【湿布の選び方】冷感と温感の違いと症状に合った湿布の選び方を解説

皆さんは湿布を買いに薬局やドラッグストアに行き、湿布コーナーでどれを買えばよいか悩んでしまった経験はありませんか?

湿布一つとっても種類はとても多いですよね。

湿布の「違いがわからない…」「とりあえずこれでいいか…」と何となく選んでいませんか?

そこで今回は、湿布の種類や、湿布の選び方や、湿布を貼る時の注意点についてご紹介します。

【湿布の種類】まずは湿布の種類を知ろう!

湿布とは、その名の通り皮膚に貼る製剤です。

大きく分けると、冷感タイプの湿布(冷湿布)と温感タイプの湿布(温湿布)に分かれます。

皆さんが湿布と言われてイメージするのは、大半が冷湿布のことです。

薬局やドラッグストアでも冷湿布の方が、多く売られています。

冷湿布と、温湿布はどう使い分けるのでしょうか?

一般的に急性症状は患部を冷やし、慢性症状は患部を温めるといいといわれています。

そのことから急性症状では冷湿布、慢性症状では温湿布を使うのがいいということがわかります。

まず急性症状と慢性症状について説明します。

急性症状とは、痛みが出始めた時のことを指します。

捻挫をしたときを想像してもらうとわかりやすいでしょう。

患部に炎症が起きていて、さらに血流量が増加しているために、腫れや痛み、そして患部が熱をもっています。

この時期に温湿布を使うと余計に血流量が増して、症状を助長することにつながりかねません。

腫れや痛み、発熱を落ち着かせるためには、冷やすことが重要です。

次に慢性症状とは、筋肉が硬くなり血流が悪くなっている状態です。

そのため、慢性症状では患部を温める温湿布を使うことで血流をよくすることが重要といえるのです。

冷湿布と温湿布の主な成分

冷湿布:サリチル酸メチル、l-メントール、ハッカ油
温湿布:サリチル酸メチル、トウガラシエキス

冷湿布、温湿布のどちらにも入っているのが、サリチル酸メチルという成分です。

これは、鎮痛・消炎効果を有する成分です。

l-メントールや、ハッカ油は清涼感があるので、ひんやり感じます。

湿布だけではなく、テープ剤にも入っていることがあります。

トウガラシエキスは局所の血管を広げることにより、血流をよくしてくれるため温湿布に含有されており、テープ剤とパップ剤とどちらもあります。

テープ剤は、ほとんど水分を含まない貼り薬です。

粘着性に優れているので、肘や膝などの可動部位には適しています。

デメリットとしては、粘着性がよいためにかぶれなどの皮膚炎を起こしやすいことです。

また、一度くっつくとなかなか元に戻らず1枚をダメにしてしまうことがあります。

そして、テープ剤には先ほど話した温湿布、冷湿布というものがありません。

パップ剤は、水分を含む貼り薬です。

テープ剤と比べて粘着性はありませんが、その分肌への負担が少ないので、肌が弱い方や高齢の方は使いやすく、貼り直しもできます。

しかし、粘着性が弱いため、剥がれやすいことから可動部位への使用は向かないというデメリットがあります。

【湿布の選び方】湿布は症状に合わせて使い分ける!

【湿布の選び方】湿布は症状に合わせて使い分ける!

【湿布の選び方】肩こり/腰痛

携帯電話やパソコンが普及したことで、長時間のパソコン作業や長時間のスマホ操作が日常と化していますが、それに伴い肩こりや腰痛も増えています。

慢性的な肩こり・腰痛の場合は、患部の血流が悪くなるので、患部が硬くなったたり、冷えが生じます。

このような場合は、温めて血流をよくする温湿布を使用します。

【湿布の選び方】打撲(打ち身)/捻挫

打撲(打ち身)や捻挫により炎症している場合は、患部を冷やす冷湿布を使用します。

これにより血管を収縮させることで内出血を防ぎ、炎症や患部の熱を下げてくれます。

【湿布の選び方】筋肉痛

筋肉痛とは、何らかの運動や負荷により筋繊維が傷ついた時に炎症して起こります。

しかし、実際のところそれ以上の詳細なメカニズムはいまだに不明です。

「年をとるほど筋肉痛になるのが遅くなる」というのをよく言われますが、実は年齢による筋肉痛の発現に違いがあるのかも実際にはわかっていません。

患部が熱をもっていたり、炎症している時には、まず冷湿布を使用しましょう。

そうすることで炎症を早く鎮めます。

反対に、患部が熱をもっていない場合や熱がひいた後は、血流をよくする温湿布を使用します。

これは筋肉が硬くなり血流が悪くなっているので、温湿布で血流改善をするためです。

【湿布の貼り方】湿布を貼る時間は?

【湿布の貼り方】湿布を貼る時間は?

貼った直後は効いている感じがする湿布ですが、1~2時間貼っているうちに貼った直後のあの感覚がなくなってしまい、このまま貼っていてよいのかと思ったことはありませんか?

どれぐらいは貼っているのがよいかというと、それは湿布の有効成分によって異なってきます。

貼付回数
1日1回:ジクロフェナク、ロキソプロフェン
1日2回:インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェン

基本的に1日2回貼るタイプは12時間1日1回貼るタイプは24時間(1日)貼ることが用法とされています。

最初の清涼感がなくなったからと1~2時間で剥がすと、薬の有効成分がしっかりと患部に吸収されないので、十分な効果が発揮されません。

しかし、肌が弱い人や高齢の方では、湿布を長時間に貼ることでかぶれや発赤のリスクが高くなります。

そのため、1日2回貼るタイプであれば6~8時間程度、1日1回貼るタイプであれば10~12時間程度貼っていればいいといわれています。

【湿布の貼り方】湿布を貼るタイミング

【湿布の貼り方】湿布を貼るタイミング

湿布はどのタイミングで貼るのがいいか知っていますか?

基本的には、体の汚れを落とした入浴後のキレイな状態の時が、湿布を貼る適切なタイミングです。

そして、剥がすタイミングは、1日1回貼るタイプであれば入浴の前に剥がします。

1日2回貼るタイプであれば翌日に剥がし、2回目を貼って入浴前に剥がします。

もちろん、先ほど湿布の貼付時間で説明したように多少貼る時間が短くなっても問題はありません。

トウガラシエキスの入っている湿布(温湿布)は、貼ったまま、あるいは剥がした直後に入浴すると刺激を感じることがあります。

そのため、入浴の1時間以上前に剥がし入浴後は体が十分に冷めた状態で使用してください。

いずれにしても入浴後に貼る際は、タオルでしっかりと水分を拭ってから貼りましょう。

【湿布の貼り方】湿布を貼る時の便利グッズ

湿布を肩や背中に貼りたいけど、「貼ってくれる人がい…」自分で貼ろうとしたら「湿布がぐしゃぐしゃになった…」という経験はありませんか?

そんなときに便利なグッズがこちらです。

【湿布の貼り方】しっぷ貼りひとりでぺったんこ

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使い方に慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、使いこなせるようになれば一人で手の届かない場所に貼れます。

ぜひ試してみてください。

【湿布の副作用】湿布を使う時の注意点

【湿布の副作用】湿布を使う時の注意点

湿布は飲み薬と違い、副作用がないと思っている方がいるかもしれませんが、それは違います。

正しく使い、どんな副作用があるかをしっかりと理解することが副作用を防止することにつながります。

全般的に言える湿布の副作用としては、発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ヒリヒリ感といったところです。

特にもともと皮膚が弱い方、高齢の方は注意が必要です。

ケトプロフェンが含まれている湿布を使う際は、使用している間および使用後4週間は貼付部位を紫外線に当てないようにしてください。

薬物が皮膚に付着し、その部位が紫外線に当たることで強いかゆみを伴う発疹、腫れやただれなどの皮膚炎症状がでる光線過敏症があらわれることがあります。
重要なことは、使用後も気を付けてほしいというところです。

貼っている間は意識して気を付けている方は多いですが、湿布を剥がすとどうしても貼っていたことを忘れがちです。

貼付部位をサポーターや衣類(長袖、長ズボンなど)で覆い、紫外線にさらさないようにしてください。

ロキソプロフェンが含まれている湿布は、胃部不快感やみぞおちの痛みといった消化器症状を感じることがあります。

これは、ロキソプロフェンが鎮痛薬としての作用があるので、プロスタグランジンという胃粘膜の防御因子を抑制するためです。

湿布の成分がは体内に入る量は飲み薬に比べると少なくなりますがそれでも予断は禁物です。

皮膚がなんらかの影響でバリア機能が低下していて、皮膚からの薬の吸収量が増えてしまった場合や用法用量を逸脱して多く貼っている場合に出る恐れがあります。

また、アスピリン喘息(ぜんそく)を持っている方は、NSAIDs(非ステロイド性炎症剤)含有の湿布(ジクロフェナク、ロキソプロフェンなど)でも同じように発作を引き起こすことがあるので使用を控えてください。

外箱の裏や中に入っている説明文書をよく読んで、正しく使いましょう。

症状や状況に合わせて湿布を正しく使おう!

そこで今回は、湿布の種類や、湿布の選び方や、湿布を貼る時の注意点についてご紹介しました。

湿布を選ぶ上でさまざまな選択肢があることを知っていただけたかと思います。

症状や状況、貼付部位、さらには生活スタイルにも考慮して湿布を選んでいけるといいですね。

  • 冷湿布は急性症状、温湿布は慢性症状に使用する
  • 肩こり・腰痛は温湿布、打撲(打ち身)・捻挫は冷湿布。筋肉痛は状況に合わせて使用する
  • 1日1回貼付タイプと2回貼付タイプがある
  • 入浴後に貼り、入浴前に剥がす
  • 背中に湿布を貼る便利グッズもある
  • 発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、光線過敏症、消化器症状に注意する

湿布を使用していて、かゆみや発疹・発赤などの副作用と思われる症状がでた際には、使用をいったん中止し、医療機関を早急に受診しましょう。

また、5~6日使用しても症状が改善しない場合も我慢せず早めに医療機関を受診し、医師に相談してください。

【頭皮マッサージの効果】薄毛が復活!?頭皮マッサージの効果と正しい方法

肩こりや目の疲れ、不眠頭などの症状に悩んでいませんか?

頭皮マッサージは、薄毛に効果があると言われています。

また、頭皮マッサージが、身体の不調解消にも役立つことが話題になっています。

そこで今回は、頭皮マッサージの効果や、正しい頭皮マッサージの方法についてご紹介します。

【頭皮マッサージの効果】薄毛に効果が出る仕組み

【頭皮マッサージの効果】薄毛に効果が出る仕組み

頭皮マッサージは発毛や増毛の効果があるといわれますが、その秘密「血流」です。

血液は全身にかよっているのはご存知でしょうが、年齢を重ねるとともに血の流れは悪くなります。

血の流れが滞ると多くの病気や、老化原因となることが西洋医学でも証明されています。

スムーズな血流は、身体の新陳代謝をうながし、健康な身体をつくります。

薄毛に効果があるのも頭皮マッサージにより血液の流れが良くなり、毛根部分に栄養を与えて古い組織が新しい組織に循環するスピードが速くなるからです。

【頭皮マッサージの効果】効果は髪の毛だけではない!

血液の循環の速度があがることは、薄毛の他にも効果があることが分かりました。

血液の流れが詰まったりすることは、大きな病気になることはご存知かと思いますが、反対に血流を良くすることで多くの効果があらわれることが証明されています。

肩こりや目の疲れが良くいわれるもので、整骨院やマッサージ店で揉みほぐしや鍼治療するのも血流を良くすることを目的としています。

こうした施術は東洋医学の得意分野であり、頭皮マッサージは東西の医学から効果が証明された健康術だといえるでしょう。

【頭皮マッサージの効果】肩こりや不眠解消に効果がある!

頭皮マッサージは、薄毛や肩こりにも効果があることはご紹介しましたが、不眠の解消やアンチエイジングなどの効果も期待できます。

正しい血液の流れは人間の身体のリズムも良くしてくれます。

朝は気持ちよく起きて、夜はグッスリと眠れるような安定したリズムに整えてくれるのです。

また頭皮マッサージは美容効果もあることが分かり、特に女性の方々には注目されています。

女性が夜にお化粧を落としてフェイスマッサージしますが、これも皮膚の下の血流を良くする効果があり、新陳代謝を促して美しいお肌を保つことになります。

女性の方は良くご存知かと思われますが、マッサージの仕方にも順序やポイントがあります。

血液が詰まりやすい部分を刺激することで詰りを解消します

そのような場所を東洋医学では「ツボ」といい、ピンポイントでその場所を刺激することで効果は大きくあらわれます。

ツボから外れた場所をいくらマッサージしても、血流が良くなることはないので気をつけましょう。

正しい方法で頭皮マッサージして、アンチエイジング効果を実感してみてください。

正しい頭皮マッサージで効果を最大にしよう!

正しい頭皮マッサージで効果を最大にしよう!"

正しい頭皮マッサージの仕方を順序に従って解説します。

順序良くマッサージすることと、場所「ツボ」をキチンと把握することで頭皮マッサージの効果は決まります。

まずは頭皮マッサージする5つのポイントです。

  1. 頭皮マッサージは「指の腹」でする
  2. 頭皮マッサージのタイミングは「シャンプーの時」が一番
  3. 頭皮マッサージは「上から下」、「内側から外へ」むかってする
  4. 頭皮につながる「リンパや首すじ」までマッサージすると効果は大きい
  5. 「時間も力もかけない」で頭皮マッサージする

頭皮マッサージはシャンプーと同じように爪や指先ではしません。指の最も柔らかい「腹・はら」の部分で行います。

また頭皮マッサージのタイミングについては、特にこの時が一番ということはありません。
時間短縮や血流を考えると入浴中にシャンプーする時が最も簡単で効果も上がります。

マッサージの仕方は、髪の生え際から後ろに向かっておこなっていきます。

頭頂部から下へと髪の毛の流れるようにマッサージすると良いでしょう。

血の流れに沿ってマッサージしていきます。

首筋の「リンパ」の部分は血流を良くするのに重要です。

頭皮の延長と考えて、頭皮から流れるようにマッサージしていきましょう。

頭皮マッサージは時間をかければ良いというものではありません。

また必要以上の負荷をかけるのは逆効果になることもあるので、軽い足りないくらい力で十分気持ちもリラックスして頭皮マッサージしてください。

次は頭皮マッサージの順序を説明します。

1

おでこの髪の生え際から後ろに向かって揉む

内側から外側への意識で、おでこの髪の生え際から後ろに向かって「上に上げるように」揉んでいきます。

2

側頭部、横の頭の部分をマッサージする

側頭部、横の頭の部分を耳に沿って円をえがくようにマッサージしましょう。側頭部をマッサージする時は「こめかみ部分の親指」をあてて、両手で包み込むように揉みましょう。

3

頭頂部や後頭部をマッサージする

頭頂部や後頭部も指の腹で持ち上げるようにマッサージします

4

上から下に髪をなでおろすようにマッサージする

全体のマッサージは終わったら、上から下に髪をなでおろすようにマッサージする。

最後に頭頂部や肩をトントンと叩いてリラックスして終わりです。

書くと長く感じますが、所要時間は5~10分程度で十分です。

それぞれが数分程度で、それをゆっくり行います。

気持ちもリラックスして楽しいことを考えてすると効果がアップします。

さあこれで1日の疲れがスッキリととれました。

頭皮マッサージの効果を引き出すポイントと注意点

頭皮マッサージの効果を引き出すポイントと注意点

頭皮マッサージはシャンプーと一緒にする人もいらっしゃいます。

汚れを落としながらマッサージもすれば一石二鳥ですから、それも1つの方法です。

ただし、急がずにゆっくりとリラックスして行うのが重要です。

また頭皮マッサージは1日すれば効果があらわれるというものではありません。

日々の継続が大事ですので、短時間を毎日つづけるようにしましょう。

そうすれば、10歳以上の若返りも可能です。

次は頭皮マッサージの注意点です。

  1. 力を入れ過ぎない、時間をかけ過ぎない
  2. 揉む時には「指の腹で持ち上げるように」揉む
  3. マッサージのあとは冷やさない

以上が主な注意点です。

短時間で負荷をかけずリラックスして行う頭皮マッサージが最高です。

揉み方は、やさしく流れるように足りない程度の力で十分です。

こめかみ部分などは、気持ちがいいので力を入れがちですが、ツボに余計や力を加えてはいけません。

血流を良くするように、流れるように揉むのがコツです。

最後に頭皮マッサージしたあとは身体が火照ってあたたかくなりますが、急激に冷やさないように気を付けましょう。

頭皮マッサージの効果で心も体も健康になりましょう!

頭皮マッサージで心も体も健康になりましょう!
そこで今回は、頭皮マッサージの効果や、正しい頭皮マッサージの方法についてご紹介しました。

頭皮マッサージには、たくさんの効果があることが分かりました。

正しい方法でリラックスした状態でマッサージを継続してすることで、日々のストレスや苦痛を解消できます。

ぜひ、紹介した方法で快適な生活をお送りください。

  • 頭皮マッサージ髪の毛の悩みを解決する他にも効果がある
  • 肩こりや目の疲れも解消し、更に美容効果まで期待できる
  • 頭皮マッサージは自宅でも簡単にでき、大きな効果を見込める健康術である

身体の不調は心の乱れとなり、心に苦痛をため込むと身体の不調となってあらわれます。

心身の健康のために、頭皮マッサージしてみましょう。

【汗かきでお悩みの方へ】本当に困ったときの汗かきの原因と対策、予防法

汗かきは特に夏の日常生活を送る上で悩みとなりますね。
実際、 汗かきでお悩みの方も多いのではないでしょうか。

実は、 汗かきの原因と対策、予防方法はしっかりと確立されています。
汗っかきで悩んだときにはどうすればいいのか。どうして 汗かきになるのか、詳しく見ていきましょう。

汗かきなのは毎日の悩み

そもそも、どうして人は汗をかくのでしょうか。
汗かきにはとても気になる疑問ですね。

汗は、体温を下げるために出ている大切な人の機能の一つです。
汗は体の表面で蒸発して、その時に「気化熱」を放出します。道路に打ち水をすると涼しくなるのと同じ作用ですね。人は汗をかくことによって体温を下げているのです。

汗のもとは、血液中の血漿(けっしょう)という成分です。
脳や脊髄、末梢神経のどこかに刺激が加わることによって交感神経が優位になると、交感神経末端から指令が出て、汗腺が活動して汗を作り出します。
そうすることで、体温を下げ、皮膚を潤わせ、体内の過剰な塩分を排出したり、不必要な微生物を洗い流しています。

汗を出す汗腺は、汗腺には全身にあります。
特に額や・手のひら・足の裏・わき・乳輪・陰部などに多く存在しています。

汗腺は血管のすぐ近くにあって、体温が上がりすぎないように血液中から血漿を取り出して汗を作って排出しているのです。
血漿の成分は99%以上が水分ですが、カリウムやマグネシウムなどの身体にとって必要なミネラルも含んでいます。

ですから、汗腺にはミネラルは汗として出さずに血管へ戻して、血漿の中の水分だけを汗として排出します。
これが、人が汗をかく基本的なしくみです。

次に発汗の種類について見ていきましょう。
温熱性発汗:暑い夏や運動をした時に、体温が上昇すると脳の視床下部から指令が出ることで、全身の汗腺から発汗します。
汗が100ml蒸発すると、成人男性の体温を1度下げられる計算になります。

汗が蒸発することで体温を下げているので、皮膚の表面を流れたり、汗をタオルなどで拭くと体温が下がらず、さらに汗をかいてしまいます。
ちなみに、肥満度の高い人は皮下脂肪が分厚く、体温を放熱しにくいために、より 汗かきになりやすいです。

精神性発汗

人は強いストレスを感じた時に脳の前頭葉や辺縁系が刺激されることで発汗します。
頭部や頸部の発汗は脳を冷却する意味があります。
わきには太い血管を通っているので、大量の血液を冷やして体温を下げることができます。
しかし、手のひらや足の裏の発汗は体温を下げる効果はほとんどないことが分かっています。

味覚性発汗

スパイシーな辛い食べ物と摂ることで脳が刺激を受けて頭皮・顔面に汗をかきます。

人が汗をかくメカニズムが明らかになりましたね。
それでは次に、どうして 汗かきの汗が臭くなるのかについて見ていきましょう。

どうして 汗かきの汗は臭くなるのか?

匂う汗の原因

それでは、 汗かきの汗が臭くなる原因について説明していきましょう。

サラサラとしていてほとんどにおわない汗は、限りなく水に近い、いわゆる「いい汗」です。
一方、汗をかく習慣があまりない人に多くみられるのが、ベタベタとしている「悪い汗」です。

汗腺の濾過機能が衰えることで血液に戻るはずのミネラルが汗といっしょに排出されてしまいます。
そうすることで、本来はサラサラの汗が、汗といっしょに出てきたミネラルと皮膚上の菌と反応して、臭い汗になります。

また、 汗かきの汗が臭くなる原因はほかにもあります。
第一に挙げられるのは日々の食生活です。

肉などの動物性タンパク質をたくさん摂る食生活を送っていると、動物性タンパク質には悪臭の元となる成分が多く含まれているので、汗がにおいやすくなります。
また、ストレスを感じることが多い場合には活性酸素が体内で増加します。

その活性酸素と皮脂が結びつくことでいわゆる加齢臭のような臭いにおいになります。
このような皮膚の上にかく汗も臭くなってしまいます。

汗かきの汗が臭くなる原因について見てきました。
当てはまるものがあれば改善していきましょう。

汗のタイプ別・ 汗かきの原因について

汗かきの原因

さて、次に 汗かきのタイプと原因について見ていきましょう。

① 「お疲れ 汗かき」タイプ
≪症状≫
・エネルギーが不足しているので、身体を少し動かすとすぐ疲れやすく、汗をかきやすい。
・体調を崩しやすくて疲れやすい(虚弱体質)。
≪原因≫
消化器官をはじめとした内臓全体の働きが弱ると、口から摂取した食べ物の栄養を身体が吸収しにくくなります。
その影響で身体を健康に保つためのエネルギーが不足しがちになり、ちょっとしたことで疲れやすい状態が続きます。
栄養がうまく行きわたらないと皮膚を保護するバリア機能も低下して、本来引き締まっているはずの皮膚にゆるみが見られて汗をかきやすくなります。
≪アドバイス≫
このタイプの人は、身体をいつの間にか冷やしていることが多くみられます。
ですので、にんにく、しょうが、にら、ねぎなどの身体を内から温めてくれる野菜を摂ることがおすすめです。
また、シナモンや胡椒などのスパイスも食事に適宜取り入れるといいでしょう。
シャワーですませがちな人は湯船にしっかりつかって体の芯まで温まることも心がけてください。

②「ほてりからくる汗っかき」タイプ
≪症状≫
・生理周期が乱れてきた。
・更年期に差しかかって心身ともに不調を感じることが多くなった。
・身体が突然ほてって汗をかく。
・イライラしやすく、不眠がちな日が多い。
≪原因≫
このタイプは更年期の女性に多く見られます。
女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ることで、ホルモンバランスが乱れて 汗かきになると考えられています。
ほてって急に暑さを感じ汗をかいたかと思えば、逆に末梢の冷えも感じやすくなります。
≪アドバイス≫
いわゆる身体に優しいものを選んで食べることが重要です。
たとえば、女性ホルモンの代わりになるイソフラボンを豊富に含む大豆が代表ですね。
胃腸に負担をかけやすい、アルコール類や喫煙、脂質が多い肉料理などはあまりおすすめできません。
このタイプの人はのぼせやすいので、半身浴がとてもおすすめです。心身ともにリラックスして入浴すると改善されます。

③「ベタっとした臭い 汗かき」タイプ
≪症状≫
・身体がむくみがちで、熱がこもっている感じがする。
・汗のにおいが臭く感じて、汗染みに色がつき気になる。
・身体のにおいや便のにおいが臭く感じる。
・口臭が気になることが多く、口の中がべたつきがたである。
≪原因≫
じとっとした梅雨時期から暑い真夏に悩む人が多い 汗かきタイプです。
身体の中に熱と水分ががこもっているので、脳が体温を下げようとしてどんどん汗をかきます。
暴飲暴食はもちろん、ストレスを抱え込まない、喫煙や大量の飲酒、夜更かしなどの生活習慣の改善が必要です。
また、冷える人にはおすすめのにんにくやしょうが、スパイス類は汗をよりべたつかせてにおいを強くするので、控えめにすることをおすすめします。
≪アドバイス≫
まず、胃腸に負担がかからない腹八分目の食生活を心がけましょう。
こってりしたものより、和食などのあっさりした食事がおすすめです。
豆類や雑穀類は身体にこもった熱や水分を放出してくれます。
白米だけでなく、雑穀を混ぜたご飯も効果的です。
きゅうりには利尿作用があるカリウムが含まれているので、むくみ解消に効く野菜です。

④ 「どきっと緊張 汗かき」タイプ
≪症状≫
・心身ともに緊張しやすく、緊張すると大量に汗をかく。
・心身ともに疲れやすく、食欲が低下していると感じている。
・気にかけることが多く、それがもとでよく眠れない日が多い。
≪原因≫
心身のバランスを崩しがちな人に良くみられます。
頭の中を空っぽにするのが苦手、くよくよ考えがち、不安感を感じることが多いと緊張から 汗かきになってしまいます。
心身のバランスが崩れると眠りが浅くなって疲れがなかなか取れず、悪循環に陥ってしまいがちです。
≪アドバイス≫
まずはリラックスして日常生活を送ることが重要です。
心の疲れも溜め込まないようにして、自分なりの発散方法を見つけるといいでしょう。
また、軽い運動もおすすめです。無理のない範囲でウォーキングやストレッチ、ヨガなども気分転換になります。
身体と心を健全に保つように心がけましょう。

汗かきはどうすれば予防できるのか

汗かきの予防

それでは、日常生活でどうすれば 汗かきを予防できるのでしょうか。

「悪い汗」から「いい汗」をかく体質へ改善することで、汗腺の衰えを防ぎ、 汗かきな生活を予防することができます。
具体的にはどうすればいいのか見ていきましょう。

車や電車での移動が多く、あまり歩く習慣がない
普段、運動はあまりしない
夏場はエアコンの効いた室内にいることが多い
入浴時は、熱めのお風呂に全身浸かるのが好きだ
夏場、入浴後はエアコンで体を冷やす
汗がベッタリしていて、におうことがある
汗がしょっぱい
冷え性である
チェックが多い人ほど汗腺が衰え、「悪い汗」になっているおそれが。以下の点に注意し、汗腺を鍛えて「いい汗」をかけるようになりましょう。

有酸素運動を取り入れる
「いい汗」をかくための運動で最適なのは、ずばり、ウォーキングやスイミングに代表される有酸素運動です。
汗腺をゆっくりと働かせてしっとりと汗をかくことができます。
急激に汗をかく、筋トレなどの無酸素運動は汗腺に負担がかかってミネラルが皮膚上に出てくる「悪い汗」をかいてしまいます。
週に2、3日、少し汗ばむ程度のウォーキングなどを日常生活に取り入れましょう。

エアコン漬けにならない

エアコンの設定温度を低くしすぎると汗をかくことがなく、汗腺の機能を低下されてしまいます。
機能が低下した状態の汗腺が暑い環境に触れると汗腺自体もストレスを感じて「悪い汗」をかくことになります。
適度なエアコンの使用は、熱中症予防の対策として勧められています。
ですから、急にエアコンをやめてしまうのではなく、少しずつ設定温度を上げて身体を無理のない範囲で暑さにならすことも重要です。

半身浴を取り入れる

ぬるめのお湯にゆったりつかる半身浴は身体の芯まで温まることができて、しっとりとした「いい汗」をかくのに最適です。
温度が高いお湯での入浴は汗を一気にかくため、汗腺に負荷をかけてしまいます。
そうすることで「悪い汗」になりますし、周囲の温度も高いので汗が蒸発できずに体温が上がって、のぼせてしまいます。
ゆったりとした半身浴を楽しむ日を週に数日作ってみましょう。

風呂上がりには扇風機かうちわ
お風呂から上がったら、すぐにエアコンで身体を冷やすのではなく、うちわや扇風機を使ってゆっくりと「いい汗」を蒸発させながら体温を下げていきましょう。
「いい汗」は身体を乾燥から守る働きも持っています。
お肌のうるおいにも「いい汗」をかくことは大切です。

食べ物と汗は密接な関係

アルコールの摂りすぎや喫煙は「悪い汗」に直結しています。
代謝を向上させるのに効果があるしょうがや酢、女性ホルモンの代わりとなってくれるイソフラボンを多く含む大豆を摂ることで「いい汗」をかくことにつながります。
また、脂質が過剰な脂っこい食事を摂ると 汗かきな上に汗が臭くなりがちです。
抗酸化作用のあるビタミンCを含む野菜や果物、ビタミンEを含むオリーブオイルや玄米などを積極的に摂りましょう。

汗かきと関係する病気(疾患)について

汗かきと関係する病気

汗っかきなことは、何かの病気(疾患)にかかっているサインかもしれません。
汗かきなことと関係がある病気(疾患)についてまとめてみました。

多汗症
多汗症には日本皮膚学会から診断のガイドラインが示されています。

局所的に過剰な発汗が明らかな原因がないまま6カ月以上認められ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を多汗症と診断している。

1)最初に症状がでるのが25歳以下であること
2)対称性に発汗がみられること
3)睡眠中は発汗が止まっていること
4)1週間に1回以上多汗のエピソードがあること
5)家族歴がみられること
6)それらによって日常生活に支障をきたすこと
出典:原発性局所多汗症診療ガイドライン 2015 年改訂版

多汗症は全身性と局所性に分けられます。
多汗症の9割が手のひらや足の裏、腋など特定の部位にかく局所性の多汗症です。

また、多汗症の原因が他の病気(疾患)由来の場合は続発性、その他の場合は原発性に分けられます。

続発性の場合、多汗症に潜んでいる病気(疾患)早期発見することが重要です。
汗の状態がおかしいと感じたら、病院を受診するようにしましょう。

最後に多くの人が悩んでいる「原発性局所多汗症」の治療方法についてご紹介します。

①塩化アルミニウム外用療法
塩化アルミニウムが汗管細胞に作用し、この管を閉塞させて発汗を抑制します。

②イオントフォレーシス療法
多汗症の患部を水に浸して弱い直流電流を流すことによって、汗腺に作用して、汗腺の穴を小さくすることによって発汗を抑えます。

①②の効果がない場合
③ボツリヌス療法
ボツリヌス菌がつくる天然のタンパク質を有効成分とする薬をワキの下に注射する治療法です。この薬が、交感神経出される汗を出す命令信号をブロックして、発汗を抑制します。

まとめ【 汗かきをしっかりと予防して快適な毎日を送ろう!】

今回は、 汗かきのメカニズム、原因と症状、予防法、そして病気(疾患)について紹介しました。

汗かきでお悩みの皆さんの参考になれば幸いです。

  • 汗をかくことは人の体温調節機能であり、必要不可欠なメカニズムである
  • 汗といっしょに出てきたミネラルと皮膚上の菌が反応して、臭い汗になる。
  • 汗かきには、生活習慣や更年期、心身のバランスなどによっていろいろなタイプが存在する
  • 「悪い汗」から「いい汗」をかく体質へ改善することで、汗腺の衰えを防ぎ、 汗かきな生活を予防することができる
  • 汗っかきが気になる場合は多汗症やそれ由来の病気(疾患)にかかっているかもしれない

以上についてご紹介しました。
ぜひ、この記事を参考にしていただいて、快適な毎日を送りましょう!

睡眠不足が引き起こす不調とは?睡眠不足の原因は睡眠の質にも関係してる!

睡眠不足を軽視していませんか?

睡眠が十分にとれていないと心身に様々な支障をきたします。

しかし、睡眠時間を削らなければならないほど忙しい場合もあります。

そのような時には睡眠の質を意識してみてください。

質を高めることで体内時計を整えましょう。

今回は、睡眠不足による悪影響や、睡眠の質を高める方法についてをご紹介します。

【睡眠不足の悪影響】睡眠不足は体調不良への1歩

【睡眠不足の悪影響】睡眠不足は体調不良への1歩

睡眠不足を特に気にされていない方もいらっしゃるかと思います。

しかし、睡眠が不足することで心身に様々な悪影響が生じます。

具体的にどのような悪影響が考えられるか解説していきます。

【睡眠不足の悪影響】ストレス増大

睡眠不足だとストレスに弱くなり、いつも以上にストレスを感じやすくなります。

これはコルチゾールというストレスホルモンが関係しています。

コルチゾールは睡眠時に分泌されるホルモンで、睡眠不足により過剰に分泌されると脳の働きが低下し、ストレスに弱くなります。

【睡眠不足の悪影響】免疫力低下

睡眠不足が続き、風邪をひいた経験がある方もいらっしゃると思います。

睡眠時には成長ホルモンが分泌されることで、傷ついた組織を修復し免疫機能を維持します。

しかしながら、睡眠が不足することで免疫機能を維持できなくなりウイルスに感染しやすくなります。

【睡眠不足の悪影響】体重増加

睡眠が不足すると、グレリンという食欲を増進させるホルモンが多く分泌されます。

さらにレプチンという食欲を抑えるホルモンの分泌量が減ります。

このように増進した食欲を抑えることが難しくなり、睡眠不足が続くと体重が増加します。

【睡眠不足の悪影響】集中力の低下

夜なかなか眠れないと、日中に睡魔に襲われるようになります。

そうなると集中力を維持することが難しくなり、仕事でのミスや交通事故を招きかねません。

集中力の低下が様々なアクシデントの引き金になります。

【睡眠不足の悪影響】肌荒れ

健康な肌を保つためにはターンオーバー(肌表面の角質が生まれ変わること)は欠かせません。

しかしターンオーバーが活性化するのは睡眠中のため、睡眠が不足すると正常なターンオーバーができず古くなった角質が剥がれないため肌荒れを引き起こします。

【睡眠不足の悪影響】不安感

精神的に不安定になります。

睡眠不足が不安感を生じさせるメカニズムは未だ解明されていませんが、不安感を招くことは明らかです。

重症化するとうつ病の原因になるので、心配な場合は医療機関を受診するなどの対応が必要です。

このように睡眠不足が続くと心身に異常をきたします。

慢性的な疾患にもつながりかねませんので、睡眠不足を軽視せず、日頃から睡眠をとるように意識することが大切です。

【睡眠不足の原因】睡眠不足の原因と改善方法

【睡眠不足の原因】睡眠不足の原因と改善方法

睡眠不足は、忙しくて睡眠を削らなければいけないことや、中々寝付けないといった様々な理由から起こります。

また、加齢も睡眠不足に関係していることがあります。

ここでは、睡眠不足を引き起こす原因についてご紹介します。

【睡眠不足の原因】時間の不足

シンプルですが睡眠不足の原因としてはもっとも多いと言えます。

仕事や家事、育児などで忙しくしていると時間が足りず睡眠を削らざる得なくなり、睡眠不足につながります。

時間の使い方を見直して睡眠時間を確保するようにしましょう。

【睡眠不足の原因】精神不安

悩み事があって精神的に不安定になっていたり、イライラしていたりすると寝付くことが難しくなります。

そして、睡眠不足になることでも不安感にかられやすくなるため精神不安の悪循環に陥ります。

不安の原因を取り除くことで寝つきがよくなりますが、それが難しい場合には心療内科の受診も検討してみてください。

【睡眠不足の原因】夜更かし

時間を忘れて趣味に没頭し気づいたら明け方、ということはありませんか?

夜更かしは睡眠不足の原因の中でも比較的改善しやすいものなので、該当する方は少しずつでも夜更かしの時間を減らしてみてください。

【睡眠不足の原因】加齢

加齢によって体内時計が変化するので、早朝に目覚めることがあります。

また睡眠の質も変化し、眠りが浅くなることで少しの物音でも目覚めます。

睡眠不足の原因として加齢によるものは改善が難しいですが、不安なことがあれば解消する、時間のやりくりを工夫するといった取り組みで改善できるものはしていきましょう。

【睡眠不足】あなたも隠れ睡眠不足かも!?

【睡眠不足】あなたも隠れ睡眠不足かも!?

仕事が忙しく睡眠を削っている自覚がある方もいれば、自身が睡眠不足だという自覚がない方もいると思います。

睡眠不足から本格的に体調を崩すこともあるので、まずは自身が睡眠不足だと知っておくことが必要です。

ここでは、睡眠不足のシグナルをご紹介します。

【睡眠不足】コーヒーやタバコがないと集中できない

カフェインやニコチンには眠気覚ましの効果があります。

十分な睡眠をとっていればカフェインやニコチンなしで集中できますが、睡眠不足だと集中力が低下し、これらがないと集中でいない状態になります。

カフェインやニコチンにより眠気が飛んで集中はできるものの、寝たときのように疲労回復できているわけではないので過度に摂取するのはよくありません。

【睡眠不足】強い眠気に襲われる

睡眠不足だと日中に強い眠気や倦怠感に襲われます。

ひどい場合マイクロスリープという自覚なく瞬間的に睡眠状態になる症状があらわれることがあります。

運転中にこの症状が出ると事故の原因になります、睡眠不足時の運転は特に注意しましょう。

【睡眠不足の解消】最適な睡眠時間は何時間?

【睡眠不足の解消】最適な睡眠時間は何時間?

ここまで睡眠不足の悪影響や原因について解説してきましたが、最適な睡眠時間は何時間なのでしょうか?

個人差があるので一概には言えませんが1つの目安にしてみてください。

最適な睡眠をご紹介するために、まずは睡眠のリズムについて解説していきます。

睡眠は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」で構成されています。

【睡眠不足の解消】レム睡眠の特徴

  • 体は眠っているが脳は起きている
  • 浅い眠り
  • 体の休息
  • 記憶の整理
  • 体が完全に脱力している
  • 夢をみる

【睡眠不足の解消】ノンレム睡眠の特徴

  • 体も脳も眠っている
  • 眠りの深い状態
  • 脳の休息
  • 体の修復
  • 夢はほとんどみない

睡眠はノンレム睡眠から始まり次にレム睡眠へと移ります。

ノンレム睡眠を60分、レム睡眠を30分のサイクルで繰り返すことで体と脳を回復させます。

そして「ノンレム睡眠→レム睡眠」を1セット(90分)として眠りが浅くなっているレム睡眠の時に目覚めると起きやすいです。

つまり睡眠時間を90分単位にすることで目覚めがよくなります。

最適な睡眠時間

睡眠のサイクルを踏まえた上での最適な睡眠時間はおおよそ6時間です。
これは「ノンレム睡眠→レム睡眠」を4セット繰り返した時間です。

しかしながら、最適な睡眠時間は個人差があります。
特に年齢別では違いが現れ、加齢とともに最適な睡眠時間は少なくなります。

6時間を目安として自分に合った睡眠時間を探してみてください。
また、眠りすぎると心臓発作や心血管疾患のリスクが高まるという研究結果があるので長時間眠ればいいという問題でもありません。

睡眠不足を解消する睡眠の質の上げ方

睡眠不足を解消する睡眠の質の上げ方

睡眠不足を解消することと同様に、睡眠の質を上げることも大切です。

睡眠時間を確保できているにもかかわらず、疲れを感じるという方には、ぜひ睡眠の質を意識していただきたいと思います。

ここでは睡眠の質を上げるためにできることをご紹介します。

【睡眠不足の解消】朝日を浴びる

朝日の刺激を受けることで乱れた体内時計がリセットされ、さらに朝日を浴びておおよそ15時間後に眠りを誘うメラトニンというホルモンが分泌されます。

20〜30分朝日を浴びると効果的です。

このように睡眠の準備は朝から始まっています。

【睡眠不足の解消】朝食をとる

睡眠は眠る前の過ごし方が大切なように思いますが、実は朝食も関係しています。

朝食摂取後、眠りを誘うメラトニンがおおよそ15時間後に分泌されます。

朝食の質が睡眠の質に関係してくるため、メラトニンを生成するために必要となる「トリプトファン」と「ビタミンB6」を含むバランスの良い朝食をとりましょう。

トリプトファンは大豆製品に、ビタミンB6はバナナや玄米に豊富に含まれています。

【睡眠不足の解消】入浴と夕飯の時間を工夫する

入浴は睡眠の90分前に、夕飯は3時間前に終わらせるようにしましょう。

身体の表面と深部の温度の差が少ないと深い眠りにつきやすくなります。

そのため、90分前の入浴で体温を上げるといいでしょう。

また、消化作業をしていると睡眠の質が下がります。

夕飯を消化吸収するのに3時間ほどかかるため、それを考慮して食事をとるようにしましょう。

【睡眠不足の解消】電子機器の利用を控える

ベットに入ってスマホをいじるのが日課になっている方も多いと思います。

しかし、スマホ画面から出ているブルーライト(LEDディスプレイから出ている人の目には見えない光)が睡眠に悪影響を及ぼします。
ブルーライトはエネルギーが強いので、寝つきが悪くなり睡眠の質が悪くなるためです。

健康な心身を維持するには良質な睡眠が欠かせません。

これらのことを意識して良質な睡眠を得られるように工夫してみてください。

睡眠不足による悪影響を避けるために睡眠の質をあげよう!

今回は、睡眠不足による悪影響や、睡眠の質を高める方法についてをご紹介しました。

心身ともに健康でいるために睡眠不足から抜け出しましょう。

  • 睡眠不足は、ストレス増大/免疫力低下/体重増加/集中力の低下を引き起こす
  • 睡眠不足の原因は、時間の不足、精神不安、夜更かし、加齢です
  • 睡眠不足のシグナルは、コーヒーやタバコがないと集中できない、昼間に強い眠気に襲われる
  • 最適な睡眠時間は6時間です
  • 睡眠の質を上げるために、朝日を浴びる/朝食をとる/睡眠の90分前に入浴・60分前に夕飯を済ませる/就寝前の電子機器の利用を控える

睡眠不足によって免疫力が低下し、様々な体調不良を引き起こすことがあります。

睡眠不足を軽視せず、良質な睡眠を得られるようにできることから工夫してみましょう。

薬の飲み合わせには注意!注意する薬の飲み合わせを知っておこう!

薬は病気を治すためのものですが、飲み方を間違えるとリスクが大きくなるので注意が必要です。

間違った飲み方をすると、薬の効果を得られなかったり必要以上に効果が強く現れたりするので、薬を飲むときは飲み合わせなどに気をつけましょう。

そこで今回は、薬の飲み合わせについてご紹介します。

【薬の飲み合わせ】副作用とは違うの?

【薬の飲み合わせ】副作用とは違うの?
人生をいかに健康に生きるかが問われている今、注目されているのが「セルフメディケーション」です。

セルフメディケーションとは「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)が定義しています。

最近ではインターネットや一部のコンビニでも医薬品を取り扱うようになり、以前よりも手軽・気軽に薬を購入することができるようになりました。

また「スイッチOTC」といって、医療用医薬品(処方薬)として用いられている成分が一般用医薬品(市販薬)にスイッチ(転換)されたものもあり、高い効果を実感することもできるようになりました。

しかし、1つひとつには問題がない薬でも、飲み合わせによっては体に良くない影響が出る組み合わせがあります。

複数の薬を併用した場合や、保健機能食品・健康食品を含む特定の食品と一緒に摂取した場合に、薬の作用が強く出すぎたり弱くなったりすることがあり、これを「相互作用」といいます。

作用が強く出すぎると副作用が発生しやすくなり、弱くなると薬の十分な効果を得ることができなくなるので注意が必要です。

【薬の飲み合わせ】外用剤・注射剤にも注意

相互作用は内用剤(飲み薬)だけに限らず、外用剤(塗り薬や湿布など)や注射剤であっても一緒に摂取した食品などによって相互作用が発生する可能性があるので、内用剤以外の薬であっても飲み合わせには注意しましょう。

市販薬には必ず添付文書がついているので、使用する前にしっかりと読んでおくことが大切です。

処方薬でも市販薬でも、分からないことがある場合や不安な場合は医師や薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。

また、自分だけでなく親や子どもが薬を飲む機会も多くあると思います。

特に高齢者の方では、高血圧や催眠鎮静薬などの内服薬、湿布などの外用薬を数種類服用していることも多いので、家族や施設のスタッフがしっかりと管理してあげることも大切です。

病気を治すための薬で体調を崩してしまっては本末転倒ですから、飲み合わせには十分注意して薬を服用しましょう。

飲み合わせと聞くと、薬と「同時」に食べたり飲んだりしてはいけないものと解釈する人がいますが、そうではありません。

「薬を服用する際の飲み物」や「服用直前(直後)の食事」だけではなく、2~3時間、長いものでは数日空けなければならないものもあります。

これは薬や食べ物によって差がありますので、自己判断せずに病院や薬局で相談しましょう。

【薬の飲み合わせ】薬と食品の注意すべき飲み合わせ

【薬の飲み合わせ】薬と食品の注意すべき飲み合わせ

「グレープフルーツジュースで降圧剤を服用してはいけない」という話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

これは、降圧剤と一緒に摂取すると薬が体内に長時間とどまって必要以上に強い効果が出る可能性があるためです。

では、ジュースではなく果実そのものならいいのかというと、その答えはNOです。

グレープフルーツに含まれている成分が原因になっているので、ジュースに限らず果実の摂取も控えましょう。

また、この成分は様々な柑橘系の果物に含まれているため、グレープフルーツだけでなくスウィーティーや夏みかんも控えたほうがいいといわれています。

ここでは日常的に摂取するものを中心に注意すべき飲み合わせについて紹介しますので、参考にしてください。

【薬の飲み合わせ】牛乳・ミネラルウォーター

カルシウムやマグネシウムを多く含む牛乳やミネラルウォーターは、薬の吸収や作用を低下させることがあります。

また、大量摂取により高カルシウム血症(悪心、嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、傾眠など)を引き起こす薬もあるので、普段からこれらをよく飲む人は、その旨医師や薬剤師に伝えておきましょう。

飲み合わせに注意すべき主な薬剤

  • 抗菌薬(クラビット・ミノマイシン・ケフラールなど)
  • 骨粗鬆症治療薬(ボナロン・ベネットなど)
  • 制酸・緩下薬(酸化マグネシウムなど)

これらの薬を服用している人は、薬の服用後2~3時間は牛乳の摂取を控えましょう。

また、牛乳やミネラルウォーターの多量摂取にも注意しましょう。

【薬の飲み合わせ】納豆・クロレラ・青汁

これらの食品に共通するのは「ビタミンK」です。

ビタミンKは緑色の強い野菜や海藻類にも含まれていますが、これらを排除すると栄養不足に陥るので、医師の指導の下、一定量は摂取する必要があります。

飲み合わせに注意すべき主な薬剤

  • 抗血栓薬(ワーファリンなど)

納豆やクロレラ・青汁はワーファリンの働きを弱めるため、服薬中は摂取を控えましょう。

この中でも「納豆」は納豆菌が腸内でビタミンKを産生する可能性があるので、ワーファリンが全く効かなくなる可能性があるといわれています。

【薬の飲み合わせ】コーヒー・紅茶・緑茶など

これらに共通するのは「カフェイン」です。

カフェインには薬の吸収や作用を低下させる働きがあるので、薬を飲んでいる人はカフェインの摂取に気をつけましょう。

飲み合わせに注意すべき主な薬剤

  • 貧血治療薬(フェルムなど)
  • 骨粗鬆症治療薬(フォサマック・ボナロン・アクトネル・ベネットなど)

これらの薬を飲んでいる人は、コーヒーならノンカフェインのものにする、普段飲んでいる緑茶を麦茶やほうじ茶にするなど工夫しましょう。

【薬の飲み合わせ】チーズ・ワインなど

これらに共通するのは「チラミン」という成分です。

薬によりチラミンの代謝が阻害されて体内のチラミン濃度が高くなり、血圧上昇や頭痛などが起こる可能性があります。

飲み合わせに注意すべき主な薬剤

  • 結核治療薬(イスコチン・ネオイスコチン・ヒドラなど)
  • 抗菌薬(ザイボックスなど)

【薬の飲み合わせ】グレープフルーツ

先ほど少しお話ししましたが、グレープフルーツは降圧剤と一緒に摂取すると必要以上に強い効果が出る可能性があるため注意が必要です。

降圧剤のほかにも注意が必要な薬がいくつかあるので、頭に入れておきましょう。

飲み合わせに注意すべき主な薬剤

  • 高血圧治療薬(アダラート・ニフェジピン・ノルバスク・コニールなど)
  • 高脂血症治療薬(リポバスなど)
  • 催眠鎮静薬(トリアゾラム・ハルシオンなど)
  • 抗てんかん薬(テグレトールなど)

一緒に服用すると血圧が下がりすぎたり、頭痛やめまいなどの症状を引き起こしたりする可能性があるので、飲み合わせには注意しましょう。

【薬の飲み合わせ】アルコール

ここでは特別な注意が必要な薬についてお話しますが、以下に挙げる薬以外でも薬を服用した場合はアルコールの摂取は控えましょう。

飲み合わせに注意すべき主な薬剤

  • 催眠鎮静薬(デパス・セルシン・マイスリー・ハルシオンなど)
  • 抗ヒスタミン薬(アタラックス・レスタミンなど)
  • 解熱鎮痛薬(カロナール・アセトアミノフェンなど)

これらの薬と一緒に摂取すると眠気や意識障害、判断力低下、肝障害を起こすリスクが高いので、アルコールを飲むなら薬は飲まない、薬を飲むならアルコールは飲まないようにしましょう。

この他にもサプリメントやハーブティーに含まれている「セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)」は抗凝固薬や気管支拡張剤、抗てんかん薬、強心薬などと一緒に摂取すると薬の効き目が弱くなる可能性がありますので、薬を飲むときはサプリメントやハーブティーとの併用にも気をつけましょう。

【薬の飲み合わせ】薬と薬で注意すべき飲み合わせ

【薬の飲み合わせ】薬と薬で注意すべき飲み合わせ

医師から処方された薬以外に、自ら選択した市販薬を飲む場合や市販薬同士を併用する場合にも、飲み合わせには十分注意しましょう。

また、かかりつけ医とは違う病院を受診するときには、既往歴や服用中の薬を必ず伝えることが重要です。

ここでは注意が必要な薬の組み合わせについてお話しますが、複数の薬を飲むときは医師や薬剤師に必ず相談しましょう。

<解熱鎮痛薬>
解熱鎮痛薬との飲み合わせに注意したいのは

  • 風邪薬
  • 利尿薬

風邪薬には解熱鎮痛成分が含まれているので、重複している成分の効果が強く出すぎたり副作用が出現しやすくなったりします。

利尿薬は、効果が強く出すぎたり十分な効果を得ることができなくなったりする可能性があるので、風邪薬との併用は避けるべきです。

<アレルギー薬>
アレルギーの薬との飲み合わせに注意したいのは

  • 風邪薬
  • 鼻炎薬
  • せき止め
  • 酔い止め薬

これらの薬にはヒスタミンが含まれているものがあり、花粉症などでアレルギーの薬を飲んでいる場合には成分が重複し、副作用が強く出る可能性があります。

ヒスタミンの代表的な副作用には「眠気」があり、うっかり併用して強い眠気に襲われる…というケースが多くみられます。

<鼻炎薬>
鼻炎薬との飲み合わせに注意したいのは

  • 胃腸薬(痛みを抑えるタイプのもの)

鼻炎薬には鼻水を止める成分(抗コリン成分)が含まれていますが、鼻水だけでなく全身の分泌腺にも作用する恐れがあります。

胃腸薬の中でもロートエキスなどの抗コリン成分を含むものは、成分が重複して副作用の口渇や排尿障害、眼圧の上昇などの症状が現れやすくなるので注意しましょう。

<便秘薬>
便秘薬(腸溶タイプ)の薬との飲み合わせに注意したいのは

  • 胃腸薬(酸を中和するタイプのもの)

腸で溶けるタイプの便秘薬と、酸を中和するタイプの胃腸薬を併用すると、便秘薬が腸に届く前に溶け、効果を得られなかったり副作用が生じやすくなったりします。

便秘薬と胃腸薬を併用する人は意外と多く、便秘薬を過剰摂取する原因にもなるので注意しましょう。

<漢方薬>
漢方薬との飲み合わせに注意したいのは

  • 漢方薬
  • 風邪薬
  • 鼻炎薬

例えば、漢方薬に含まれている「カンゾウ(抗炎症作用)」や「マオウ(気管支拡張・血管収縮作用)」は、風邪薬や鼻炎薬に含まれている「グリチルリチン酸(抗炎症作用)」や「エフェドリン(気管支拡張・血管収縮作用)」と重複する場合があります。

また、漢方薬は様々な作用を持ち合わせているので、漢方薬と漢方薬の併用にも注意しましょう。

肝炎などの治療に用いられる小柴胡湯(しょうさいことう)とインターフェロンの併用で間質性肺炎という重い副作用が出ることもあるので、「漢方薬は効果が穏やかだから安全」とは思わずに飲み合わせには十分気をつけましょう。

【薬の飲み合わせ】薬の飲み合わせによる相互作用を防ぐ

薬の飲み合わせによる相互作用を防ぐには

【薬の飲み合わせ】普段飲んでいる薬について知っておこう

高血圧や糖尿病の人は普段から毎日薬を服用していると思いますが、自分が飲んでいる薬をきちんと把握できていない人もいると思います。

飲み合わせによっては薬の効果を得られなかったり作用が強く出すぎたりするので、自分が飲んでいる薬と一緒に飲んではいけない薬や、控えるべき食べ物について知っておきましょう。

【薬の飲み合わせ】おくすり手帳を利用しよう

おくすり手帳は自分がどのような薬を飲んでいるのかを把握するためにとても役に立つので、作っておくことをおすすめします。

自分だけでなく、医師や薬剤師に見せることで使用中の薬が一目でわかるので、相互作用を防ぐことにつながります。

処方薬に限らず、普段から飲んでいるサプリメントや市販薬の記録も残しておくと便利です。

【薬の飲み合わせ】かかりつけ医を持とう

中には、いつも違う病院へ行ったり新しい病院ができたらそちらに行ってみたりする人もいると思いますが、初めて行く病院や久しぶりに行く病院の医師は服用中の薬や既往歴を把握できていません。

お薬手帳を見せることで有害な飲み合わせは回避できますが、お薬手帳を持っていない場合などは情報が不十分なので適切な治療・処方ができなくなります。

【薬の飲み合わせ】食品や薬との飲み合わせについて確認する

薬を処方されたときは飲み合わせについて医師や薬剤師に確認しましょう。

市販薬を購入するときは薬局やドラッグストアの薬剤師にお薬手帳や処方箋を見せて、飲み合わせや相互作用について聞いておきましょう。

薬の飲み合わせに注意しながら正しく服薬しよう

薬の飲み合わせに注意しながら正しく服薬しよう

【薬の飲み合わせ】正しいタイミング

食前、食後、食間、頓服など、決められたタイミングで服用しましょう。

飲み忘れたときは、自己判断で服薬しないで医師や薬剤師に確認しましょう。

自己判断で薬の量を増やしたり減らしたりしないようにしましょう。

なかなか効かないからといって多く服用すると、副作用が出やすくなるので危険です。

薬の服用における注意点③正しい方法で

薬を飲むときは「コップ1杯の水」で飲むのが基本です。

苦みが強い薬などは、水以外のもので服用しても良いかを医師や薬剤師に相談しましょう。

【薬の飲み合わせ】正しい期間

症状が改善してきたからといって途中で服用を中断するのはやめましょう。

指示に従って決められた期間は服用を継続しましょう。

【薬の飲み合わせ】正しい飲み合わせ

飲み合わせに注意し、薬を飲んでいる期間の食生活・他の薬の服用に注意しましょう。

薬の飲み合わせに気を付けて自分の体を守ろう!

  • 薬は飲み合わせに注意して服用しよう
  • 薬の飲み合わせが良くないと、副作用が強く出たり効果を得ることができなかったりする
  • 正しい方法で服薬し、飲み合わせによる相互作用を防ごう
  • 医師や薬剤師に確認・相談しよう

薬は一歩間違えれば「毒」になりかねないので、自分が飲んでいる薬についてしっかり知っておくことが大切です。

薬の飲み合わせや飲み方には十分注意して、自分の体は自分で守りましょう。

これでシミは消える!正しい知識と適切なケアでシミを徹底的に消す方法

年齢を重ねるにつれ、肌のトラブルは増えますよね?

その中でもシミに悩んでいる人は、多いのではないでしょうか?

なぜ「シミができるのか?」「シミを消すにはどうすればいいのか」「自分で消せるのか?」など気になることも多いですよね。

そこで今回は、シミができる原因や、シミを消す方法について紹介します。

シミができる原因やメカニズムを知ってシミを消そう!

シミを消す前に、まずなぜシミができるのかを紹介します。

シミができる原因を知っておけば、シミを消すために何をすべきかわかります。

また、原因がわかればシミを作らないように予防できます。

【シミの原因】紫外線

シミの原因①紫外線

さまざまな肌トラブルのもとになる紫外線ですが、実はシミの原因のほとんどが紫外線だと言われています。

紫外線は夏に強いと思われていますが、実は一年中対策が必要です。

春先は冬の乾燥で肌が弱っているためダメージを受けやすく、また冬でも真夏の約半分の紫外線が降り注いでいます。

私たちの肌に悪影響を及ぼす紫外線には、「UVA」と「UVB」の2種類があります。

「UBA」は紫外線の約95%を占め、量が多く波長が長いため真皮まで届き、黒色メラニンの生成を促してシミを目立たせます。

「UVB」は肌への刺激が強く、表皮の細胞が破壊されて、メラニン色素が沈着してシミの原因になります。

たとえ曇りや雨の日、短時間のお出かけでも紫外線対策することが大切です。

【シミの原因】ホルモンバランスの乱れ

シミの原因②ホルモンバランスの乱れ

ホルモンのバランスが乱れると黒色メラニンの生成が促され、シミが増える原因になります。

特に妊娠中や出産前後、更年期などは女性ホルモンのバランスが乱れやすくなっています。

睡眠不足やストレスによってもホルモンバランスは乱れます。

【シミの原因】活性酸素

シミの原因③活性酸素

最近の研究では、活性酸素が黒色メラニンの生成に大きく関わっていることが分かってきました。

活性酸素は体内で細胞を酸化させる働きがあり、皮膚の酸化はシミ、シワ、そばかすなど肌の老化に繋がります。

紫外線などの外部刺激によっても活性酸素の生成が促され、黒色メラニンが多く生成されます。

またリラックスした状態よりもストレスを感じている状態の方が3倍も活性酸素が発生することが分かっており、紫外線対策していてもシミが増えたという方は、ストレス対策も必要かもしれません。

【シミの原因】物理的な刺激

シミの原因④物理的な刺激

洗顔やスキンケアの際に強くこする摩擦が原因で、色素沈着を起こしシミの原因になることがあります。

またニキビ跡や怪我、虫刺されなどの炎症、薬品によるかぶれや金属アレルギーによる炎症によってもメラノサイトが刺激され、黒色メラニンが生成されます。

肌への刺激は、できるだけ少なくするように心がけましょう。

【シミの原因】内臓機能の低下

シミの原因⑤内臓機能の低下

「肌は内臓の鏡」という言葉あり、顔にできたシミの位置で体の不調が分かると言われています。

便秘、宿便、貧血、冷え性、自律神経の乱れ、肝臓や腎臓の機能低下など、内臓機能の低下がシミとなって顔に現れます。

【シミの原因】遺伝

シミの原因⑥遺伝

シミのできやすさには遺伝的要素もあり、雀卵斑(じゃくらんはん)と呼ばれるいわゆる「そばかす」は遺伝によるものです。

発症自体は予防できませんが、紫外線対策や美容医療によって改善、治療することは可能です。

このようにシミにはさまざまな原因がありますが、実は黒色メラニンの生成=シミということではありません。

健康な肌では毎日黒色メラニンの生成と排出がバランスよく行われており、そのバランスが崩れて黒色メラニンが過剰に生成され蓄積されることでシミの原因となるのです。

シミを消すには、黒色メラニンの生成と排出のターンオーバー機能を高め、正常に戻してあげることが大切です。

シミのタイプは6種類ある!自分で消せるの?

シミのタイプは6種類

実はシミには6種類のタイプがあり、自分で消せるものと消すのは難しいものがあります。

自分のシミがどのタイプなのかを知り、それに合った対策することで効果的にシミを消せます。

まずはセルフケアによって自分で薄くしたり消したりできるシミから紹介します。

【シミの種類】老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

加齢とともにできやすくなるシミで、紫外線の蓄積によってできるので「日光性色素斑」とも呼ばれます。

一般的にシミと言えば主にこの老人性色素斑のことを指します。

加齢による肌のターンオーバー機能の低下が主な原因で、薄茶色から徐々に濃くなり、大きさは数ミリから数センチと個人差があります。

【シミの種類】炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)

ニキビや怪我、虫刺され、皮膚炎、火傷などによる炎症から、色素沈着が起こってできるシミのことです。

また洗顔やスキンケアなどで強くマッサージすると、その摩擦によっても炎症が起こる場合がありますので気をつけましょう。

肌に炎症が起こるとメラノサイトが刺激され、黒色メラニンが生成されて色素沈着の原因になります。

炎症の跡に紫外線が当たると更に色素沈着が目立つようになるので、紫外線対策も重要です。

【シミの種類】肝斑(かんぱん)

女性ホルモンの乱れによって左右の頬骨あたりにできる薄茶色のシミのことで、更年期の女性にできやすいと言われています。

また妊娠中、出産前後など女性ホルモンのバランスが乱れやすい時期や、ピルの使用などによってもできることがあります。

ストレスや睡眠不足によってもホルモンバランスは乱れますので、生活習慣を見直しストレスのない生活を送りましょう。

また紫外線も悪化の原因になりますので紫外線対策をしましょう。

これら3つのシミについては、スキンケアや化粧品などセルフケアが有効で、改善できます。

次にセルフケアでは消すのが難しいシミについて解説します。

【シミの種類】そばかす

加齢や遺伝によってできるシミとは違って、そばかすは遺伝的要素によってできるシミです。

小さな茶褐色の斑点が鼻や頬などの高い位置にできます。

幼少期から思春期にかけて濃くなり量も多くなりますが、大人になるにつれて薄くなる傾向にあります。

【シミの種類】脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

年寄りイボまたは老人性イボとも呼ばれており、加齢に伴う皮膚の老化によってできる良性腫瘍の一種です。

紫外線の影響も大きく、日光を浴びやすい顔面に多く見られます。

始めは平らですが徐々に盛り上がって少しずつ大きくなり数も増えていきますので、早めの対処が重要です。

【シミの種類】花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)

肩から背中にかけて花びらのように広がるシミのことで、強い紫外線を浴びたり日焼けを繰り返したりするとできます。

色白で赤く日焼けするタイプの人にできやすいシミです。

自分で消せないシミについては、美容皮膚科、美容外科などプロの専門医による治療が必要です。

セルフケアで改善するシミでも美容医療を併用することでより早くシミを消すこともできますので、悩んでいる方は気軽に相談してみてください。

シミを消すには紫外線対策だけではダメ?

シミの原因、シミの種類が分かったところで、具体的にどのような対策すればいいのでしょうか?

誰もが一番に思いつくのが紫外線対策でしょう。

しかし、シミを消すには紫外線対策以外にもさまざまな対策があるのです。

ここではシミを消すための基本的な対策を詳しく解説していきます。

【シミ対策】紫外線対策

シミを消すために一番重要なのはやはり紫外線対策です。

まずはしっかりと紫外線対策することでシミを予防し、できたシミを悪化させないことが大切です。

紫外線は一年中降り注いでいますので、曇りや雨の日でも外出するときは必ず日焼け止めクリームを塗り、時間が経ったり汗をかいたりしたらこまめに塗りなおすようにしましょう。

サングラスや帽子、日傘、手袋などのアイテムも活用し、少しのお出かけでも対策しましょう。

ベランダに出て洗濯物を干したりガーデニングしたりする際の生活紫外線にも注意が必要です。

屋内でも紫外線は届きますので、UVカットカーテンや窓ガラス用のUVカットシートなどもオススメです。

【シミ対策】シミに効く栄養素を摂る

シミを消すには、シミに効く栄養素を摂って内側からアプローチするのも大切です。

シミに効く栄養素の代表的なものには下の5つがあります。

積極的に摂って体の内側からシミを消しましょう。

【シミに効く栄養素】ビタミンC
シミに効く代表的な栄養素で、黒色メラニンの生成を抑制するだけでなく、酸化した黒色メラニンを還元する作用もあります。
パプリカ、赤ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、オレンジなどを積極的に摂りましょう。
ストレスの多い人やタバコを吸う人は特に多めに摂るようにしましょう。

【シミに効く栄養素】βカロチン(ビタミンA)
黒色メラニンの生成を促す活性酸素の働きを抑える効果があります。
人参、ほうれん草、小松菜、かぼちゃなどの緑黄色野菜を摂ると効果的です。

【シミに効く栄養素】ビタミンE
ビタミンCの働きを助け、細胞の酸化を防いで活性酸素の働きを抑制します。
アーモンドなどのナッツ類、アボカド、ウナギなどに多く含まれます。

【シミに効く栄養素】L-システイン
黒色メラニンの生成を抑えてターンオーバーを促進し、体外へ排出する効果があります。
牛ヒレ肉、鶏ムネ肉、カツオなど動物性たんぱく質が豊富なもの、大豆などに多く含まれます。

【シミ対策】生活習慣を見直す

バランスが取れた食生活、適度な運動、十分な睡眠、ストレスのない環境を心がけることでホルモンバランスが整い、肌のターンオーバー機能が高まってシミを消すことに繋がります。

タバコに含まれるニコチンはビタミンCを破壊しますので、できるだけ控えましょう。

またコーヒー、紅茶、緑茶に多く含まれるカフェインは摂りすぎるとシミを悪化させてしまいます。

【シミ対策】内服薬

シミに効く栄養素を食事で十分摂取できない場合は、それらを含む内服薬で補うこともオススメです。

市販薬でもビタミンCやL-システイン、シミの治療に用いられるトラネキサム酸を含む内服薬がありますので、活用してみるのもいいでしょう。

【シミ対策】美白化粧品

シミのない透明感のある肌を目指すなら、黒色メラニンを生成させないようにする美白有効成分が配合された美白化粧品の活用も効果的です。

日本で認可されている美白有効成分には、ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、リノール酸、トラネキサム酸、プラセンタエキスなどがあり、継続的に使用することでより効果が期待できます。

<h3【シミ対策】美容医療

セルフケアでは改善が難しいシミの場合は、美容医療を活用しましょう。

より早くシミを消したい人も、専門医による治療は効果的です。

レーザーやケミカルピーリングなどによる治療だけでなく、内服薬や塗り薬などの処方もあります。

それぞれのシミのタイプに合った治療法がありますので、気軽に相談してみましょう。

シミを消すおすすめアイテム

シミを消すおすすめアイテム

シミを消すには紫外線対策だけでなく、生活習慣や食生活も大切なことが分かりましたね。

そして、それにプラスしてさまざまなアイテムを活用することで、より効果的にシミを消せます。

【シミを消すアイテム】アンプルール

数々の雑誌で取り上げられ、国内外のSNSでも話題沸騰の実力派美白美容液です。

肌の漂白剤とも言われるハイドロキノンを安定配合しており、黒色メラニンの生成を抑制して寝ている間にシミのもとに直接アプローチしてくれます。

初めての人はお得なトライアルキットがありますので、是非試してみてください。

【シミを消すアイテム】アクロパス スポットプラス

シミが気になる部分に直接貼るタイプの、シミ用のパッチシートです。

ヒアルロン酸を主成分とする6種類の美白有効成分からできたマイクロニードルによって、有効成分が効率よく肌に届き、浸透します。

1回でも効果は感じられますが、週1~2回のペースで継続するとより効果が持続します。

【シミを消すアイテム】ベアプロ フル カバレッジ コンシーラー

クリーミーな伸びの良さと肌馴染みの良さが抜群の、スティックタイプのコンシーラーです。

皮脂にも強いので化粧崩れの心配がなく、カラーも5種類と豊富なので、自分の肌色に合ったものが選べます。

スティックタイプなのでかさばらず、持ち運びにも便利でメイク直しもスムーズにできます。

【シミを消すアイテム】ファンデーションテープ

丸型パッチを貼ることによってシミを消すファンデーションテープです。

0.02mmという薄さで不自然なテカリがないつや消し加工が施されており、防水で約1週間もちます。

貼った上から化粧もできますので、より自然にシミを消せます。

普段はセルフケアでシミ対策し、緊急用として常備しておくのもおすすめです。

【シミを消すアイテム】レーザープラズマペン

直接シミを除去したいという人のために、レーザーでシミやそばかすを除去するスポットペンです。

クリニックに行くには時間もお金もかかるし自宅で手軽にケアしたいという方におすすめです。

出血や痛みも少なく簡単な操作でシミを消せますが、レーザー治療ですので後のケアもしっかりしましょう。

【シミを消すアイテム】フローレスC60 フリーヴ

美容外科医が認めた次世代UVケア、飲む日焼け止めサプリです。

お出かけ前に飲むだけで簡単に紫外線対策ができます。

日焼け止めクリームを塗るだけでなく、体の内側からもケアすることでより効果が期待できます。

悩んだらシミを消すプロに相談しよう!

紫外線対策もバッチリで食生活や生活習慣にも気を使い、美白化粧品やサプリメントも活用しているのになかなかシミが消えないと悩んでいる人は、美容外科や美容皮膚科などの専門医に相談してみましょう。

前述したようにシミにはさまざまなタイプがあり、それぞれに適切な治療法があります。

シミのタイプや症状によってレーザーや光による治療、導入やピーリングによる治療だけでなく、点滴や内服薬、塗り薬なども取り入れてその人に合った治療法を提案してくれます。

また、できてしまったシミを消すのはもちろんのこと、シミ予防の相談にも乗ってもらえます。

なかなか効果が表れないという方は1人で悩まず、気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

まとめ

  • シミの原因は紫外線、ホルモンバランスの乱れ、活性酸素、物理的な刺激、内臓機能の低下、遺伝など様々です
  • シミのタイプは6種類ある
  • 老人性色素斑、炎症性色素沈着、肝斑の3つはセルフケアで改善できるシミです
  • そばかす、脂漏性角化症、花弁状色素斑の3つは専門医による治療が必要です
  • シミを消すには紫外線対策が一番重要です
  • シミを消すおすすめアイテムには美白美容液、コンシーラー、パッチシート、レーザーペン、サプリメントなどがあります

シミの原因やメカニズム、自分のシミのタイプを知りそれに合った対策することで、効果的にシミを消せます。

肌のターンオーバー期間は20代で約30日ですが、年齢を重ねるにつれ周期は長くなり、60代では約100日と言われています。

すぐに効果が表れなくても継続することが大切ですので、諦めずシミのない美肌を目指しましょう。

【頭皮が臭い人の対処方法】頭皮が臭い原因は洗い方や手入れ方法です!

毎日シャンプーしているのに「どうして頭皮が臭いの?」と悩んでいる方は、男性だけではなく女性にも多い問題です。

加齢臭の可能性もありますが、実は毎日のシャンプーやお手入れ方法が間違っている場合があります。

頭皮が臭いなと感じたら、頭皮トラブルのサインです。

今回は、頭皮の臭いの原因や、頭皮の臭いを対策する方法についてご紹介します。

【頭皮が臭い】頭皮が臭いのは雑菌の繁殖が原因

【頭皮が臭い】頭皮が臭いのは雑菌の繁殖が原因

頭皮には、髪を滑らかにしたり頭皮を守る役割の皮脂があり、外からの刺激や異物の侵入を防ぐバリア機能の他、肌の蒸発を防ぐ機能があります。

料理に使われる油が酸化すると嫌な臭いが発生しますが、それと同様に皮脂も酸化すると悪臭を放ちます。

頭は、皮脂腺や汗腺が多く、体の中でもっとも臭いが強い部位であり、圧倒的に皮脂腺が多い場所です。

女性より男性のほうが臭くなりやすい理由は、男性は皮脂分泌量が多い傾向にあるためです。

また、若者は皮脂や汗の分泌が盛んで、疲れやストレス、寝不足などの悪条件が加わると、常在菌のバランスが壊れて異常に繁殖し臭いの元が大量発生します。

洗髪後4時間~半日程で頭皮の毛穴に皮脂がたまり、過剰に分泌された皮脂やフケを餌にして雑菌が増殖し、臭いを発生させます。

皮脂の分泌が多いTゾーンの皮脂量より、2倍の量の皮脂が頭皮で分泌されるうえ、汗も雑菌のエサとなりさらに繁殖します。

実は皮脂や汗は無臭ですが、頭皮に繁殖する常在菌が分解する際、発生させるガス(分解臭)が悪臭の元となります。

そのため、頭皮の臭い元となる物質がとても多い場所だとお分かりいただけたでしょうか?

そして、その臭いは身体の部位によってさまざまで、頭は油のような臭い、脇は酸っぱい臭いがします。

皮脂や汗の量、種類に違いがあり部位の環境によって臭いに変化が表れるので、それぞれの臭いに特化したケアが必要です。

しかし、臭いが気になるからと言って朝シャンだけで、夜シャンプーしないのでは意味がありません。

外出先で付着した汚れを付けたままお布団に入り、寝汗をかくことは頭皮にいいでしょうか?

湿気がある環境で、皮脂や汚れが付着したままだと常在菌が繁殖しやすい状態になり、臭いの原因を作りだします

頭皮の臭いのほか、髪の毛は周囲の臭いを吸収してしまうので、焼き肉店や串カツ店でご飯を食べると、その臭いが髪に付着し臭いを発生させます。

頭皮のことを考えると、朝シャンより夜眠る前にシャンプーして、一日の汚れをリセットすることが大切です。

【頭皮が臭い】頭皮の臭いは頭皮トラブルのサイン

【頭皮が臭い】頭皮の臭いは頭皮トラブルのサイン

毎日シャンプーしているのに頭皮が臭いのは、健康な状態ではなく頭皮トラブルのサインです。

また、頭の臭いは自分では気づきにくいので朝起きた時に枕の臭いを確認したり、頭皮を軽く指でこすり臭いがするかどうかチェックしてみましょう。

私は大丈夫と思っていても、頭の臭いにはなかなか気づけないので、学校や仕事、友達に嫌な臭いで迷惑をかけているかもしれません。

初対面の人が不潔な人であれば、これからお付き合いを続けたいと思わない人もいますので、体臭に気を使うことは大切です。

気になる方はまず頭皮チェックして、におうようであれば対策しましょう。

また、頭皮が臭う場合、脂分を多く含んだ皮脂は水に強く、硬く固形化して頭皮にくっついている場合は洗い流すことが困難です。

頭を洗っているはずなのに臭い場合は、これに当てはまる可能性が高いです。

洗い残しが原因であれば、洗髪方法に問題があります。

正しいケア方法を学び、実践することで悩みのない健康な頭皮を手に入れられます。

【頭皮が臭い】間違ったお手入れ方法や生活習慣が原因

【頭皮が臭い】間違ったお手入れ方法や生活習慣が原因

臭いが気になるからと言って、朝晩2回シャンプーしたり、ドライヤーは髪を痛める原因になるから自然乾燥にしていませんか?

普段のお手入れ方法や生活習慣が以下の項目に当てはまる場合は、改善が必要です。

【頭皮が臭い原因】シャンプー方法

髪を十分濡らさず、シャンプーを泡立てずそのまま頭に付けていませんか?

シャンプーが綺麗に洗い流せていないと、頭皮トラブルを引き起こします。

また、頭皮の脂が気になるから朝晩2回シャンプーするのは逆効果で、常在菌がシャンプーで洗い流され、臭いの原因となる細菌が増える可能性があります。

【頭皮が臭い原因】ドライヤー方法

度重なるカラーリングやパーマで髪の毛が痛んでいるから、ドライヤーは使わず自然乾燥で乾かしている方、湿った頭皮は菌の温床になり、頭皮の臭いの元となります。

そして、臭いだけではなく薄毛の原因にもなります。

熱風は頭皮にダメージを与えますので、熱すぎない程度の風で手早く乾かしましょう。

【頭皮が臭い原因】食習慣

普段から野菜をあまり摂らず、揚げ物やファーストフードなど脂っぽいものを食べれば皮脂の分泌が増え、体臭や皮脂臭となり嫌な臭いを体から発します。

食生活は肌の新陳代謝に大きく影響し、新陳代謝が行われないと老廃物が溜まり、頭皮が臭う原因になります。

糖分と脂質の摂取を抑えて、食物繊維を含んだ緑黄色野菜や大豆製品、魚介類や海藻類とバランスの良い食生活を心掛けましょう。

【頭皮が臭い原因】睡眠

頭皮や毛髪を健康に保ってくれる、成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。

睡眠不足は、血行不良やストレスの原因となり頭皮の状態が悪化します。

【頭皮が臭い】頭皮が臭い時に疑われる病気

【頭皮が臭い】頭皮が臭い時に疑われる病気

【頭皮が臭い】脂漏性(しろうせい)皮膚炎

20代から30代に多く、皮脂の量は個人差があり、ホルモンの影響を受けます。

マラセチア菌というカビの1種が皮脂をエサにして増殖し、皮脂を分解することで炎症を起こし、同時にフケやかゆみ、境界がはっきりした赤みが表れます。

皮脂の分泌が多い場所は、頭皮や顔面、脇などで、脂漏性部位とも呼ばれ、脂漏性皮膚炎は体質や生活習慣など、さまざまな要因で発症します。

【頭皮が臭い】膿痂(のうか)湿疹

最初は軽い炎症でかゆみが出始め、かゆいからと言って頭を強くひっかき、爪で皮膚を傷つけてしまうと傷口から殺菌が入り感染します。

フケが分厚くなるのが特徴で、病院で処方してもらったお薬で治ります。

【頭皮が臭い】アトピー性皮膚炎

生まれつき皮膚のバリア機能が弱く、乾燥からかゆみや湿疹を引き起こしやすい体質の方は、頭皮も同じようにかゆみと、乾燥からくるフケが出ます。

【頭皮が臭い】癜風(でんぷう)

すぐに頭皮を乾かさないでそのままにしておくと、雑菌が繁殖しフケの原因となる癜風菌(でんぷうきん)というカビが増え、フケと頭皮の臭いを発生させます。

温かくジメジメとした高温多湿が続き、そこに多汗により雑菌が繁殖して嫌な臭いを発します。

20代~40代の青少年に多く自覚症状はあまりありませんが、軽度のかゆみを感じるぐらいです。

【頭皮が臭い】粉瘤(ふんりゅう)、皮膚腫瘍

粉瘤は垢(あか)など老廃物が皮膚内部に溜まり、袋のような構造内に「できもの」ができる状態です。

中に溜まった老廃物は時間の経過とともに臭う場合があります。

また、頭皮に「がん」などでできものができた場合、がん性皮膚潰瘍というただれを起こし、強い匂いを発することもあります。

臭いが出始めてから、清潔にしても改善されない場合やかゆみ、ふけなどの症状も表れたら皮膚科で一度受診してください。

【頭皮が臭い】効果的な頭皮のお手入れ方法

【頭皮が臭い】効果的な頭皮のお手入れ方法

ここでは、頭皮が臭う人に効果的な頭皮のお手入れ方法を紹介します。

【頭皮が臭い】正しいシャンプーのお手入れ方法

【ブラッシング】
洗髪前にブラシで髪の毛をとかし、絡まった髪をほぐしながら頭皮と髪の汚れやホコリを浮き上がらせます。

毛髪についたゴミも取り除けて、頭皮のマッサージで血行促進の効果もあります。

【予洗い】
シャンプー前に38℃ぐらいのぬるま湯で、髪と頭皮についた汚れをしっかり落とします。

温度が高いと頭皮の感想をまねき、低すぎると皮脂の汚れや、ワックスなどの整髪剤が落ちません。

また、耳の上や額など髪の生え際や後頭部は流しにくく、洗い残しが目立つ場所ですので念入りに洗いましょう。

【シャンプー】
シャンプーはまず手で泡立ててから、数か所に分けて髪につけ洗います。

その時、爪を立てないで指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。

整髪剤を付けている場合は、シャンプーを2回することがおすすめです。

男性向けのクレンジングシャンプーを女性が使用するのは、洗浄力が強くなりトラブルの原因になります。

女性より皮脂分泌が多い男性用であり、余分な皮脂や潤いを取り除きうるおいのバリアが作られにくい状態になります。

【すすぎ】
頭皮にシャンプーが残ると、雑菌の繁殖原因となり、臭いトラブルの原因になるので泡を洗い流します。

コンディショナーは洗い流す際、全て流すと効果が落ちてしまうと思われがちですが、成分は髪に浸透されていますのでしっかり洗い流しても問題ありません。

残ったシャンプーやコンディショナーは、毛穴に詰まって皮脂トラブルになりますので綺麗に洗い流しましょう。

【頭皮が臭い】髪の正しい乾かし方

タオルでふき取る際は、表面だけでなく頭皮の水分を取るように髪の毛の内側にタオルを入れてふき取ります。

頭皮を強くこすりながらのタオルドライは、髪と頭皮を痛めるので注意が必要です。

タオルである程度水分を吸い取ったら、暑すぎない温度で頭皮を乾かすようにドライヤーをかけます。

髪の毛の中は乾きにくいので、分け目を変えてまんべんなく風が行き渡るようにしますが、長時間熱風を浴びると乾燥しますので、場所をこまめに変えながらドライヤーで乾かします。

できるだけ、洗髪後すぐのタイミングで乾かし、頭皮が濡れた状態を長引かせないようにしましょう。

また、ドライヤーの熱風で髪が痛み枝毛になると、さらに臭いを吸収しやすくなり、生乾きの状態でも臭いを吸い込みやすくなります。

【頭皮が臭い】頭皮の臭いが取れない時の対処方法

【頭皮が臭い】頭皮の臭いが取れない時の対処方法

フケやかゆみ、湿疹が気になる時は頭皮ケア用シャンプーのスカルプケアシャンプーが効果的です。

頭皮にやさしい洗浄成分配合で、皮脂を取りすぎないスカルプケアシャンプーは、さまざまな種類が発売されていますので自分のコンディションに合わせて選びましょう。

その他、毛穴の奥に詰まった皮脂や汚れをしっかり落とすためには、クレンジングシャンプーがおすすめですが、使いすぎは頭皮にダメージを与えますので、週1~2回を目安に使用します。

梅雨の季節などジメジメと蒸し暑い時には、冷感成分配合の頭皮美容液が最適です。

臭いが気になる場合は、頭皮用のデオドラントスプレーもあります。

それでも気になる場合は、水がいらないシャンプーのドライシャンプーを使うのも一つの手です。

ほとんどがスプレータイプで、仕事中でもトイレでシュッと吹きかけるだけで頭皮のベタつきや臭いに効果的ですので携帯していると便利な商品です。

クールタイプもあるので、ベタツキの他に蒸れが気になる場合には冷却効果で爽快感を得られ、リフレッシュにも最適です。

また、お手製消臭剤を作る場合は、ドラッグストアにも売っているミョウバン20g程度を1Lの水に一晩かけて溶かし、スプレー容器に小分けすれば持ち歩き可能です。

その他では、ヘッドスパで頭皮クレンジングと、マッサージによる頭皮の筋肉をほぐしてリンパの流れや血行を改善することもおすすめです。

毛根奥深くまで詰まった皮脂や汚れを奥深くから洗い流し、頭皮を健康な状態に導くだけでなく、日ごろのストレスを発散できる癒し効果も期待できます。

まとめ

今回は、頭皮の臭いの原因や、頭皮の臭いを対策する方法についてご紹介しました。

頭皮の臭いは、男性に多いと思う方は多いですが、間違ったお手入れ法では女性でも若者でも関係ありません。

臭いは周囲の人を不快にさせてしまうことも多いので、早めに対策する必要があります。

正しいお手入れ法と、バランスの取れた食事、そして睡眠も大切です。

そして、正しいお手入れ方法と正しい生活に変えても改善されない場合は、病気の可能性もありますので放置せず対処してください。

  • 頭皮が臭いのは、皮脂の分泌が多くなり頭皮の常在菌が繁殖したため
  • 頭皮の臭いを確認し、臭うようであれば頭皮トラブルの可能性がある
  • 頭皮の臭いは間違えたお手入れ方法や生活習慣の乱れから
  • 清潔に保っても、頭皮が臭うときに疑われる病気
  • 正しいお手入れ方法や生活習慣改善
  • 対処方法しても頭皮の臭いが取れない時に試して欲しいこと

男性もくさい臭いは気になりますが、女性は特に敏感です。

敏感だからこそ気を付けたい頭皮の臭い、自分でチェックしたことありますか?

臭いは自分ではなかなか気づかず、周囲も助言しにくいものです。

一度セルフチェックして、気になる臭いがありましたら対処方法をお試しください。

【豆乳の効果】嬉しい効果が満載!豆乳の効果を知って効率よく摂取

ダイエット、美容、健康など、何か効果のあるものを「取り入れたい…」そんな時に味方になってくれるのが豆乳です。

豆乳には体に良い成分が豊富に含まれているので、様々なシーンで効果を発揮してくれます。

そこで今回は、豆乳の効果や、オススメの飲み方についてご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

【豆乳の効果】豆乳にはどのような効果が期待できるの?

【豆乳の効果】豆乳にはどのような効果が期待できるの?

豆乳はその字の通り「豆=大豆」からできています。

大豆を水に浸したり蒸したりしてすりつぶし、水を加えて煮詰めた汁を濾して作られています。

「乳」とつくので牛乳と同じようなものだと思っている人もいるかもしれませんが、豆乳は植物性、牛乳は動物性という点で大きく異なります。

豆乳にはどのような成分が含まれているのでしょうか?

【豆乳の効果】豆乳に含まれる主な成分

  • たんぱく質
  • ビタミンB群
  • ビタミンE
  • レシチン
  • サポニン
  • イソフラボン
  • オリゴ糖

この他にも様々な成分が含まれていますが、ここではダイエットや美容、健康に効果のある成分を紹介していこうと思います。

【豆乳の効果】女性に嬉しい「イソフラボン」

大豆に含まれるイソフラボンは「美肌ホルモン」ともいわれるエストロゲンの働きを補ってくれる成分です。

  • 肌の新陳代謝の促進
  • 髪のハリやツヤを保つ
  • コレステロールの増加を抑制し、動脈硬化を防ぐ
  • 骨を丈夫にする
  • 正常(周期的)な生理
  • 自律神経を整える

エストロゲンには、このような効果があるので、イソフラボンこのような効果をサポートしてくれるということになります。

納豆や豆腐などの他の大豆製品にもイソフラボンは含まれていますが、豆乳は1番含有量が多く、ちょっとお腹が空いたときなどに気軽に摂取できる点で優れています。

【豆乳の効果】アンチエイジングに「サポニン」

サポニンは植物の根、葉、茎などに含まれていて、特にマメ科の植物に多く含まれています。

効果は植物の種類によって異なりますが、健康づくりやダイエットの手助けになります。

  • 血中脂質の蓄積を抑制(抗酸化作用)
  • 風邪を引きにくくする(免疫力アップ)
  • 脂肪の吸収を抑制し、肥満を予防する
  • 肝機能の向上(抗酸化作用)
  • 便を柔らかくして便通をよくする

サポニンは天然の界面活性剤とも呼ばれていて、石鹸の泡が油分を溶かして洗い流すように血中の余分な脂質を洗い流してくれるため、肥満予防にいいといわれています。

【豆乳の効果】生活習慣病の予防に「レシチン」

レシチンは脳や神経細胞などに多く含まれる「細胞膜」の主要成分で、必要なものを取り入れ不必要なものを通さないようにするなどの働きをしています。

私たちは、この「細胞膜」が元気でいてくれることで毎日を健康に送れるといっても過言ではありません。

  • 悪玉コレステロールの減少作用
  • 血中コレステロールの低下作用
  • 血流改善
  • 脳細胞の活性化を促し、脳の情報伝達をスムーズにする

悪玉コレステロールの減少、血中コレステロールの低下、血流の改善は生活習慣病の予防になり、脳細胞に活性化は脳の老化防止につながります。

【豆乳の効果】ダイエットの味方「大豆たんぱく質」

たんぱく質の栄養価を評価する方法として「アミノ酸スコア」というものがありますが、スコアが100に近いほど良質なたんぱく質であるということになります。

大豆に含まれるたんぱく質のアミノ酸スコアは100とされており、また吸収率も95%以上と高いため、体内で効率よく利用できるタンパク質であるといえます。

  • 基礎代謝を活発にし、肥満を予防
  • 全身の血流改善
  • 満腹中枢を刺激し、摂取量を抑制する

痩せやすい体質を作るためには一定量のたんぱく質を摂取する必要がありますが、豆乳にはこのたんぱく質が豊富に含まれています。

また、豆乳は植物性のたんぱく質なので動物性のたんぱく質と比べてカロリーが低く、ダイエット中のたんぱく質の補給にはとても適しています。

この他にも、腸の調子を整えるオリゴ糖や、イライラを予防するビタミンB群、酸化を防ぐビタミンE、高血圧を予防するカリウムなど、多くの栄養素が含まれています。

【豆乳の効果】豆乳には種類がある!牛乳とは違うの?

【豆乳の効果】豆乳には種類がある!牛乳とは違うの?

豆乳にはいくつかの種類があるのはご存知でしょうか。

スーパーなどで売られている豆乳は、JAS規格で以下の3種類に分けられて定義されています。

  • 無調整豆乳
  • 調製豆乳
  • 豆乳飲料

ではこの3種類の違いは何なのでしょうか?

【豆乳の効果】豆乳の種類や違い

そもそも豆乳は、水で浸したり蒸したりしてすりつぶしたものに水を加えて煮詰めたものです。

これが「無調整豆乳」です。

ここに塩や砂糖を少し加えて飲みやすくしたもの「調製豆乳」さらにフレーバー(果汁など)を足したものが「豆乳飲料」です。

また、含まれている大豆固形分の割合によって厳密に分けられています。

無調整豆乳…大豆固形分8%以上(大豆たんぱく質換算3.8%以上)
調製豆乳…大豆固形分6%以上(大豆たんぱく質換算3.0%以上)
豆乳飲料…大豆固形分2%以上(大豆たんぱく質換算0.9%以上)

無調整豆乳は豆腐のような味や香りが強く、少しトロっとしているのが特徴で、水以外のものが含まれていないので甘みや塩味は感じられません。

調製豆乳はさらっとしていて飲みやすく、牛乳に近い印象があります。

豆乳飲料には最近では多くのフレーバーがあり、豆乳が苦手な方でも好みのフレーバーを見つけるられると思います。

【豆乳の効果】豆乳と牛乳はどう違うの

牛乳にもたんぱく質やビタミン類は含まれていますが、レシチンやサポニン、イソフラボンは大豆ならではの成分なので、牛乳には含まれていません。

逆に、牛乳にはビタミンCやコレステロールが含まれていますが、豆乳には含まれていません。

また、牛乳のカルシウム含有量は豆乳の8倍ほどあるので、カルシウムを補いたい場合には豆乳より牛乳が向いています。

このように、豆乳だけではカルシウムが摂れませんし、牛乳だけではレシチンやサポニン、イソフラボンは摂れません。

ダイエット時には腹持ちがよくエネルギーや糖質の低い「豆乳」を、スポーツしている人や骨の強化を図りたい人は「牛乳」を、それぞれのメリットを生かしてバランスよく摂取していきましょう。

【豆乳の効果】豆乳ヨーグルト」なるものもある

豆乳は3つ種類に分けられると紹介しましたが、最近は「豆乳ヨーグルト」の人気が高まってきています。

豆乳ヨーグルトは、豆乳を植物性の乳酸菌で発酵させたもので、牛乳アレルギーがある人でも安心して食べられます。

上記で述べた大豆の効果に加えて発酵食品ならではの健康効果も期待できるので、嬉しい効果が満載です。

牛乳でできているヨーグルトと比べると酸味が少ないので、ヨーグルト独特の酸味が苦手な方にもおすすめしたいヨーグルトです。

【豆乳の効果】豆乳のおすすめアレンジ法や飲む時の注意点

【豆乳の効果】豆乳のおすすめアレンジ法や飲む時の注意点

豆乳が体に良いことは分かったけれど「豆乳は苦手…」「毎日飲んでいると飽きてしまう…」と思っている人もいると思います。

そんな人でも、飲み方をアレンジすることで飽きずに美味しく続けられます。

ここでは豆乳のおすすめの飲み方や、注意点についてご紹介します。

【豆乳の効果】混ぜるとおいしいもの

【ココア】
ココアを作る時に牛乳の代わりにココアを入れると、軽い感じのココアが出来上がります。

牛乳よりカロリーが低い点も嬉しいです。

【コーヒー】
豆乳が苦手な人でも飲みやすいのがコーヒーとの組み合わせです。

豆乳独特の臭みが和らぐのでとても飲みやすくておすすめです。

【きな粉】
ダイエット中に甘いものが食べたくなった時にもおすすめなのが、きな粉との組み合わせです。

さらに黒蜜を加えることで、立派なデザートの出来上がりです。

【甘酒】
普段から甘酒を飲んでいる人もいると思いますが、豆乳に混ぜても美味しくいただけます。

まろやかな仕上がりになってとても飲みやすいです。

【バナナ】
ミキサーでバナナと豆乳を混ぜ合わせれば、栄養満点の豆乳バナナジュースが簡単に作れます。

腹持ちもいいので、食欲のない朝の朝食代わりにもおすすめです。

【フルーツ酢】
リンゴ酢やブルーベリー酢などの「酢」を入れると、ヨーグルトドリンクのようなまったりとした味わいになります。

豆乳+酢で美容効果満点のドリンクになるので、特に女性にはとてもおすすめです。

これ以外にもフレーバー豆乳飲料は数多く売られていて、キッコーマンの豆乳飲料はなんと30種類近くあります。

お昼ご飯をスーパーやコンビニで買うことが多い人は、ジュースやカフェオレの代わりに豆乳飲料を取り入れるといいかもしれませんね。

【豆乳の効果】豆乳を飲む時の注意点

【飲みすぎない】
大豆イソフラボンの1日の摂取上限は75mgとされています。(内閣府食品安全委員会事務局発表)

無調整豆乳200mlには60~70mgの大豆イソフラボンが含まれています。

このことを考えると1日200ml程度が適量だと言えます。

摂取しすぎると下痢になったり化器系疾患が起こるリスクが高くなったりするので、普段から納豆や豆腐などの大豆製品をよく食べる人は、1日100ml程度におさえたほうが無難です。

【朝起きた後や食前の摂取がおすすめ】
朝起きた後は栄養やエネルギーを効率よく摂取でき、便秘解消にもつながります。

また、食事の前に飲むことで脂肪やコレステロールの吸収を抑制する効果を得られるので、血糖値の上昇が緩やかになります。

食欲をおさえる効果もあるので、食前に豆乳を飲めば食べ過ぎを防止できます。

【温めて飲む】
豆乳は温めて飲むことで栄養素の吸収がよくなります。

お店では冷蔵コーナーで売られていますが、体を冷やしすぎると代謝が低下するので、できれば40℃位に温めて飲みましょう。

【豆乳の効果】豆乳を使ったおすすめの簡単レシピ

【豆乳の効果】豆乳を使ったおすすめの簡単レシピ

このように多くの効果を兼ね合わせている「豆乳」ですが、そのまま飲むだけでなく様々な料理にも活用できます。

ここでは簡単に作ることのできるおすすめの豆乳レシピを紹介します。

【豆乳の効果】忙しい朝にも!「鹹豆漿(シェントウジャン)」

用意するもの

必須
豆乳…200ml
☆酢…小さじ2
☆醤油…小さじ1
桜エビ…小さじ1
ザーサイ…10g
フランスパン…1~2枚(あれば油條)
ごま油…適量
青ネギ…適量
パクチー…お好みで
ラー油…お好みで
1

桜エビをフライパンで乾煎りし、取り出しす

桜エビをフライパンで乾煎りし、取り出しておきます。同じフライパンにごま油を入れフランスパンを軽く焼きます。

2

ザーサイは千切りにする

ザーサイは千切りにする。器に☆とザーサイ、桜エビを入れて混ぜ合わせます。豆乳を火にかけ、沸騰直前で火を止めて2の器に注ぎよく混ぜます。

3

フランスパンや青菜を乗せる

フランスパンを乗せ青菜・香菜・ラー油をお好みで添えます。台湾で朝食として食べられている鹹豆漿は、豆乳に酢を加えることでふわふわの豆腐のような食感になります。とても簡単に作れるので、忙しい朝にもおすすめの1品です。さらに砕いたピーナッツを加えても美味しくいただけます。

【豆乳の効果】簡単で濃厚「豆乳リゾット」

用意するもの

必須
しめじ…1/4束
玉ねぎ…中1/8個
ベーコン…1~2枚
コンソメ…1個
酒…大さじ1
黒コショウ…少々
塩…少々
オリーブオイルまたは、サラダ油…大さじ1
豆乳…200ml
水…200ml
冷やご飯…茶碗1杯強
1

食べやすい大きさに切る

玉ねぎ、ベーコンは食べやすい大きさに切り、しめじはほぐしておきます。

2

炒めて煮詰める

鍋に油を入れて、玉ねぎ、ベーコン、しめじを炒めて塩、黒コショウを加えます。色がつく程度に炒めたら、酒、水、豆乳の順に鍋に入れます。煮立ったらコンソメを入れ、そこに冷やご飯を入れて中火で5分程度煮ます。水分が減り始めたら、火を止めて器に盛りつけ、黒コショウを再度ふり、完成です。

豆乳はおいしいだけじゃない!体にとっても良い優れもの!

そこで今回は、豆乳の効果や、オススメの飲み方についてご紹介します。

  • 豆乳には豆乳(大豆)ならではの成分が多く含まれている。
  • 豆乳は美容・健康・ダイエットに多くの効果がある。
  • 豆乳を飲むときは「適量」「適した時間」を心がけることで効果を最大限に引き出せる。

美容や健康、ダイエットなど多くのシーンで活躍してくれる豆乳ですが、他の栄養素もしっかりと摂ってバランスの良い食生活を心がけましょう。

【毛穴の黒ずみ原因】自分で毛穴の黒ずみケアする方法を解説します!

鼻やTゾーンの毛穴にできた黒ずみのせいで、すっぴん肌に自信が持てないという方も多いのではないでしょうか?

毛穴パックやお肌のケアしていても、なかなか黒ずみが除去できなくて困っているという方は、まず毛穴が黒ずむ原因を知ることが大切です。

この記事では、毛穴の黒ずみ原因や、毛穴の黒ずみをキレイにする方法についてご紹介します。

【毛穴の黒ずみ】黒ずみが目立つ原因は?

【毛穴の黒ずみ】黒ずみが目立つ原因は?
毛穴がポツポツと黒くなるのはなぜでしょうか?

毛穴の中に何が詰まっているのか、またなぜ毛穴が黒ずむのか順を追って説明します。

【毛穴の黒ずみ】毛穴の中に何が詰まっている?

毛穴には「角質」と「皮脂」が混ざったものが詰まり、ポツポツ肌になっています。

その比率は皮脂が約30%、角質が約70%です。

【毛穴の黒ずみ】角質が毛穴の中に詰まる原因

角質が毛穴の中に詰まるのでしょうか?

肌はターンオーバーを繰り返すことで、古い角質が剥がれ新しい角質に生まれ変わります。

しかし、睡眠不足や偏った食生活しているとターンオーバーのリズムが乱れ、角質が剥がれ落ちずに古い角質が残った状態になります。

さらに、過剰に分泌された皮脂が混ざり合い「角栓」ができます。

また、毛穴には日々の洗顔やクレンジングで落としきれなかった汚れも詰まっています。

この毛穴に詰まった角栓が酸化して黒くなり、ポツポツと目立つ黒ずみになります。

毛穴の黒ずみは、下記のような流れでできています。

【古い角質残る→古い角質と皮脂が混ざり角栓ができる→角栓が酸化して黒ずみになる】

【毛穴の黒ずみ】黒ずむのは皮脂のせい?皮脂は美肌の大敵?

【毛穴の黒ずみ】黒ずむのは皮脂のせい?皮脂は美肌の大敵?
毛穴が黒ずむ原因になっている皮脂ですが、皮脂は肌にとって大敵なのでしょうか?

【毛穴の黒ずみ】皮脂のメリット

【肌の乾燥を防ぐ】
健康な肌は私たちが目にしている皮膚の表面(角層 )を皮脂などがベールのように覆っていることで、肌の水分が蒸発しにくくなっています。

肌が潤い、シワやたるみができにくくなります。

【肌を刺激から守ってくれる】
皮脂は肌の保護膜のような役割も担ってくれるので紫外線やホコリ、ウイルスなどの刺激から肌が守られます。

皮脂は過剰に分泌しなければこのようなリットがあります。

では、毛穴が詰まるほど過剰に皮脂が分泌する原因は何にあるのでしょうか?

【毛穴の黒ずみ】皮脂が過剰に分泌される原因

【ホルモンバランスの乱れ】
年齢や月経周期などによってホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌に影響します。

【食生活】
脂質や糖分を多く含んだ食べ物を多く食べていると、たくさん油分を摂取しているので、その分皮脂の分泌量も増えます。

また、ビタミンB2とビタミンB6は皮脂の分泌を抑える働きがあるので、バランスの良い食生活を送ることで皮脂分泌のバランスも整っていきます。

【ストレス】
皮脂の分泌量は思春期を過ぎると落ち着いてくると言われていますが、30代でオイリー肌に悩んでいる女性が増えています。

ストレスによる睡眠不足も皮脂分泌と関係しているため、生活習慣を整えることが重要です。

皮脂が過剰に分泌されるような習慣を避けた生活が、毛穴の黒ずみ除去にもつながります。

【毛穴の黒ずみ】角栓以外に黒ずみの原因になるもの!

【毛穴の黒ずみ】角栓以外に黒ずみの原因になるもの!
ここまで、毛穴の角栓が原因でできる黒ずみについて解説してきました。

しかしながら、黒ずみの原因はこれだけではありません。

他の原因について解説していきます。

【毛穴の黒ずみ】産毛

顔にも産毛が生えていますが、私たち日本人は肌は白っぽいのに毛が黒いので目立ちやすくなっています。

そのため、鼻の産毛は毛穴が黒ずんでいるように見える原因になります。

さらに、角栓が詰まっている毛穴だと、産毛が抜け落ちずに毛穴が広がる原因にもなります。

【毛穴の黒ずみ】色素沈着

毛穴の周りが色素沈着することがありますが、それは紫外線や洗顔などの摩擦が原因です。

こういった外部刺激から肌を守るためにメラニンが生成され色素沈着します。

無理に角栓を押し出す行為も大きな刺激になるので注意が必要です。

【毛穴の黒ずみ】やってはいけないケア方法

【毛穴の黒ずみ】やってはいけないケア方法
毛穴が黒ずむ原因を解説しましたが、その黒ずみを除去しようと間違ったケアしている人が実は多くいます。

間違ったケアが黒ずみの悪化につながりますので、これから紹介するケアは避けるようにしてください。

【毛穴の黒ずみ】頻繁に剥がす毛穴パックを使う

最近では、剥がすタイプの毛穴パックを使い過ぎると毛穴に悪いという認識が広がってきています。

これは不要な汚れだけでなく必要な角層などもはがされることで、肌への負担が大きくなり色素沈着の原因になるからです。

【毛穴の黒ずみ】粗いスクラブで強くピーリングする

粗いスクラブで力強くこすると、肌が乾燥する原因になります。

乾燥すると肌を守ろうとしてメラニンや皮脂が過剰に分泌され、黒ずみを悪化させます。

【毛穴の黒ずみ】長時間のクレンジング

クレンジングを長時間すると必要な皮脂まで奪われることになり、肌が乾燥します。

洗浄力の強いクレンジングでは、短時間でも肌がダメージを受ける可能性があるのでご自身の肌に合ったものを選んでください。

これらのように、毛穴の黒ずみを除去したい一心で肌にダメージを与えると乾燥の原因になり、乾燥すると皮脂の過剰分泌を引き起こします。

さらには摩擦による色素沈着がおこります。

こうして肌のバリア機能が崩れることで黒ずみ以外の肌トラブルにもつながります。

そうならないためにも正しいケアを紹介していきます。

【毛穴の黒ずみ】毛穴の黒ずみをセルフケアする方法

【毛穴の黒ずみ】毛穴の黒ずみをセルフケアする方法
毛穴の黒ずみを除去するためセルフケアをがんばりたいものの具体的な方法が分からない方に、自宅でできるセルフケア方法を解説していきます。

皮脂は常に分泌されるものなので毎日のケアが大切になってきます。

黒ずみ毛穴を撃退するためにもぜひ実践してみてください。

【毛穴の黒ずみ】刺激の少ないクレンジングで優しく汚れを落とす

【クレンジングの選び方】
洗浄力の高すぎないクレンジングで汚れを落としましょう。

洗浄力が高いポイントメイク用のクレンジングだと、肌に必要な皮脂まで奪われる可能性があります。

特に乾燥肌の方にはオーガニック成分で構成されているものやミルクタイプのものだと比較的刺激が少ないので安心です。

【汚れの落とし方】
汚れを落とす際についつい力を入れがちですが、優しい力で肌になじませていきましょう。

また、クレンジングの量が少ないと顔と手の間に摩擦が生じるので、使用方法に記載されている量を守って使用することを意識してみてください。

時間をかけてクレンジングするとその分皮脂が奪われていくので1〜2分で終わらせるようにしてください。

【毛穴の黒ずみ】たっぷりの泡で洗顔

洗顔料を泡だてて、たっぷりの泡で洗顔しましょう。

こちらもクレンジングと同じで優しく泡を転がすように洗います。

加えてすすぎを十分にすることも重要です。

泡でとった汚れが残っては意味がないので30回を目安にすすいでください。

もちろんシャワーをそのまま顔にかけると刺激になりますので、手ですくって顔をすすいでください。

【毛穴の黒ずみ】ビタミンC配合の化粧水で保湿

汚れをとったら次は保湿です。

毛穴の黒ずみがきになる方には皮脂の過剰な分泌を抑える効果があるビタミンC配合の化粧水がおすすめです。

さらにはコラーゲンの生成を促してくれるので汚れが取れた毛穴を引き締める効果もあります。

正しく保湿すると肌にハリが出て毛穴を目立たなくしてくれるので、しっかりと保湿しましょう。

解説してきたケア方法からも分かるように、基本的なスキンケアを確実に行うことが黒ずみ除去への近道です。

汚れを落とし保湿するという当たり前の方法を毎日実践しましょう。

【毛穴の黒ずみ】毛穴のスペシャルケア

【毛穴の黒ずみ】毛穴のスペシャルケア
毎日のケアだけではなかなか黒ずみを除去しきれないという人は、これから紹介する スペシャルケアも取り入れてみてください。

毎日のケアにプラスすることでさらなる効果が期待できますが、頻繁にすると逆効果のものもあるので、注意してください。

【毛穴の黒ずみ】蒸しタオル

蒸しタオルは濡らして軽く絞ったタオルをレンジで30秒ほど温めると簡単にできます。

これを顔にのせておくと毛穴が開き汚れが浮くので角栓が取れやすくなります。

さらに血行が促進されることでターンオーバーが活性化します。

そしてむくみやくすみの改善にもつながるので毛穴だけでなく肌の調子を整える効果があります。

【毛穴の黒ずみ】酵素洗顔

耳にされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

名前の通り酵素が配合された粉末の洗顔料です。

この酵素が水と合わさることで効果を発揮し、タンパク質や皮脂を分解します。

そうすることで角栓が除去されやすくなります。

このように洗浄力が強い分肌への刺激も強いので頻繁に使うのは避けましょう。

肌の弱い方は配合されている成分を確認しながらできるだけ肌に優しいものを選ぶよう工夫してみてください。

【毛穴の黒ずみ】フェイスパック

開き汚れを取った毛穴はまだ目立つ状態です。

そこで、しっかりと保湿すると肌にハリが生まれ毛穴を目立ちにくくしてくれます。

汚れを取った直後の毛穴は栄養が入っていきやすい状態ですのでパックするタイミングとして最適です。

パックによっては毛穴引き締め成分が配合されています。

そういったものを選ぶのもいいですね。

毛穴の黒ずみの原因を知って正しいケアしよう!

今回は、毛穴の黒ずみ原因や、毛穴の黒ずみをキレイにする方法についてご紹介しました。

黒ずみを除去しようとして悪化させてしまうこともあるので、肌への刺激に注意しながらケアしていきましょう。

  • 毛穴の黒ずみは皮脂が毛穴に詰まって酸化することが原因
  • 過剰な皮脂の分泌を防ぐため、生活習慣を整える
  • 黒ずみのタイプ→角栓が黒い、毛穴周りの色素沈着、乾燥による毛穴の広がり
  • 毛穴に負担をかけるケアはNG
  • 毛穴をほぐして汚れを落とし、たっぷり保湿する
  • 頑固な黒ずみには酵素洗顔でスペシャルケア

毛穴の黒ずみ対策には日々のケアが大切です。

黒ずみだけでなく他の毛穴トラブルを回避するためにも毛穴を開いて汚れを落としたっぷりと保湿することで、黒ずみのないキレイな毛穴を目指しましょう。

【血管年齢の調べ方と改善方法】50代になっても血管年齢は若返る!

「血管年齢って何?」「歳のせいか体が重い…」「肩こりや冷え性がひどい…」と感じたことはないでしょうか?

年齢を重ねるごとに、体への不安や不調は積み重なりますが、血管年齢は食事や運動に気を使うだけで若返らせることが可能です。

そこで今回は、血管年齢の若返らせ方や、血管年齢の測り方についてご紹介します。

血管年齢を若返らせることも健康法の1つ

血管年齢を若返らせることも健康法の1つ
近年では、筋肉や脳に意識を向けた健康法が紹介されることがありますが、年齢が上がるにつれて高齢化するのは、皮膚や脳だけではありません。

それらの健康法以外に、体内で循環している血液や、血液を流すパイプ役である血管を意識することが大切です。

血液には栄養を体全体に巡らせる働きがありますが、パイプ役である血管が老化していた場合、必要な栄養を運こべずに健康に影響が出てきます。

血管年齢の老化予防に大切なことは「食事」と「運動」

血管年齢の老化予防

血管年齢を若返らせるには、どうすればいいでしょうか?

血管年齢の若返りを図るには、動脈の内皮細胞を活性化させるしかありません。

動脈の内皮細胞はたんぱく質でできており、塩分が多い食生活をしていると老朽化します。

水道管のようにどれだけ綺麗な水を流しても、水道管自体が汚い状態であれば、綺麗な水を飲むことはできません。

健康を維持するには血管、つまり内皮細胞を綺麗に活性化させることが大切です。

内皮細胞を健康に保つために意識するのは2点です。

  • 食事に気を付ける
  • 運動を心がける

食事と運動で血管年齢を若返らせるには?

食事と運動で血管年齢を若返らせる

血管年齢が若返れば、肩こりや冷え性が少なくなるだけでなく、脳の働きが良くなります。

脳が働くことで、さらに良質な情報を手に入れられるようになります。

では、血管年齢を若返らせるために最初に取り組むことは、食事の改善です。

重要なのは以下の5点です。

  • 塩分を可能な限り減らす
  • 良質なたんぱく質を摂る
  • カリウムとミネラルを摂取する(過剰摂取は厳禁)
  • ビタミンを中心に栄養を摂る
  • 良質な油を使用する

<塩分を可能な限り減らす>

血管年齢を若返らせるために、大切なのはまず「塩分を減らす」ことです。

塩分を取りすぎると高血圧や脳梗塞を引き起こす可能性が高くなります。

<良質なたんぱく質を摂る>

良質なたんぱく質とは、植物性のたんぱく質のことです。

たんぱく質には動物性と植物性が存在しています。

動物性のたんぱく質は、人間の体に適している訳ではなく筋肉を動物のように発達させるために使用します。

使わない動物性たんぱく質は、脂肪に変わりやすく血管を老化させる原因になります。

それに比べて、植物性たんぱく質は大量に摂取した場合でも、体内(内臓など)で使用され、柔軟な血管を作り上げます。

植物性たんぱく質を摂取するには、大豆製品や青魚がおすすめです。

大豆であれば、豆腐よりも納豆の方が免疫効果を期待できるとされています。

<カリウムとミネラルを摂取する>

ミネラルはカリウムの働きをサポートするものですが、カリウムは塩分を体から取り除くために必要な物です。

カリウムだけを過剰に取りすぎると、不整脈などを引き起こす原因になるため、過剰摂取は厳禁となります。

<ビタミンを中心に栄養を摂る>

ビタミンを取るために野菜を中心にしてください。ビタミンの中でも、ビタミンCは血管強化をします。

また、ビタミンEは血行を促進させる効果が期待できます。

野菜を中心にした食生活をし、改めて血管を若返らせましょう。

<良質な油を使用する>

酸化油は体を老化させる原因になります。

良質な油を使用するように心がけてみてください。

血管年齢を計りながら努力するのがコツ!

血管年齢を若返らせるには、上記で述べた内容を継続しなければなりません。

食事と運動に気を使いながら、常に健康への意識を高めておく必要があります。

常にその意識を持つには、血管年齢を測定し管理することがおすすめです。

血管年齢の測定は、血管の固さ(PWV)と血管のつまり具合(ABI)で調べることが可能です。

詳しい医学的根拠は、以下の「血管年齢の測り方と医学的根拠」で述べますが、継続には目に見える数値が必要ということを覚えておきましょう。

血管年齢は、医療機関や健康イベントなどで、献血等と同様に行っていることがあります。

血管年齢を測れる医療機関を探し、実際に測定しながら食事や運動を継続する意欲を向上させてみてください。

血管年齢の測り方と医学的根拠

血管年齢は、PMVとABIにより測定が可能です。

PWVとは、前述のとおり血管の固さのことです。

測定方法は、心臓から流れ出た血液が動脈を通っていく脈のスピードを計り動脈の固さを調べます。

ABIとは、血管のつまり具合のことです。

測定するには足関節の最高血圧と、上腕の最高血圧を使用します。

医療機関等で足関節と上腕の最高血圧を測定後、足関節最高血圧を上腕最高血圧で割り算します。

通常、ABIの数値は0.9から1.4の間で収まりますが、0.9より低いと動脈の内側が狭くなっている可能性があります。

また、1.4より数値が高い場合は、血管の壁が固くなっている可能性が考えられ、動脈硬化などを引き起こしやすくなります。

動脈硬化を放置すると、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高くなるので、命を守るためにも意識するべき数値です。

医療機関等へ行き、血管年齢を測定してみるとこれらの数値が出ますので、定期的に診断してもらいましょう。

血管年齢の測定は1カ月に1度程度がいいですが、忙しい場合はすれ少なくとも3カ月に1度程度の検診を受け、確認されることをおすすめします。

血管年齢の老化にはバランスの取れた食事と適度な運動の心掛けが大切!

そこで今回は、血管年齢の若返らせ方や、血管年齢の測り方についてご紹介しました。

血管年齢を意識し、若返りを図ることは食生活と運動を意識することです。特に食事から得られる栄養は、体内を構成するために重要で、毎日の活力づくりともいえる内容です。

血管年齢は、医療機関等で測定しながら、数値を確認して目標にするといいでしょう。

血管年齢を目標とし、毎日の食生活を改善して楽しむ意識を持ちましょう。

食事を考えるのが楽しくなれば、あなたは血管年齢が若返るための習慣を身に着けたと言えるでしょう。