【インフルエンザb型の特徴】インフルエンザb型の症状や治療方法を知ろう!

インフルエンザは、主に冬場に流行するウイルス性の病気です。

高熱が出るというのが大きな特徴で、「38度近く出たらインフルエンザを疑う」という方も多いでしょう。

インフルエンザには「a型」「b型」「c型」といった種類があるのはご存知でしょうか?

この記事では、インフルエンザb型の特徴や、インフルエンザb型の治療方法や、インフルエンザb型の予防方法について紹介します。

【インフルエンザb型】風邪と違う?インフルエンザb型の症状

【インフルエンザb型】風邪と違う?インフルエンザb型の症状

インフルエンザ全般の基本的症状として挙げられるのは、38度以上の高熱、関節の痛み、ひどいのどの痛み、咳などの風邪に似た症状です。

風邪との違いは、その症状の1つ1つが重篤ということでしょう。

例えば関節の痛みの症状では、布団の上で体を動かすことすら困難で、「受診しなければならないけれど、体が動かない」という状況に陥ることもしばしばあります。

しかし、特にb型インフルエンザの場合は、高熱が出ないケースもまれにあるため、その場合はインフルエンザと気付かないまま完治してしまうこともあるようです。

b型インフルエンザは、インフルエンザの一般的な症状に加えて、お腹の痛みなどの消化器系の症状を伴うことがあります。

高熱症状があらわれ、さらにお腹の痛みを伴うようならば、b型のインフルエンザを疑ってみてください。

気を付けなければならないのは、高熱・腹痛があっても激しい下痢を伴う場合や、お腹の痛みが我慢できないほどの限局的なものの場合は、ウイルス性腸炎や虫垂炎など別の病気の可能性も考えられるということです。

自己判断でb型インフルエンザと決めつけて対応せず、専門医にかかって正しい診断をしてもらうことが重要です。

また、インフルエンザの大きな特徴としては強い感染力が挙げられます。

特にb型インフルエンザは人から人へ感染する病気なので、家族全員がインフルエンザでダウンしてしまうということはよくあることです。

普通の風邪にかかったときよりも格段に体調が悪くなることがほとんどで、周囲に流行の兆しがあることが多いことから、「インフルエンザかもしれない」と自覚するのは一般的にそこまで難しいものではありません。

【インフルエンザb型】いつから警戒するべき?

【インフルエンザb型】いつから警戒するべき?

b型インフルエンザの流行の特徴は、a型と比較して遅めの流行であることです。

具体的には2月下旬~春先までの、インフルエンザの流行がすでに終わったと思われがちな期間に流行する傾向があります。

なぜa型とb型の流行時期が異なるのかはまだわかっていません。

しかし、確実に言えるのは秋の終わり~冬にかけて流行するa型と、冬の終わり~春にかけて流行するb型がメインのインフルエンザは、冬の間ずっと警戒しなければならない病気ということです。

「どの型がいつ流行だから対策を取ろう」ではなく、「冬の間はインフルエンザにかからないように対策を取ろう」という心構えでいることが重要であると言えるでしょう。

【インフルエンザb型】他のインフルとの違いは?

b型インフルエンザの見分け方は、特徴的な症状と腹痛の有無、そして流行時期の遅さが判断材料になるでしょう。

これらの特徴が見られれば、インフルエンザの中でもb型であると推測できます。

インフルエンザa型、c型、新型の特徴を知ってb型と見分けよう!

その他のインフルエンザの特徴を覚えておくことも、見分けるポイントになります。

インフルエンザは「a型」「b型」「c型」のほかに、「新型インフルエンザ」が存在します。

  • a型インフルエンザ

a型とb型インフルエンザとの見分け方

毎年流行するのは、必ずといってもいいほどa型、b型で、これらの症状は広く知られているインフルエンザの症状と理解しておいて間違いはありません。

a型インフルエンザがb型と異なる点は、b型よりも高熱で、激しい症状があることがほとんどであるということです。

また、a型インフルエンザの中にも複数の「型」があることも特徴です。

基本的にインフルエンザは1シーズンに1回しか、かからないという認識のある方がほとんどですがこれは誤りです。

一度インフルエンザにかかると免疫を得られるため、確かに1シーズンに2回以上同じ型のインフルエンザにかかることはまれです。

しかし、複数の「型」があるa型インフルエンザは、この「型」の異なるウイルスが存在することで、同じシーズン中でも複数回インフルエンザにかかる可能性があります。

もちろん、a型とb型のインフルエンザも「型」が異なるため、1シーズンにどちらもかかる場合もあるでしょう。

同シーズン中に1度b型インフルエンザにかかっているのにも関わらず、再びインフルエンザにかかってしまった場合は、a型インフルエンザを疑ってみてください。

  • c型インフルエンザ

c型とb型インフルエンザとの見分け方

c型インフルエンザは、聞いたこともないしかかったこともない、という方が多いかもしれません。

この型の場合は、他の型のインフルエンザと比較して、症状が軽いことがほとんどであるためです。

発熱も37度程度だったり、他の症状も無いか軽いかだったりすることが多いので、普通の風邪であると思い受診しないケースがあります。

こうなるとインフルエンザと診断できないばかりか、気付かないまま完治してしまうことがほとんどです。

さらに、c型インフルエンザは1度かかるとそのシーズンどころか、一生の免疫を得られると言われています。

つまり、1度かかると生涯かからないことが多いため、このこともc型インフルエンザの影を薄くしている一因と言えるでしょう。

  • 新型インフルエンザ

新型とb型インフルエンザとの見分け方

新型インフルエンザは、従来のどの型にも当てはまらない型のインフルエンザのことを指します。

新型といっても、全く新しい病原体とは限らず、長らくヒトの間で流行しなかったウイルスが原因のものも含んでいるのが特徴です。

新型インフルエンザの症状は、a型やb型のインフルエンザとそこまで変わりません。
発熱や関節痛を伴う、風邪をひどくしたような症状である場合がほとんどです。

新型インフルエンザの大きな特徴として挙げられるのが、その感染力です。

a型やb型のインフルエンザと比較すると、日本人は新型インフルエンザの免疫を持っておらず、日本で一般的な型でないウイルスのため、ワクチンの接種もままならない場合がほとんどです。

この理由により、新型インフルエンザが一度流行しだすと、爆発的に患者数が増えます。

症状は他のインフルエンザと変わらなくても、新型インフルエンザが恐れられ、一度流行がはじまると大騒ぎになるのは、この日本での感染力の強さが理由と言えるでしょう。

新型インフルエンザが流行すると、必ずと言っていいほど全国ニュースに取り上げられます。

このニュースが持ち上がった年にインフルエンザにかかったら、新型インフルエンザを疑うべきです。

インフルエンザの診断は病院での検査が正確で早い!

流行の傾向を分析することで、どのインフルエンザの型であるのかを見分ける助けになります。

例えば、家族がb型インフルエンザにかかっているのなら、自分もb型インフルエンザにかかる可能性が高いでしょう。

その他にも学校や職場の流行を見ておくことで、症状と併せてどの型にかかっているのか判断することが可能です。

また、ほとんどの医療機関でインフルエンザの検査ができます。
鼻の奥を綿棒でこすってウイルスを採取し、15分程度で結果を知れるのが一般的です。

この検査で、インフルエンザにかかっているか否かだけでなく、どの型にかかっているのかまで知れます。

どの型か見分けるもっとも確実な方法は、この検査を受けることと言えるでしょう。

【インフルエンザb型】小児は特に合併症に注意しよう!

【インフルエンザb型】小児は特に合併症に注意しよう!

b型に限らず、どの型のインフルエンザであっても、注意すべき合併症があります。

中耳炎などの感染症にさらにかかってしまったり、気管支炎や肺炎などの呼吸器の合併症にかかってしまったりする場合があります。

発熱が長く続いたり、熱が下がっても喉などの痛みや咳がしばらく続いたりするようなら、合併症を疑うようにしましょう。

また、小児の場合は特別に気を付けなければならない合併症があります。
それは、「インフルエンザ脳症」と呼ばれる神経系の病気です。

インフルエンザにかかった際に、通常の症状に加えて、呼びかけに応えない、うわごとのような言葉を繰り返す、けいれんを起こすなどの症状があらわれるのが特徴です。

主に5歳以下の小児に起こりやすい症状なので、インフルエンザにかかったお子さんにこれらの症状が見られた場合、すみやかに医療機関を受診するようにしましょう。

夜間などで近医があいていない場合でも、総合病院の救急外来などに相談することをおすすめします。

インフルエンザ脳症は、強めの解熱・鎮痛剤を使用することで悪化する場合があります。

お子さんにインフルエンザ脳症の兆しが見られた場合、解熱剤の使用は医師に相談してからにしてください。

そもそも、お子さんへの解熱鎮痛剤の使用は、体重などで厳密に定められているため、「熱でかわいそうだからとりあえず」などの理由からの、自己判断での投与は危険であると覚えておきましょう。

【インフルエンザb型】予防接種を受けるには?

【インフルエンザb型】予防接種を受けるには?

インフルエンザの予防接種は、内科などをはじめとした町の医療機関で受けられます。

予防接種には予約が必要な場合が多いので、事前に電話などで確認してから受けに行くと確実です。

「今年はb型が流行しているからb型の予防接種を受けに行こう!」というものではなく、一般的に行われているインフルエンザの予防接種は、a型の代表的な型、b型インフルエンザそれぞれに対応したものになっています。

インフルエンザの予防接種といえば、日本で流行の多い型はおおむね対応してくれているので、「a型の予防接種に行こう」「次はb型」というような予防接種は行いません。

ただし、特に小児の場合は1回の予防接種では免疫が十分につかない場合があります。

余裕があれば、お子さんは1シーズンに2回ほど予防接種を受けるうにすると安心でしょう。
もちろん、大人が2回受けるのでも問題ありません。

大流行防止のためにも、かならず毎年予防接種に行くことが大切です。

学校や職場の集団接種がある場合は、積極的に参加するようにしてください。

【インフルエンザb型】治療方法を知ろう!

【インフルエンザb型】治療方法を知ろう!

b型に限らず、インフルエンザにかかってしまった場合、多くの場合は自宅での薬物治療が行われます。

一般的な飲み薬のほか、吸入などさまざまな摂取方法があります。

吸入にしても飲み薬にしても、1日2回、5日間継続することが基本です。
この際、飲み忘れ・吸い忘れのないように、きっちり5日間継続することが完治への近道です。

熱が下がったからといってやめてしまうと、体の中に残っていたウイルスが再燃しないとも限りません。
周囲への感染予防のためにも、必ず指示通りに使用してください。

5日間継続する薬だけでなく、1回だけで済む吸入や、1回飲めば効果のある抗インフルエンザ薬も開発されました。

これらは処方されたらすぐに使用すればよいだけなので、飲み忘れや吸い忘れの心配はありません。

続けることが不安な方は、処方医にこれらの薬が使えないか相談してみるのもいいでしょう。

これらのインフルエンザウイルス自体を叩く薬だけでなく、辛い症状を緩和するための薬も多く処方されています。

熱が高くて苦しい場合には解熱剤、咳がひどいのなら咳止め、またインフルエンザの症状に効果がある漢方薬も存在します。

水分が摂れないほどの症状なら、脱水予防のために点滴をする場合もありますので、受診の際にきちんと食べられているか、水分を摂れているか医師に伝えましょう。

インフルエンザのウイルスをやっつける根治療法、辛い症状を緩和する役割のある対症療法、このどちらもインフルエンザの治療においては大切なものです。

インフルエンザは型に関係なく早めの予防と治療が大切!

この記事では、インフルエンザb型の特徴や、インフルエンザb型の治療方法や、インフルエンザb型の予防方法について紹介しました。

インフルエンザは、健常な人がかかる分には命の危険は少ない病気ですが、高齢者や小児がかかり、対応を間違えると命の危機が及ぶ場合があります。

何よりも大切なのは、インフルエンザにかからないように予防を心掛けることです。
しかし、かかってしまった場合は必ず医療機関を受診して、検査、治療する事をおすすめします。

  • b型インフルエンザは一般的な症状に加え、消化器症状があらわれることも
  • b型インフルエンザの予防法や治療法は他のインフルエンザと同じ
  • インフルエンザの長期化と症状の変化に注意。合併症になっていることも。
  • 子供がインフルエンザにかかった場合は、インフルエンザ脳症に注意

今回は、b型インフルエンザの見分け方や治療、予防方法について紹介しました。
しっかりインフルエンザ対策をして、家族みんなで元気に冬を迎えましょう。

【インフルエンザa型】インフルエンザa型の症状や検査方法を知ろう!

この時期になると気になるのがインフルエンザですよね?

インフルエンザの正しい予防法を知ればインフルエンザにかかるのを防げますが、インフルエンザにかかったらどうしたらいいのかも知っておきたいですよね。

インフルエンザa型の症状は激しく、合併症にかかる危険性があります。

また、ワクチン接種などインフルエンザの予防方法を事前に知っておくことが大切です。

今回は、インフルエンザa型の症状の特徴や、検査の方法や、インフルエンザの予防方法について紹介します。

症状が強いといわれているインフルエンザa型にかからないためにも、今からインフルエンザの対策をしましょう!

インフルエンザa型の特徴と脅威について知っておこう!

インフルエンザa型の特徴と脅威について知っておこう!
インフルエンザには「a型」「b型」「c型」の3種類あります。

その中でもa型のインフルエンザは、他の型に比べて症状が激しいのが特徴です。

通常はインフルエンザにかかるとウィルスの免疫が体内で作られますが、インフルエンザa型は形を変えてどんどん進化しています。

そのため、今まで獲得した免疫が機能しづらく、ワクチンの予測がたてにくくなっています。

インフルエンザa型は、以下のような特徴があります。

  • 38度を超える高熱
  • 関節痛や筋肉痛
  • 呼吸器系の合併症(肺炎など)
  • 食べ物を飲む見込むのが困難なほどののどの痛み
  • 脳症や脳症の合併症

インフルエンザa型は体内でどんどん進化するため、新型のウィルスが続々とできます。

一度インフルエンザa型のワクチンができても、他の動物から発生したウィルスなどと結合して新しいウィルスに変化する場合があります。

世界的に流行した豚インフルエンザや、鳥インフルエンザもインフルエンザa型に含まれます。

インフルエンザa型の症状と風邪の違いを知ろう!

インフルエンザa型の症状と風邪の違いを知ろう!
インフルエンザの症状は全身のだるさや、高熱、食欲不振などの全身症状と、頭痛、筋肉痛、関節痛といった呼吸器以外の症状もあります。

合併症として肺炎や気管支炎、中耳炎などが見られます。
重大な合併症として重症肺炎や、インフルエンザ脳症が見られる場合もあります。

子供の場合は急性脳症、高齢者や免疫が低下している方は肺炎にかかることもあるので危険です。

インフルエンザa型の症状と風邪はどう違うの?

風邪は様々なウィルスが原因で起こる病気です。

症状は咳や鼻水、のどの痛み、鼻汁、くしゃみなどが主な症状でインフルエンザほど高熱にはなりません。

インフルエンザは急激に発症して、38度以上の高熱が出ます。

風邪の場合は、発症はゆるやかで発熱はない、または37度程度です。

また、インフルエンザの場合は咳が強く出ることが多いですが、風邪の場合は咳が軽いのが特徴です。

インフルエンザの検査と治療方法

インフルエンザの検査と治療方法
インフルエンザa型の検査は「迅速抗原検出キット」を使用します。

これは喉や、鼻の粘膜の粘液を綿棒で取って検査する方法です。

この他にも血液を採取して、インフルエンザに対する抗体を調べる場合もあります。
感染しているのか?感染しているウィルスの型がなにか短時間で分かります。

インフルエンザは流行する時期が決まっており、特徴的な症状が出るため問診などで診断が容易にできます。

現在は問診と、迅速診断キットで30分程度インフルエンザの診断ができるようになりました。

インフルエンザa型の治療は、発症後48時間以内抗ウィルス薬の「塩酸アマンタジン」または、「ノイラミニダーゼ阻害薬」を服用する必要があります。

インフルエンザに発症した時に薬以外で、一般の治療方法について紹介します。

【インフルエンザに発症したら薬以外の治療方法】安静にしてよく眠る

トイレや食事以外は熱が下がるまで寝ていることが望ましいです。

【インフルエンザに発症したら薬以外の治療方法】十分な栄養をとる

食欲がないときは食べやすいゼリーや、アイスクリーム、うどん、おかゆなど食べやすいものを摂取しましょう。

どうしても口から栄養が取れない場合は、病院で点滴を受けることが必要です。

【インフルエンザに発症したら薬以外の治療方法】水分をこまめに取る

高熱が出ている場合は汗をかくので、こまめに水分補給をしましょう。

お茶や、水だけでは十分な水分が取れないため、イオン飲料や経口補水液がおすすめです。

【インフルエンザに発症したら薬以外の治療方法】部屋の湿度を50~60%に保つ

インフルエンザは低温で低湿度の環境を好みます。
そのため、部屋の温度を20~25度に保ち、湿度も50~60%に保ちましょう。

また、口やのどの乾燥を防ぐためにマスクを使用するのがおすすめです。

【インフルエンザに発症したら薬以外の治療方法】高熱が出ている場合は保冷剤で冷やす

38.5度以上の高熱が出た場合は、医師に処方された解熱剤を服用しましょう。

クスリを使う方法以外にも太い動脈が通っているわきの下や、足の付け根を保冷剤や氷水で冷やすのも効果的です。

【インフルエンザに発症したら薬以外の治療方法】外出を控える

インフルエンザの発症後は3~7日間ウィルスを排出しているといわれています。

最低でも解熱後2日間は、自宅で安静にすることをおすすめします。
その後に外出する際はマスクをして、他人にうつさないように気を付けましょう。

インフルエンザa型の予防はワクチン接種が有効です!

インフルエンザa型の予防はワクチン接種が有効です!
インフルエンザの予防にはワクチン接種が有効で、ワクチン接種の有効率は70%程度と言われており、ワクチンを接種することでインフルエンザにかかったときに重症化するのを防げます。

摂取回数は原則1~4週間おいて2回摂取します。

毎年10月下旬~11月頃まで、遅くとも12月中旬までにワクチン接種しましょう。

また、インフルエンザが流行している時にできる予防方法についてご紹介します。

  • 人の多い場所を避ける
  • 外出先から帰ったら手洗いうがいをする
  • 休養と十分な睡眠をとる
  • 栄養バランスのいい食事をとる
  • 規則正しい生活を送る
  • 外出時はマスクを利用する
  • 室内の湿度を50~60%に保ち乾燥を防ぐ

しっかりと睡眠をとって栄養バランスのいい食事をとり、免疫力を高めてウィルスに負けない体つくりをすることが大切です。

インフルエンザa型を発症したら登校や出勤できるまでの日数

インフルエンザa型を発症したら登校や出勤できるまでの日数
インフルエンザにかかってから学校や、職場に復帰できるまでの日数についてご紹介します。

【インフルエンザa型を発症後に登校や出勤できる日数】子供の場合

インフルエンザにかかった場合は、学校や保育園、幼稚園では発症してから5日経ち、解熱した後2日を経過するまでと定められています。

症状によって医師や、学校医が感染の恐れがないと判断されれば、この日数より短い期間で登校可能です。

【インフルエンザa型を発症後に登校や出勤できる日数】大人の場合

大人の場合は、特にインフルエンザの出勤再開日数は定められていません。

しかし一般的に発症から7日後でも鼻や、喉からウィルスを排出している可能性があります。

発熱がなくなってから2日までが、外出自粛の目安となります。

可能であれば発症した日の翌日から7日を過ぎるまで、外出を控えるのが望ましいといわれています。

インフルエンザa型の正しい予防方法を知ろう!

今回は、インフルエンザa型の症状の特徴や、検査の方法や、インフルエンザの予防方法について紹介しました。

インフルエンザa型は他のインフルエンザに比べて重症化しやすく、特に子供や高齢者がかかると危険です。

風邪と比べてインフルエンザは38度以上の高熱が出やすく、咳が激しく出やすいのが特徴です。

インフルエンザの検査は病院で簡単できるので、インフルエンザの疑いがある場合はすみやかに病院へ行きましょう。

もしインフルエンザにかかってしまったら、十分な水分と栄養を摂取してよく眠ることが大切です。

インフルエンザの予防にはワクチン接種が最も有効です。

そのため、できるだけ毎年インフルエンザのワクチンを接種することをおすすめします。

インフルエンザの正しい予防法を知って今年もインフルエンザにかからないように気を付けましょう!

【繰り返す鼻血の原因】大人と子供で見る鼻血の原因と正しい対処方法

鼻血が繰り返し出ると、「何か大きな病気が隠れているのでは?」と不安になりませんか?

鼻血の原因は年齢によって違います。
子供の鼻血はほとんどが、無意識に鼻をいじることや、体温上昇によるのぼせや、アレルギー性鼻炎などで鼻の粘膜を傷つけていることが原因で起きます。

大人の鼻血は、鼻の粘膜についた傷からの出血ですが、高血圧、動脈硬化、オスラー病など、怖い病気が隠れていることもあります。

今回は、子供と大人の鼻血の原因や、鼻血の対処方法や、鼻血の予防方法についてご紹介します。

子供と60歳以上は鼻血が出やすい!鼻血が出やすい原因は2つ

子供と60歳以上は鼻血が出やすい!鼻血が出やすい原因は2つ
鼻血が出やすいのは10歳以下の幼い子供と、60歳以上の高齢者です。

子供の場合は、季節に関係なく鼻血が出ますが、高齢者は冬から春先にかけて出血しやすいです。

【鼻血の原因】鼻の粘膜が乾燥しやすい季節は鼻血が出やすい

鼻の粘膜が乾燥するとムズムズしたりして、いじりたくなったり、鼻水が固くなり粘膜を傷つけてしまい鼻血が出やすくなります。

【鼻血の原因】気温差が大きく血圧の上下が起こると鼻血がでやすい

血圧が上がると血管を流れる血液量が増加し、鼻腔内の傷や、もろくなった血管から出血しやすくなります。

【鼻血の原因】子供が鼻血を出るのは粘膜の弱さが原因です!

【鼻血の原因】子供が鼻血を出るのは粘膜の弱さが原因です!

子供が鼻血を出す原因は、鼻の穴から1~2cmにある毛細血管が集まっている粘膜「キーゼルバッハ部位」が傷つきやすいからです。
子供の鼻は粘膜が弱く、鼻をいじるとすぐに傷がつき出血します。

一度傷がつくと完全に治るまでは、軽く触ったりのぼせたりするような、軽い刺激でも再び出血します。

なので、繰り返し鼻血を出していても、指圧をしてすぐに止まるようであれば問題はありません。

また、子供が鼻をいじってしまう原因として、アレルギー性鼻炎などの炎症によりかゆみが出ていることがあります。
その場合は、炎症を治療すると、鼻血を出す頻度も減っていくでしょう。

【鼻血の原因】注意が必要な子供の鼻血について知ろう!

子供の鼻血は、ほとんどが心配しなくていいものですが、まれに注意が必要な鼻血もあります。

  • 止血をしても20分以上鼻血が止まらない
  • 歯茎からも出血している
  • 手足に異常な数のアザが見られる

このような症状がある場合は、自然治癒できないほど深い傷がついていたり、白血病などの恐ろしい病気が原因になっていたりする可能性があります。
早めに耳鼻咽喉科を受診することオススメします。

【鼻血の原因】大人が鼻血を出すのは動脈性出血が原因かも!?

【鼻血の原因】大人が鼻血を出すのは動脈性出血が原因かも!?

大人の鼻血の原因もほとんどは粘膜の傷です。
鼻を強くかんだり、粘膜が乾燥したりすることで傷がつき鼻血が出ます。

この場合は、子供の鼻血と同じ様に指圧をすれば数分で止まりますので心配ありません。

しかし、大人の鼻血には注意が必要なものがあります。

それは、キーゼルバッハ部位ではなく、鼻の奥にある動脈が破れることで出る「動脈性出血」です。
これは、中高年で動脈硬化が始まっている方に多い症状です。

動脈硬化があると、動脈の血管壁がもろくなり、太い血管が破れやすいのが原因です。

また、太い血管が破れるため、血が多量にでることがあります。
朝起きた時や入浴後に何度も鼻血が出る方や高血圧が気になっている方は早めに受診をしましょう。

また、以下の様な症状が出たら、太い動脈が破れ出血している可能性があるので、一刻も早く病院へ向かいましょう。

  • 鼻血が30分以上止まらない
  • 洗面器がいっぱいになるほどの大量の鼻血が出ている
  • 鼻だけでなく口からもたくさんの血が出てくる

このような症状で受診すると、破れた動脈をレーザーで焼き止血する治療をします。
あまりにも出血が激しい場合は、入院措置がとられることもあります。

また、あまりにも頻繁に鼻血がでる場合は、オスラー病が考えられます。

オスラー病とは、血管の形に異常がおこり、身体の色々な場所から出血する遺伝性の血管の病気です。
その中でも、一番よく見られる出血場所が鼻です。

日本では5000~8000人に1人が、オスラー病の遺伝子を持っていますが、遺伝子がある人が必ず発症するわけではありません。

発症した場合、放っておくと貧血や内臓の出血を起こすこともありますので、鼻血が何度も出てしまうのであれば一度検査をしましょう。

【鼻血の原因】鼻血が出た時は正しい対処方法で止血しましょう!

鼻血の止め方1(原因) (1) 椅子に座り小鼻に固く巻いた脱脂綿やガーゼを入れ、その上からしっかりとつまみます。
鼻血の止め方2(原因) (2) その状態で5~10分ほど様子をみましょう。この時、顔はやや下を向くようにします。
鼻血の止め方3(原因) (3) 冷たいタオルなどで鼻筋を冷やします。

出血量が多く脱脂綿から血が滲んでもカサブタがとれてしまいますので、途中で交換はしないでください。
血が垂れるようであれば、洗面器などを受け皿にしましょう。

このように対処すれば、粘膜からの出血は数分で止まります。

もし、30分以上出血が止まらない場合や、のどへ落ちて口からも多くの血が出るようであれば、速やかに耳鼻咽喉科へ行きましょう。
鼻血が止まってからも強く鼻をかんだり、長い時間の入浴、激しい運動は避けましょう。

鼻血が出たら「上を向き後頭部をトントンと叩く」という対処方法を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは間違いです。

上を向くと鼻血が喉に流れてきて気分が悪くなることもあります。
また、止血中は刺激を与えてはいけません。

【鼻血の原因】鼻血がでないように鼻の粘膜を保護しよう!

鼻血を予防するには、鼻の粘膜を傷つけないことが重要です。
鼻をいじることは避けて、鼻をかむ時も片方ずつ優しくかむようにします。

また、粘膜が乾燥しないよう、マスクの着用も有効です。

また、よく言われるチョコレートの食べ過ぎが原因で鼻血が出るというのは迷信です。

鼻血の原因がわからない時は病院に行こう!

鼻血の原因がわからない時は病院に行こう!
今回は、子供と大人の鼻血の原因や、鼻血の対処方法や、鼻血の予防方法についてご紹介しました。

子供でも大人の鼻血の大半は心配しなくて大丈夫ということをお話しました。

また、次に鼻血が出た時は、落ち着いて正しい対処しましょう。
乾燥する季節は、マスクなどの予防法も有効です。

それでも鼻血の回数が多いと感じることや出血の量が多すぎるという症状があれば、早めに耳鼻科を受診しましょう。

鼻が詰まる・・・それは蓄膿症かも!?蓄膿症の治し方についてご紹介!

風邪を引いた後に鼻づまりやネバネバした鼻水が続いているという症状は経験したことはあるでしょうか。

「風邪は治ったのに鼻水が止まらない」「鼻が詰まっている」などの症状は一見風邪の症状と似ており見分けがつかないため、風邪が長引いていると誤解しがちになりますが、「蓄膿症」かもしれません。

蓄膿症は慢性副鼻腔炎とも呼ばれ、風邪とは治療方法が異なるため、早期の診断、早期の治療が望まれます。

今回は「蓄膿症(=慢性副鼻腔炎)」の症状、また東洋と西洋での捉え方や治療方法の違いを比較した上で、日頃から行える対策方法について説明します。

症状に身に覚えのある方や、実際に症状が出てしまっている方の参考になり、早期の治療で症状改善につながれば幸いです。

蓄膿症とは?

蓄膿症とは?

蓄膿症とは風邪などによる細菌やウイルスの感染によって副鼻腔に炎症が起き、膿が溜まってしまうことを言います。

文字通り「膿」が「蓄積」してしまうので蓄膿症と呼ばれますが、最近では「副鼻腔炎」の方が一般的になっています。

性別や年齢に差はなく、誰にでも起こりうる症状です。

風邪が治った後や花粉症のシーズンが終わっているのにも関わらず、鼻水が止まらなかったり、ネバネバとした黄色の鼻水が出てくることが蓄膿症の特徴です。

鼻の周囲には副鼻腔と呼ばれる空洞があり、上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、前頭洞(ぜんとうどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)の4組が存在します。

そのうちのどこかに炎症が起きている状態を副鼻腔炎と呼びます。

また副鼻腔炎には発症からが短い急性副鼻腔炎と、発症から3ヶ月以上経過している慢性副鼻腔炎があります。

蓄膿症と呼ばれるのは慢性化した副鼻腔炎になります。

蓄膿症の原因は細菌によると言われています。細菌感染して炎症が起こると、粘膜が腫れてきたり粘土の高い鼻水が出るようになります。

粘膜の腫れや粘土の高い鼻水によって副鼻腔の入り口がふさがってしまい、異物を排泄しにくくなり鼻水が膿が蓄積していきます。

こういった急性副鼻腔炎が続いてしまい、慢性化してしまうことが蓄膿症の原因と考えられています。

蓄膿症の症状

蓄膿症の症状

次に、蓄膿症の主な症状について細かく説明します。

○鼻水

蓄膿症で一番多く見られる症状が鼻水です。

黄色や緑色など色味がかった鼻水が特徴的で、粘性があるので鼻をかんでもスッキリしない状態が続きます。

同じく鼻水が出続ける症状で「アレルギー性鼻炎」がありますが、この場合はサラサラとした透明の鼻水が出ますので、ドロドロとした蓄膿症の鼻水と比較することで見分けることができます。

○鼻づまり

副鼻腔の粘膜が最近やウイルスによって炎症が起き腫れると、鼻腔と副鼻腔をつなぐ小さな穴(自然口)がふさがります。

すると副鼻腔から鼻腔へ鼻水を排出することが困難になるため、鼻づまりが起こります。

粘膜の一部が盛り上がって「鼻ポリープ」や「鼻茸(はなたけ)」と呼ばれるできものが形成される場合があります。

これらも鼻づまりの原因となります。鼻づまりが起こると、頭痛が起きたり就寝時のいびきや口呼吸につながります。

○後鼻漏(こうびろう)

鼻水の量が増加したり、粘度が高まることにより、鼻水が喉におりてくることがあります。その症状を後鼻漏と言います。

ネバネバしているため鼻をかんでも出にくく、口から出すか我慢して飲み込むしかありません。

そのせいで声がうまく出なかったり咳が続くこともあります。また鼻に不快感があり、匂いや口臭が気になるのもこの症状の特徴です。

○味覚・嗅覚の異常

鼻がつまっていることで嗅覚が鈍ってしまい、また味覚も障害がでてきます。

匂いを感じる嗅粘膜は鼻の奥の方の嗅裂という部位にあります。

粘膜が腫れているとにおいの粒子が奥まで到達できずに匂いを判別することが出来なくなります。

治療が遅れると改善しにくくなってしまう場合があります。

○眼や鼻周囲、頭痛などの痛み

副鼻腔内に膿が溜まることで圧迫感が生まれ、こめかみの辺りや額部分などに痛みや頭重感を伴うことがあります。

虫歯でもないのに歯が痛む場合もあります。

蓄膿症の改善方法

蓄膿症の改善方法

蓄膿症の症状を改善するには薬物療法をはじめ、吸引など多くの選択肢があるので方法別に解説します。

蓄膿症の改善方法①薬物療法

①抗生物質

蓄膿症の原因は何らかの細菌感染なので、原因となる細菌をやっつけてくれる抗生物質を服用します。

一般に多く処方されるのは「マクロライド系」と呼ばれる分類の抗生物質です。

この抗生物質を通常よりも少量で2〜3ヶ月服用するのが効果的になります。

菌を徹底的にやっつけるというよりは炎症している服鼻腔の働きを正常化させることが主な目的です。

抗生物質の服用にはいくつか注意点があります。

・薬疹(薬を服用したことによる湿疹、アレルギー反応)がでる可能性がある。

薬が体に合わないと薬疹という蕁麻疹のような湿疹の症状が出ることがあります。

少しだけ皮膚に赤みが帯びるような軽い症状から全身が真っ赤になり腫れて強い掻痒感を伴う重度の症状まで個人差がありますが、薬を服用したことによる反応であればその薬が体に合わない可能性があることを示しています。

・薬の飲みあわせが悪いものもある。

薬を複数飲んでいる方は組み合わせによっては効果が弱まって本来期待された効果を発揮できなかったり、逆に効果が強まってしまって期待されない作用(副作用)が出てしまう場合もあります。

・お腹が緩くなって下痢を起こしてしまうことがある。

抗生物質は細菌に対して効果を発揮する薬ですが、人間のお腹の中にある消化吸収を助けてくれる細菌まで減らしてしまう場合があるので、下痢の症状が出てしまうケースもあります。

皮膚に症状が出たり、持病で他に薬を飲む場合の飲みあわせが気になったり、お腹が緩くなってしまった方は自分勝手に薬を中止するのではなく、必ず医師や薬剤師に相談してみましょう。

②各症状に対しての薬

実際に出ている症状に対しての薬を服用します。

・鼻水や痰の排出を促す薬

鼻が詰まっていれば、鼻水の粘度を調節して出しやすくしてくれたり痰の切れを良くする薬を服用します。カルボシステイン(商品名:ムコダイン)、アンブロキソール(商品名:ムコソルバン)等がそれに当たります。

・鼻水を抑える薬

垂れてくる鼻水に対しては抗ヒスタミン薬という分類の薬を服用します。アレルギー症状に対して効果があり鼻水を抑えてくれますが、眠気が出る場合があります。

最近では研究が進み様々な抗ヒスタミン薬が発売されており、眠気の少ないものや1日1回の服用でいい薬もあるため薬の影響が気になる方は自身の生活スタイルに合うように医師に相談してみましょう。

このように実際に出ている症状を抑えるために薬を服用することを対症療法といいます。

蓄膿症では原因菌をつぶしてくれる抗生物質と症状に対しての薬の組み合わせで処方されるのが一般的です。

蓄膿症の改善方法②ネブライザー療法

ネブライザーとは、薬を噴霧して鼻の奥まで到達させる吸入器具の名称です。操作も簡単で、薬液を鼻の穴から噴霧すると鼻粘膜から吸収され早く効果を得ることが出来ます。

また局所的に作用させることが出来、全身への作用を避けられるため副作用も少ないのが特徴的です。

内服薬に加えて、点鼻薬もセットで出ている処方もよく目にします。

蓄膿症の改善方法③鼻吸引

副鼻腔内に鼻水が詰まっている場合に、装置によって吸入して物理的に取り除く方法です。

症状が重い方向けで、まだ自分で鼻をかむことが出来ない小児や乳幼児に多く施される印象です。

蓄膿症の改善方法④手術療法

症状が慢性化し、鼻ポリープや鼻茸ができてしまった場合には手術による治療を検討します。

一昔前までは蓄膿症の手術は痛いというイメージが持たれていました。

歯茎を切って鼻腔に溜まった膿を取り除くという方法が一般的で、痛みを伴いかつ、頰の腫れやしびれなどの術後後遺症が問題となっていました。

しかし最近では内視鏡でも処置が可能になり大幅な時間短縮と、出血や痛みの軽減ができるようになりました。

術後も早期に退院できるようになり、以前よりも手術に対する抵抗が減ってきています。

自分でできる蓄膿症対策方法

自分でできる蓄膿症対策方法

自身でできそうな蓄膿症の対策について説明します。

①症状の確認をする

風邪なのか蓄膿症なのか判断できない場合、以下の症状があったら蓄膿症かもしれないのでご自身でチェックしてみてください。

  • 鼻水や鼻づまりがずっと続いている
  • 鼻水が臭う
  • 粘度の高い鼻水が出る
  • 匂いがわからない
  • 頰の部分が痛む
  • 目の奥が痛む
  • 額、眉間部分が痛む

風邪と蓄膿症では症状が類似しているため区別が難しい場合がありますが、鼻水の性質や痛む部位は異なってきます。

当てはまる症状があれば早めに受診をお勧めします。

②市販薬で対応

市販でも蓄膿症の薬はいくつか販売されていますので、紹介します。

・チクナイン

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漢方薬の辛夷清肺湯が含まれており、服鼻腔の炎症を抑えながら「膿」の排出を促します。

錠剤と顆粒の2タイプがあり、錠剤が苦手なお子様も服用が可能です。

・ツムラ漢方葛根湯加川きゅう辛夷エキス顆粒

 

漢方成分の葛根湯加川きゅう辛夷の成分で葛根湯をベースにして鼻づまりを改善していく漢方薬になります。

医療用と同じ成分で構成されており十分な効果が期待できます。

東洋医学からみた、蓄膿症の原因

東洋医学の観点から原因について説明します。

東洋医学では西洋医学と異なり、症状に対しての治療ではなく「体質改善」を目的とし、偏っている体のバランスを整えることで症状を改善していくという考え方のもと治療が行われます。

体のどこかに「炎症」が起きている場合、東洋医学では「熱が過剰にこもっている」と解釈します。

漢方薬を服用し熱を体内に分散させ、体の免疫力を正常化させて自身の抵抗力にて症状を改善していく方法がとられます。

東洋医学から見た蓄膿症の改善方法

東洋医学から見た蓄膿症の改善方法

東洋医学においては漢方薬の服用で体質改善をしていきます。

蓄膿症(副鼻腔炎)の症状で治療によく用いられる漢方薬について紹介します。

○辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

粘度の高い鼻水や痰、後鼻漏の症状に対して効果を発揮します。

鼻づまりにも効果があり、粘度を下げてくれて膿を出しやすくしてくれます。

○葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

鼻づまりや鼻閉、後鼻漏が慢性化した時に有効です。

風邪の時によく使用される「葛根湯」に、血行をよくして充血等を改善してくれる働きの「川芎」と肺を温めて鼻腔を通じて悪寒や頭痛や鼻づまりを改善してくれる「辛夷」という生薬が加わった漢方薬です。

○荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

炎症の原因と考えられている体内に溜まった余分な「熱」を追い出し鼻の通りを改善します。

首から上の炎症に対して効果があるため、鼻づまり以外にも扁桃炎やにきびにも効果があります。

漢方薬は西洋医学の治療法とは異なり、原因に直接作用するわけではありません。

そのため、薬を服用してから効果が出るまで時間がかかると思われがちですが、その時の症状に適している漢方薬を選ぶことが出来れば即効性があると言われています。

また漢方薬が効きやすい体質の方には早めに効果が出る傾向にあります。

最近では抗生物質と症状に対しての薬に合わせて漢方薬も同時に処方する医師も多く、西洋東洋問わずに治療が行われている印象を受けます。

蓄膿症についてまとめ

鼻が詰まる・・・それは蓄膿症かも!?蓄膿症の治し方についてご紹介!

蓄膿症は風邪と似た症状のため、自分自身では判断が難しい症状です。

しかし中には蓄膿症に特徴的な症状もあるため、自覚症状として当てはまるものがあれば受診や市販薬を購入するなど早めの対応が必要です。

治療法も選択肢が多いため自分にあった方法があると思うので、気になる症状がある方は早めに相談などしてみることをお勧めします。

【鼻水・鼻づまりを解消する方法】鼻水・鼻づまりに効くツボも知ろう!

春が近づいてくると気温が暖かくなりうれしいですが、花粉症の方は鼻水が止まらなくなり、つらい季節でもあります。

鼻水は鼻の中に付いた花粉を取り除くために出されますが、鼻水が止まらなければ、仕事や家事が集中して行えません。

そのため、花粉症の方にとっては、鼻水を止める方法は春の悩みの一つです。

鼻水を止める方法はいくつかありますが、どの方法を選べばいいか迷ってしまいます。

今回は、簡単に行える鼻水を止める方法であるツボ押しや、鼻づまりを解消するアロマケアについて紹介します。

【鼻水を止める】鼻水・鼻づまりが起こる原因とメカニズム

【鼻水を止める】鼻水・鼻づまりが起こる原因とメカニズム
鼻水・鼻づまりが起きる原因は多くありますが、多くの方が思い浮かべるのは、花粉症です。
春になるとスギ花粉がたくさん飛び、鼻の中に入ってしまいます。

すると、鼻の中にある細胞に花粉が付き、「サイトカイン」というたんぱく質を放出します。
この「サイトカイン」が血管や神経を刺激することにより、花粉症の症状である鼻水や鼻づまり、くしゃみが出るようになります。

鼻水は、血管が刺激され広がることにより、サラサラとした無色の止めることが難しい鼻水が出るようになります。

季節の変化や免疫力が下がることにより起こる、風邪も鼻水・鼻づまりの原因になります。

風邪はウイルスにより引き起こされますが、このウイルスを身体の外に出すために、鼻水が大量に出るのです。

しかし、鼻の中の粘膜が腫れてしまい、鼻水を鼻からうまく出せずに溜まってしまうと、蓄膿症になってしまいます。

蓄膿症は、ひどい鼻づまりを起こし、ドロッとした黄色い鼻水を出るのが特徴です。
風邪をひいたときにも黄色い鼻水が出ますが、これはウイルスが含まれているからです。

【鼻水を止める】鼻水や鼻づまりにはツボ押しが効果的

【鼻水を止める】鼻水や鼻づまりにはツボ押しが効果的
ツボ押しは、3000年以上前から中国で行われていた古代中国医学です。

東洋医学は医学的根拠が低いとされていましたが、最近ではツボ押しの根拠を説明している論文も発表されています。

ツボ押しのいいところは、道具を使用せず気軽にできて即効性があることです。

そのため仕事や家事の合間、外出先などで手軽に鼻水を止める方法としておすすめです。

【鼻水を止める】ツボを押すときの強さや注意点

ツボ押しのコツは、身体の中心に向かって押すイメージですることです。

押す方向が間違っていると効果が現れにくくなってしまいますから、以下のような注意点を守りながら行うようにしてください。

【鼻水を止める】ツボを押す時の4つの注意点

  • ツボを刺激する前に原因物質を取り除いておく

ツボを刺激する前に、原因物質をしっかりと取り除いてからしましょう。
外出先から帰宅した際には、手洗いやうがいはもちろん、衣服や髪に付着した花粉などをしっかりと払い落すことが大切です。

  • ツボを刺激する時は強めに押す

部位にもよりますが、押す時は強めに、体の中心部に向け圧力をかける感じでする。

  • ツボを刺激する時は5秒間押したら5秒間離す

時間にゆとりがある場合は、上記の方法で一度に5セットするといいでしょう。

  • ツボを刺激する時は体やツボ周辺を温める

入浴後など体や、ツボ周辺が温まった状態ですると血行が巡りより効果的です。

【鼻水を止める】鼻水・鼻づまりを止めるツボを7種類知ろう!

【鼻水を止める】鼻水・鼻づまりを止めるツボを7種類知ろう!

【鼻水を止める】印堂(いんどう)鼻水や目の疲労の解消にもいいツボ

鼻水を止めるだけではなく、目の疲労も解消してくれるツボです。

左右の眉毛の真ん中に圧痛点があります。

中指を「印堂」に当て、頭の中心に向かって押してください。

この時に、指を滑らせて目を傷つけないように注意しましょう。

【鼻水を止める】通天(つうてん)鼻水や頭痛の解消にもいいツボ

【鼻水を止める】通天(つうてん)鼻水や頭痛の解消にもいいツボ

頭にあるツボで、「印堂」と同様に鼻水を止めるだけでなく、頭痛を解消してくれます。

頭の頂点から左右とともに指の平2本分離れた位置に圧痛点があります。

左右のツボに中指を当て、頭の中心に向かって押します。

【鼻水を止める】迎香(げいこう)即効性を求めるならここ!鼻づまりにいいツボ

【鼻水を止める】迎香(げいこう)即効性を求めるならここ!鼻づまりにいいツボ
すぐに鼻づまりを止めたいときは「迎香」というツボを押すのがおすすめです。
小鼻のわきにある少しへこんでいる場所が迎香のツボです。

ここを指先でくるくるとマッサージをするように押します。

あまり力を入れすぎないようにするのがポイントです。次第に鼻がすっきりしてきますので、そうなるまで続けましょう。

  • 上迎香(じょうげいこう)

迎香のやや上にある鼻の付け根の両側のツボで、鼻づまりに有効なため別名「鼻通」とも言います。強めに押すと効果的です。

  • 合谷(ごうこく)

鼻水・鼻づまりをはじめ、首から上の様々な不快症状に有効なツボで、親指と人差し指の骨の付け根(V字)の部分にあります。

もう片方の親指と人差し指で挟み、強すぎず弱すぎない適度な力で揉みほぐすといいでしょう。

  • 大椎(だいつい)

鼻水などの緩和に有効なツボです。第七頸椎と第一胸椎の棘突起の間にあり、少し押しにくい場所にあるツボですが、横になった姿勢で行うといいでしょう。

  • 手三里・足三里(てさんり・あしさんり)

ひじやすねを曲げるとしわができますが、そのしわの端から少しだけ下(指三本分ほど)にあるのが手三里です。

同じく足三里も、すねの縁の少し外側にあります。この二つの三里をセットで押すと、花粉症などによる鼻の不快症状により効果を発揮します。

【鼻水を止める】ツボ以外の鼻水・鼻づまりを止める方法

【鼻水を止める】ツボ以外の鼻水・鼻づまりを止める方法
ツボを刺激する他にも、鼻水・鼻づまりを止める方法はたくさんあります。
自分に合った方法を見つけ、毎日コツコツ続けていきましょう。

【鼻水を止める】鼻を温めて鼻水の通り道を広げる

鼻づまりを止める方法として、昔からいわれているのは鼻を「温める」ことです。

鼻を温めることで鼻の中の血流がよくなり、通り道が広がります。

  • 蒸しタオルで温める方法

おすすめは、蒸しタオルを鼻の上に置く方法です。水で濡らしたタオルをしっかりとしぼり、電子レンジで30秒ほど温めるだけです。

この蒸しタオルを寝る前や、作業前に鼻の上に乗せることにより鼻づまりを解消できます。

  • マスクを着用して温める方法

日頃からしっかりと加湿することも大切になりますので、症状があらわれている時、または日頃から過敏な人は、予防としてマスクの着用を心掛けましょう。

【鼻水を止める】アロマを焚いて鼻づまりを止める

【鼻水を止める】アロマを焚いて鼻づまりを止める

アロマは嗅覚を利用して鼻づまりを止められます。

使用する香りは、「ユーカリ」か「ペパーミント」がおすすめで、自宅にアロマディフューザーがある方は、どちらかのアロマオイルを使用してみてください。

アロマディフューザーが無くても、簡単にアロマケアができる方法もあります。

  • 簡単なアロマケアの方法

マグカップにお湯を入れて、この中にアロマを入れます。
すると、マグカップの中からアロマの香りがしてきます。

大きめのバケツに45°~50°のお湯を入れ、この中にアロマを入れて足湯をすることもおすすめです。

鼻づまりの解消に加えて、リラックス効果や冷え性対策にもなります。

【鼻水を止める】鼻うがいで鼻水の原因となる物質を洗い流す

鼻うがいは痛くて苦しそう、と思う人も多いかもしれませんが、鼻炎を持つ人の中には定期的に鼻うがいをしている人が少なくありません。

正しいやり方で行えば痛みも不快感もありませんし、鼻の中に侵入した原因物質を有効に外へ排出するのに有効な方法ですので是非試してみてください。

  • 鼻うがいの方法

用意するもの

必須
コップ
ぬるま湯または、番茶
1

コップにぬるま湯と塩を入れて溶かす

コップ一杯(180ml)のぬるま湯(沸騰させた湯冷まし)もしくは番茶に、塩を小さじ1/2杯入れてよく溶かす。

2

片鼻からゆっくり吸い込み口から出す

コップに直接鼻をつけ、片鼻ずつゆっくり吸い込み、口から出します。
※吸い込んだぬるま湯を口から出す際に、「あー、えー」などと発声しながらするとスムーズです。やり過ぎると粘膜を傷つけることがありますので、1日2回までにしておきましょう。

【鼻水を止める】頭を上下に動かして鼻水を止める

深く息を吸った後、ゆっくりと吐きます。次に鼻をつまんで頭を上下にゆっくりと動かしましょう。

鼻詰まりの原因にもよりますが、この方法で鼻づまりが止まることはあります。

【鼻水を止める】舌で上あごを押して鼻の通りをよくする

上あごの奥の柔らかい部分を舌で押しながら、親指を眉間に30秒ほど当て、少し強めに圧をかけます。

この動作により、鼻の通り道にある鋤骨が傾き、通りがよくなります。

【鼻水を止める】耳鼻科医考案のペットボトルを使った解消法

耳鼻科医が考案した方法で、詰まっている鼻の反対側の脇下に、ペットボトル(500ml)を挟みます。

詰まった鼻が上側になるように横になり、様子を見ましょう。

脇を圧迫することで交感神経を刺激し、鼻の血管を収縮させることで一時的に鼻の通りをよくします。

【鼻水を止める】換気や掃除をこまめにしてアレルゲンを取り除く

除をこまめにしてアレルゲンを取り除く

いくら高価な薬を服薬したり有効なツボを押しても、周囲にアレルゲンが溢れていると効果は半減です。

特に花粉症やハウスダストには換気と掃除が欠かせません。

日頃から掃除を心掛けましょう。
掃除機掛けや掃き掃除より、拭き掃除がおすすめです。

また、掃除の際に花粉の部屋への侵入を避けたい場合は、空気清浄器の花粉除去モードなどを利用するといいでしょう。

【鼻水を止める】腸内環境を整える食べ物を摂取する

【鼻水を止める】腸内環境を整える食べ物を摂取する

鼻炎による鼻水・鼻づまりに悩む人は、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を摂るといいでしょう。

これらの食品には乳酸菌などの善玉菌が豊富に含まれており、腸内の悪玉菌を減らし、人体にとって不必要な物質を体外へ排除してくれる働きがあります。

また、甜茶などのポリフェノールが多く含まれたお茶には、殺菌作用と共に、鼻炎の発症物質であるヒスタミンの過剰分泌を抑える作用があると言われています。

即効性は弱いかもしれませんが、免疫力アップ、アレルギー体質の改善のために、日頃から良質な食品を摂取する事はとても重要です。

鼻水・鼻づまりを止める方法を見つけよう!

今回は、簡単に行える鼻水を止める方法であるツボ押しや、鼻づまりを解消するアロマケアについて紹介しました。

鼻水・鼻づまりなどのつらい症状は、食生活や適度な運動など、日々の心掛け一つで軽減されることが多いです。

また、手軽に行え即効性のある改善方法も多くあります。

自分に合った方法をコツコツと続ける事で、快適な毎日を過ごしましょう。

【新発売】ちょう明茶を使用した『三年番茶あめ』のお知らせ

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こちらの商品は、腸内フローラを整えるお茶として皆様にご愛飲いただいております “ちょう明茶”を使用しております。

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【五月病になりやすい人の特徴】やる気の低下は五月病が原因かも!?

五月病は、新年度から1ヵ月ほどが経過した、5月のゴールデンウィーク明け頃に症状が現れます。

医学的にいうと、五月病という病名はなく適応障害やうつ病に該当することが多いですが、五月に多いことからそう呼ばれています。

五月病が重度な場合には、出勤拒否や登校拒否に陥ってしまうケースもあるため、軽視することはできない病です。

そこで今回は、五月病になりやすい人の特徴や、五月病の症状や、五月病を改善する方法についてご紹介します。

【五月病の症状】五月病の症状が当てはまるか確認しよう!

【五月病の症状】五月病の症状が当てはまるか確認しよう!
五月病の症状は人により様々ですが、どのような症状が出るかを知ることにより、五月病への対策をいち早く取ることが可能です。

また、これから紹介する症状に当てはまる方は、五月病になっている可能性がありますので、メンタルクリニックへの受診をおすすめします。

  • 朝起きられない
  • 夜眠れない
  • 食欲が低下している
  • 学校や会社に近づくと、体調不良になる
  • イライラすることが多い
  • 友人や仲間との交流が億劫である
  • 仕事でミスが増え、効率が悪くなる

五月病の症状が軽度の場合は、身体や精神的なストレスを感じながらも出勤や登校できます。

しかし、五月病の症状が重度の場合は、精神的ストレスが身体へ大きく影響するようになり、起きれず出勤や登校ができなくなったり、他者との交流が途絶えたりします。

そして、うつ病へ移行し、退職や退学へつながってしまいます。

【五月病の改善】五月病から抜け出すための3つの改善方法

【五月病の改善】五月病から抜け出すための3つの改善方法
五月病になってしまった場合の、改善方法を紹介します。

無理に対策をすると、ストレスを感じ五月病の症状が悪化します。

無理をしない方法を紹介しますので、参考にしてください。

【五月病の改善】適度な運動をする(ウォーキング・水泳などの有酸素運動)

五月病には、ウォーキングや水泳などの有酸素運動が効果的です。

外の空気を味わいながら有酸素運動をすることにより、リフレッシュ効果があります。

15分だけでも行うと効果的なので休日だけではなく、ちょっとした休憩時間にもできるためおすすめです。

【五月病の改善】他人に相談する(一人で悩みを抱え込まない)

【五月病の改善】他人に相談する(一人で悩みを抱え込まない)

家族や同期、友人などに悩みを相談すると気持ちが楽になります。

五月病になったことがある方は、気持ちを理解してもらえますし一人で抱え込まないようにしましょう。

【五月病の改善】好きな趣味を楽しむ(自分の時間を作りストレスを解消)

【五月病の改善】好きな趣味を楽しむ(自分の時間を作りストレスを解消)

自分の好きな趣味を楽しんでストレスを解消しましょう。趣味に集中することにより悩んでいることを忘れ、五月病が改善されます。

【五月病の特徴】五月病になりやす人の特徴

【五月病の特徴】五月病になりやす人の特徴
五月病は、新年度の新しい環境に適応しようとしてがんばった結果、身体的・精神的につかれることから陥ります。

環境が変化すると、セロトニンという幸福感に関係するホルモンの分泌が減少し憂うつな気分になってしまいます。

さらに、大型連休で生活リズムが崩れることによっても、セロトニンの分泌は減少し五月病につながります。

五月病になりやすい人の特徴として、以下があげられます。

  • 責任感が強い
  • 完璧主義
  • 几帳面
  • 感情を表に出しにくい
  • 真面目

疲労やストレスをうまく発散できない人は、五月病になりやすいといわれており注意が必要です。

五月病は、なった後の対策よりも予防対策をしっかりとすることが大切です。

【五月病の特徴】休息を取る(心も体も休める時間を作る)

ダラダラと残業をしたり、休みの日に無理をして仕事をしたりするのは控えましょう。

疲労が溜まった状態では、効率も下がりいいことがありません。

身体を動かしたり、好きな趣味活動を楽しんだりすることで、五月病の予防になります。
心の休息をとることも大切です。

【五月病の特徴】規則正しい生活(大型連休の過ごし方を考える)

【五月病の特徴】規則正しい生活(大型連休の過ごし方を考える)
先ほども説明しましたが、大型連休だからといって、不規則な生活をしていると、五月病のリスクが高まります。

休日を楽しむことは重要ですが、規則正しい生活を送ることも、心がけましょう。

五月病のリスクはみんな持っている!

五月病のリスクはみんな持っている!
そこで今回は、五月病になりやすい人の特徴や、五月病の症状や、五月病を改善する方法についてご紹介しました。

五月病になる人は、新入社員・生徒だけではありません。ストレスを抱えやすい現代では、すべての人が五月病になるリスクがあります。

  • 適度な運動をする
  • 悩みを一人で抱えない
  • 自分の時間を確保する

以上のことを心がけて、日頃から身体や心のケアをしましょう。

そして、ストレスの影響が出やすい5月を乗り切り、新生活を楽しんでください。

【夏が来る前に準備を】お子さんを守る熱中症対策グッズを紹介!

熱中症は、頭痛や意識障害、命の危険に繋がる恐ろしいものです。
ここ数年の猛暑で、熱中症患者は増加傾向にあり、2018年の5月から9月にかけて、熱中症で搬送された人は95,137人にものぼります。

熱中症患者が増えるのは、以下の様な時期です。

  • 真夏など気温が高い季節
  • 梅雨
  • 梅雨明け

なぜこのような時期に熱中症患者が増えるのでしょうか。
それには3つの原因があります。

真夏・梅雨・梅雨明けに熱中症になりやすい原因は?

熱中症になりやすい原因①体内に熱がこもるため

1つ目の原因は、人間の身体には汗をかき、それを蒸発させて外に熱を逃がすことで体温を36度程度に調節する機能があります。

しかし、暑すぎる気温によって、体温調整が追い付かなくなると体内に熱がこもるため熱中症になります。
熱っぽく、吐き気や頭痛・倦怠感が出てきた場合は、すぐにでも対処する必要があります。

熱中症になりやすい原因②湿度が高い時期は汗が蒸発しにくくなるため

2つ目の原因は、梅雨などの湿度が高い時期は、暑さを感じて汗をかいても、蒸発しにくくなるためです。
すると、身体の熱を外に逃がせなくなり、熱中症になります。

熱中症になりやすい原因③急な暑さによって体温調整が追い付かないため

3つ目の原因は、暑さに身体が慣れ、体温調整に適切な量の発汗ができるようになるには、約3~4日かかるります。
しかし、梅雨明けなど、急な気温上昇が起こると体温調整が追い付かなくなるため熱中症に陥ります。

ポイント

身体が暑さに慣れるまでは、エアコンの適切な利用や服装の調節など、いつも以上に熱中症対策をしっかりする必要があります。

このように、本格的な暑さを向かえる前から、熱中症の危険は増しますので、対策を打たなくてはいけません。
それには、服装や熱中症対策グッズなどの準備が不可欠です。

子供は熱中症になりやすい!?その理由は?

子供は大人に比べて熱中症になりやすく、そのダメージも大きいです。
2018年には、14,159人もの子供が熱中症で緊急搬送されました。

子供が熱中症になりやすい原因は主に3つあります。

子供が熱中症になりやすい原因①体温調節機能が未熟である

子供は成人に比べ、汗をかいて体温調節をする汗腺の機能が未熟です。
その為、汗をかいて体温調節をすることができず、身体に熱がこもり、熱中症になります。

ふらつきや、赤ら顔などの症状が表れたら、素早く涼しい場所へ移動して身体を冷やし、水分補給を行いましょう。

子供が熱中症になりやすい原因②自分で熱中症対策ができない

幼児の場合、暑さを感じても、自分で服を脱いで温度調整をしたり、水分や塩分を補給したりすることができません。
その為、適切な予防が行えず、熱中症を発症します。

子供が熱中症になりやすい原因③照り返しの影響を受けやすい

子供は身長が低く大人に比べて地面との距離が近くなります。
その為、地面からの照り返しの影響を受けやすく、熱中症のダメージを強く受けます。

このような理由から、子供の熱中症が多くなっています。
子供の熱中症対策は必須と言えるでしょう。

外出時必須!子供に使える熱中症対策グッズ

子供は自分で熱中症対策ができないので、子供が熱中症にならないように保護者が気を付けなければいけません。
子供でも利用できる熱中症対策グッズをご紹介します。お子さんにしっかりと対策してあげてくださいね。

  • 持ち運び式扇風機

子供でも持てるサイズの小さい扇風機は、持ち運びに便利で手軽に取り入れられます。
現在はヘッドフォンの様な形で首から下げられるものや、ミストが出るものもあり、子供も楽しみながら熱中症対策ができます。

  • 冷却タオル

水に濡らして絞るだけで、何度でも冷たくなるスポーツタオルは、水があればどこでも使用でき、野外で活動する時におすすめの熱中症対策グッズです。
熱中症を予防するには、この冷却タオルを使って、首などの太い血管を冷やすと効果的です。

  • 塩アメやタブレット

汗をかくと身体の塩分が失われますので、塩分の補給も熱中症予防には必要です。
塩アメや塩タブレットは、おやつ感覚で塩分を補給できるので子供にも抵抗なく取り入れることができます。

  • 瞬間冷却剤

瞬間冷却材は、液体の入った袋を強く叩くと、中の液が化学反応を起こして、一瞬で凍る熱中症対策グッズです。
家から保冷材を持って出たとしても、数時間で溶けますが、瞬間冷却材であれば必要な時に凍らせることができて便利です。

  • 冷感スプレー

衣類や肌にスプレーを噴射すると、メンソールなどの冷感を感じる成分により、涼しく感じることができる冷感スプレーもおすすめです。
持ち運びに便利な小さいサイズの商品もありますので、子供と出掛ける時に持ち歩きたいグッズです。

このような様々な熱中症対策グッズが発売されています。
上手に使って、熱中症の危険がある季節を乗り越えていきましょう。

子供の熱中症対策ポイント

熱中症対策グッズだけでなく、普段の対策も必要です。以下の様な事に気を付けましょう。

子供の熱中症対策ポイント①水分補給の習慣をつける

普段から、のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をすることを心がけ、習慣づけるようにしましょう。
汗によって水分だけでなく、塩分も失われるので、スポーツドリンクがおすすめです。

子供の熱中症対策ポイント②帽子をかぶり、風通しがよく白い服を着せる

直射日光に当たらないよう帽子を被り、通気性が良く、熱をため込まない白い服を着るだけで、熱中症対策になります。
また、気温によって、自ら服を脱ぎ着できるように教育することも大切です。

子供の熱中症対策ポイント③日陰での行動を意識する

日向での活動は、直射日光に当たり体力を消耗するだけでなく、地面からの照り返しも加わって、熱中症になりやすい状態になります。
極力日陰での行動を意識しましょう。日傘を利用し、日陰を作ることも有効です。

最後に【熱中症になる前に親ができること】

本格的な夏を向かえる前から、熱中症対策は必須です。
子供は熱中症になりやすいだけでなく、自分で予防をすることが難しいので、親がしっかりと予防をしないといけません。

その為に、熱中症対策グッズを上手に使ったり、普段の生活を見直したりして、恐ろしい熱中症の症状を回避しましょう。

季節の変わり目に疲労がたまる?季節の変わり目は寒暖差に負けない体調が大切!

季節の変わり目になると風邪や頭痛、胃痛やストレスを感じ体調を崩しやすくなることはありませんか?

季節の変わり目は朝と晩、日中での寒暖差が激しいため、体はその気温の変化に対応しようと自律神経の働きによって体温調節をしています、

しかし、体温調節をするとエネルギーを消耗するので、季節の変わり目のように寒暖差が激しいこの時期は自律神経のバランスが乱れて疲労が溜まりやすく、体調を崩しやすくなります。

今回は、季節の変わり目の寒暖差に負けない体調管理について紹介します。

季節の変わり目はいつ頃?寒暖差〇度以上は体調不良に注意!

季節の変わり目はいつ頃?寒暖差〇度以上は体調不良に注意

人は、朝晩や日中の寒暖差が5度以上になると疲労が溜まりやすく、体調不良を起こしやすくなります。

では、寒暖差が激しくなる季節の変わり目は、だいたい何月~何月なのでしょうか?

【一年間のおおよその季節の変わり目の時期】

  • 冬~春(3月中旬頃)
  • 春~夏(5月頃)
  • 夏~秋(8月下旬頃)
  • 秋~冬(11月から12月の間)

実際に2018年の季節の変わり目の平均気温差と一週間以内での気温差を見てみましょう。
【2018年・東京平均気温】

時期 昼夜の
気温差
1週間以内の
気温差
冬⇒春(3月中旬頃) 平均11度 6.5度
春⇒夏(5月中旬頃) 平均7度 6.5度
夏⇒秋(8月下旬頃) 平均7度 5度
秋⇒冬(11月~12月頃) 平均7.6度 8.5度

1週間以内の気温差:1週間の内で気温の最も高い日から最も低い日の気温差

上の表を見ると2018年の寒暖差は、昼夜で平均7~11度、1週間の内では5~8.5度にもなることが分かります。

この時期に対策を取らないで過ごすとどんどん疲労が溜まるので体調不良が起きやすくなります。

ではなぜ、季節の変わり目に自律神経が乱れて、疲労を感じるのかについて詳しくご説明します。

季節の変わり目に自律神経が乱れる原因は「1日の寒暖差」

季節の変わり目に自律神経が乱れる原因は「1日の寒暖差」
「自律神経」とは、身体を活動的にさせる交感神経と、リラックス状態にさせる副交感神経から成り、これら2つの神経がバランスを保ちながら、身体全体の働きを司っています。

人は暑い時に汗をかくなど、気温に合わせて体温調整をする機能が備わっており、自律神経はこの体温調整の働きを担う重要な役割を持ちます。

この自律神経が正常に働くためには一定以上のエネルギーが必要となりますが、寒暖差が激しいほど体温調整するためにエネルギーの消費も激しくなります。

エネルギー消費量が増えれば当然体は疲れてしまい、体調不良を起こしてしまいます。

季節の変わり目は寒暖差が激しく、エネルギー消費量が増えてしまうため、寒暖差によって疲労が蓄積した状態になり、身体が体調不良を訴えてしまうのです。

上記の理由から一年のうち、特に季節の変わり目である冬から春、夏から秋にかけては寒暖差が大きいため体調を崩す人が増えます。

実際に季節の変わり目に、起こりやすい体調不良を見てみましょう。

季節の変わり目に起こりやすい体調不良の症状は?

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季節の変わり目に起こりやすい体調不良は様々です。

以下の症状がみられる場合は寒暖差によって疲労を感じている可能性があります。
自分の症状に当てはまるのもがあるか、確認してみましょう。

季節の変わり目による体調不良の症状を確認しよう!

  • ぼーっとする・やる気が出ない
  • 疲れが取れない
  • 食欲がない
  • 一日中眠い
  • 寝つきが悪い
  • 疲れやすい、だるい
  • 吐き気
  • 頭痛
  • 肌荒れ
  • 肩こり
  • 冷え性
  • 胃腸の痛みがある

あなたは何個あてはまりましたか?

これらの症状がみられる人は、自律神経が乱れ寒暖差疲労が溜まっているかもしれません。

たくさん当てはまったという人は、今すぐ改善策を試してみましょう。

季節の変わり目に起こる体調不良は「睡眠」と「温活」が大切

季節の変わり目に起こる体調不良は「睡眠」と「温活」が大切
冬から春へと変わる時期は、暖かい日が訪れたかと思いきや、真冬のように寒い日もあります。

特にこの時期は日頃から体調管理を怠らず1日1日気温差についていける体作りが必要です。
この時期の対策をご紹介します。

【季節の変わり目】睡眠をとって寒暖差に負けない体力をつける

冬は春よりも夜明けが遅いため暗い中で眠れますが、春は夜明けが早くなるので明るさで目が覚めやすくなります。

春は冬よりも30分ほど早く就寝することを心がけて体力回復に努めましょう。

【季節の変わり目】アイマスクやカイロなどを使い身体を温める

【季節の変わり目】アイマスクやカイロなどを使い身体を温める
日によって寒暖差が激しいので肌寒い時はカイロを使って身体を暖めたり、アイマスクを使って血流を促すことでリラックス効果も期待できます。

夏から秋にかけては、朝晩の気温の差が大きく、朝晩はひんやりして肌寒いですが、日中は半袖一枚で良いくらいに暑くなったりします。

そして夏場は、クーラーや冷たい食べ物を食べることによって体の中が冷えていることが多いので、夏場の内に冷えた体を秋に持ち込まないようにする対策が必要です。

特に体調管理が難しい時期でもあるので、しっかり対策をしましょう。
夏から秋にかけての体調不良の対策をご紹介します。

【季節の変わり目】あたたかいお風呂につかって体の中を温める

【季節の変わり目】あたたかいお風呂につかって体の中を温める
夏場はシャワーに頼りがちですが、シャワーだけですと体の芯から温まっていないので風邪を引きやすくなります。

夏場はクーラーなどで内臓が冷えています。
なるべく湯船につかる習慣をつけ、体の内側から温まるようにしましょう。

【季節の変わり目】内臓を冷やす食べ物を控えて温かい食べ物を食べる

【季節の変わり目】内臓を冷やす食べ物を控えて温かい食べ物を食べる
アイスクリームなどの冷たい物は内臓や身体全体を冷やしてしまいます。

暑い時も冷たい飲み物や冷たい食べ物はなるべく控え、暖かい物を摂るようにしましょう。
夏から秋は特に身体を冷やさないようにすることが大切です。

【季節の変わり目】季節の旬の食べ物で疲労を回復しよう!

【季節の変わり目】季節の旬の食べ物で疲労を回復しよう!
季節の変わり目に溜まった疲労を回復するにあたって、バランスの良い食事を心がけることは特に大切ですが、食事管理は調理、費用、バランス、好き嫌いの面から難しいと感じる人も多いと思います。

食べ物を選ぶ時は「旬のもの」を意識して選ぶことをおすすめします。

食べ物には「旬」があり、それぞれの季節にたくさん収穫できる物のことを「旬の食べ物」と呼びます。

旬の時期にとれる食材が最もおいしく、安価で栄養価が高いです。

【季節の変わり目】冬~春にかけて栄養価が高い旬の食材

鰆、サヨリ、山菜、ごぼう、キャベツ、あさり、筍など、天ぷらや炊き込みご飯などがおすすめです。

【季節の変わり目】夏~秋にかけて栄養価が高い旬の食材

きのこやかぼちゃ、鮭など、パスタや南瓜サラダなどにしてもおいしく食べられます。

他にも秋には梨やブドウなどの果物も旬を迎えますが、果物は体を冷やしてしまうので食べ過ぎないようにしましょう。

また、身体を冷やさないという面からも体を温める作用のある根菜類を食べる、食事の際に温かい汁物や飲み物をプラスするとより疲労の回復に効果的です。

季節の変わり目は睡眠、運動、食事を心がげましょう!

季節の変わり目は睡眠、運動、食事を心がげましょう!
今回は、季節の変わり目の寒暖差に負けない体調管理について紹介しました。

これまでに挙げたような疲労を溜め込まない方法は効果的ですが、やはり普段から体調不良にならないように生活を整えておくことが一番です。

具体的な方法としては、

  • しっかりと休養、睡眠時間を確保する
  • 軽めの運動習慣をつける
  • バランスの良い食事を心がける

といった【睡眠】【運動】【食事】と健康の基礎とされる項目を見直すことが大切です。

季節の変わり目は特に気温の変化が激しく、朝夕は寒く、日中は暑いという日も多くあります。

日中暑いからと言って薄着で過ごす人も多いですが、寒暖差疲労によって体調を崩しやすくなりますので、肌寒いときには薄手のパーカーを一枚羽織るなどして体温調整をするように心がけましょう。