【糖尿病チェック】何個当てはまる?糖尿病チェックで早期発見しよう!

自覚症状がないから「私は大丈夫!」と思っていませんか?

糖尿病は、症状に気づきにくいところに怖さがある病気です。
自覚症状がないからといって油断は禁物ですよ。

自分で糖尿病チェックして、早期発見すれば早めに手をうてます。

また、糖尿病は食事や、運動といった普段の生活習慣で予防できる可能性が高い病気です。

糖尿病チェックと生活習慣に気をつけることが重要です。

そこで今回は、糖尿病チェックする方法や、糖尿病の治療方法についてご紹介します。

【糖尿病チェック】糖尿病とはどんな病気?

【糖尿病チェック】糖尿病とはどんな病気?

糖尿病とは、血液中のブドウ糖である血糖が多くなり過ぎた状態が続く病気です。

正常な状態であれば、ブドウ糖とインスリンのバランスが保たれており、血糖値が高止まりしません。

しかし、インスリンの分泌量自体が少なかったり、インスリンの働きが悪いと高血糖状態が続いてしまいます。

糖尿病にはインスリンの分泌量や、働きが大きく関わっています。

糖尿病には「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があります。

インスリンの分泌量が不足したり、働きが悪くなるⅡ型の方が圧倒的に多いです。

Ⅰ型は、すい臓のβ細胞が壊れてインスリンがほとんど分泌できなくなります。

糖尿病になる原因ですが、遺伝的な体質と食べ過ぎや、運動不足などの生活習慣が主な原因といわれています。

糖尿病が厄介なのは、症状に気づきにくく、知らぬ間に進行していることが多いです。

糖尿病の主な7つの症状について知ろう!
・のどが渇く
・水分の摂取量が増える
・トイレが近くなる
・尿の量が増える
・疲れやすくなる
・すぐにお腹がすく
・体重が減

初期症状は、あまり気にならない程度のため、糖尿病を自覚するのは難しいでしょう。

そして、糖尿病の怖さは合併症にあります。

糖尿病の合併症について知ろう!
・手足がしびれる
・目がかすむ

血糖値が高い状態が続くことにより、細い血管や大きな血管における障害がおこります。

細い血管における障害では、「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」が起こりやすく、大きな血管における障害は、「脳梗塞」「狭心症」「心筋梗塞」「末梢動脈疾患」などを引き起こす恐れがあります。

糖尿病は知らぬ間に進行し、合併症が怖い病気だということを認識しておきましょう。

【糖尿病チェック】何個あてはまる?早期発見が大切です!

【糖尿病チェック】何個あてはまる?早期発見が大切です!

糖尿病は気づきにくい病気です。
糖尿病の可能性があるチェックポイントをあげてみました。

糖尿病チェックをしてみてくださいね。

家族に糖尿病の人がいる
外食が多い
濃い味つけが好き
野菜を食べる機会が少ない
間食をよくする
あまり運動をしない
車に乗る機会が多い
肥満気味
疲れやすい
キズやおできが治りにくい
目がかすむ
のどがよく渇く
トイレが近い

当てはまる糖尿病チェックの数が多いほど、糖尿病のリスクが高まります。

しかし、当てはまる糖尿病チェックが多いからといって、必ずしも糖尿病であるとは限りません。

不安な方は、試験紙を使ってチェックしてみるか、病院で検査することをオススメします。

【糖尿病チェック】家庭でも手軽にできる試験紙とは?

【糖尿病チェック】家庭でも手軽にできる試験紙とは

ご家庭でも試験紙を使って、糖尿病チェックできるのを知っていますか?

ご家庭で糖尿病チェックする方法は、「血糖チェック」と「尿糖チェック」の2つの方法があります。

血糖チェックするには、血糖自己測定器が必要です。
専用の器具で指先に針を刺して血液を採り、試験紙と血糖自己測定器を使って確認します。

尿糖チェックなら、食後に尿を試験紙にかけるだけで判定できるのでお手軽です。
ご家庭での尿糖チェックは、夕食後2時間を目安に行います。

チェック結果が陰性の場合でも、月に1度はチェックを続けるといいでしょう。
陽性の場合は、できるだけ早く医師の診断を受けましょう。

ご家庭でできる血糖チェックや、尿糖チェックはお手軽ではあるものの、いざ糖尿病の可能性が高まったら、やはり医師の診断を受けなくてはいけません。

【糖尿病チェック】糖尿病の治療方法は3つある!

【糖尿病チェック】糖尿病の治療方法は3つある!
病院で糖尿病と診断されれば、治療しなければいけません。

糖尿病の治療法には、「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3つあります。
それぞれの治療法を確認してみましょう。

【糖尿病チェック】糖尿病治療方法の食事療法について知ろう!

糖尿病にとって重要なのが、カロリー摂取量です。
食事療法は、食事の量や摂り方に注意し、インスリンを分泌する膵臓の負担を軽くすることを目的にしています。

食事療法における重要なポイントは次の3点です。
【食事療法のポイント】

  • 適切なカロリー摂取量は、年齢、性別、体格、生活により一人一人異なる

指示された単位数を守ることが極めて重要です。

  • 栄養バランスのいい食事を心がける

いろんな種類の食品を食べることが重要で、1日30品目以上が理想といわれています。

  • 間食、夜食、飲酒は控える

間食、夜食、飲酒は控えて1日3回規則正しく、ほぼ均等な量を摂るよう心がけましょう。

【糖尿病チェック】糖尿病治療方法の運動療法について知ろう!

【糖尿病チェック】糖尿病治療方法の運動療法について知ろう!
運動することにより、血液中のブドウ糖が消費され、血糖値が下がります。
食後に運動すれば、血糖値の上昇を抑えられるのです。

この他に体脂肪を減らし、インスリンの働きをよくすることや、筋肉が衰えるのを防げます。
運動療法における重要なポイントは次の3点です。

【運動療法のポイント】

  • 1日30分以上歩くようにする

1日30分以上、1日1万歩を目標にしましょう。

  • 運動を持続させる

いつでも、どこでも、一人でも運動を心がけて、継続することが重要です。

  • 日常生活に運動を取り入れる工夫する

エレベーターを使わず階段をのぼったり、ちょっとした距離なら歩くなど、日常生活に運動を取り入れる工夫をしましょう。

ただし、無理は禁物です。

もし、激しい胸痛や動悸、めまい、関節・筋肉の強い痛みを感じたら、無理をせず、すぐに医師に相談しましょう。

【糖尿病チェック】糖尿病治療方法の薬物療法について知ろう!

【糖尿病チェック】糖尿病治療方法の薬物療法について知ろう!
食事療法、運動療法を行っても血糖がコントロールできない場合は、薬物療法も取り入れることになります。

薬物療法には経口血糖降下薬の内服と、インスリン注射があり、症状やインスリンの分泌量などにより医師が判断します。

医師の指示に従うことが重要です。

【糖尿病チェック】糖尿病の予防に心掛ける生活習慣

【糖尿病チェック】糖尿病の予防に心掛ける生活習慣

糖尿病は症状に気づきにくく、知らぬ間に進行してしまう病気です。

日々チェックして、早期に発見することが望ましいのですが、その前に日々の生活習慣を気をつけて予防しましょう。

そこで、生活習慣における糖尿病予防のポイントをまとめてみました。
参考にしてくださいね。

ポイント
・1日3回規則正しく食事する
・野菜や海藻類を中心に栄養バランスのよい食事を心がける
・お酒は適量にする
・間食、甘いものは控える
・適度な運動を心がける
・エレベーターを使わず階段を使う
・なるべく歩いて移動する
・日々体を動かす工夫をする
・ストレスをためない
・十分な睡眠をとる

どれもさほど難しくないことなので、日々の生活の中で気をつけましょう。

大事なのは、一時意識するのではなく、継続することです。
「継続は力なり」ご自身の健康のため、がんばってくださいね。

糖尿病チェックで早期発見と日頃からの予防が大切です!

糖尿病チェックで早期発見と日頃からの予防が大切です!

そこで今回は、糖尿病チェックする方法や、糖尿病の治療方法についてご紹介しました。

糖尿病を予防するには、食事や運動など生活習慣に気をつけることが重要です。

また、万が一に備え、自分で定期的に糖尿病チェックして、早期発見することも重要です。

症状がないからといって安心せず、常に生活習慣に気をつけ、定期的に糖尿病チェックするよう心がけましょう。
継続は力なりです。

【血糖値の特徴】血糖値と糖尿病との関係性やコントロールする方法

糖尿病のお話の中で、血糖値という言葉がよく出てきますよね。

「血糖値」とは、血の糖の値と書きます。

血液に関係する医学用語ということは、なんとなくわかるけれど、いったいどういうことなのか分かっていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

また、血糖値が高いと、もしくは低いとどんなリスクがあるのでしょうか?

そこで今回は、血糖値の特徴や、血糖値と糖尿病との関係性や、血糖値を生活習慣からコントロールする方法についてご紹介します。

【血糖値の特徴】血糖値は血液に含まれるブドウ糖の濃度

【血糖値の特徴】血糖値は血液に含まれるブドウ糖の濃度

血糖値とは、血液に含まれているブドウ糖の濃度のことです。

ブドウ糖は、人間の脳、筋肉、内臓などでエネルギー源として利用されている物質で、英語では「グルコース」といわれます。

ブドウ糖は、血糖という形で動物の体内で血液を通して循環することで、身体中の細胞に届けられる仕組みになっています。

エネルギー源として、ブドウ糖は動物にとって不可欠なものなのですが、血液中に溶け込んでいるブドウ糖濃度が高すぎるとかえって体に有害となりますので、適切な濃度にコントロールすることがとても重要です。

そこで、ブドウ糖の濃度をコントロールするのに使われるのが、インスリンやグルカゴンというホルモンです。

このインスリンの量や働きが低下しているために、血液中のブドウ糖の濃度を適切な範囲にコントロールできなくなる病気が糖尿病です。

【血糖値の仕組み】血糖値が上がる理由を知ろう!

【血糖値の仕組み】血糖値が上がる理由を知ろう!

ブドウ糖は、食べ物を分解することで体内で作り出されています。

どのようにして食べ物を分解して、ブドウ糖を作り出しているのかご存知ですか?

食べ物を分解する時に活躍するのが、唾液や胃液、腸液などに含まれる消化酵素です。

消化酵素は、食べ物を分解して体にとって吸収しやすい栄養素に変えていく働きを持っている物質です。

例えばブドウ糖を作り出すのに関係しているのは、唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素で、食べ物を分解してブドウ糖に変えます。

こうして消化酵素によって生み出されたブドウ糖は、エネルギー源として全身の細胞に送り届けるために、腸から吸収されて血液中に取り込まれ、血液中のブドウ糖の濃度が上がります。

血液中のブドウ糖の濃度=血糖値ですから、このようにして血糖値が高くなります。

【血糖値と糖尿病】糖尿病になると血糖値が高くなる理由

【血糖値と糖尿病】糖尿病になると血糖値が高くなる理由
血液に含まれるブドウ糖の濃度は、インスリンやグルカゴンとよばれるホルモンによって、一定の範囲に収まるようにコントロールされています。

インスリンは、すい臓から分泌されるホルモンです。

血液中のブドウ糖を、筋肉や肝臓に取り込ませることで血糖値を下げる働きをしています。

グルカゴンには、肝臓や骨格筋にグリコーゲンという形で蓄えられたブドウ糖を血液中に放出させて、血糖値を上げる働きがあります。

インスリンとグルカゴンは、全く反対の働きをするホルモンといえます。

健康な人の場合、食事によって血糖値が上がると、インスリンがすい臓から分泌されます。

高くなった血糖値は、インスリンの働きで下げられます。

ところが糖尿病の方は、インスリンを作り出す力が弱くなったり、血糖値を下げる働きが低下したりしています。

血糖値を下げる働きをするホルモンは、インスリンだけです。

したがって、インスリンの量や働きが低下すると、血糖値を十分に下げられなくなるのです。

これが、糖尿病の方の血糖値が高どまりしてしまう理由です。

【血糖値の種類】血糖値には3種類の状態がある!

【血糖値の種類】血糖値には3種類の状態がある!
血糖値やヘモグロビンA1C(HbA1C)の数値から、血糖値の状態は「糖尿病型」「境界型」「正常型」の3種類に分類できます。

【血糖値の種類】糖尿病型血糖値

文字通り糖尿病と診断された血糖値です。

食事のメニューを見直したり、日常生活に運動を積極的に取り入れて対処します。

食事の見直しや、運動を2〜3ヶ月続けても効果がみられない場合は、薬を使った治療にうつります。

【血糖値の種類】糖尿病型血糖値の診断基準
・空腹時血糖値=126(mg/dL)以上、または、ブドウ糖負荷後2時間値200(mg/dL)以上
・ヘモグロビンA1C=6.5%以上

血糖値とヘモグロビンA1Cのどちらも異常であれば、糖尿病と診断されます。

もし、血糖値とヘモグロビンA1Cのどちらかだけが異常であれば、再検査をします。

2回目の検査でもどちらかが異常なら糖尿病と診断します。

【血糖値の種類】境界型血糖値

境界型血糖値は、いわゆる糖尿病予備群とみなされているのが境界型です。

正常な血糖値ではないけれど、糖尿病型までには至っていない状態です。

境界型の場合は、食事メニューの見直しや運動などの生活習慣の改善などが対処方法です。

【血糖値の種類】境界型血糖値の判断基準
・空腹時血糖値=110(mg/dL)以上、26(mg/dL)未満
・ブドウ糖負荷後2時間値140(mg/dL)以上、200(mg/dL)未満

【血糖値の種類】正常型血糖値

糖尿病型でも境界型でもない、健康な人の血糖値パターンです。

【血糖値の種類】正常型血糖値の判断基準
・空腹時血糖値=110(mg/dL)未満かつブドウ糖負荷後2時間値140(mg/dL)未満
・ヘモグロビンA1C=6.5%未満

【血糖値が低い】低血糖になった時の体への影響は?

【血糖値が低い】低血糖になった時の体への影響は?
血糖値が下がりすぎた、つまり血液中のブドウ糖が少なくなりすぎた状態を「低血糖」といいます。

具体的には、血糖値が70(mg/dL)以下となった状態です。

血糖値が70(mg/dL)を下回るようになると、汗が出る、お腹が空く、あくびが出る、しびれ感、力が入らない感じなどの症状が現れ、これを「低血糖症状」とよびます。

更に血糖値が下がると、頭痛や目のかすみも起こります。

このような症状が見られる場合は、低血糖に陥っている可能性があるので、すぐに血糖値を測ってください。

特に血糖値が50(mg/dL)以下にまで下がると、けいれんや意識の消失、異常な行動などの症状が現れますが、これは脳がエネルギー不足状態になっているからで、生命の危険があります。

すぐに砂糖やジュースなどを摂取して、血糖値を高めなければなりません。

意識がなくなり、飲み込めない場合は、砂糖を水で溶かして、唇と歯ぐきの間に塗り込み、救急車を呼んでください。

ただし、中には日常的に低血糖になっている人や、低血糖に陥っていることに気がつかない人などの場合に起こる「無自覚性低血糖」という状態もあります。

そのような人の場合は、自覚症状が現れることなく、急にけいれんや意識消失を起こすことがあるので、注意が必要です。

低血糖をもたらす原因としては、大きく分けて3つあります。

  • インスリンの飲み薬や注射薬をたくさん使いすぎた
  • インスリンを使った次の食事の時間が遅くなった
  • お腹が空いた状態で運動をしてしまった

低血糖は、「薬の量や時間を間違えない」「空腹時には運動をしない」などの日常生活での工夫によって予防できます。

低血糖に陥らないように、気をつけてください。

【血糖値が高い】高血糖になった時の体への影響は?

【血糖値が高い】高血糖になった時の体への影響は?
血液中のブドウ糖は、欠かせない重要な物質ですが、多すぎて血糖値が高い状態は、かえって有害となります。

血糖値が上昇した場合に生じる病気から身体を守る機能が備わっていないからです。

血糖値が高くなった場合のリスクは、急激に症状が現れる急性合併症と、ゆっくりと症状が現れる慢性合併症の2つに分けられます。

急性合併症では、高血糖性昏睡という意識障害が挙げられます。

高血糖性昏睡では、早期に大量のインスリンを投与する必要があり、そうしないと生命にかかわります。

一方、慢性合併症では、命に関わることは少ないですが、失明のリスクが高い網膜症・足が腐って切断しなければならなくなる神経障害、透析になるリスクが高い腎症の3大合併症があります。

いずれも日常生活に大きな影響を与え、長期にわたって苦痛をもたらします。

なお、血糖値が180(mg/dL)以上になると、尿にブドウ糖が含まれるようになります。

糖尿病という病気の名前の由来は、ここにあります。

【血糖値のコントロール】血糖値は食生活でコントロールしよう!

【血糖値のコントロール】血糖値は食生活でコントロールしよう!
正常な血糖値は、空腹時で60〜110(mg/dL)、食後で100〜140(mg/dL)です。

この範囲に血糖値をおさめるようにコントロールするにはどうすればいいのでしょうか?

そこで大切なのが、生活習慣の見直しです。
まずは、食生活に着目してください。

1日の適切なエネルギー量(kcal)を計算しよう!
適切なエネルギー量は、体重や身長を基準に定められています。
・デスクワークが主な人…身長(m)×身長(m)×22×25
・肉体労働の人…身長(m)×身長(m)×22×30

1日の摂取カロリーが、この適切なエネルギー量の範囲内におさまるように食べすぎないようにしましょう。

そして栄養バランスの偏りのない食事を1日3食、規則正しく食べるようにしてください。

カロリー計算が難しいという人は、「食事は腹八分目まで」「野菜をたくさん食べる」などから取り掛かるのもいいでしょう。

また、運動も重要です。

適度な運動は、身体の新陳代謝を高め、血液の流れを改善させます。

そこでオススメしたいのが、ウォーキング、スイミング、サイクリングなど有酸素運動です。

こうした軽くて長時間続けられる運動は、脂肪の燃焼効果が高く、インスリンの働きを改善できるからです。

食生活を整え、運動を日常に取り入れた生活習慣の改善で、糖尿病を予防しましょう。

【食後の血糖値】食後高血糖は糖尿病予備軍に含まれる!?

【食後の血糖値】食後高血糖は糖尿病予備軍に含まれる!?
食後高血糖とはいったいどのような状態なのでしょうか?

食事を取った後の血糖値を「食後血糖値」といいます。

食事を食べれば、誰でも食後血糖値は高くなります。

健康な人なら食事から2時間も経過すれば高かった血糖値も、自然に140(mg/dL)未満になるまで下がります。

健康な人なら、食後血糖値を気にする必要がありません。

ところが、2時間以上経っても血糖値が下がらず、140(mg/dL)以上の高値を保ち続けてしまう場合があり、これを「食後高血糖」といいます。

近年のいろいろな研究結果から、食後高血糖が、糖尿病患者さんだけでなく、糖尿病になりかけている、つまり糖尿病予備群に含まれる方々においても、とても重要であることが明らかになってきました。

【食後血糖値と糖尿病】食後血糖値は隠れた糖尿病患者を見つける数値

【食後血糖値と糖尿病】食後血糖値は隠れた糖尿病患者を見つける数値
食後高血糖は、糖尿病や糖尿病予備群の方々にとって、健康上とても重要な意味をもちます。

糖尿病が軽度の方や、発症初期の方、そして糖尿病予備群の方では、空腹時血糖値が110(mg/dL)を下回り、正常値を示してしまうことがあります。

このような方々に対して、空腹時血糖値だけで糖尿病かどうかを診断してしまうと、糖尿病を見逃してしまう可能性があり、気がつかないうちに糖尿病が進行したり、予備群だったのに糖尿病を発症してしまったりするリスクが生まれます。

そこで、食後血糖値を測れば食後高血糖が分かりますから、これを利用して隠れた糖尿病を見つけ出します。

糖尿病を発病している方だけでなく、糖尿病予備群の方にとっても、隠れた糖尿病を見逃さないために、食後高血糖はたいへん重要です。

【食後高血糖にリスク】インスリンが足りないことが原因です!

【食後高血糖にリスク】インスリンが足りないことが原因です!
食後高血糖を示している方は、インスリンの量が足りない、もしくは働きが悪くなっています。

そのため、身体の中に取り込まれたブドウ糖を分解して減らせず、食事によって高くなった血糖値を正常な値にまで戻せません。

この状態を「耐糖能異常」といいます。

耐糖能異常を示している方は、そうでない方と比べて動脈硬化が進みやすい傾向があることが明らかになっています。

動脈硬化は、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの血管系の病気を引き起こすリスク要因の一つです。

糖尿病に気がつかず、適切な治療が受けられていない場合、心臓や脳の病気を起こしやすくなります。

もちろん、糖尿病性網膜症などの他の合併症のリスクも高まります。

ポイント

空腹時血糖値だけでなく、食後高血糖かどうかをチェックすることが、糖尿病の方の場合は、合併症を防ぐ、そして糖尿病予備群の方の場合は、糖尿病を予防するという点から重要です。

糖尿病と診断される前に血糖値を生活習慣からコントロールしよう!

糖尿病と診断される前に血糖値を生活習慣からコントロールしよう!
今回は、血糖値の特徴や、血糖値と糖尿病との関係性や、血糖値を生活習慣からコントロールする方法についてご紹介しました。

血糖値は、食事によって高くなりますが、インスリンというホルモンの働きで健康な人は自然に下がっていきます。

血糖値は、低くても高くても健康に悪影響があり、低すぎる、反対に高すぎる場合は、意識障害をもたらし、生命にかかわるとても危険な状態になる場合があるので、注意が必要です。

今の内から糖尿病にならないよう、食生活や運動などの生活習慣に気を配ることも大切ですが、もし糖尿病の気配があった場合は、食後高血糖かどうかもチェックし、血糖値を適切な範囲におさめるようにしましょう。

  • 血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖の濃度の値です
  • 血糖値は「糖尿病型」「境界型」「正常型」の3種類ある
  • 食後の血糖値が高い、食後高血糖を見つけ出すことが初期段階の糖尿病の発見につながる

【朗報】血液の特徴と血液をサラサラにする正しい方法を知ろう!

「サラサラした血液」や「ドロドロとした血液」を聞いたことありませんか?

血液って文字通り液体ですから、血管を通して全身にくまなく流れています。

全身に流れている液体であるはずの血液が、サラサラしたり、ドロドロとしたりした状態とは状態なのでしょうか?

そこで今回は、血液の特徴や、血液をサラサラにする栄養素や、血液がドロドロになると病気になるリスクについてご紹介します。

【血液の状態】血液がサラサラやドロドロの状態を知ろう!

サラサラした血液やドロドロとした血液といっても、血液が小川のせせらぎのようにサラサラと流れているわけでも、ヘドロやタールのようなどろりとした血液になっているわけでもありません。

血液のサラサラやドロドロとは、血液の流れ具合を指す表現です。

血液がサラサラとは「血液の流れがよく健康的な状態」のことです。

血液がドロドロとは「血液の流れが悪くなり不健康な状態」を意味しています。

【血液の状態】
サラサラとドロドロとは血液の状態を表しているのではなく、血液の流れ具合のことを現わしている。

【血液がドロドロになる原因】血液がドロドロの状態は赤信号

【血液がドロドロになる原因】血液がドロドロの状態は赤信号

血液はどうしてドロドロになるのでしょうか?

血液がドロドロする、つまり流れが悪くなるには4つの原因があります。

【血液がドロドロになる原因】血小板が固まりやすくなる!

血小板とは、出血したときに血を固めて出血を止める働きのある血液成分です。

脂っこい食事を食べる機会が多い人の場合、腸内細菌のうち悪玉菌が毒素をより多く作り出す傾向があり、この毒素によって血小板が固まりやすくなります。

また、こうした傾向は、コレステロールが高い人や身体の水分が不足している人などにも起こりやすいです。

血小板が固まりやすくなるということは、血液が固まりがちになるということでもあるので、血液の流れが悪くなります。

【血液がドロドロになる原因】赤血球が増える!

赤血球は、身体の細胞に酸素を運ぶ役割を担っている血液成分です。

身体の水分が少なくなると、血液中の水分も減ります。

水分は減っても赤血球は減りませんから、血液の中で赤血球が占める割合が高くなり、水分量が少なくなった血液は結果的に流れにくくなります。

【血液がドロドロになる原因】赤血球が硬くなる!

糖尿病の人は、普通の人と比べて赤血球が硬くなる傾向があります。

血管の太さは均一ではなく、広いところもあれば狭いところもあります。

赤血球が硬くなると、狭いところを通り抜けにくくなり、そこで詰まってしまいます。

そのために、血液の流れが悪くなりドロドロと流れていきます。

【血液がドロドロになる原因】白血球がくっつきやすくなる!

白血球は、細菌やウイルスなどの病原体が体に入ってきたときに、それを排除する働きを示す血液成分です。

白血球は、身体の中に侵入してきた病原体を攻撃する時に、病原体にくっつきやすくするため、粘着性を増す性質があります。

風邪を引くなど、身体の具合が悪いときには、白血球の流れが悪くなるので、血液の流れが低下します。

なお、これはタバコやストレスによっても同じ現象が起こりやすくなります。

【血液がドロドロ】血液がドロドロになる生活習慣

【血液がドロドロ】血液がドロドロになる生活習慣
乱れた生活習慣も血液をドロドロにしてしまう要因の一つです。

当てはまるものが無いか一度確認してみてください。

【血液がドロドロになる生活習慣】運動不足

運動は、血液中に含まれる脂肪やコレステロールを燃やす効果があります。

言い方を変えると、運動をする習慣がない人は、血液中の脂肪やコレステロールを減らしにくくなるので、血液中の脂肪やコレステロールが多くなります。

これらが血小板を固める要因となり、血液がドロドロになってしまいます。

【血液がドロドロになる生活習慣】タバコの喫煙

【血液がドロドロになる生活習慣】タバコの喫煙】
タバコに含まれるニコチンは血管を縮める作用があります。

血管が縮まると、血液の密度が高くなり、流れが悪くなります。

特に、1日あたり10本以上吸っているような方は要注意です。

【血液がドロドロになる生活習慣】長風呂

【血液がドロドロになる生活習慣】長風呂
熱いお風呂に長時間浸かると、汗をかいて身体から水分が出ていく一方、お風呂に入っている間は水分を取ることはあまりありません。

水分不足を招きやすい長風呂は、血液の流れを低下させます。

【血液がドロドロになる生活習慣】ストレス

血液がドロドロになる生活習慣】ストレス
ストレスが溜まると、白血球の粘着性が高まることが知られています。

仕事などで日常的にストレスがたまり続けている方は、このために血液の流れが低下してしまいます。

【血液がドロドロ】血液がドロドロになる食生活

【血液がドロドロ】血液がドロドロになる食生活
血液をドロドロにしてしまう要因に、食生活もあります。

【血液がドロドロになる食生活】水分をとらない

日頃からあまり水分を取らないでいると、血液中に赤血球が占める割合が増加し、血液の流れが低下します。

のどの渇きをアルコールで癒す人もいますが、アルコールで水分不足は補えません。

やはり水分不足になります。

【血液がドロドロになる食生活】アルコールをよく飲む

【血液がドロドロになる食生活】アルコールをよく飲む
アルコールにはおしっこを出しやすくする作用があります。

これを利尿作用というのですが、アルコールをたくさん飲むとその分、利尿作用が促進され身体から水分の放出に伴い、身体が水分不足に陥ります。

アルコールが水分不足をもたらす理由はそれだけでありません。

アルコール分を身体の中から分解して取り除くためにはエネルギーが必要です。

このアルコールを分解する過程でも水分を消費するので、さらに水分不足が加速します。

水分不足により、赤血球の割合が増加し、血液の流れが低下します。

【血液がドロドロになる食生活】お肉中心の食生活

【血液がドロドロになる食生活】お肉中心の食生活
お肉に含まれるタンパク質は、身体を作る上で欠かせない栄養素です。

ですから、お肉を食べることは大切なことですが、食べ過ぎとなると問題があります。

お肉に含まれる脂肪分により、血液中の脂肪やコレステロールが増えます。

血液中の脂肪やコレステロールが増えると、血小板が固まりやすくなるので、血液の流れが悪くなります。

【血液がドロドロになる食生活】脂っこい食べ物を多く食べる

【血液がドロドロになる食生活】脂っこい食べ物を多く食べる
脂っこい食べ物は、お肉と同じく含まれている脂肪分によって、血液中の脂肪やコレステロールを増やしますから、血液中の血小板が固まりやすくなり、流れを悪くしてしまいます。

【血液をサラサラにする方法】生活習慣を見直して正しくサラサラに!

【血液をサラサラにする方法】生活習慣を見直して正しくサラサラに!
血液をサラサラにするためには、まず生活習慣を見直しましょう。

生活習慣の見直しのポイントは、「運動習慣」「禁煙」「お風呂」「ストレス発散」です。

【血液をサラサラにする方法】運動を習慣にする

運動をあまりしない方は、まずは、ウォーキングやスイミングから初めてみてはいかがでしょうか?

ウォーキングやスイミングは、有酸素運動の一種です。

有酸素運動は、脂肪をエネルギー源として使うので、脂肪の燃焼効果が高いのが特徴です。

これらは難易度も高くないので、運動初心者も始めやすくオススメです。

【血液をサラサラにする方法】禁煙する

【血液をサラサラにする方法】禁煙する
タバコは健康面からみて、文字通り、百害あって一利なしです。

しかも、副流煙としてタバコを吸っている本人以外にも悪影響を及ぼすだけでなく、壁や服、カーテンなどに染みついたタバコの煙成分からも有害物質が放出され続けます。

自分の努力だけで禁煙が難しいなら、医療機関の禁煙外来を利用するのもいいでしょう。

【血液をサラサラにする方法】お風呂の入り方を変える

【血液をサラサラにする方法】お風呂の入り方を変える
お風呂は熱すぎない温度にしてください。

温度は40℃を超えないように、そして入浴中も水分補給(15分のお風呂で500ml)をしましょう。

【血液をサラサラにする方法】ストレス発散する

【血液をサラサラにする方法】ストレス発散する
ストレスを感じていない方はいないでしょう。

ですが、ストレスをためないように発散させることは可能です。

趣味に打ち込むのもいいでしょう。

面白い話に大笑いするのもストレス発散に効果的です。

意外なところでは、涙の成分にもストレスを発散させる効果があります。

大いに笑い、そして感動して泣く、意外にスッキリするものですよ。

【血液をサラサラにする栄養素】食べ物や飲み物に含まれる

【血液をサラサラにする栄養素】食べ物や飲み物に含まれる
血液をサラサラにしてくれる栄養素は食べ物にも含まれており、これらを食べることで、健康的な血流を目指せます。

【血液をサラサラにする栄養素】ポリフェノール

ポリフェノールとは、植物が持っている色素成分です。

ポリフェノールには、コレステロールが酸化するのを防ぐ働きがあり、この働きで血小板が固まるのを防ぎます。

ただし、ポリフェノールは体に貯金できない栄養素なので、毎日適量ずつ摂取することが大切です。

【ポリフェノールを含む食べ物】

  • ぶどう
  • ほうれん草
  • ブロッコリー
  • カカオ(チョコレート)
  • ニンジン
  • トマト
  • 玉ねぎ

【血液をサラサラにする栄養素】DHA

「DHA」とは、ドコサヘキサエン酸の略で、血液中のコレステロールを減らし、血液をサラサラにする働きのある物質です。

【DHAを含む食べ物】

  • さんま
  • マグロ
  • サバ
  • アジ
  • アナゴ
  • ウナギ
  • アンコウ肝

【血液をサラサラにする栄養素】EPA

EPAは、エイコサペンタエン酸の略で、DHAと同じく血液中のコレステロールを下げて、血液をサラサラにします。

EPAの方が血小板が固まるのを防ぐ効果が高い傾向にあります。

DHAと同じく、青魚にたくさん含まれています。

【血液をサラサラにする栄養素】ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼは、ナットウのネバネバを作り出している酵素です。

ナットウキナーゼには、血小板を固まりにくくする働きがあり、この効果で血液をサラサラにします。

【血液をサラサラにする栄養素】アルギン酸

アルギン酸は、昆布やわかめのヌメヌメを作り出している食物繊維です。

アルギン酸には、血液にコレステロールが溶け込むのを防ぐ働きがあり、これによって血液をサラサラにします。

血液をサラサラにしてくれる食べ物と栄養素【ビタミン】

ビタミンの種類はいろいろありますが、中でも血液をサラサラにするのに効果が高いのが、ビタミンC、ビタミンEです。
【ビタミンCを含む食べ物】

  • オレンジ
  • レモン
  • キウイフルーツ
  • イチゴ
  • キャベツ
  • ブロッコリー
  • 赤ピーマン
  • ゴーヤ

【ビタミンEを含む食べ物】

  • キウイフルーツ
  • かぼちゃ
  • ニラ
  • 春菊
  • アーモンド
  • アボカド
  • 赤ピーマン
  • イカ
  • ブリ
  • サツマイモ
  • モロハイヤ

【血液をサラサラにする栄養素】血液をサラサラにする飲み物

血液をサラサラにしたいなら、先程にも挙げたポリフェノールがたくさん含まれている飲み物がオススメです。
【ポリフェノールを含む飲み物】

  • 緑茶
  • ウーロン茶
  • 麦茶
  • 赤ワイン
  • ココア
  • コーヒー
【血液をサラサラにする栄養素】赤ワインの上手な飲み方
赤ワインを飲むなら、渋みのある赤ワインの方がポリフェノールの効果をより高く得られます。飲む量は、1日2杯程度がおすすめです。1杯(約100ml)で400mgのポリフェノールが含まれており、1日に必要とされている目安200mg~1gを2杯で十分に摂できます
【血液をサラサラにする栄養素】コーヒーや紅茶はミルク禁止
ポリフェノールは、ミルクに含まれるタンパク質によって効果が低くなるため、血液をサラサラにするという目的で飲む場合は、ミルクを控えることをオススメします。

血液がドロドロだと血管が詰まる!?病気のリスクを知ろう!

血液がドロドロだと血管が詰まる!?病気のリスクを知ろう!

血管は、細い毛細血管から太い動脈まで、その太さは色々です。

血液がドロドロになる、つまり、流れが悪くなると、毛細血管の血液の流れが悪くなります。

ところが、太い動脈の場合、血管の太さが太いので血液の流れが悪くなることはありません。

ドロドロになった血液によって血管そのものが詰まってしまいます。

【血液が詰まりやすい血管】心臓の動脈

心臓の動脈の内側にコレステロールがつき、コブ状の隆起になります。

このコブは、比較的簡単に破れてしまいます。

この破れたところを治すために血小板が集められ、破れたところを中心にして固まっていきます。

これを繰り返すことで、血小板の固まりがどんどん大きくなり、心臓の動脈の流れが悪くなります。

【血液が詰まりやすい血管】首の動脈

首の動脈の場合、コレステロールや脂肪によって生じた血小板の固まりは動脈の壁にくっついておらず、ふわふわ浮いている場合が多いです。

これが動脈の流れを悪くさせます。

【血液が詰まりやすい血管】心筋梗塞や脳梗塞

  • 心筋梗塞

心臓の筋肉に栄養や酸素を送っている動脈が詰まって流れなくなり、そこから先の筋肉が死んでしまう病気です。

心筋梗塞は、心臓の動脈の壁に生じた血小板の固まりが原因となり、脳梗塞は首の動脈に生じ、そこでふわふわしている血小板の固まりが脳の動脈を詰まらせてしまうのが原因となって起こります。

なんとこの血小板の固まりができるのにかかる時間は、60秒ほどと言われていますので、いとも簡単にできてしまうことがわかりますね。

身体の水分量が十分なら、3時間も経たないうちに血小板の固まりは溶けて無くなりますからご安心ください。

  • 脳梗塞

脳梗塞は、脳に栄養や酸素を届けている動脈が詰まってしまうことで、脳の細胞が死んでしまう病気です。

健康的な生活でサラサラな血液を手に入れよう!

今回は、血液の特徴や、血液をサラサラにする栄養素や、血液がドロドロになると病気になるリスクについてご紹介しました。

  • 血液がドロドロとした状態とは、血液の流れが悪くなった状態のことです
  • 血液の流れが悪くなると血管が詰まりやすくなり、筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる
  • 血液の流れが悪くなる原因は、「血小板が固まりやすくなる」「赤血球が硬くなる」「赤血球が増える」「白血球がくっつきやすくなる」の4つ

ドロドロの血液は、運動不足やタバコ、ストレスなどの生活習慣、水分不足やお肉、脂っこい食事などの食習慣などの影響によってなります。

そこで、運動をする、タバコを止める、水分をしっかりとる、脂っこい食事やアルコールを減らすなど、生活習慣や食習慣をしっかり見直して、サラサラな血液を手に入れましょう。

血液がサラサラになると、心筋梗塞や脳梗塞の予防に繋がります。

元オリンピック日本女子ソフトボール代表監督の宇津木 妙子さんにもIFMC.(イフミック)を愛用いただいてます

【元オリンピック日本女子ソフトボール代表監督】
宇津木 妙子さんにもIFMC.(イフミック)を愛用していただいてます。

宇津木妙子

【風邪の食べ物】症状を和らげる食べ物と風邪の時は控えるべき物

風邪は、ウイルスによって引き起こされる病気です。

現在、風邪には特効薬はなく、風邪によって引き起こされる症状を和らげる薬だけがあります。

風邪を治すには、風邪をひいた自身の免疫力だけです。

免疫力を上げるには、栄養をしっかりと摂ることがとても大切です。

今回は、風邪をひいた時にオススメの食べ物や飲み物、風邪をひいている時は避けるべき食べ物についてご紹介します。

【風邪に効く食べ物】風邪を早く治すには免疫力を上げよう!

【風邪に効く食べ物】風邪を早く治すには免疫力を上げよう!

免疫とは、細菌やウイルスなどの病原体から身体を守るために、身体が備えている防御システムのことです。

免疫の働きを免疫力と言いますが、免疫力は体力が充実している時はしっかりと発揮されます。

ところが、疲れがたまったり、体調が悪くいなどが原因で体力が下がると、免疫力も下がってしまいます。

体調が悪い時に、風邪をひきやすくなるのはこのためです。

風邪をひいたら、風邪のウイルスをやっつけるのも免疫力の仕事なので、免疫力を高めるのが風邪を治すポイントになります。

【風邪に効く食べ物】免疫力アップに必要なのは体力の回復です!

免疫力を高めるには、体力を回復させる必要があります。

体力を回復させるためには、「身体を温める」「睡眠を取る」「安静にする」など身体を休めることが効果的です。

中でも注目して欲しいのが、栄養のある食べ物を摂るという栄養管理です。

風邪の症状はいろいろありますから、症状に応じて食べ物を工夫するのが、早く治すポイントとなります。

【風邪の食べ物】風邪の症状別にオススメ食べ物を知ろう!

【風邪の食べ物】風邪の症状別にオススメ食べ物を知ろう!

【風邪の食べ物】風邪のひき始めにオススメの食べ物

あなたの風邪は、のどから?それとも鼻から?

どちらの場合であっても、ひき始めに体力を回復させて、免疫力をアップさせることが大切です。

鍋には色々な食材をたくさん入れて作ると、栄養たっぷりです。
身体を温める効果も高く、野菜の繊維を柔らかくして、消化しやすくなるので胃腸にも優しい料理です。

出汁を使って雑炊にすれば、野菜からでた栄養素も無駄なく食べられます。

  • 味噌汁

味噌汁には、アミノ酸などの栄養素も含まれており、身体も温めてくれます。
味噌汁を作るのもしんどいという場合は、インスタントの味噌汁でも大丈夫です。

野菜たっぷりのインスタント味噌汁なら、手軽に野菜もとれるのでオススメです。

【風邪の食べ物】喉が痛いときにオススメの食べ物

【風邪の食べ物】喉が痛いときにオススメの食べ物
風邪のウイルスによって喉が傷ついている時は、喉の痛みを感じます。

そんな時に喉の痛みを癒してくれるオススメの食べ物を紹介します。

  • しょうが

しょうがには、ジンゲロールや、ショーガオールという抗菌作用のある成分が入っています。
この働きで、喉のウイルスを防ぎます。

また、しょうがは身体を温めてくれるのでオススメです。

  • レンコン

レンコンには、ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCには、免疫力をアップさせる働きがあるので、風邪の時には最適です。

また、ムチンという成分には、喉の粘膜の炎症をおさえる働きもあります。

  • ゆず

ゆずにも、ビタミンCがたくさん入っています。

保湿効果や、粘膜の保護効果もあるので喉の痛みにはオススメでね。

  • きんかん

きんかんには、ヘスペリジンという喉の炎症を鎮めてくれる成分<が入っています。
それだけでなく、ビタミンCも多く含まれています。

梨はソルビットールという喉の炎症をおさえる成分が含まれています。

ビタミンもたくさん含まれており、水分も多く脱水予防の効果もあり風邪の時に最適ですね。

  • プリンまたは、ゼリー

喉の痛みが強く飲み込みにくいような時は、軟らかく喉の通りがよいプリンやゼリーがいいでしょう。

冷やしておけば、ひんやりとして食べやすく、気持ちもいいです。
フルーツ入りのゼリーなら、ビタミンを摂れます。

プリンはカロリーが高いので、風邪で弱った体力の回復に役立ちます。

喉の痛みで飲み込みが難しい時は、経口補水液やスポーツドリンクばかりだと、飽きてしまい精神的にもよくありません。
気持ちを入れ替える意味でもプリンや、ゼリーがオススメです。

【風邪の食べ物】鼻水が出るときにオススメの食べ物

【風邪の食べ物】鼻水が出るときにオススメの食べ物
風邪をひいた時に、鼻水がたくさん出るのは風邪のウイルスが鼻の粘膜に感染したことが原因です。

もちろん、白血球などの免疫細胞も集まってきますが、このウイルスを洗い流すために鼻水をたくさん出したり、吹き飛ばすためにくしゃみが出たりします。

鼻水がたくさん出て困っている時は、鼻の炎症を和らげる効果のある食べ物がオススメです。

  • ネギ

ネギには、アリシンという抗菌作用のある成分が入っています。
また、ネギオールという炎症を和らげる効果のある成分もあります。

ウイルスをおさえて、炎症も緩和してくれるので、鼻風邪の時にはぴったりです。

  • しょうが

しょうがに含まれているショーガオールなどの抗菌成分で、免疫力を高め、鼻に入った風邪ウイルスをおさえこみましょう。

  • 黒豆

鼻水がひどくなると、鼻から喉に向かって流れていく後鼻漏(こうびろう)をいう状態になります。
後鼻漏になると、痰が出やすくなります。

黒豆には、アントシアニンという去痰効果(痰を出にくくする)成分が入っています。

鼻水がたくさん出て、喉に流れていくようなら、黒豆がおすすめですね。

  • たまねぎ

たまねぎには、ケルセチンというアレルギーを抑える効果のある成分や、硫化アリルという新陳代謝を高めて、免疫力をアップさせる成分が含まれています。

春ごろに出荷される新玉なら、生で食べても苦味がなく美味しいのでオススメです。

  • レンコン

レンコンのムチンは、鼻の粘膜の炎症緩和にも効果的です。

ビタミンCの効果も期待できますから、ぜひ食べて欲しい食材です。

【風邪の食べ物】せきが出るときにオススメの食べ物

【風邪の食べ物】せきが出るときにオススメの食べ物
風邪をひいた時にせきが出るのは、肺や気管などの呼吸に関係する臓器に入ったウイルスを排除しようとするからです。

ウイルスが呼吸に関係する臓器の表面に付着したことをセンサーが感知し、脳からせきをするように指示が出るという仕組みです。

また、痰(たん)は喉の表面についたウイルスを粘液が絡め取ったものです。
風邪の時に痰が出やすくなるのは、ウイルスの侵入を防ごうとしているからです。

痰を排出するには、せきが一番なので、痰がたまると咳も出やすくなるわけです

  • きんかん

きんかんには、喉の炎症緩和効果があり、せきが出にくくなる効果が期待できます。

  • ハチミツ

ハチミツには抗菌作用や保湿作用があります。

お口が乾燥するとせきが出やすくなり、喉の通りも悪くなるため、抗菌効果もあるハチミツは咳を抑えるのにおすすめの食材です。

きんかんとハチミツの組み合わせて食べると甘くておいしいですよ。

  • 黒豆

黒豆には、前述したようにタンを取り除く去痰効果があります。

せきと痰が出るような場合は、黒豆を食べるのもいいですね。

  • ダイコン

ダイコンに含まれているアリルイソチオシアネートという成分には、炎症を抑える働きがあります。

のどや気管の炎症を緩和して、せきを出にくくする効果が期待できますね。

梨には、喉の炎症を緩和する成分が入っています。

しかも、水分が豊富で喉を潤してくれますから、乾燥によるせきを防ぐ効果も期待できます。

【風邪の食べ物】熱が出る時ときにオススメの食べ物

【風邪の食べ物】熱が出る時ときにオススメの食べ物
風邪を引くと、熱が出やすくなります。
これは、身体が体温を上げることで、風邪の原因であるウイルスを退治しようとするからです。

熱が高い時は、汗をかきやすく、身体から水分がたくさん出ていくため、特に注意したいのが脱水に陥ることです。

身体から水分が失われると、軽度なうちはめまいやふらつき程度ですみますが、脱水が進むと、嘔吐や頭痛、そして意識が朦朧とし、けいれんを起こすようなこともあります。

そのまま放置していると、体温が下がらなくなり、生命の危険性さえ生じます。
脱水は、とても危険なことなのです。

そこで脱水状態に陥らないようにするためにも熱が出た時には、おかゆや雑炊など水分をたくさん含んでいる上に、消化しやすい食べ物がおすすめです。

【風邪の食べ物】下痢や嘔吐をしているときにオススメの食べ物

【風邪の食べ物】下痢や嘔吐をしているときにオススメの食べ物
下痢や嘔吐をすると、身体からたくさんの水分と生きていく上で欠かせないミネラルが失われます。

発熱の時と同じく、やはり脱水に注意が必要となってきます。

そこで胃腸にも優しく、消化吸収しやすい、水分の多いおかゆや雑炊がオススメです。

【風邪の飲み物】風邪の症状別にオススメの飲み物を知ろう!

風邪の飲み物】風邪の症状別にオススメの飲み物を知ろう!

【風邪の飲み物】喉が痛いときにオススメの飲み物

温かいハーブティーや生姜湯がおすすめです。
身体を温めると同時に、喉の炎症を抑える効果があるからです。

ハーブティーの種類としては、カモミールやユーカリがいいでしょう。

心を落ち着かせ、ストレスを緩和する効果もありますから、一石二鳥です。
緑茶に含まれているカテキンには抗菌効果があるので、緑茶を飲むのもいいですね。

【風邪の飲み物】鼻水が出るときにオススメの飲み物

【風邪の飲み物】鼻水が出るときにオススメの飲み物
鼻水が出て辛い時、ゆず茶がおすすめです。
ビタミンCもたくさん入っていますし、鼻の粘膜の炎症を抑え、鼻水や鼻づまりを緩和する効果があります。

また、カモミールのハーブティーには、鼻の炎症を抑える効果もありますので、おすすめです。

飲みにくいという方は、カモミールティーの湯気を鼻から吸ってみるだけでも、鼻が通りやすくなるのでお試しください。

【風邪の飲み物】せきが出るときにオススメの飲み物

【風邪の飲み物】せきが出るときにオススメの飲み

せきが辛い時、おすすめなのが、ハチミツと紅茶の組み合わせです。
ハチミツには、抗菌作用と保湿作用があります。

せきのもととなる喉の炎症を鎮めてくれます。

もちろん、ビタミンも豊富に含まれており、栄養の面からも風邪にとてもおすすめです。

温かい紅茶で身体を温め、水分も補給しつつ、紅茶に入れたハチミツの効果で喉の炎症を抑えましょう。
また、喉が痛む時と同じく緑茶を飲むのもいいですね。

【風邪の飲み物】熱が出ているときにオススメの飲み物

【風邪の飲み物】熱が出ているときにオススメの飲み物
発熱している時におすすめなのは、経口補水液です。
経口補水液は、水分だけでなく、ミネラル成分も補えるように作られた飲み物です。

スポーツドリンクと比べると、ナトリウムというミネラル成分は多めに、反対に当分は少し少なめになっています。

経口補水液は、小腸で吸収するのに最適な組成となっているので、水分補給の効果が高いです。

経口補水液が手に入らない場合は、スポーツドリンクもいいでしょう。

【風邪の飲み物】嘔吐や下痢をしているときにオススメの飲み物

【風邪の飲み物】嘔吐や下痢をしているときにオススメの飲み物

嘔吐や下痢をしている時は、水分だけでなく、ミネラル成分のバランスも崩れる危険性が高いです。

そこで、経口補水液を使って、ミネラル成分のバランスを整えるようにしましょう。

【風邪の食べ物】風邪のときは食べない方がいい食べ物と飲み物

【風邪の食べ物】風邪のときは食べない方がいい食べ物と飲み物

【風邪の食べ物】脂っこいものや揚げは控えよう!

脂っこい食べ物は、胃腸にとても大きな負担をかけます。

体調が悪い時に揚げ物を食べると、吐き気がするのは、胃腸への負担が大きいのがその理由です。

しかも、普通の食事よりも消化にかかる時間も長くなります。
風邪をひいている間は、控えるようにしましょう。

風邪の食べ物】辛いものは控えましょう!

風邪の食べ物】辛いものは控えましょう!
辛いカレーやお鍋を食べたら、鼻水が出たことありませんか?

辛い食事の辛味の素は、カプサイシンという成分ですが、これは鼻を刺激しやすい特性を持っています。

鼻水が余計に出やすくなるので、辛い食べ物はやめておいた方がいいでしょう。

【風邪の飲み物】ダイエット飲料は控えよう!

【風邪の飲み物】ダイエット飲料は控えよう!
カロリーゼロのダイエット系飲料は、風邪の時は避けましょう。

ダイエット系飲料は、砂糖ではなく人工的に作られた甘味成分でカロリーを抑えています。

人工的な甘味成分を人工甘味料と言いますが、人工甘味料の多くは、消化しにくい特性を持っています。

風邪で胃腸が弱っている時に、胃腸に大きな負担をかけてしまうので、胃痛や下痢を引き起こすリスクがあります。
ダイエット系飲料は避けてください。

【風邪の飲み物】コーヒーは控えましょう!

【風邪の飲み物】コーヒーは控えましょう!
コーヒーに含まれているカフェインが理由です。
カフェインには、利尿作用というおしっこを出やすくする働きがあります。

風邪をひいて、汗をたくさんかいて身体から水分が失われている時に、利尿作用が加わると、身体から水分が余計に失われてしまいます。

また、カフェインには覚醒作用があります。
身体を休めなければならない時に、コーヒーを飲むと目が覚めて眠りにくくなってしまいます。

その他、胃腸を刺激する作用もあり、コーヒーは風邪の時は避けた方がいいでしょう。

【風邪の飲み物】アルコールは控えましょう!

【風邪の飲み物】アルコールは控えましょう!
アルコールにはコーヒーと同じく利尿作用があります。

しかも、体内に入ったアルコールを分解する過程で水分を消費しますので、さらに身体から水分が抜け脱水状態になります。
風邪をひいている間のアルコールは、やめてください。

風邪を早く治すには、食べ物の栄養が強い味方です!

風邪を早く治すには、食べ物の栄養が強い味方です!
今回は、風邪をひいた時にオススメの食べ物や飲み物、風邪をひいている時は避けるべき食べ物についてご紹介しました。

  • のど、鼻水、せき、熱などの症状に応じて栄養のある食べ物を選ぶ
  • 飲み物はハーブティー、生姜湯、ハチミツ入り紅茶、そして経口補水液やスポーツドリンクがオススメ
  • 風邪の時に控えるべき食べ物と飲み物は、揚げ物、辛いもの、ダイエット飲料、コーヒー、アルコール

それぞれの食材を単独で食べるのではなく、いくつか組み合わせてお料理するのがポイントです。

そして、控えた方が良い食べ物として紹介した物は、消化に悪く胃腸に負担をかけてしまったり、利尿作用で身体から水分を失わせてしまったりと、体力を低下させてしまうリスクが高いので、なるべく風邪を引いている時は我慢しましょう。

今回の記事をご参考に、風邪の時は免疫力を高め早めに治しましょう!

【イライラの原因】イライラの解消方法は生活習慣の見直しです!

「最近、すぐにイライラするね?」「なんでそんなにイライラしているの?」と言われたことありませんか?

理由もなくイライラしたり、怒ったり、ドキドキしたりしませんか?

昔はそんなことはなかったのに、どうしてイライラするようになったのだろうと悩んでいませんか?

そこで今回は、イライラする原因や、イライラした時の解消方法についてご紹介します。

【イライラの原因】自分を見つめなおして原因を探そう!

【イライラの原因】自分を見つめなおして原因を探そう!
イライラしやすくなる原因について紹介します。

自分のストレスの根源は何か?当てはまるものがないか?を見てみましょう。

【イライラする原因】栄養バランスの偏り(マグネシウム不足、ビタミン不足)

栄養バランスの偏りが、イライラを引き起こすこともあります。

例えば、マグネシウムという栄養素です。
マグネシウムには、心を落ち着かせ、ストレスを和らげる働きがあります。

他にも体温調節やホルモン分泌、筋肉の収縮など身体のいろいろな働きに関与しています。

そのためマグネシウム不足に陥ると、精神的なイライラだけでなく、体にも悪影響をもたらします。

また、ビタミンCにはストレスを緩和する働き、ビタミンBには気分を落ち着かせる働きがあります。

ビタミンは身体の中に溜めにくく、ストレスを感じるとたくさん消費されるため、イライラしているとすぐにビタミン不足に陥ります。

このようにビタミン不足もイライラを引き起こす原因となります。

イライラには体の栄養バランスも関係しています。

【イライラする原因】ストレスが溜まりやすい生活(心配性、負けず嫌い、せっかち)

イライラしやすい人の中には、他人からどう見られているのか、他人の目を気にし過ぎているタイプがいます。

こうした性格タイプの人の多くは、心配性な性格で、悪いように思われていると捉えてしまいやすいです。

そのために自信をなくし、マイナス思考に陥りやすいです。

日常的に我慢に我慢を重ねて、そのストレスからイライラしやすくなります。

また、競争心が強い人、せっかちな人も、イライラがつのりやすいです。

反対に、自己主張しないで従順な性格の人は、自分の主張を抑え過ぎてイライラしてしまいます。

このように、イライラの原因が性格の場合もあります。

【イライラする原因】自律神経の乱れ

自律神経とは、ヒトが生きていくために、心臓や胃腸などの臓器、血管などをコントロールしている神経です。

心臓を動かそうと意識しなくても、心臓が動いているように、自律神経は無意識のうちに身体の状態をコントロールしてくれています。

自律神経は、活発に活動する交感神経と、身体を休める副交感神経に分かれており、どちらかが活発に働いているときは、片方が働かないといったように2つの神経は交互に働いています。

この自律神経は、ストレス、体調不良、不規則な生活習慣などの影響を受けやすく、受けると容易に不調をきたすことがわかっています。

自律神経が不調になると、イライラしやすかったり、お腹を下しやすくなったりと、身体だけでなく精神的な面にも悪影響が出ます。

【イライラの解消方法】自分でストレスを解消する方法

【イライラの解消方法】自分でストレスを解消する方法

【イライラの解消方法】食べ物を見直す!

ストレスを和らげ、イライラしにくくする効果がある食べ物についてご紹介します。

卵はビタミンCと、食物繊維以外のほとんどの栄養素が含まれている優れた食材です。

お料理のメニューもいろいろあります。

  • 野菜

野菜は、季節の野菜がオススメです。

春は玉ねぎ、夏はきゅうりやトマト、秋はキノコ類、冬は白菜やほうれん草などがあります。

特に春の玉ねぎは、新玉が美味しいです。

そのままでポン酢で食べるとおいしい上に、血液もサラサラになります。

  • お肉

お肉はタンパク質も多く、ビタミンBも豊富に含まれている豚肉がおすすめです。

日々の食事に、卵、野菜、お肉を意識的に組み合わせて食べてみるのもいいでしょう。

【イライラの解消方法】日記を書いて心の整理する!

日記を書いてみると、後から自分に起きたこと、その時の気持ちなどを客観的に評価できるようになります。

日記を書く時に、その時の気分やイライラ度合いを10段階で数字に表していると、より比較しやすくなります。

どうしてイライラしていたのか、怒っていたのかを知ることにより、イライラしやすくなる傾向、環境、条件などが少しずつ把握できるようになります。

そうすると、イライラの発散法だけでなく、予防方法もわかってきます。

【イライラの解消方法】自分の性格を見直す

自分はイライラしやすい性格だと思っている人がいます。

そんな人は、自分を見直すことで性格を変えてみませんか?

性格は遺伝や小さいときに育った環境で決まったところは変えにくいですが、考え方や行動に関わる性格は変えられます。

まずは、自分の考え方のクセやその時の感情を冷静に見つめ直してください。

イライラしやすい人には、他人の目を気にし過ぎている傾向が見られます。

そこで、他人の目を気にして自分を傷つけるようなマイナス思考が出てきたら、視点を切り替えて、なるべくポジティブな思考にしてください。

これを繰り返すことで、マイナス思考を減らし、全体的にポジティブな方向に持っていきましょう。

そうすると、イライラしにくい性格に自然に変わっていきます。

マイペースでいいので、あくまでも無理のないようにしてください。

【イライラの解消方法】アロマの香りで心も体もリラックスする!

アロマの心地よい香りもイライラ解消にオススメです。

イライラを解消して、リラックスした気持ちに変えてくれます。

オススメの香りは、イライラ解消効果だけでなく、リラックス効果も高い「ラベンダー」「ローズ」「カモミールジャーマン」などです。

【イライラの影響】イライラが体に及ぼす影響は?ストレスは体の毒

【イライラの影響】イライラが体に及ぼす影響は?ストレスは体の毒

イライラは体にとって悪い影響を及ぼします。

【イライラの影響】血圧が高くなる!

イライラがたまると、血圧が高くなります。

血圧の上昇は、血液を固めて、血管を詰まりやすくしてしまいます。

そのため、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞といった心臓や脳の血管が詰まることで起こる病気を引き起こしやすくなります。

2002年のアメリカでの研究結果によりますと、心筋梗塞で亡くなるリスクが男性で約1.6倍、女性で約2.7倍、脳卒中は約2倍に増加していたそうです。

イライラは、生命をも脅かす可能性があります。

【イライラの影響】うつ病になる可能性が高い!

人生いろいろなことがありますから、気分が落ち込んだり、塞ぎ込んだりすることもあります。

うつ病はこれによく似ていますが、うつ病は単なる気分の落ち込みではなく、脳に何らかの異常が発生して、起こる病気と考えられています。

うつ病の原因は、いろいろ指摘されていますが、その一つにストレスがあります。

脳の中では、さまざまな情報が送られ、そして処理されています。

この時、脳の中では神経伝達物質というものが行き交い、情報をやりとりしています。

ストレスがたまっている人は、神経伝達物質の伝わりが悪くなり、うつになりやすくなると考えられています。

イライラしやすい人は、日常的にストレスがたまっている傾向がありますので、うつ病になるリスクもまた高いと言えます。

【イライラの影響】胃潰瘍や十二指腸潰瘍になる!

神経性胃炎という病気を聞いたことありませんか?

神経性胃炎は、ストレス性胃炎ともよばれ、ストレスを長期にわたって受け続けることで発症する病気です。

日本人の25%ほどが経験しているとも言われていますので、かなり高頻度と言えます。

この病気は胃のなかで食べ物を消化するために出されている胃酸と、胃酸から胃を守るために出されている粘液のバランスが崩れることで起こります。

ストレスを感じ続けて、日常的にイライラしているような方の場合、胃酸がたくさん作られることで、胃酸と胃粘液のバランスが崩れるのが原因です。

軽度なうちは、胃の痛みや胸やけなどが主な症状ですが、進行すると胃潰瘍になってしまいます。

【イライラの影響】喘息になるかもしれない!

風邪やインフルエンザ、大気汚染やアレルギーと同様に、ストレスで喘息が悪化することがあります。

ストレスが喘息を悪化させる原因は明らかではありませんが、ストレスを感じることで、身体の細胞から喘息を悪化させる物質が出されるからではないかと考えられています。

日常的にストレスを感じて、イライラしがちな場合も、喘息を引き起こしてしまう恐れがあります。

【イライラする生活習慣】イライラしやすい人の生活習慣の特徴

【イライラする生活習慣】イライラしやすい人の生活習慣の特徴

【イライラする生活習慣】夜更かしして睡眠不足になる!

毎日、十分な時間睡眠が取れていますか?

夜更かしにより睡眠不足がちになると、疲れが取れないだけでなく、ストレスも解消されず溜まったままになります。

ストレスからイライラしやすくなるので、睡眠不足はよくないです。

こころ当たりのある方は、いつもより早めに眠りについてみてください。
きっと身体も楽になりますよ。

【イライラする生活習慣】不規則な食生活をしている!

暴飲暴食やアルコールのとり過ぎは、問題であることはわかりやすいでしょう。

規則正しく1日3回食べる習慣がないというのもよくないです。

また、外食が多い人は、野菜や果物が不足して、肉類が多くなる傾向もあります。

外食に偏りがちな食生活もよくありませんが、いきなり自炊も大変です。

例えば、朝食はサラダや果物を多めにする、外食する時も脂っこい料理は避けて、野菜や新鮮な魚をメインにした料理にするなど、少し工夫をしてみてください。

そして、1日3食規則正しく食べるような食生活に切り替えていきましょう。

【イライラする生活習慣】運動不足】

日常の適度な運動は、体力を高めるだけでなく、精神的にもリラックスさせる効果があります。

普段からあまり運動しない方は、精神的なリラックスが得られにくくなり、イライラしやすくなります。

普段運動しない人がいきなり運動すると、しんどいのでなかなか続けられなくなります。

そこで、運動負荷の少ないウォーキングやサイクリングなどから始めるのがオススメです。

そんな時間はとれないという場合は、駅までバスで通っていたのを自転車に切り替える、バスを一つ手前の停留所で降りて歩くようにする、エレベーターではなく階段を使うようにするのもいいでしょう。

女性がイライラしやすい!原因や緩和方法を知ろう!

女性がイライラしやすい!原因や緩和方法を知ろう!

【女性がイライラしやすい原因】PMS(月経前症候群)

もし、イライラする時期が、生理と一致しているなら、それはPMSという病気かもしれません。

「PMS」とは、月経前症候群と訳される女性独特の症状です。

女性の生理は、およそ28日のサイクルで回っており、生理が始まってから次の生理が始まるまでが、一つのサイクルとなっています。

生理が始まる数〜10日前ごろから現れる不快症状によって起こりますが、生理が始まると同時に解消していくのが特徴です。

生理のある女性の大多数は、この不快症状を感じているとされていますが、全ての女性がPMSになるわけではありません。

特に不快症状が強い女性をPMSとしています。

主な精神的な症状としては、イライラ感、不安感、緊張感、不眠、やる気がなくなるなどが挙げられます。

症状が強い場合は、日常生活に悪影響を及ぼし、人に当たったり、攻撃的になったりすることもあります。

【女性がイライラしやすい原因】PMSの原因

PMSにはホルモンのバランスが大きく影響しています。女性は、生理の期間中、14日目ごろに排卵を迎えます。
この時、妊娠しやすくするために、プロゲステロンというホルモンがたくさん作られます。

PMSは、この時期によく起こることから、プロゲステロンが影響しているのではないかとも考えられていますが、詳細なメカニズムの解明にまでは、まだ至っていないようです。

【女性がイライラしやすい原因】PMSの解消方法

PMSの症状が現れた場合は、まずは生活習慣の見直しから始めましょう。例えば、運動する習慣がない方の場合は、ウォーキングやスイミングなどの有酸素運動に取り組んでみましょう。

ストレスがたまっているという方は、何かしらの趣味に打ち込んでみたり、森林浴でマイナスイオンを浴びてみたりと、気分転換でストレスの発散を試みてください。体調を圧して仕事をすることでPMSがひどくなることもあるので、体調がしんどい時は、無理をしないことも大切です。

アルコールやタバコの習慣がある方の場合は、アルコールを減らしたり、禁煙グッズや禁煙外来を利用>して禁煙をしましょう。生活習慣の見直しでは、あまり効果が見られない場合は、医療機関を受診することをオススメします。医療機関では、ピルを使ったり、イライラ感を解消するのを目的に漢方薬などを使ったりと、薬を使った治療が行われます。

【イライラから考えられる病気】4つの病気と対応方法を知ろう!

【イライラから考えられる病気】4つの病気と対応方法を知ろう!

イライラを引き起こしやすい病気もあります。

【イライラから考えられる病気】アルコール依存症

アルコール依存症は、長期にわたり大量のアルコールを摂取し続けているうちに、アルコールなしでは過ごせなくなる病気です。

アルコールが切れるとイライラしたり、不安に苛まれたり、手が震えるなどの症状が現れます。

アルコールだけではく、覚醒剤などの薬物依存症でも、薬物の効果が切れてきたタイミングでイライラ感や不安感が強まる傾向があります。

【イライラから考えられる病気】統合失調症

統合失調症は、ストレスや体質、生活や職場環境などから受ける重圧により、脳がバランスよく機能できなくなる病気です。

症状はいろいろですが、イライラしやすくなったり、何かに挑戦しようという意欲が無くなったり、幻覚を見るようになったりと人それぞれ異なります。

100人に1人の割合で起こると言われていますから、珍しい病気ではありません。

【イライラから考えられる病気】躁うつ病

躁うつ病は、気分が昂るそう病と気分が滅入って、やる気がなくなるうつ病を繰り返す病気です。

人によって異なりますが、躁うつ病では半月〜数ヶ月、うつ病は数ヶ月〜1年ほど続きます。

躁うつ病でのイライラは、そう病の時に起こります。

気分が高まるだけでなく、ちょっとしたことで怒りやすくなり、イライラとしてしまいます。

【イライラから考えられる病気】解離性障害

解離性障害とは、同じ人に複数の人格が現れる病気です。

Aという人格であったときの記憶は、他の時には全く思い出されません。

「24人のビリーミリガン」「ジキルとハイド」などの本でも紹介されています。

解離性障害では、いろいろな人格が登場しますが、攻撃的な人格に入れ替わったり、イライラ感が強く生じることがあります。

イライラの原因を知ることが解決の近道です!

そこで今回は、イライラする原因や、イライラした時の解消方法についてご紹介しました。

もし、イライラしやすくなったなと思ったら、まずは、食事を見直し、日記をつけて心を整理する、性格を変える、アロマを使うなどできる範囲で取り組んでみましょう。

イライラを解消し、健康生活を送れるようにしてください。

 

  • イライラする時は、「栄養バランス」「性格の見直し」「自律神経」を見つめ直す
  • 「睡眠不足」「食生活の乱れ」「運動不足」もイライラの原因になる
  • アルコール依存症や躁うつ病などの病気によってもイライラしやすくなる
  • 女性の場合は、月経前症候群(PMS)の可能性もある
  • イライラが溜まると高血圧、うつ病、胃腸炎のリスクが高まる

【インフルエンザb型の特徴】インフルエンザb型の症状や治療方法を知ろう!

インフルエンザは、主に冬場に流行するウイルス性の病気です。

高熱が出るというのが大きな特徴で、「38度近く出たらインフルエンザを疑う」という方も多いでしょう。

インフルエンザには「a型」「b型」「c型」といった種類があるのはご存知でしょうか?

この記事では、インフルエンザb型の特徴や、インフルエンザb型の治療方法や、インフルエンザb型の予防方法について紹介します。

【インフルエンザb型】風邪と違う?インフルエンザb型の症状

【インフルエンザb型】風邪と違う?インフルエンザb型の症状

インフルエンザ全般の基本的症状として挙げられるのは、38度以上の高熱、関節の痛み、ひどいのどの痛み、咳などの風邪に似た症状です。

風邪との違いは、その症状の1つ1つが重篤ということでしょう。

例えば関節の痛みの症状では、布団の上で体を動かすことすら困難で、「受診しなければならないけれど、体が動かない」という状況に陥ることもしばしばあります。

しかし、特にb型インフルエンザの場合は、高熱が出ないケースもまれにあるため、その場合はインフルエンザと気付かないまま完治してしまうこともあるようです。

b型インフルエンザは、インフルエンザの一般的な症状に加えて、お腹の痛みなどの消化器系の症状を伴うことがあります。

高熱症状があらわれ、さらにお腹の痛みを伴うようならば、b型のインフルエンザを疑ってみてください。

気を付けなければならないのは、高熱・腹痛があっても激しい下痢を伴う場合や、お腹の痛みが我慢できないほどの限局的なものの場合は、ウイルス性腸炎や虫垂炎など別の病気の可能性も考えられるということです。

自己判断でb型インフルエンザと決めつけて対応せず、専門医にかかって正しい診断をしてもらうことが重要です。

また、インフルエンザの大きな特徴としては強い感染力が挙げられます。

特にb型インフルエンザは人から人へ感染する病気なので、家族全員がインフルエンザでダウンしてしまうということはよくあることです。

普通の風邪にかかったときよりも格段に体調が悪くなることがほとんどで、周囲に流行の兆しがあることが多いことから、「インフルエンザかもしれない」と自覚するのは一般的にそこまで難しいものではありません。

【インフルエンザb型】いつから警戒するべき?

【インフルエンザb型】いつから警戒するべき?

b型インフルエンザの流行の特徴は、a型と比較して遅めの流行であることです。

具体的には2月下旬~春先までの、インフルエンザの流行がすでに終わったと思われがちな期間に流行する傾向があります。

なぜa型とb型の流行時期が異なるのかはまだわかっていません。

しかし、確実に言えるのは秋の終わり~冬にかけて流行するa型と、冬の終わり~春にかけて流行するb型がメインのインフルエンザは、冬の間ずっと警戒しなければならない病気ということです。

「どの型がいつ流行だから対策を取ろう」ではなく、「冬の間はインフルエンザにかからないように対策を取ろう」という心構えでいることが重要であると言えるでしょう。

【インフルエンザb型】他のインフルとの違いは?

b型インフルエンザの見分け方は、特徴的な症状と腹痛の有無、そして流行時期の遅さが判断材料になるでしょう。

これらの特徴が見られれば、インフルエンザの中でもb型であると推測できます。

インフルエンザa型、c型、新型の特徴を知ってb型と見分けよう!

その他のインフルエンザの特徴を覚えておくことも、見分けるポイントになります。

インフルエンザは「a型」「b型」「c型」のほかに、「新型インフルエンザ」が存在します。

  • a型インフルエンザ

a型とb型インフルエンザとの見分け方

毎年流行するのは、必ずといってもいいほどa型、b型で、これらの症状は広く知られているインフルエンザの症状と理解しておいて間違いはありません。

a型インフルエンザがb型と異なる点は、b型よりも高熱で、激しい症状があることがほとんどであるということです。

また、a型インフルエンザの中にも複数の「型」があることも特徴です。

基本的にインフルエンザは1シーズンに1回しか、かからないという認識のある方がほとんどですがこれは誤りです。

一度インフルエンザにかかると免疫を得られるため、確かに1シーズンに2回以上同じ型のインフルエンザにかかることはまれです。

しかし、複数の「型」があるa型インフルエンザは、この「型」の異なるウイルスが存在することで、同じシーズン中でも複数回インフルエンザにかかる可能性があります。

もちろん、a型とb型のインフルエンザも「型」が異なるため、1シーズンにどちらもかかる場合もあるでしょう。

同シーズン中に1度b型インフルエンザにかかっているのにも関わらず、再びインフルエンザにかかってしまった場合は、a型インフルエンザを疑ってみてください。

  • c型インフルエンザ

c型とb型インフルエンザとの見分け方

c型インフルエンザは、聞いたこともないしかかったこともない、という方が多いかもしれません。

この型の場合は、他の型のインフルエンザと比較して、症状が軽いことがほとんどであるためです。

発熱も37度程度だったり、他の症状も無いか軽いかだったりすることが多いので、普通の風邪であると思い受診しないケースがあります。

こうなるとインフルエンザと診断できないばかりか、気付かないまま完治してしまうことがほとんどです。

さらに、c型インフルエンザは1度かかるとそのシーズンどころか、一生の免疫を得られると言われています。

つまり、1度かかると生涯かからないことが多いため、このこともc型インフルエンザの影を薄くしている一因と言えるでしょう。

  • 新型インフルエンザ

新型とb型インフルエンザとの見分け方

新型インフルエンザは、従来のどの型にも当てはまらない型のインフルエンザのことを指します。

新型といっても、全く新しい病原体とは限らず、長らくヒトの間で流行しなかったウイルスが原因のものも含んでいるのが特徴です。

新型インフルエンザの症状は、a型やb型のインフルエンザとそこまで変わりません。
発熱や関節痛を伴う、風邪をひどくしたような症状である場合がほとんどです。

新型インフルエンザの大きな特徴として挙げられるのが、その感染力です。

a型やb型のインフルエンザと比較すると、日本人は新型インフルエンザの免疫を持っておらず、日本で一般的な型でないウイルスのため、ワクチンの接種もままならない場合がほとんどです。

この理由により、新型インフルエンザが一度流行しだすと、爆発的に患者数が増えます。

症状は他のインフルエンザと変わらなくても、新型インフルエンザが恐れられ、一度流行がはじまると大騒ぎになるのは、この日本での感染力の強さが理由と言えるでしょう。

新型インフルエンザが流行すると、必ずと言っていいほど全国ニュースに取り上げられます。

このニュースが持ち上がった年にインフルエンザにかかったら、新型インフルエンザを疑うべきです。

インフルエンザの診断は病院での検査が正確で早い!

流行の傾向を分析することで、どのインフルエンザの型であるのかを見分ける助けになります。

例えば、家族がb型インフルエンザにかかっているのなら、自分もb型インフルエンザにかかる可能性が高いでしょう。

その他にも学校や職場の流行を見ておくことで、症状と併せてどの型にかかっているのか判断することが可能です。

また、ほとんどの医療機関でインフルエンザの検査ができます。
鼻の奥を綿棒でこすってウイルスを採取し、15分程度で結果を知れるのが一般的です。

この検査で、インフルエンザにかかっているか否かだけでなく、どの型にかかっているのかまで知れます。

どの型か見分けるもっとも確実な方法は、この検査を受けることと言えるでしょう。

【インフルエンザb型】小児は特に合併症に注意しよう!

【インフルエンザb型】小児は特に合併症に注意しよう!

b型に限らず、どの型のインフルエンザであっても、注意すべき合併症があります。

中耳炎などの感染症にさらにかかってしまったり、気管支炎や肺炎などの呼吸器の合併症にかかってしまったりする場合があります。

発熱が長く続いたり、熱が下がっても喉などの痛みや咳がしばらく続いたりするようなら、合併症を疑うようにしましょう。

また、小児の場合は特別に気を付けなければならない合併症があります。
それは、「インフルエンザ脳症」と呼ばれる神経系の病気です。

インフルエンザにかかった際に、通常の症状に加えて、呼びかけに応えない、うわごとのような言葉を繰り返す、けいれんを起こすなどの症状があらわれるのが特徴です。

主に5歳以下の小児に起こりやすい症状なので、インフルエンザにかかったお子さんにこれらの症状が見られた場合、すみやかに医療機関を受診するようにしましょう。

夜間などで近医があいていない場合でも、総合病院の救急外来などに相談することをおすすめします。

インフルエンザ脳症は、強めの解熱・鎮痛剤を使用することで悪化する場合があります。

お子さんにインフルエンザ脳症の兆しが見られた場合、解熱剤の使用は医師に相談してからにしてください。

そもそも、お子さんへの解熱鎮痛剤の使用は、体重などで厳密に定められているため、「熱でかわいそうだからとりあえず」などの理由からの、自己判断での投与は危険であると覚えておきましょう。

【インフルエンザb型】予防接種を受けるには?

【インフルエンザb型】予防接種を受けるには?

インフルエンザの予防接種は、内科などをはじめとした町の医療機関で受けられます。

予防接種には予約が必要な場合が多いので、事前に電話などで確認してから受けに行くと確実です。

「今年はb型が流行しているからb型の予防接種を受けに行こう!」というものではなく、一般的に行われているインフルエンザの予防接種は、a型の代表的な型、b型インフルエンザそれぞれに対応したものになっています。

インフルエンザの予防接種といえば、日本で流行の多い型はおおむね対応してくれているので、「a型の予防接種に行こう」「次はb型」というような予防接種は行いません。

ただし、特に小児の場合は1回の予防接種では免疫が十分につかない場合があります。

余裕があれば、お子さんは1シーズンに2回ほど予防接種を受けるうにすると安心でしょう。
もちろん、大人が2回受けるのでも問題ありません。

大流行防止のためにも、かならず毎年予防接種に行くことが大切です。

学校や職場の集団接種がある場合は、積極的に参加するようにしてください。

【インフルエンザb型】治療方法を知ろう!

【インフルエンザb型】治療方法を知ろう!

b型に限らず、インフルエンザにかかってしまった場合、多くの場合は自宅での薬物治療が行われます。

一般的な飲み薬のほか、吸入などさまざまな摂取方法があります。

吸入にしても飲み薬にしても、1日2回、5日間継続することが基本です。
この際、飲み忘れ・吸い忘れのないように、きっちり5日間継続することが完治への近道です。

熱が下がったからといってやめてしまうと、体の中に残っていたウイルスが再燃しないとも限りません。
周囲への感染予防のためにも、必ず指示通りに使用してください。

5日間継続する薬だけでなく、1回だけで済む吸入や、1回飲めば効果のある抗インフルエンザ薬も開発されました。

これらは処方されたらすぐに使用すればよいだけなので、飲み忘れや吸い忘れの心配はありません。

続けることが不安な方は、処方医にこれらの薬が使えないか相談してみるのもいいでしょう。

これらのインフルエンザウイルス自体を叩く薬だけでなく、辛い症状を緩和するための薬も多く処方されています。

熱が高くて苦しい場合には解熱剤、咳がひどいのなら咳止め、またインフルエンザの症状に効果がある漢方薬も存在します。

水分が摂れないほどの症状なら、脱水予防のために点滴をする場合もありますので、受診の際にきちんと食べられているか、水分を摂れているか医師に伝えましょう。

インフルエンザのウイルスをやっつける根治療法、辛い症状を緩和する役割のある対症療法、このどちらもインフルエンザの治療においては大切なものです。

インフルエンザは型に関係なく早めの予防と治療が大切!

この記事では、インフルエンザb型の特徴や、インフルエンザb型の治療方法や、インフルエンザb型の予防方法について紹介しました。

インフルエンザは、健常な人がかかる分には命の危険は少ない病気ですが、高齢者や小児がかかり、対応を間違えると命の危機が及ぶ場合があります。

何よりも大切なのは、インフルエンザにかからないように予防を心掛けることです。
しかし、かかってしまった場合は必ず医療機関を受診して、検査、治療する事をおすすめします。

  • b型インフルエンザは一般的な症状に加え、消化器症状があらわれることも
  • b型インフルエンザの予防法や治療法は他のインフルエンザと同じ
  • インフルエンザの長期化と症状の変化に注意。合併症になっていることも。
  • 子供がインフルエンザにかかった場合は、インフルエンザ脳症に注意

今回は、b型インフルエンザの見分け方や治療、予防方法について紹介しました。
しっかりインフルエンザ対策をして、家族みんなで元気に冬を迎えましょう。

【夏が来る前に準備を】お子さんを守る熱中症対策グッズを紹介!

熱中症は、頭痛や意識障害、命の危険に繋がる恐ろしいものです。
ここ数年の猛暑で、熱中症患者は増加傾向にあり、2018年の5月から9月にかけて、熱中症で搬送された人は95,137人にものぼります。

熱中症患者が増えるのは、以下の様な時期です。

  • 真夏など気温が高い季節
  • 梅雨
  • 梅雨明け

なぜこのような時期に熱中症患者が増えるのでしょうか。
それには3つの原因があります。

真夏・梅雨・梅雨明けに熱中症になりやすい原因は?

熱中症になりやすい原因①体内に熱がこもるため

1つ目の原因は、人間の身体には汗をかき、それを蒸発させて外に熱を逃がすことで体温を36度程度に調節する機能があります。

しかし、暑すぎる気温によって、体温調整が追い付かなくなると体内に熱がこもるため熱中症になります。
熱っぽく、吐き気や頭痛・倦怠感が出てきた場合は、すぐにでも対処する必要があります。

熱中症になりやすい原因②湿度が高い時期は汗が蒸発しにくくなるため

2つ目の原因は、梅雨などの湿度が高い時期は、暑さを感じて汗をかいても、蒸発しにくくなるためです。
すると、身体の熱を外に逃がせなくなり、熱中症になります。

熱中症になりやすい原因③急な暑さによって体温調整が追い付かないため

3つ目の原因は、暑さに身体が慣れ、体温調整に適切な量の発汗ができるようになるには、約3~4日かかるります。
しかし、梅雨明けなど、急な気温上昇が起こると体温調整が追い付かなくなるため熱中症に陥ります。

ポイント

身体が暑さに慣れるまでは、エアコンの適切な利用や服装の調節など、いつも以上に熱中症対策をしっかりする必要があります。

このように、本格的な暑さを向かえる前から、熱中症の危険は増しますので、対策を打たなくてはいけません。
それには、服装や熱中症対策グッズなどの準備が不可欠です。

子供は熱中症になりやすい!?その理由は?

子供は大人に比べて熱中症になりやすく、そのダメージも大きいです。
2018年には、14,159人もの子供が熱中症で緊急搬送されました。

子供が熱中症になりやすい原因は主に3つあります。

子供が熱中症になりやすい原因①体温調節機能が未熟である

子供は成人に比べ、汗をかいて体温調節をする汗腺の機能が未熟です。
その為、汗をかいて体温調節をすることができず、身体に熱がこもり、熱中症になります。

ふらつきや、赤ら顔などの症状が表れたら、素早く涼しい場所へ移動して身体を冷やし、水分補給を行いましょう。

子供が熱中症になりやすい原因②自分で熱中症対策ができない

幼児の場合、暑さを感じても、自分で服を脱いで温度調整をしたり、水分や塩分を補給したりすることができません。
その為、適切な予防が行えず、熱中症を発症します。

子供が熱中症になりやすい原因③照り返しの影響を受けやすい

子供は身長が低く大人に比べて地面との距離が近くなります。
その為、地面からの照り返しの影響を受けやすく、熱中症のダメージを強く受けます。

このような理由から、子供の熱中症が多くなっています。
子供の熱中症対策は必須と言えるでしょう。

外出時必須!子供に使える熱中症対策グッズ

子供は自分で熱中症対策ができないので、子供が熱中症にならないように保護者が気を付けなければいけません。
子供でも利用できる熱中症対策グッズをご紹介します。お子さんにしっかりと対策してあげてくださいね。

  • 持ち運び式扇風機

子供でも持てるサイズの小さい扇風機は、持ち運びに便利で手軽に取り入れられます。
現在はヘッドフォンの様な形で首から下げられるものや、ミストが出るものもあり、子供も楽しみながら熱中症対策ができます。

  • 冷却タオル

水に濡らして絞るだけで、何度でも冷たくなるスポーツタオルは、水があればどこでも使用でき、野外で活動する時におすすめの熱中症対策グッズです。
熱中症を予防するには、この冷却タオルを使って、首などの太い血管を冷やすと効果的です。

  • 塩アメやタブレット

汗をかくと身体の塩分が失われますので、塩分の補給も熱中症予防には必要です。
塩アメや塩タブレットは、おやつ感覚で塩分を補給できるので子供にも抵抗なく取り入れることができます。

  • 瞬間冷却剤

瞬間冷却材は、液体の入った袋を強く叩くと、中の液が化学反応を起こして、一瞬で凍る熱中症対策グッズです。
家から保冷材を持って出たとしても、数時間で溶けますが、瞬間冷却材であれば必要な時に凍らせることができて便利です。

  • 冷感スプレー

衣類や肌にスプレーを噴射すると、メンソールなどの冷感を感じる成分により、涼しく感じることができる冷感スプレーもおすすめです。
持ち運びに便利な小さいサイズの商品もありますので、子供と出掛ける時に持ち歩きたいグッズです。

このような様々な熱中症対策グッズが発売されています。
上手に使って、熱中症の危険がある季節を乗り越えていきましょう。

子供の熱中症対策ポイント

熱中症対策グッズだけでなく、普段の対策も必要です。以下の様な事に気を付けましょう。

子供の熱中症対策ポイント①水分補給の習慣をつける

普段から、のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をすることを心がけ、習慣づけるようにしましょう。
汗によって水分だけでなく、塩分も失われるので、スポーツドリンクがおすすめです。

子供の熱中症対策ポイント②帽子をかぶり、風通しがよく白い服を着せる

直射日光に当たらないよう帽子を被り、通気性が良く、熱をため込まない白い服を着るだけで、熱中症対策になります。
また、気温によって、自ら服を脱ぎ着できるように教育することも大切です。

子供の熱中症対策ポイント③日陰での行動を意識する

日向での活動は、直射日光に当たり体力を消耗するだけでなく、地面からの照り返しも加わって、熱中症になりやすい状態になります。
極力日陰での行動を意識しましょう。日傘を利用し、日陰を作ることも有効です。

最後に【熱中症になる前に親ができること】

本格的な夏を向かえる前から、熱中症対策は必須です。
子供は熱中症になりやすいだけでなく、自分で予防をすることが難しいので、親がしっかりと予防をしないといけません。

その為に、熱中症対策グッズを上手に使ったり、普段の生活を見直したりして、恐ろしい熱中症の症状を回避しましょう。

免疫力を高める「腸活」方法教えます!免疫力を高めるには、腸内環境がとっても大切。

ヒトの身体には、細菌やウイルスなどの病原体から身体を守るシステムが備わっています。
それを免疫系とよんでいます。

免疫系が、身体にとって有害な細菌やウイルス、寄生虫などに気づいて、攻撃する働きを免疫力と言いますが、近年の研究で、免疫力の発揮には腸がとても関係していることが明らかになってきました。
そこで今回は、免疫力と腸の関係性について、腸の働きを高めると免疫力が上がるメカニズムも含めてわかりやすく解説します。

免疫力が落ちると感染症になりやすいのは何故? 免疫の仕組みについて

免疫力が落ちると感染症になりやすいのは何故? 免疫の仕組みについて

免疫力とは、身体の中に入ってきた細菌やウイルス、寄生虫などの病原体を攻撃して排除する働きのことです。

病原体ではありませんが、がん細胞のような自分自身の身体から発生した異常な細胞も免疫力が作用して、排除しようとします。
免疫力が低下すると、病原体を攻撃できなくなるので、感染症にかかりやすくなるリスクが高まります。
言い方を変えれば、免疫力を高く保つことは、健康でいるためにとても大切です。

細菌やウイルスを排除してくれる免疫の仕組み

白血球とよばれる血液中の成分があります。
白血球は、身体の中に入り込んできた細菌やウイルスなどの病原菌を攻撃して排除する役割を担っており、免疫力の基幹ともいえる細胞です。
白血球と一言で言っても、単球顆粒球リンパ球などいろいろな種類があります。

まず最初に対応するのが、単球という免疫細胞です。
単球は、例えていうなら偵察部隊のようなものです。
病原体が入ってきたことを、他の免疫細胞たちに知らせる役割を担っています。

単球からの情報で出動するのが、顆粒球とリンパ球(NK細胞・B細胞・T細胞)です。
顆粒球は、サイズの大きな病原体も攻撃できる強さが特徴ですが、あまり素早く対応できません。

NK細胞は、顆粒球ほど強くないですが、侵入してきた病原体に即応できるのが特徴です。
顆粒球やNK細胞は、敵の侵入に対して初動を行う部隊です。

この次に出動してくるのが、B細胞とT細胞です。
どちらも、病原体に対して強い攻撃力を持っています。
こうした様々な免疫細胞たちが、自分自身の役割をきちんと果たし、身体を守っているのです。

健康維持に大切な消化器官!免疫細胞の50~70%が「腸」にある

たとえば、ケガをしたら傷ができます。
傷口からは、いろいろな病原体が侵入しようとしますが、傷口以上にたくさんの病原体が入ってくるルートが身体にはあります。

それは、口です。
食べ物とともに口から入った病原体は、食道・胃を通して腸に到達します。

腸はとても長いので、病原体にさらされる時間も長くなります。
そこで、腸にはより強力な免疫力が求められ、身体の免疫系の50〜70%が集中しているといわれています。
これを腸管免疫とよんでいます。

腸は、食べ物から栄養を取り込む消化器官という役割だけでなく、免疫系としての側面も持っているのです。

体を病原体から守る腸管免疫の仕組み

傷んだ食べ物を食べて、嘔吐や下痢をした経験ありませんか?
実は、これも腸管免疫の働きの一種です。
腸管免疫の仕組みをみてみましょう。

腸は小腸と大腸に分けられますが、腸管免疫で特に重要な働きをしているのが、小腸です。
小腸の壁には、腸絨毛(ちょうじゅうもう)という無数のヒダヒダがあります。
このヒダヒダがあるおかげで、表面積が広がり、食べ物を効率的に消化吸収できるようになっています。

このヒダヒダの間に、パイエル板という凹んだ部分があります。
パイエル板は、腸に運ばれてきた細菌やウイルスなどの病原体を感知する働きを持っています。
パイエル板で、侵入してきた病原体を免疫系が認識し、排除すべき敵の特徴を学びとります。
そして、それに対応した免疫力を生み出しています。

小腸で作られた免疫力は、血液の流れにのって、全身に運ばれ、身体のいろいろな部分で病原体を見つけ攻撃することで、身体を守っています。

腸内細菌(善玉菌・悪玉菌)バランスと免疫力との関係

腸の中には、腸内細菌という細菌がいますが、腸内細菌は善玉菌と悪玉菌に分けられます。

善玉菌は、腸を健康にする良い働きをする細菌で、乳酸菌ビフィズス菌がこれにあたります。
善玉菌は、腸管免疫をよくする働きをもっていることがわかっています。

一方、悪玉菌は、毒性のあるアンモニアや硫化水素を産み出し、腸内環境を悪くする細菌です。

善玉菌は、腸内環境を弱酸性にして、悪玉菌が増えすぎないように抑えています。
ところが腸内環境は、ストレスや脂っこい食事などにより悪化します。

腸内環境が悪化すると、善玉菌が減り、悪玉菌が増えます。
悪玉菌が増えると、腸管免疫の働きが低下し、身体の免疫力そのものも低下することになります。

腸活で免疫力を高める方法4つ(食事・飲み物・運動・生活習慣の見直し)

腸活とは、腸内環境を整えることで、身体を健康にする活動のことです。
腸活の方法は、食生活や運動習慣などいろいろです。

腸活で免疫力を高める方法①【食事を見直す】

腸活で免疫力を高める方法①【食事を見直す】

腸内環境の良し悪しには、食べ物の影響がとても大きいです。
腸内環境を悪化させる悪玉菌は、肉類などに含まれるタンパク質を消化吸収するのに欠かせません。
その為、肉類をたくさん食べる欧米型の食生活を続けていると、タンパク質を消化吸収するために悪玉菌がどんどん増えていき、善玉菌が減っていきます。

つまり、善玉菌が好む食べ物を食べることが、善玉菌を増やして、腸内環境をよくする秘訣です。

そこでおすすめしたいのが、発酵食品や食物繊維の豊富な食品です。
発酵食品には、乳酸菌ビフィズス菌が含まれています。
これらは、善玉菌の餌になります。
ヨーグルト・納豆・お味噌・チーズなど発酵食品を食べましょう。

食物繊維もやはり善玉菌の好む餌です。
食物繊維がたくさん含まれている食品としては、玄米・お豆・お芋・ゴボウ、そしてバナナや山芋・海藻・キャベツなどが挙げられます。

そして、悪玉菌を減らすために、お肉のような脂肪やタンパク質の多い食べ物は減らすのもいいでしょう。
このようにして、食生活を見直し、腸内環境を整えましょう。

 

ポイント

善玉菌の餌になる発酵食品
ヨーグルト・納豆・お味噌・チーズ

食物繊維がたくさん含まれている食品
玄米・お豆・お芋・ゴボウ・バナナ・山芋・海藻・キャベツ

 

腸活で免疫力を高める方法②【飲み物による腸活】

腸活で免疫力を高める方法②【飲み物による腸活】

腸内環境の改善に効果のある飲み物が発売されています。
一例を挙げると、サントリーの『おいしい腸活 流々茶』、カゴメの『ラブレα』などです。

特に、テイコク製薬社がおすすめするお茶は三年番茶で出来ている『ちょう明茶』です。
お茶1杯に対して、食物繊維がごぼうの約13倍も含まれています。

その他、ビフィズス菌がたくさん入っているグリコの『ビフィックス』もおすすめですし、どれがいいか迷ってしまうという方なら、乳酸菌がたくさん入っている『カルピス』もあります。

飲むだけですから、お料理の手間もかかりませんし、誰でも手軽で簡単に挑戦できます。

腸活で免疫力を高める方法③【運動習慣を身につける】

腸活で免疫力を高める方法③【運動習慣を身につける】

腸内環境を整えるもう一つの方法が、運動です。

身体を動かさなくなると、便秘になりやすいという話をお聞きになったことありませんか?
腸に溜まった便をうんちとして身体の外に出すためには、お腹の筋肉の働きがとても重要です。

うんちが出ない、つまり便秘になると古い便が腸の中に残ったままになり、腸の健康に悪影響を及ぼします。
適度な運動は、お腹の筋肉も刺激しますので、便の通りを良くする効果があります。

特におすすめなのが、ウォーキングやスイミングなどの下半身を使う運動です。
ウォーキングやスイミングなんて忙しくてしている暇がないという方は、たとえばエレベーターをやめて階段で上り下りする、バスをいつものバス停より手前で降りて歩く、バスの代わりに自転車に乗るなど日常生活で『歩く』機会を増やしてみるといいでしょう。
こうした運動を習慣づけることで、お腹の筋肉を適度に刺激し、腸内環境を整えましょう。

腸活で免疫力を高める方法④【生活習慣の見直し】

腸活で免疫力を高める方法④【生活習慣の見直し】

食生活と運動習慣の次は、生活習慣です。
腸の1日のリズムを適度にリセットして整えるのは、腸内環境を良好に保つ上でもとても大切です。

腸のリズムをリセットするのは、朝が一番です。
そこで、朝起きた時に、お水やお白湯を飲むことをおすすめします。
こうすることで、腸のリズムがリセットされます。

そして、朝食を食べることを習慣づけてください。
大腸の適度に刺激され、便の流れが良くなります。

また、睡眠不足は腸の働きに悪い影響を与えます。
十分な睡眠時間を確保するように、日々の生活習慣も見直してください。

これらは、まさに『腸そのものを整えるための生活習慣』といっても過言ではないでしょう。

【誰でも今日から出来る】免疫力を高める簡単な4つの方法

免疫力を高める方法①【体温を高くする】

免疫力を高める方法①【体温を高くする】

体温と免疫力も密接な関係を持っています。
免疫系にとって基準となる体温は、36.5℃といわれています。

そして、免疫力は体温の低下とともに下がっていくことがわかっています。
冬場寒くなると、身体を動かしにくくなるのと同じで、体温が下がると免疫力も低下します。
ところが、反対に、体温が1℃上がると免疫力は数倍高まります

つまり、体温を高く保っていることが、免疫力にとってとても大切なのです。
体温を高く保つためには、筋肉を鍛えることが効果的です。
ウォーキングやスイミングなど、日常生活に運動を取り入れて身体の筋肉を鍛えることで体温を高く保ち、免疫力を高めましょう。

免疫力を高める方法②【メリハリのある生活を送る】

免疫力を高める方法②【メリハリのある生活を送る】

日々の生活にメリハリをつけるのも免疫力を高めるのに効果的です。
メリハリとは、仕事をしている時間や家事をしている時間と、リラックスしている時間、趣味や運動に打ち込んでいる時間をはっきりと区別するということです。

ヒトは、交感神経と副交感神経という神経系によって活動が調整されています。
交感神経は、何かしらの活動に取り組んでいるときやストレスを感じているときに働く神経系です。
一方、副交感神経は、休んでいるとき、リラックスしているときに働く神経系です。
両者は同時に働かないようになっています。

一日中、ストレスを感じ続けていると交感神経ばかりが働き、身体が休まりません。
交換神経ばかりが働いしている状態が続くと、免疫力が低下することがわかっています。

やはり休む時にはしっかり身体を休めることが、免疫力アップに大切です。
1日のうちに、仕事に取り組む時間はしっかりと取り組み、休むときはしっかりと身体を休める、つまり1日の活動のオンとオフをきちんと切り替える生活上のメリハリが、免疫力アップに効果的ということです。

免疫力を高める方法③【ストレスをためない】

免疫力を高める方法③【ストレスをためない】

ストレスのない人生なんてまずありませんが、たまりすぎたストレスも免疫力を下げてしまう要素の一つです。
そこで、何かしらの趣味に没頭する、森林浴でマイナスイオンを浴びるなど、ストレスを適度に発散させるようにしてください。

ストレスから解放されて、精神的にリラックスできることも、免疫力アップにとても効果的です。

免疫力を高める方法④【笑う】

免疫力を高める方法④【笑う】

こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、笑うことも免疫力アップの秘訣です。
よく笑うと、免疫細胞が活性化されるという研究結果があります。

笑いには、前述したストレスを緩和する効果もあり、一石二鳥です。
よく笑って、免疫力を高めましょう。

まとめ【腸内環境を整えることが免疫力アップの秘訣】

  • ヒトの体に備わっている細菌やウイルス、寄生虫などの病原体などの身体への侵入に対する防御機構を免疫系という。
  • 免疫細胞の50~70%は、腸内にある。
  • 腸内環境を良好な状態に整えることで、免疫力アップに繋がり、病気になりにくい健康な身体が作れる。

近年の研究で、ヒトが備えている免疫力のほとんどが腸にあることが明らかになってきました。

免疫力を高めるには、腸活が有効的です。
腸活は、腸内環境を良好に保つ善玉菌を増やす食べ物、飲み物を積極的に摂る食習慣、運動習慣、日常の生活習慣の見直しがポイントとなります。
それだけでなく、体温を高くする、生活にメリハリを加える、笑うなども腸内環境を良好にする秘訣です。
今回ご紹介した、腸内環境改善法を通して、免疫力を高め、健康で強い身体を作りましょう。