は心臓にも血管にも良い影響は与えません。
また長続きもしませんので、効果的で簡単な運動をご紹介いたします。

1つは「つま先立ち運動」です。
つま先で立つと第二の心臓といわれる「ふくらはぎ」の筋肉がつかわれ、血流が多くなります。
心臓に多くの血液を送りこむことになり、正常な血圧となり必要な栄養分も十分に身体中に行き渡って健康な生活が戻ってきます。

もう1つは「体操」です。
身体を伸ばすストレッチなども効果的です。
体操だけでも軽く汗ばんできますから、これを継続すれば高血圧の改善と予防になるのは間違いありません。

他にも半身浴などで血行を良くすることが可能です。
まずは何でも継続して行うことが大事ですから、続けておこなえるように楽しみながら取り組んでください。

高血圧になれば血圧を下げる薬をもらいますが、投薬治療だけではその場しのぎです。
また薬をやめればすぐに元に戻ってしまうので、高血圧にならない体質改善をおこないましょう。

高血圧は症状がでないやっかいな病気!定期的な検診と運動で改善と予防を!!

ここまで高血圧の症状をはじめ、高血圧についてご紹介いたしました。
この記事を読んでいただき以下のようなことを解説しご理解が得られたはずです。

  • 高血圧は上が140mmHg、下が90mmHg以上の場合のことをいう(どちらか一方でも超えた場合に高血圧症と認定)
  • 高血圧の原因は「遺伝」や「食生活」などと言われるが、原因不明が85%~95%である
  • 高血圧そのものよりも進行して「合併症」を起すのが最も恐ろしい
  • 高血圧を放っておくと、脳をはじめ心臓など重要な臓器の疾患をまねく
  • 薬で高血圧を治療することも多いが、食事や生活習慣を見直さないと根本の治療にはならない
  • 高血圧の早期発見のために定期的な検診を受けよう

何度も繰り返しになりますが高血圧は自覚症状のないサイレントキラーです。
放っておけば重病に移行する危険な病気ですから、定期的な検診と継続した運動でサイレントキラーを改善・予防してください!!

あなたのお腹にも存在している「デブ菌」!「デブ菌」を減らせば本当に痩せられるのか!

人間の腸の中には多数の細菌があり、太りやすい体質をつくる「デブ菌」があるというのはご存知でしたか。

医学会においても腸内に「デブ菌」と「ヤセ菌」が存在することは証明されており、「デブ菌」を減らし「ヤセ菌」を増やせば理想のダイエットが可能です。

この記事では本当にデブ菌が肥満の原因となっているのかを検証し、デブ菌やヤセ菌を調整することで肥満を抑制する方法をご紹介いたします。

あなたの腸内にも存在する太りやすくなる「デブ菌」

最近では「腸内環境」や「腸内フローラ」などという言葉が頻繁に使われるようになり、腸内には「善玉菌」や「悪玉菌」があって「善玉菌」を増やすことで腸内環境が整うなどということも広く知られています。

では腸内環境とはどの部分をいうのでしょうか。

人間の腸は「小腸」と「大腸」があり、2つはつながっています。
小腸では食事で得たものを胃で消化したあとに栄養分を取り込む働きをしています。

それに続く大腸では栄養素が抜き取られた残骸から水分を取り除き便にして排出するという役目をおいます。
2つの腸はつながっていますが、役割はまったくことなるものです。

そして、この2つの腸内には100兆個といわれるスゴイ数の細菌が存在しています。
種類も豊富で1,000種類を超えるといわれ、この多数の細菌が腸内でつくる細菌郡(細菌がつくる生態系)のことを「腸内フローラ」と呼んでいます。

顕微鏡などで拡大して見ると、あたかもキレイな花畑のようであることから「フローラ(品種ごとにキレイに咲く花畑)」の名前が付けられました。

つまり腸内に咲いている花は種類の異なる細菌で、それぞれが群れをなして咲き乱れているのが見れます。

「善玉菌」や「悪玉菌」もそれらの細菌グループの総称です。
そして町内には善玉菌と悪玉菌の他に「日和見菌(ひよりみきん)」という種類の細菌があります。
「日和見菌」は善玉菌や悪玉菌よりも多く存在しており、全体の7割程度を占める細菌です。

この「日和見菌」の中には、人を太らせる「デブ菌」と反対に太らせない役割の「ヤセ菌」があるとアメリカの学者が発見しました。
学者が実際に「デブ菌」や「ヤセ菌」と名付けたわけではありませんが、腸内環境が肥満に深く関わっていることを実験で証明してくれました。
その後に日和見菌の中にある細菌郡には排泄物までも栄養として取り込むものを「デブ菌」と呼び、栄養の吸収を抑えたり脂肪の燃焼を助けて痩せるために活動する細菌郡を「ヤセ菌」と呼ぶのが一般的になりました。

2匹のネズミでの実験では太ったネズミに「デブ菌」が多く、痩せたネズミには「ヤセ菌」が多かったため、「デブ菌」を減らして「ヤセ菌」を増やすことで簡単にダイエットができるという考えが生まれます。

このように「デブ菌」も「ヤセ菌」も人間の誰もが持っている腸内細菌です。
以下で本当にこの理屈が正しいのかを検証してまいります。

「デブ菌」を減らして「ヤセ菌」を増やしても痩せるとは限らない

「デブ菌」を減らして「ヤセ菌「デブ菌」を減らして「ヤセ菌」を増やしても痩せるとは限らない」を増やしても痩せるとは限らない

「デブ菌」や「ヤセ菌」という似た作用を持つ細菌の群れがあることは事実です。
ただし「デブ菌」も「ヤセ菌」も多種の細菌が集まった集合郡であり、「デブ菌」の中にも「ヤセ菌」の役割りもになる細菌があることが分かりました。

そこで単純にデブ菌を増やせば太り、ヤセ菌を増やせば痩せるという理屈は通らなくなりました。
その後にもネズミで実験して、痩せたネズミに太ったネズミの排泄物(デブ菌の入ったフン)を食べさせましたが極端に太ることもありません。
反対のこともしましたが同様に太ったネズミがヤセ菌を採っても痩せないことが分かりました。

大切なのは「デブ菌」も含めた多種多様の腸内菌のバランス

大切なのは「デブ菌」も含めた多種多様の腸内菌のバランス

2匹のネズミの実験により、「デブ菌」を減らすだけでは痩せないことがわかりましたが、もう1つ大きな事実が判明できました。

お互いに異なる細菌を摂取しましたが身体の大きさには変化が大きくあらわれませんでした。
しかし2匹のネズミはともに健康体になったのです。
つまり、確かに「デブ菌」には栄養を過剰に取り込んでしまう要素を含み、「ヤセ菌」は脂肪の燃焼などを助ける役割を持つが単純に細菌郡を増減するだけで肥満を調整することはできないが、多種類の腸内細菌をかかえることで健康体を得られることが分かりました。

バランスの良い腸内フローラは健康体をつくり、かたよった腸内環境は健康な身体をむしばみ且つ肥満や痩せすぎの状態をつくりあげてしまうのです。

大事なことは「デブ菌」も含めた腸内細菌のバランスであり、多くの細菌を腸内に蓄えることが健康な身体をつくるという重要な事実が発見できました。

ここで「デブ菌」と「ヤセ菌」について、もう1度詳しくご説明いたします。

「デブ菌」とは「ファーミキューティス門」という細菌のグループの集まりです
それに対して「ヤセ菌」は「バクテロイデス門」という分類の細菌集合郡です。
この頭文字をとって「F/B比」という比率が肥満の目安になるといわれたこともあり、「F/B比」が高い(ヤセ菌に対してデブ菌の率が高い)と太りやすいといわれ指標にもなりましたが、「F/B比」が高くても痩せている人も多く、反対のことも多く矛盾が多いと感じるようになり、新しい研究が始まりました。

そして研究を続けるうちに「デブ菌」は「長寿菌」であることが判明したのです。
長寿の人の腸内細菌には「デブ菌」に属する細菌が多く存在しており、栄養を残らず取り込むことが長寿につながっているのではないかと考えられています。

このように善玉菌や悪玉菌、デブ菌やヤセ菌と名前を付けたものの、本当の善悪を示すものではないという結果になりました。
ただし肥満に腸内環境が深く関わっているのは事実で、1,000種類以上の細菌を詳しく解明するには、もっと長い時間が必要になるでしょう。

善玉菌と悪玉菌は「デブ菌」と「ヤセ菌」に影響を与える

善玉菌と悪玉菌は「デブ菌」と「ヤセ菌」に影響を与える

もう1つ分かったのはデブ菌やヤセ菌を含む「日和見菌」は、善玉菌や悪玉菌から大きな影響を受けるということです。
善玉菌はヤセ菌を増やす役割を持ち、悪玉菌はデブ菌を増やす手助けをするのです。
また日和見菌は善玉菌と悪玉菌の攻防を見て、優勢な方に加担するということも分っています。
その名の通りに日和見主義的(自分の都合の良い方に加担する)な細菌だということです。

では善玉菌や悪玉菌も均等に存在した方が良いのでしょうか。
これはデブ菌やヤセ菌郡とは違う考え方になります。

腸内フローラは小腸から大腸にかけての部分に存在します。
小腸は栄養分の吸収の他に免疫に関わる大きな役目を持つ臓器です。
身体全体の6割以上の免疫細胞が小腸に集まっています。
免疫機能を高める為には腸内環境を整える必要があり、現在の多くの人々に善玉菌が不足しているため善玉菌を増やすことは健康を維持する必要条件です。

また悪玉菌は排泄物を発酵させてしまい腸内環境を悪くしてしまいます。
そこで善玉菌を多く採り、悪玉菌を減らすことで腸内環境が整っていくのです。

善玉菌はヤセ菌を応援し、悪玉菌はデブ菌の味方になりますから、自然にデブ菌が不利になりヤセ菌が有利になることが理想になります。
そうは言っても悪玉菌が0になることも好ましいことではなく、理想の最近のバランスは「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」といわれます。

デブ菌やヤセ菌が肥満に関わることも事実ですが、それ以上に腸内環境を整えることが大事で、それにはアテにできない日和見菌よりも善玉菌を増やすことが大切だということが結論です。

母親が子供に「デブ菌」を運んでくる

母親が子供に「デブ菌」を運んでくる

次に母親が太っていると子供も太るということに根拠があるのか検証した結果があります。
デブ菌は母親が子供に受け継ぐということです。
実際に母子で太っているケースが多いことから調査しましたが、母に「デブ菌」が多いと子供にも「デブ菌」が多いという結果が出ました。

ではデブ菌は遺伝するのでしょうか。
細菌が遺伝するということは考えにくいため調査を続けたところ、デブ菌は生まれるときに母親から受け継がれることが分かりました。
どういう事かというと、子供が産道を通って生まれる際に最近も付着して出てくるためだということです。
ですから実際に帝王切開で生まれてきた子供は肥満体質が受け継がれないことが多いとの結果も出ています。

ただし、もう1つの結論として母親の食生活を子供は受け継いでしまうということも指摘されています。
肥満体型の母親は往々にしてデブ菌の増えやすい食事を採っており、子供も同様の食事を続けるために同じようにデブ菌の増えやすい環境に育ってしまうというのです。
肥満の大きな原因の1つが食事であり、母子で食事することが多いことからも十分にうなずける話です。

こうしたことから、デブ菌は母親が運んでくるという結論に至っています。

「デブ菌」を減らす食事

「デブ菌」を減らす食事

デブ菌は悪玉菌の影響を大きく受けるので、悪玉菌を減らすという方法を考えがちです。
しかし増やす方法はいろいろとありますが、減らす方法は抑制したりと面倒なことも多く考え方を変えた方が無難です。
善玉菌を増やせば悪玉菌は劣勢になり、日和見菌であるデブ菌も善玉菌の影響を受けることになります。

そこで善玉菌を増やせは「デブ菌」を全体数から見ると減らせるということになります。
善玉菌を増やす方法は、雑誌やメディアなどでも多く紹介されているので簡単に見つけられるでしょう。

いくつかを取り上げてご紹介いたします。

  • 発酵食品を採る
  • 善玉菌のエサとなる食事を多くする
  • ヤセ菌のエサとなる食事を多くする
  • サプリメントで善玉菌を補給する

簡単にいえば上記のようなことを実践すれば善玉菌やヤセ菌を増やせて、結果的にデブ菌の構成率(全体に対するデブ菌が占める割合い)が減ることになります。

1つずつ説明しますが、ヨーグルトや納豆などの発酵食品は善玉菌を増やしてくれます。
またオリゴ糖などは善玉菌のエサとなり、オリゴ糖と摂取することで善玉菌を増やせます。
発酵食品のヨーグルトとオリゴ糖は非常に相性が良く、合わせて食べれば美味しくて善玉菌を増やす格好の食品です。

またヤセ菌のエサとなるものを摂取するのも良く、難しい言葉では「プレバイオティクス」と呼ばれるものがエサになります。
この中には善玉菌のエサであるオリゴ糖も含まれており、双方に効果があります。
また「お酢」はヤセ菌の好物らしく、「お酢キャベツ」を食べるだけで痩せられると提唱している人もいます。
他に食物繊維の多いものなどもヤセ菌のエサになるので積極的に食べるようにしましょう。

食事で摂取することが難しい人は、サプリメントという強力な味方がいます。
少量でも凝縮された目的のものが摂取でき、持ち運べることも便利です。

あとは雑多な細菌が存在することで腸内環境が整うのとおんじように、かたよった食事ではなく多彩な食事を楽しむことも良い方法です。
いろんな栄養素を採ることは自然であり健康にも良いことは説明するまでもありません。
バラエティーに富んだ食事を楽しみながら、腸内環境を整えて健康な身体を手に入れてください。

まとめ【デブ菌は健康を維持する長寿菌!細菌の種類を増やして腸内を整える!】

ここまでデブ菌の存在と肥満との関係を中心にご紹介いたしました。
この記事を読んでいただき以下のようなことを解説しご理解が得られたはずです。

  • 人間の腸内には1,000種類以上の細菌があり、肥満に影響を与える細菌もある
  • 腸内細菌には「善玉菌」「悪玉菌」の他に「日和見菌」があり、日和見菌は全体の7割以上を占める
  • 「デブ菌」と「ヤセ菌」は「日和見菌」の一種であり、全ての人が持っている
  • 「デブ菌」が多く「ヤセ菌」が少ないと太るというのは間違い
  • 「デブ菌」のカテゴリーの中にも「ヤセ菌」があり、また長寿につながる健康菌もデブ菌の一種である
  • 太りやすいか痩せやすいかは、腸内細菌が大きく関係するが、重要なのは多種多様の細菌が存在することが望ましくバランス良く混在することである
  • 「デブ菌」に対して「悪玉菌」が、「ヤセ菌」に対して「善玉菌」が影響を大きく与える
  • 「デブ菌」は遺伝しないが、母親から生まれるときに子供に運ばれる
  • 太った母親は「デブ菌」を増やす食事を採るため、子供も同じ食事を継続していると「デブ菌」が増える

実際に「デブ菌」と総称される細菌のグループは存在しますが、デブ菌が増えることで太るのではなくヤセ菌を増やしてデブ菌を減らしても簡単にダイエットは成功しないという結論に達しました。

ただし思わぬ収穫がありました。

デブ菌は長寿菌であり、腸内をバランスのとれた環境にすることが望ましく健康で肥満や痩せすぎを防げることがわかっています。
これらを実生活に生かし健康な生活を送り続けてください!!

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