免疫力を高める「腸活」方法教えます!免疫力を高めるには、腸内環境がとっても大切。

ヒトの身体には、細菌やウイルスなどの病原体から身体を守るシステムが備わっています。
それを免疫系とよんでいます。

免疫系が、身体にとって有害な細菌やウイルス、寄生虫などに気づいて、攻撃する働きを免疫力と言いますが、近年の研究で、免疫力の発揮には腸がとても関係していることが明らかになってきました。
そこで今回は、免疫力と腸の関係性について、腸の働きを高めると免疫力が上がるメカニズムも含めてわかりやすく解説します。

免疫力が落ちると感染症になりやすいのは何故? 免疫の仕組みについて

免疫力が落ちると感染症になりやすいのは何故? 免疫の仕組みについて

免疫力とは、身体の中に入ってきた細菌やウイルス、寄生虫などの病原体を攻撃して排除する働きのことです。

病原体ではありませんが、がん細胞のような自分自身の身体から発生した異常な細胞も免疫力が作用して、排除しようとします。
免疫力が低下すると、病原体を攻撃できなくなるので、感染症にかかりやすくなるリスクが高まります。
言い方を変えれば、免疫力を高く保つことは、健康でいるためにとても大切です。

細菌やウイルスを排除してくれる免疫の仕組み

白血球とよばれる血液中の成分があります。
白血球は、身体の中に入り込んできた細菌やウイルスなどの病原菌を攻撃して排除する役割を担っており、免疫力の基幹ともいえる細胞です。
白血球と一言で言っても、単球顆粒球リンパ球などいろいろな種類があります。

まず最初に対応するのが、単球という免疫細胞です。
単球は、例えていうなら偵察部隊のようなものです。
病原体が入ってきたことを、他の免疫細胞たちに知らせる役割を担っています。

単球からの情報で出動するのが、顆粒球とリンパ球(NK細胞・B細胞・T細胞)です。
顆粒球は、サイズの大きな病原体も攻撃できる強さが特徴ですが、あまり素早く対応できません。

NK細胞は、顆粒球ほど強くないですが、侵入してきた病原体に即応できるのが特徴です。
顆粒球やNK細胞は、敵の侵入に対して初動を行う部隊です。

この次に出動してくるのが、B細胞とT細胞です。
どちらも、病原体に対して強い攻撃力を持っています。
こうした様々な免疫細胞たちが、自分自身の役割をきちんと果たし、身体を守っているのです。

健康維持に大切な消化器官!免疫細胞の50~70%が「腸」にある

たとえば、ケガをしたら傷ができます。
傷口からは、いろいろな病原体が侵入しようとしますが、傷口以上にたくさんの病原体が入ってくるルートが身体にはあります。

それは、口です。
食べ物とともに口から入った病原体は、食道・胃を通して腸に到達します。

腸はとても長いので、病原体にさらされる時間も長くなります。
そこで、腸にはより強力な免疫力が求められ、身体の免疫系の50〜70%が集中しているといわれています。
これを腸管免疫とよんでいます。

腸は、食べ物から栄養を取り込む消化器官という役割だけでなく、免疫系としての側面も持っているのです。

体を病原体から守る腸管免疫の仕組み

傷んだ食べ物を食べて、嘔吐や下痢をした経験ありませんか?
実は、これも腸管免疫の働きの一種です。
腸管免疫の仕組みをみてみましょう。

腸は小腸と大腸に分けられますが、腸管免疫で特に重要な働きをしているのが、小腸です。
小腸の壁には、腸絨毛(ちょうじゅうもう)という無数のヒダヒダがあります。
このヒダヒダがあるおかげで、表面積が広がり、食べ物を効率的に消化吸収できるようになっています。

このヒダヒダの間に、パイエル板という凹んだ部分があります。
パイエル板は、腸に運ばれてきた細菌やウイルスなどの病原体を感知する働きを持っています。
パイエル板で、侵入してきた病原体を免疫系が認識し、排除すべき敵の特徴を学びとります。
そして、それに対応した免疫力を生み出しています。

小腸で作られた免疫力は、血液の流れにのって、全身に運ばれ、身体のいろいろな部分で病原体を見つけ攻撃することで、身体を守っています。

腸内細菌(善玉菌・悪玉菌)バランスと免疫力との関係

腸の中には、腸内細菌という細菌がいますが、腸内細菌は善玉菌と悪玉菌に分けられます。

善玉菌は、腸を健康にする良い働きをする細菌で、乳酸菌ビフィズス菌がこれにあたります。
善玉菌は、腸管免疫をよくする働きをもっていることがわかっています。

一方、悪玉菌は、毒性のあるアンモニアや硫化水素を産み出し、腸内環境を悪くする細菌です。

善玉菌は、腸内環境を弱酸性にして、悪玉菌が増えすぎないように抑えています。
ところが腸内環境は、ストレスや脂っこい食事などにより悪化します。

腸内環境が悪化すると、善玉菌が減り、悪玉菌が増えます。
悪玉菌が増えると、腸管免疫の働きが低下し、身体の免疫力そのものも低下することになります。

腸活で免疫力を高める方法4つ(食事・飲み物・運動・生活習慣の見直し)

腸活とは、腸内環境を整えることで、身体を健康にする活動のことです。
腸活の方法は、食生活や運動習慣などいろいろです。

腸活で免疫力を高める方法①【食事を見直す】

腸活で免疫力を高める方法①【食事を見直す】

腸内環境の良し悪しには、食べ物の影響がとても大きいです。
腸内環境を悪化させる悪玉菌は、肉類などに含まれるタンパク質を消化吸収するのに欠かせません。
その為、肉類をたくさん食べる欧米型の食生活を続けていると、タンパク質を消化吸収するために悪玉菌がどんどん増えていき、善玉菌が減っていきます。

つまり、善玉菌が好む食べ物を食べることが、善玉菌を増やして、腸内環境をよくする秘訣です。

そこでおすすめしたいのが、発酵食品や食物繊維の豊富な食品です。
発酵食品には、乳酸菌ビフィズス菌が含まれています。
これらは、善玉菌の餌になります。
ヨーグルト・納豆・お味噌・チーズなど発酵食品を食べましょう。

食物繊維もやはり善玉菌の好む餌です。
食物繊維がたくさん含まれている食品としては、玄米・お豆・お芋・ゴボウ、そしてバナナや山芋・海藻・キャベツなどが挙げられます。

そして、悪玉菌を減らすために、お肉のような脂肪やタンパク質の多い食べ物は減らすのもいいでしょう。
このようにして、食生活を見直し、腸内環境を整えましょう。

 

ポイント

善玉菌の餌になる発酵食品
ヨーグルト・納豆・お味噌・チーズ

食物繊維がたくさん含まれている食品
玄米・お豆・お芋・ゴボウ・バナナ・山芋・海藻・キャベツ

 

腸活で免疫力を高める方法②【飲み物による腸活】

腸活で免疫力を高める方法②【飲み物による腸活】

腸内環境の改善に効果のある飲み物が発売されています。
一例を挙げると、サントリーの『おいしい腸活 流々茶』、カゴメの『ラブレα』などです。

特に、テイコク製薬社がおすすめするお茶は三年番茶で出来ている『ちょう明茶』です。
お茶1杯に対して、食物繊維がごぼうの約13倍も含まれています。

その他、ビフィズス菌がたくさん入っているグリコの『ビフィックス』もおすすめですし、どれがいいか迷ってしまうという方なら、乳酸菌がたくさん入っている『カルピス』もあります。

飲むだけですから、お料理の手間もかかりませんし、誰でも手軽で簡単に挑戦できます。

腸活で免疫力を高める方法③【運動習慣を身につける】

腸活で免疫力を高める方法③【運動習慣を身につける】

腸内環境を整えるもう一つの方法が、運動です。

身体を動かさなくなると、便秘になりやすいという話をお聞きになったことありませんか?
腸に溜まった便をうんちとして身体の外に出すためには、お腹の筋肉の働きがとても重要です。

うんちが出ない、つまり便秘になると古い便が腸の中に残ったままになり、腸の健康に悪影響を及ぼします。
適度な運動は、お腹の筋肉も刺激しますので、便の通りを良くする効果があります。

特におすすめなのが、ウォーキングやスイミングなどの下半身を使う運動です。
ウォーキングやスイミングなんて忙しくてしている暇がないという方は、たとえばエレベーターをやめて階段で上り下りする、バスをいつものバス停より手前で降りて歩く、バスの代わりに自転車に乗るなど日常生活で『歩く』機会を増やしてみるといいでしょう。
こうした運動を習慣づけることで、お腹の筋肉を適度に刺激し、腸内環境を整えましょう。

腸活で免疫力を高める方法④【生活習慣の見直し】

腸活で免疫力を高める方法④【生活習慣の見直し】

食生活と運動習慣の次は、生活習慣です。
腸の1日のリズムを適度にリセットして整えるのは、腸内環境を良好に保つ上でもとても大切です。

腸のリズムをリセットするのは、朝が一番です。
そこで、朝起きた時に、お水やお白湯を飲むことをおすすめします。
こうすることで、腸のリズムがリセットされます。

そして、朝食を食べることを習慣づけてください。
大腸の適度に刺激され、便の流れが良くなります。

また、睡眠不足は腸の働きに悪い影響を与えます。
十分な睡眠時間を確保するように、日々の生活習慣も見直してください。

これらは、まさに『腸そのものを整えるための生活習慣』といっても過言ではないでしょう。

【誰でも今日から出来る】免疫力を高める簡単な4つの方法

免疫力を高める方法①【体温を高くする】

免疫力を高める方法①【体温を高くする】

体温と免疫力も密接な関係を持っています。
免疫系にとって基準となる体温は、36.5℃といわれています。

そして、免疫力は体温の低下とともに下がっていくことがわかっています。
冬場寒くなると、身体を動かしにくくなるのと同じで、体温が下がると免疫力も低下します。
ところが、反対に、体温が1℃上がると免疫力は数倍高まります

つまり、体温を高く保っていることが、免疫力にとってとても大切なのです。
体温を高く保つためには、筋肉を鍛えることが効果的です。
ウォーキングやスイミングなど、日常生活に運動を取り入れて身体の筋肉を鍛えることで体温を高く保ち、免疫力を高めましょう。

免疫力を高める方法②【メリハリのある生活を送る】

免疫力を高める方法②【メリハリのある生活を送る】

日々の生活にメリハリをつけるのも免疫力を高めるのに効果的です。
メリハリとは、仕事をしている時間や家事をしている時間と、リラックスしている時間、趣味や運動に打ち込んでいる時間をはっきりと区別するということです。

ヒトは、交感神経と副交感神経という神経系によって活動が調整されています。
交感神経は、何かしらの活動に取り組んでいるときやストレスを感じているときに働く神経系です。
一方、副交感神経は、休んでいるとき、リラックスしているときに働く神経系です。
両者は同時に働かないようになっています。

一日中、ストレスを感じ続けていると交感神経ばかりが働き、身体が休まりません。
交換神経ばかりが働いしている状態が続くと、免疫力が低下することがわかっています。

やはり休む時にはしっかり身体を休めることが、免疫力アップに大切です。
1日のうちに、仕事に取り組む時間はしっかりと取り組み、休むときはしっかりと身体を休める、つまり1日の活動のオンとオフをきちんと切り替える生活上のメリハリが、免疫力アップに効果的ということです。

免疫力を高める方法③【ストレスをためない】

免疫力を高める方法③【ストレスをためない】

ストレスのない人生なんてまずありませんが、たまりすぎたストレスも免疫力を下げてしまう要素の一つです。
そこで、何かしらの趣味に没頭する、森林浴でマイナスイオンを浴びるなど、ストレスを適度に発散させるようにしてください。

ストレスから解放されて、精神的にリラックスできることも、免疫力アップにとても効果的です。

免疫力を高める方法④【笑う】

免疫力を高める方法④【笑う】

こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、笑うことも免疫力アップの秘訣です。
よく笑うと、免疫細胞が活性化されるという研究結果があります。

笑いには、前述したストレスを緩和する効果もあり、一石二鳥です。
よく笑って、免疫力を高めましょう。

まとめ【腸内環境を整えることが免疫力アップの秘訣】

  • ヒトの体に備わっている細菌やウイルス、寄生虫などの病原体などの身体への侵入に対する防御機構を免疫系という。
  • 免疫細胞の50~70%は、腸内にある。
  • 腸内環境を良好な状態に整えることで、免疫力アップに繋がり、病気になりにくい健康な身体が作れる。

近年の研究で、ヒトが備えている免疫力のほとんどが腸にあることが明らかになってきました。

免疫力を高めるには、腸活が有効的です。
腸活は、腸内環境を良好に保つ善玉菌を増やす食べ物、飲み物を積極的に摂る食習慣、運動習慣、日常の生活習慣の見直しがポイントとなります。
それだけでなく、体温を高くする、生活にメリハリを加える、笑うなども腸内環境を良好にする秘訣です。
今回ご紹介した、腸内環境改善法を通して、免疫力を高め、健康で強い身体を作りましょう。

 

薬に頼らず、普段の生活でできる頑固な便秘をするっと出す対処方法【便秘対処法:厳選7つ】

“約850万人”この数字は、日本政府の最新調査でわかった便秘に悩む男女の人数です。

つまり、約10人に1人の男女が頑固な便秘に悩んでいるという計算になります。
便秘は、女性の悩みばかりだと思われていましたが最近では男性も悩まされています。

現代では、サプリメントや食べ物など様々な対処法がありますが、実は普段の生活の中でも充分対処ができる方法があります。

今回は、この頑固な便秘の原因はどこにあるのか?普段の生活でどのように対処すればよいのか?についてご紹介します。

腸に負担をかけていませんか?それが便秘の原因になるのです!?

便秘の原因のひとつに暴飲暴食があります

”食べ過ぎ”、”飲み過ぎ”、”悩みやストレス”によって腸に負担がかかり、便秘になっている可能性があります。

腸に負担がかかり疲れていると、以下の3つの機能が低下し、便秘や下痢を引き起こすことがあります。

≪低下する腸の機能≫

  1. 消化や栄養を吸収する機能

    甘い物や脂っこいものの食べ過ぎなど。

  2. 水分を吸収する機能

    お酒の飲み過ぎや水分の取りすぎなど。

  3. 便を体の外に出す機能

さらに、普段の生活での悩み事や睡眠不足などが原因でストレスを溜め込んでしまうことも腸に負担をかける原因となります。

また、便秘かどうかを見分ける簡単な方法として一般的には、2~3日以上1回も便がない、もしくは1週間の便の回数が2回以下という状態を「便秘」と言います。

しかし、便は人それぞれペースがありますので毎日便が出ないから便秘と言うことにはなりません。

すぐにできる便秘解消の厳選7つの対処法をご紹介!

 

便秘対処法①「考える人のポーズ」で便をスルッと出す

すぐにできる便秘解消の対処法のひとつが考える人のポーズ

《考える人のポーズ》

①まず便座に普通に座った状態から上半身を前かがみになる
②右ひじと右ひざをくっ付け、右手にあごをのせて”ほおずえ“をつく
③足は軽く開いて、つま先を立てる
④最後に腹筋に力を入れる

これはアメリカのフロリダ州の病院で発表された研究結果で、トイレに座ってもなかなか便が出せないと言う22人のうち、半数の11人が“考える人”のポーズをとることで、スルッと便を出すことに成功したという対処法です。

人が便を出すために必要な筋肉を理想的なかたちで動かしてくれる状態になるのが“考える人”のポーズです。

 

便秘対処法②「トイレに行く習慣づけ」で脳に記憶する

すぐにできる便秘解消の対処法のひとつがトイレに行く習慣付け

この方法は『毎朝決まったタイミングで、トイレに行く』だけです。

便をするペースは人それぞれ違いますが、便秘の状態では、排便のペース自体をつかめません。そのペースをつかむための対処法が、“トイレに行く習慣”です。

例えば、お昼の12時と言えば、“お昼ご飯”の時間です。12時になるとお腹が空いてくる人が多いのは、理由があるのです。

「習慣」と言うのは、言い換えると「脳が記録した行動パターン」です。

人間は、“決まった時間”に“決まったこと“をするように意識しながら生活することで、脳が”決まったこと“を記憶していきます。
その“決まったこと”の記憶は、何も考えなくても身体が動くように脳がサインを出すようになります。

その為、12時になるとお昼ご飯を食べるという「習慣」は、今まで給食などの「決まったこと」が経験上脳に記憶されているので、それが作用して今でも自動的に12時になるとお腹が空くようになる、というメカニズムです。

このメカニズムを便秘の対処法に利用します。

“朝起きたらまず、トイレに行く“ことを繰り返し、脳に“決まった時間”に“決まったこと“をするように記憶させましょう。

 

便秘対処法③「お風呂」で腸を温めて腸の機能を回復

すぐにできる便秘解消の対処法のひとつが血の巡りをよくすること

次にご紹介するのが、「温度」を利用した便秘対処法です。

この方法は、お風呂に入りながらお腹を膨らませたり凹ませたりする深呼吸をします。お風呂の温度は、40度で時間は20分前後を目安に入るのが効果的です。

腸の機能が低下してしまうと身体に現れる症状が、体温の低下です。
お風呂に入って体温が36度~38度前後に温まることで血のめぐりが良くなり腸の機能が回復される事に繋がります。

さらに、血のめぐりを良くすることで腸の疲れが取れるようになります。

 

便秘対処法④「腸もみマッサージ」で腸疲労を回復

次にご紹介する便秘対処法は、“腸もみ”マッサージです。

“肩こり”には、“肩もみ”をするように、便秘の原因である“腸の疲れ”には、“腸もみ”が効果的です。

具体的には、以下の①と②を2分ずつ合計4分間行うことで、腸のまわりの血行が良くなり、結果、腸の疲労が回復して便が出やすくなります。

《腸もみマッサージの方法》

①左手で左の肋骨(ろっこつ)の下、右手で右の腰骨(ようこつ)のあたりを強めにつかみます。
②指先にゆっくり力を入れて、おさえるようにもみほぐす。

左手と右手を入れ替えて、それぞれ2分ずつ合計4分間行いましょう。

 

便秘対処法⑤「へそ下腹筋トレーニング」で腹横筋を鍛える

この便秘対処法は、便を大腸から押し出す力をつけるために「腹横筋(ふくおうきん)」と言う部分をきたえるトレーニングです。

「ドローイン」とも呼ばれています。寝ながらできるトレーニングなので、誰でも簡単に行えます。

《腸もみマッサージの方法》

①両膝を立てて、仰向けに寝ます。
②お腹をへこませながら、30秒程かけて息をゆっくり吸い込みます。同時におへそまわりの腹筋に力を入れていきます。
③吸い込んだ時と同じように、30秒程かけて息をゆっくり吐いていきます。同時に腹筋の力をゆるめます。

 

便秘対処法⑥「ねじり体操」で大腸のねじれによる便詰まりを解消

ねじり体操は、最近の研究で判明した新たな便秘の原因に効果的な方法です。

新しい便秘の原因と言うのは、“大腸のねじれ”です。大腸の一部がねじれている事で便が詰まってしまうため、便秘状態になってしまいます。
特に、便秘かな?と思った時に、いつも同じ場所が痛む人は、正常な腸ではねじれていない部分がねじれてしまう”ねじれ腸“になっている可能性があります。

“ねじれ腸”は、便秘の時に腹痛が起きたり、子供の頃からずっと便秘気味の方に良く見られる症状です。

ねじり体操は身体をねじって腸のねじれを解決することで、便が詰まっている部分を元の状態に戻す事により便が出やすくする対処法です。

《ねじり体操の方法》

①左脚を伸ばして座り、右脚の膝を立て、左脚にクロスさせます。
②上半身を右にねじって、左のひじの裏を右膝につけます。
この体勢で深呼吸を5回行います。反対側も同様に行います。

 

便秘対処法⑦「リラックス」で腸の疲れを癒す

リラックスは便秘の対処法の中でも重要なポイントです。

リラックスを感じていると副交感神経が活発になりますが、ストレスを感じていると交感神経が活発になります。

頑固な便秘に悩んでいると、イライラしたり不安になったりしますよね。
そのイライラや不安はストレスとなり、体の中で交感神経(こうかんしんけい)が活発になり腸の疲れに繋がってしまい便秘がよりひどくなってしまう場合もあります。

お風呂に入ったり自分が楽しい事や好きな事をしたり考えたりして身体と心をリラックスさせてあげることで、副交感神経が優位になり便秘がひどくなってしまう事を防ぎます。

気持ちに余裕をもつことも便秘を対処する立派な方法です。

対処をしないまま便秘を放置しないで!

対処をしないまま便秘を放置しないで!

医学的には、便秘は病気ではありません。

しかし、「がん」や「糖尿病」などの重い病気の原因のサインとも言われています。そんな重い病気のサインなのに発見が遅れてしまうのがほとんどだそうです。

その一番の理由は、便秘と言う症状を告白する「恥ずかしさ」が大きな病気の発見を遅らせてしまうそうです。

ご紹介した対処法などで解決ができない場合は、まず親しい人に相談をして、お近くの「便秘外来」「消化器内科」「胃腸科」のどれかがある病院で受診してみましょう。

IFMC.(イフミック)の公式ソーシャルアカウントができました

TwitterとInstagramのIFMC.公式アカウントができました。

今後、IFMC.について様々な情報を発信します。どうぞお楽しみに!

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便秘の原因は?生活習慣・体・メンタル面から便秘の原因を知ろう!

便秘の原因は1つではなく、様々な要因が重なって起こります。

自分がどうして、便秘になったのかを明らかにすることは、改善策を見つける近道になります。

今回は、便秘になる原因についてご紹介します。

便秘の原因は人により異なるので、まずは自分がどの原因に当てはまるのかを考えてみましょう。

【便秘の原因】生活習慣、体、メンタル面から見る便秘の原因

ここでは、生活習慣、体、メンタル面から便秘になっている場合の具体的な原因について紹介します。

便秘の原因が日常的な所に潜んでいるということも少なくありません。

【便秘の原因】生活習慣が便秘の原因になっている場合

【便秘の原因】生活習慣が便秘の原因になっている場合

規則正しい生活習慣を送ることは、便秘を引き起こさないためにとても重要です。

私たちは、腸の働きを自分の意思で操作できません。

腸の動きは、自分の意思では直接的にコントロールできない自律神経によって支配されています。

食べ物が胃から腸へと運ばれると、脳が腸へ「蠕動運動しなさい」という指令を出します。

それにより腸が活発に動き、さらに食べたものが直腸へと運ばれます。この一連の流れによって身体は便意を催します。

しかし、自律神経が何らかの原因により正常の働きができなくなると、脳から腸への指令が上手に伝わらずに本来の蠕動運動が起きづらくなります。

これにより、便が腸に滞り、便秘の原因になります。

自律神経が正常に働かなくなる原因には、寝不足や運動不足、過労や不規則な食生活などによるものが考えられます。

また、排便を促すために必要な食物繊維の不足、肉類などの過剰摂取、便が吸収する水分の不足も便秘の原因になります。

もし、あなたがこれらのことに心当たりがあれば、自ら便秘になる原因を作り出している可能性も考えられます。

【便秘の原因】体の状態が便秘の原因になっている場合

【便秘の原因】体の状態が便秘の原因になっている場合

生活習慣の乱れによって引き起こされる便秘の他に、身体の状態の変化が便秘の原因を生み出すことがあります。

例えば、事故や病気などによって寝たきりの生活を強いられると腸の活動が低下し、便秘を引き起こす原因になります。

また、高齢者の方に多くに見られる便秘の原因として、加齢により大腸の蠕動運動自体が弱く、便を肛門へと運びにくくなり便秘になることがあります。

さらに、腹筋力の低下も便秘の原因になります。

そのため、女性は男性に比べると腹筋の力が弱いので、便秘になりやすい特徴があります。

そのほか、過剰なダイエットによって食べ物の量が極端に減った場合は当然便の量も減るので、体の外へと排出されにくくなり、便秘の原因になります。

もちろん、ダイエットで偏った食事による食物繊維不足や栄養不足による蠕動運動の働きの低下、水分を減らすダイエットでの水分不足も便秘を引き起こす原因です。

便を排出して体重を少しでも軽くしたいという理由で、便秘ではないのに便秘薬を常用すると腸の機能が麻痺してくることがあります。

すると、便意を感じにくくなります。

病気が原因で引き起こる便秘もあります。

大腸癌、イレウス(腸閉塞)などの大腸の疾患などで腸が狭くなったり、先天的大腸過長症により腸の長さや大きさに支障を来す場合にも便秘の原因になってしまいます。

【便秘の原因】メンタル(=精神面)が便秘の原因になっている場合

便【便秘の原因】メンタル(=精神面)が便秘の原因になっている場合

人はリラックしているときには副交感神経が優位な状態になります。

正常な排便するためにも、副交感神経が優位なリラックスした状態が良いでしょう。

しかし、職場や人間関係などによる精神的ストレス、他にも就職や異動、引越し、新入学、結婚、離婚など、環境の変化によるストレスが原因で、副交感神経が興奮状態となり腸が正常な働きができなくなることで便秘を引き起こすことがあります。

また、女性に多く見られるのが、人前でトイレに行くことを恥じらうあまりついついトイレを我慢することで、精神的ストレスが起きて便秘を引き起こしてしまいがちになります。

【便秘の原因】腸内環境が荒れているのも便秘の原因になる!

腸疲労が原因で便秘になるケースについてご紹介します。

最近「オナラが臭い…」「下痢する…」「便秘がち…」などの自覚症状がありませんか?

もし、それらの症状があれば、あなたは「腸疲労」の可能があります。

腸疲労の原因

腸疲労は、夏場の暑い時期に冷たいものを飲みすぎたり、年末年始の忘年会や新年会での暴飲暴食などで腸に過剰な負担がかかり、腸が疲弊することで発生します。
その他、早食いやストレス、睡眠不足なども腸に余計な負担がかかるので、腸疲労の原因を生み出しています。

腸疲労になると腸の蠕動運動が弱まるので、食べ物の消化吸収や水分を取り込む機能、便を体の外に排出する力が衰えます。

先ほどのオナラが臭くなる原因は、腸疲労により食べ物の消化吸収力が衰え、腸内環境が乱れたことによりお腹の中の悪玉菌が異常発生したことによるものです。

また、便に含まれる水分を腸が適度に取り込まないことにより便に含まれる水分が過剰のまま肛門から排出されます。これが下痢の原因です。

そして、腸疲労では腸の蠕動運動が弱まるので、便を外に押し出す力が低下し便秘になってしまいます。

便秘の原因を知って改善しよう!

今回は、便秘になる原因についてご紹介しました。

このように一言で「便秘」といってもその原因は人それぞれです。

まずは、自分がなぜ便秘になってしまったのか、その原因をはっきりさせましょう。

そしてそれに見合った改善方法を実践し、1日も早く便秘を解消してスッキリした毎日を送りましょう。

「健康長寿フォーラムin箕面」に出展しました!

2019年1月19日(土曜日)箕面市立メイプルホールにて「健康長寿フォーラムin箕面」が開催され、
テイコク製薬社はブース出展とミニ講演を実施しました。

IFMC.ブースを出展

講演では高齢者の転倒を防止するミネラルを使った新技術としてIFMC.の紹介を、ブースでは「バランス実験」「血流測定」を行い、沢山の方々にIFMC.の効果を体感して頂きました。

http://www.city.minoh.lg.jp/kaigo/ji/osirase/kenkouchojuforum.html[箕面フォーラム]

 

最後に

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
テイコク製薬社はこれからも皆様の健康をサポートしていきます。